アビラ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
最初はトレドからセゴビアへ移動する中継地点として<br />アヴィラに滞在することを決めたのだったが<br />調べていくうちに,そこは中世からの城壁に囲まれた街であり<br />ロマネスクの聖堂があることなどがわかってきた。<br /><br />中世の面影が今なお色濃く残っている城壁の内側に滞在する<br />ということ、そして中世の館を改装し、ホテルとなったパラドール<br />に宿泊することによって、外界と館の雰囲気とが一体化された<br />ような空気感を味わえたことは幸運なことだった。<br /><br />(Avila: ローマ帝国の植民地アベラが町の起源とされるが、<br />714年にはイスラム教徒の占領下におかれる。<br />1085年、カスティーリャ=レオン王アルフォンソ6世によって<br />町は奪還される。後、アルフォンソ6世の娘婿ラモン・デ・<br />ボルゴーニャの命によって市街地を取り囲む城壁が建設<br />された。ウィキより)<br /><br />

マドリッドの周辺にちらばる城塞都市を回った。3.アヴィラ、城壁

50いいね!

2019/10/09 - 2019/10/17

8位(同エリア89件中)

旅行記グループ 2019年、秋、マドリッドから

0

62

mistral

mistralさん

最初はトレドからセゴビアへ移動する中継地点として
アヴィラに滞在することを決めたのだったが
調べていくうちに,そこは中世からの城壁に囲まれた街であり
ロマネスクの聖堂があることなどがわかってきた。

中世の面影が今なお色濃く残っている城壁の内側に滞在する
ということ、そして中世の館を改装し、ホテルとなったパラドール
に宿泊することによって、外界と館の雰囲気とが一体化された
ような空気感を味わえたことは幸運なことだった。

(Avila: ローマ帝国の植民地アベラが町の起源とされるが、
714年にはイスラム教徒の占領下におかれる。
1085年、カスティーリャ=レオン王アルフォンソ6世によって
町は奪還される。後、アルフォンソ6世の娘婿ラモン・デ・
ボルゴーニャの命によって市街地を取り囲む城壁が建設
された。ウィキより)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • パラドール・デ・アヴィラ(Parador de Avila)<br />滞在初日の10月13日朝。<br /><br />建物は「Palacio Piedras Albas」という宮殿を<br />改装したのちホテルになったそうだ。<br /><br />写真の下は部屋の鍵。<br />

    パラドール・デ・アヴィラ(Parador de Avila)
    滞在初日の10月13日朝。

    建物は「Palacio Piedras Albas」という宮殿を
    改装したのちホテルになったそうだ。

    写真の下は部屋の鍵。

  • 部屋から見下ろしている。<br />別棟の建物と庭園。

    部屋から見下ろしている。
    別棟の建物と庭園。

  • レストランの外に広がる<br />庭園部分。

    レストランの外に広がる
    庭園部分。

  • 街並の先に見える山々は?

    街並の先に見える山々は?

  • 内部は慣れるまでは<br />方向感覚を頼りに試行錯誤で<br />あっちへ行ってみたり、戻ったり。<br /><br />この壺のある一角は<br />部屋を出てからの目印となった。<br />

    内部は慣れるまでは
    方向感覚を頼りに試行錯誤で
    あっちへ行ってみたり、戻ったり。

    この壺のある一角は
    部屋を出てからの目印となった。

  • 階段を下りて

    階段を下りて

  • フルール・ド・リスがデザインされた<br />壁のコーナーにたどりつくと<br />

    フルール・ド・リスがデザインされた
    壁のコーナーにたどりつくと

  • 中庭のある一角に

    中庭のある一角に

  • その近くの階段を上がったところが

    その近くの階段を上がったところが

  • レストランだった。

    レストランだった。

  • 朝食後<br />前夜と同じカルメン門から街歩きに出発。

    朝食後
    前夜と同じカルメン門から街歩きに出発。

  • 前夜見たライトアップされた夜景とは<br />また違った佇まいの城壁が連なる。<br /><br />北側は芝生の斜面の上に<br />見張りの役目を果たしていた半円の塔が立ち並ぶ<br />壮観な眺め。<br />前夜散歩した折には、結構な高さの斜面を<br />子供たちが身軽な様子で駆け上がったり降りたりしていた。<br />(内側には通路があって、後程このあたりを歩いてみた。)

    前夜見たライトアップされた夜景とは
    また違った佇まいの城壁が連なる。

    北側は芝生の斜面の上に
    見張りの役目を果たしていた半円の塔が立ち並ぶ
    壮観な眺め。
    前夜散歩した折には、結構な高さの斜面を
    子供たちが身軽な様子で駆け上がったり降りたりしていた。
    (内側には通路があって、後程このあたりを歩いてみた。)

  • 城壁の外側を歩いて<br />サン・ヴィセンテ門までやってきた。<br />丁度ミニトレインが停車中。<br />

    城壁の外側を歩いて
    サン・ヴィセンテ門までやってきた。
    丁度ミニトレインが停車中。

  • 9つあるという門の中では<br />2つの塔とアーチを持つ立派な城門。<br /><br />もう一つの立派な門、アルカサル門のそばには<br />ユネスコの銘板があったようだ。<br />一帯は「アヴィラ旧市街と市壁外の教会群」として<br />1985年、文化遺産に登録されている。<br />

