ジャマイカ セントアン コノコフォールズ(Konoko Falls, St. Ann, Jamaica)

2019/11/09 - 2019/11/09

19年11月9日(土)、日本では「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で陛下が「今日は寒い中にかかわらず」って挨拶をされてるニュースを見ながら自宅を出て、滝とビーチに向かう。夜は涼しくなって、クーラーは不要になったが、ジャマイカの日中は十分に夏。久しぶりに水際でゆっくり過ごす日にする。

まずは1時間半余りで北海岸、オーチョリオス(Ocho Rios)にあるコノコフォールズ(Konoko Falls)に到着。北沿岸ハイウェイ(Northern Coastal Highway)からだと、キングストン(Kingston)に向かうマイルフォードロード(Milford Rd=A3)を山側に入り、セントジョンズアグリカン教会(St John's Anglican Church)前を西に入る。この三差路からずっと案内が出てるので分かり易い。

ここは以前はコヤバガーデンズ&マホーフォールズ(Coyaba Gardens & Mahoe Falls)と云う名前だった所で、2015年にオーナーが変わり、名前も変わった。コノコは絶滅させられた先住民の言葉、アラワク語(Arawak)で「熱帯雨林」を意味する。ちなみに以前の名前のコヤバも同じくアラワク語で、「楽園」を意味し、滝の名前だったマホーは家具の材料などになるジャマイカの国の木の名前(Blue Mahoe)で、元々カリブ海の先住民がその木をこう呼んでいた。

この辺り元々は1660年にキューバ(Cuba)に逃れたスペイン最後のジャマイカ総督イサシ(Cristobal Arnaldo Ysassi)の避難所だったと云われている。その後ここはショーパーク荘園(Shaw Park Estate)となる。荘園の名前は1811年までのオーナーであったショー家から名付けられている。1836年には砂糖のプランテーションとなり、牛も飼われていた。そして、1923年にジャマイカ北海岸最初のホテル、ショーパークホテル(Shaw Park Hotel)がオープンし、庭園や滝などが整備され、それが現在に繋がっている。

10時過ぎに到着し、まずはチケットブースでチケット購入(下の写真)。大人は1人20US$の案内しかないが、ジャマイカ居住者だととりあえず主張すると、1500JM$だった。主張して良かった。滝があるので、着替えをしてから散策開始。まずは木々が茂る遊歩道を歩くと、セキセイインコの餌付けゲージがある。餌付けの時間ではなかったが、いろいろな色のセキセイインコがたくさんおり、美しい。その横には展示室があり、先住民のタイノ族(Taino)の時代からスペイン植民地時代、イギリス支配下、そしてショーパーク荘園などに関しての資料が展示されている。さらに隣りにはギフトショップもある。

この辺りにもインコなどがいるゲージが置かれているが、ギフトショップの奥を回り込み、第2駐車場を越えるとミニ動物園があり、色とりどりの鳥やイグアナ、ワニが飼育されている。ここではワニは手にすることは出来ないが、インコを手に止まらせたり、イグアナを手に乗せたりすることができる。インコはいろいろな色のものがいて、とても綺麗。また、イグアナも薄いグリーンが美しい。

ミニ動物園を過ぎると、滝の案内があり、一気に階段を下ると滝の全景が見える。私に取って、ジャマイカで来た10番目の滝になるが、これまでの9の滝とはまた違う。薄い茶色の石灰岩の階段がずっと続き、水量もさほど多くないので、滝と云うよりは連続カスケードと云う感じ。20分ちょっと掛けて、ゆっくり登ったが、足元は全くぬるぬるしてないので、安心して登ることができる。滝登りがあることを意識して、水着に着替えて、カメラも持たずに防水ケースにスマホだけで来たのだが、着替える必要もなかったし、カメラなど荷物を持ったままでも全然問題はなかったのは想定外だった。

滝を登り切ると最後は見晴台(Ysassi Lookout Point)へ。ここからはオーチョリオスの町、そしてカリブ海を見下ろすことが出来、なかなかの景色。滝からの景色が特にいいと云うようなものではなかったので、その分ここからの景色はいい。
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11時半頃入口に戻る。


ジェームズ・ボンドビーチに続く

エリア オーチョリオス(ジャマイカ)

チケットブース