    9つあるという門の中では
    2つの塔とアーチを持つ立派な城門。

    もう一つの立派な門、アルカサル門のそばには
    ユネスコの銘板があったようだ。
    一帯は「アヴィラ旧市街と市壁外の教会群」として
    1985年、文化遺産に登録されている。

  • ミニトレインの出発時間を聞くと<br />間もなくとのことだったので乗車して楽して観光。<br /><br />アヴィラは修道院改革に尽力したサンタ・テレサ(1515~82)<br />生誕の地だそうで、16世紀には「聖者たちの町」と称され<br />修道院改革の中心地となった。<br /><br />サンタ・テレサ門から城壁内部にはいり<br />サンタ・テレサ修道院前を通過中。

    ミニトレインの出発時間を聞くと
    間もなくとのことだったので乗車して楽して観光。

    アヴィラは修道院改革に尽力したサンタ・テレサ(1515~82)
    生誕の地だそうで、16世紀には「聖者たちの町」と称され
    修道院改革の中心地となった。

    サンタ・テレサ門から城壁内部にはいり
    サンタ・テレサ修道院前を通過中。

  • 聖女テレサの生家があった場所に立てられた<br />ゴシック様式の修道院。<br />

    聖女テレサの生家があった場所に立てられた
    ゴシック様式の修道院。

  • どこか?の城門から城外に出て<br />アダハ川を渡り<br />

    どこか?の城門から城外に出て
    アダハ川を渡り

  • ロス・クアトロ・ポステスという<br />アヴィラの町が一望できるという<br />展望台に到着。

    ロス・クアトロ・ポステスという
    アヴィラの町が一望できるという
    展望台に到着。

  • あいにくの逆光のため<br />城壁の様子を写真ではうまく表せない。

    あいにくの逆光のため
    城壁の様子を写真ではうまく表せない。

  • 光線の条件さえ合えば<br />Avilaの文字と<br />背景には城壁にぐるりと囲まれた旧市街が<br />写るはずの絶好のスポット。

    光線の条件さえ合えば
    Avilaの文字と
    背景には城壁にぐるりと囲まれた旧市街が
    写るはずの絶好のスポット。

  • 案内所でいただいたAvila 旧市街のマップ。<br />東西に約900m、南北に約450mあり、城壁の長さは<br />2.516㎞にもなるそうだ。<br />内外を結ぶ城門は全部で9つ。<br />特に立派なものは地図、右側中央にある<br />サンビセンテ門と、アルカサル門。<br /><br />当日は左、上部の城門を出て城壁に沿って外周を<br />ぐるりと歩き、右手中央近くにあるInformationに入り<br />城壁を歩くための入場券を購入後、入場。<br />今まで歩いてきたあたりを逆に<br />今度は城壁上を半周ほど歩いた。<br />

    案内所でいただいたAvila 旧市街のマップ。
    東西に約900m、南北に約450mあり、城壁の長さは
    2.516㎞にもなるそうだ。
    内外を結ぶ城門は全部で9つ。
    特に立派なものは地図、右側中央にある
    サンビセンテ門と、アルカサル門。

    当日は左、上部の城門を出て城壁に沿って外周を
    ぐるりと歩き、右手中央近くにあるInformationに入り
    城壁を歩くための入場券を購入後、入場。
    今まで歩いてきたあたりを逆に
    今度は城壁上を半周ほど歩いた。

  • 城壁の上に出た。<br />

    城壁の上に出た。

  • 隙間からは<br />うねるように連なる城壁外部の様子を<br />覗ける。

    隙間からは
    うねるように連なる城壁外部の様子を
    覗ける。

  • 振り返ってみると<br />カテドラルと城壁が。

    振り返ってみると
    カテドラルと城壁が。

  • 城壁上の道は思ったより<br />歩きやすく整備されている。

    城壁上の道は思ったより
    歩きやすく整備されている。

  • 地図上の上のInformationのそばにあった<br />サン・ビセンテ・バシリカ教会。<br />サン・ビセンテ門のすぐ前に位置している。<br />

    地図上の上のInformationのそばにあった
    サン・ビセンテ・バシリカ教会。
    サン・ビセンテ門のすぐ前に位置している。

  • ロマネスク様式の教会で<br />内部には素晴らしい棺もあるそうで<br />当日の日曜日のオープン時間は16時からと<br />案内所で確認済み。

    ロマネスク様式の教会で
    内部には素晴らしい棺もあるそうで
    当日の日曜日のオープン時間は16時からと
    案内所で確認済み。

  • パラドール近くにあった<br />カルメン門に近づいてきた。

    パラドール近くにあった
    カルメン門に近づいてきた。

  • 門近くまで行ったら<br />そこからは折り返して、もとの入り口まで<br />戻る。<br />

    門近くまで行ったら
    そこからは折り返して、もとの入り口まで
    戻る。

  • 左手にずっと見えていたのは<br />パラドールの庭園部分。

    左手にずっと見えていたのは
    パラドールの庭園部分。

  • 最初に歩き始めた城壁上あたりまで<br />戻ってきた。<br />カテドラルの後陣の半円形部分は<br />外壁側は城壁の一部として一体化していて<br />砦の役割も果たしている。<br /><br />ここからは一旦外へでて<br />更に残りの半周を歩くには<br />ティケットを提示すれば再入場が可能となる。<br />(私たちは半周でリタイアした。)

    最初に歩き始めた城壁上あたりまで
    戻ってきた。
    カテドラルの後陣の半円形部分は
    外壁側は城壁の一部として一体化していて
    砦の役割も果たしている。

    ここからは一旦外へでて
    更に残りの半周を歩くには
    ティケットを提示すれば再入場が可能となる。
    (私たちは半周でリタイアした。)

  • 城壁から見下ろすと<br />何やらイヴェントがあるようで<br />しばらく前からバンドの人たちの演奏が<br />聞こえてきていた。

    城壁から見下ろすと
    何やらイヴェントがあるようで
    しばらく前からバンドの人たちの演奏が
    聞こえてきていた。

  • 広場にも結構、人が集まっている。

    広場にも結構、人が集まっている。

  • 夫々がピンクの風船を手にしていて<br />お互いが手をつなぎあって<br />城壁をぐるりと取り囲むイヴェントらしい?<br /><br />後方の建物から城壁に上がっていった。<br />

    夫々がピンクの風船を手にしていて
    お互いが手をつなぎあって
    城壁をぐるりと取り囲むイヴェントらしい?

    後方の建物から城壁に上がっていった。

  • 城壁の上から地上に降りてきた。<br />残りの半周はティケットを提示すれば更に<br />廻れるようだったが、<br />広場の一画にあるカフェに腰を下ろし<br />ランチタイム。

    城壁の上から地上に降りてきた。
    残りの半周はティケットを提示すれば更に
    廻れるようだったが、
    広場の一画にあるカフェに腰を下ろし
    ランチタイム。

  • 昼食後<br />カテドラルへ入場することにした。

    昼食後
    カテドラルへ入場することにした。

  • 司教座がおかれたAvilaに今も残るカテドラル。<br />起源は1107年まで遡るとされているが<br />おそらくは13~14世紀の、ロマネスクから<br />ゴシック様式に変化する過渡期に建設されたようだ。

    司教座がおかれたAvilaに今も残るカテドラル。
    起源は1107年まで遡るとされているが
    おそらくは13~14世紀の、ロマネスクから
    ゴシック様式に変化する過渡期に建設されたようだ。

  • ぐるりと取り囲むお花の模様が綺麗。

    ぐるりと取り囲むお花の模様が綺麗。

  • 内部に入ると<br />雰囲気が今までのカテドラルとは<br />ひと味違った感じが。

    内部に入ると
    雰囲気が今までのカテドラルとは
    ひと味違った感じが。

  • 内陣の天井。<br />赤い斑点入りの砂岩が多用されている。<br />この砂岩による模様が独特の雰囲気を出している<br />ことがわかる。

    内陣の天井。
    赤い斑点入りの砂岩が多用されている。
    この砂岩による模様が独特の雰囲気を出している
    ことがわかる。

  • 入ってすぐの身廊にある<br />アラバスターで造られたという<br />ルネッサンス様式の祭壇屏

    入ってすぐの身廊にある
    アラバスターで造られたという
    ルネッサンス様式の祭壇屏

  • 内陣から中央祭壇を見る。

    内陣から中央祭壇を見る。

  • 聖歌隊席

    聖歌隊席

  • サン・ビセンテ・バシリカ教会の<br />オープン時間まではまだ間があったので<br />

    サン・ビセンテ・バシリカ教会の
    オープン時間まではまだ間があったので

  • 教会のそばにあったInformationへ。<br />内部は広々した快適な空間で<br />ベンチに腰をおろし<br />16時まで時間をつぶすことにした。<br /><br />聖堂のオープンは、日曜日は16時からというので<br />そこで待機していたのだが<br />いよいよ16時となったので聖堂入り口まで行ってみると<br />おりから霊柩車が横付けされていて<br />中から棺が運び出され、聖堂の中へ吸い込まれていき<br />ドアは私たちの前で、固く閉ざされてしまった。<br /><br />後に残されたのは放心状態の私(主に私だけ?)。<br /><br /><br /><br />

    教会のそばにあったInformationへ。
    内部は広々した快適な空間で
    ベンチに腰をおろし
    16時まで時間をつぶすことにした。

    聖堂のオープンは、日曜日は16時からというので
    そこで待機していたのだが
    いよいよ16時となったので聖堂入り口まで行ってみると
    おりから霊柩車が横付けされていて
    中から棺が運び出され、聖堂の中へ吸い込まれていき
    ドアは私たちの前で、固く閉ざされてしまった。

    後に残されたのは放心状態の私(主に私だけ?)。



この旅行記のタグ

50いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 450円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP