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ジャマイカ島の北海岸には大型のクルーズ船が着くリゾート地がいくつかあるが、その一つがオーチョ・リオス(Ocho Rios)。セント・アン(St. Ann)パリッシュにあるこの町は、以前はさびれた漁村だったがこの25年で急速に開発され、今やジャマイカの観光産業において、モンテゴ・ベイ(Montego Bay)に次いで重要な街となっている。港はクルーズ船だけでなく、砂糖や石灰岩などの貨物船にも利用されている。かつてはボーキサイトの貨物輸送にも使われていた。町の名はスペイン語で8つの川を意味するが、この辺りには川は8つも存在しないので、スペイン植民地時代に、近くにダンズ・リバー滝など多くの滝があることから名付けられた名前、Las Chorreras(スペイン語で滝を意味する)が訛ったのではないかとも云われている。007シリーズ映画の第1作「007 ドクター・ノウ(Dr No.)、62年公開」で、ドクター・ノウの仲間のミス・タロ(Miss Taro)が住んでいる町でもある。<br /><br />オーチョ・リオスの中心地、オーチョ・リオス市場(Ocho Rios Market)の近く、メイン・ストリート(Main St.)とジェームズ・アベニュー(James Ave.)が交差する広場に時計台(Clock Tower)がある。ここから西のメイン・ストリートにはレストランやギフトショップが並び、クルーズ船が着いた時には、賑わうところ。反対側の東側にはホテルやビジネススポットが続く。また、北側のジェームズ・アベニューには人気のナイトクラブがいくつかある。<br /><br />町の西の端、クルーズ船から乗客が上陸するピアの近くにはアイランド・ビレッジ(Island Village)。ここは、クルーズ客がイメージするカリブの村をコンセプトにしたショッピングセンター。実際のジャマイカには似ていない。ボブ・マーリー(Bob Marley)やレゲエを世界展開したと認められているジャマイカの起業家、クリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)氏が02年にオープンさせた施設。彼はお隣、セント・メアリー(St. Mary)パリッシュにあるゴールデンアイリゾート(GoldenEye Resort)、キングトンの北の山腹にあるストロベリー・ヒル(Stberawrry Hill)や西海岸のネグリル(Negril)の洞窟などのオーナーでもある。<br /><br />アイランド・ビレッジに入るといろいろな店やステージに囲まれた広場にボブ・マーリーの銅像(Bob Marley Statue)が建つ。ジャマイカの彫刻家、クリストファー・ゴンザレス(Christopher Gonzales)氏の作品。マーリーの足は土台の幹に繋がり、ドレッドヘアーも木の根に溶け込んでおり、マイクスタンドはまるで錫杖のよう。マーリーが木のように地面から成長していることを表していると云う。実はこの作品は元々83年にキングトンの国立競技場前に建てられたもの。しかし、彼の作品は解釈が難しいと批判を浴び、特にマーリーの家族の評判が悪かったため、政府は新たにアルバン・マリオット(Alvin Marriott)氏に制作を依頼し、85年にそれが採用され現在のものとなった。その後、ゴンザレス制作の作品はキングストンのナショナルギャラリー(National Gallary)に移され、20年近く展示されていたが、02年のナショナル・ヒーローズ・デー(National Heroes Day:10月15日)に今の場所に移された。1年間の期限付きだったそうだが、今もここにある。<br /><br />明るい色で塗装された店が連なるボードウォークを海際まで歩くとプライベートビーチもある。土曜日のお昼前にガラガラの状態ではあったが、いい感じに見えた。別途入場料が必要。施設内には高級時計の店とか宝石店、土産物屋、キングトン、デボンハウスのI-Screamショップの支店やウサイン・ボルトのトラックス&amp;レコードの支店などの食べ物屋の他、レゲエ博物館や映画館もある。しかし、空いていた。<br /><br />アイランド・ビレッジからピアを歩き、海岸線を東に少し歩くとオーチョ・リオス・ベイ・ビーチ(Ocho Rios Bay Beach、別名タートルビーチ(Turtle Beach))。約500mある鮮やかな白い砂浜と澄んだ水は、いかにもカリブ海。ジャマイカ在住者なら200JM$で利用できるそうなので、今度は利用しに来たいものだ。<br /><br />オーチョ・リオス・ベイ・ビーチの入口からメインストリートに戻り、アイランド・ビレッジ方向に戻ると、アイランド・ビレッジの手前、左手に広がるのがタートル・リバー・パーク(Turtle River Park)。ここは比較的新しい公園で04年6月にオープンしたところ。元はバス駐車場だった。3ヘクタールの敷地に池やあずまやや子供の遊び場などが広がっている。セント・アン・パリッシュのニックネーム「The Garden Parish」に合わせて造成された。入場は無料。まあ、単なる公園。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2298496530220358&amp;type=1&amp;l=5ed5ffbe3b<br /><br />オーチョ・リオス自体で行くところは大体これくらいかな。<br /><br />以上

セント・アン オーチョ・リオス (Ocho Rios, St.Ann)

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2018/09/08 - 2018/09/08

35位(同エリア46件中)

旅行記グループ オーチョ・リオス

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ちふゆ

ちふゆさん

ジャマイカ島の北海岸には大型のクルーズ船が着くリゾート地がいくつかあるが、その一つがオーチョ・リオス(Ocho Rios)。セント・アン(St. Ann)パリッシュにあるこの町は、以前はさびれた漁村だったがこの25年で急速に開発され、今やジャマイカの観光産業において、モンテゴ・ベイ(Montego Bay)に次いで重要な街となっている。港はクルーズ船だけでなく、砂糖や石灰岩などの貨物船にも利用されている。かつてはボーキサイトの貨物輸送にも使われていた。町の名はスペイン語で8つの川を意味するが、この辺りには川は8つも存在しないので、スペイン植民地時代に、近くにダンズ・リバー滝など多くの滝があることから名付けられた名前、Las Chorreras(スペイン語で滝を意味する)が訛ったのではないかとも云われている。007シリーズ映画の第1作「007 ドクター・ノウ(Dr No.)、62年公開」で、ドクター・ノウの仲間のミス・タロ(Miss Taro)が住んでいる町でもある。

オーチョ・リオスの中心地、オーチョ・リオス市場(Ocho Rios Market)の近く、メイン・ストリート(Main St.)とジェームズ・アベニュー(James Ave.)が交差する広場に時計台(Clock Tower)がある。ここから西のメイン・ストリートにはレストランやギフトショップが並び、クルーズ船が着いた時には、賑わうところ。反対側の東側にはホテルやビジネススポットが続く。また、北側のジェームズ・アベニューには人気のナイトクラブがいくつかある。

町の西の端、クルーズ船から乗客が上陸するピアの近くにはアイランド・ビレッジ(Island Village)。ここは、クルーズ客がイメージするカリブの村をコンセプトにしたショッピングセンター。実際のジャマイカには似ていない。ボブ・マーリー(Bob Marley)やレゲエを世界展開したと認められているジャマイカの起業家、クリス・ブラックウェル(Chris Blackwell)氏が02年にオープンさせた施設。彼はお隣、セント・メアリー(St. Mary)パリッシュにあるゴールデンアイリゾート(GoldenEye Resort)、キングトンの北の山腹にあるストロベリー・ヒル(Stberawrry Hill)や西海岸のネグリル(Negril)の洞窟などのオーナーでもある。

アイランド・ビレッジに入るといろいろな店やステージに囲まれた広場にボブ・マーリーの銅像(Bob Marley Statue)が建つ。ジャマイカの彫刻家、クリストファー・ゴンザレス(Christopher Gonzales)氏の作品。マーリーの足は土台の幹に繋がり、ドレッドヘアーも木の根に溶け込んでおり、マイクスタンドはまるで錫杖のよう。マーリーが木のように地面から成長していることを表していると云う。実はこの作品は元々83年にキングトンの国立競技場前に建てられたもの。しかし、彼の作品は解釈が難しいと批判を浴び、特にマーリーの家族の評判が悪かったため、政府は新たにアルバン・マリオット(Alvin Marriott)氏に制作を依頼し、85年にそれが採用され現在のものとなった。その後、ゴンザレス制作の作品はキングストンのナショナルギャラリー(National Gallary)に移され、20年近く展示されていたが、02年のナショナル・ヒーローズ・デー(National Heroes Day:10月15日)に今の場所に移された。1年間の期限付きだったそうだが、今もここにある。

明るい色で塗装された店が連なるボードウォークを海際まで歩くとプライベートビーチもある。土曜日のお昼前にガラガラの状態ではあったが、いい感じに見えた。別途入場料が必要。施設内には高級時計の店とか宝石店、土産物屋、キングトン、デボンハウスのI-Screamショップの支店やウサイン・ボルトのトラックス&レコードの支店などの食べ物屋の他、レゲエ博物館や映画館もある。しかし、空いていた。

アイランド・ビレッジからピアを歩き、海岸線を東に少し歩くとオーチョ・リオス・ベイ・ビーチ(Ocho Rios Bay Beach、別名タートルビーチ(Turtle Beach))。約500mある鮮やかな白い砂浜と澄んだ水は、いかにもカリブ海。ジャマイカ在住者なら200JM$で利用できるそうなので、今度は利用しに来たいものだ。

オーチョ・リオス・ベイ・ビーチの入口からメインストリートに戻り、アイランド・ビレッジ方向に戻ると、アイランド・ビレッジの手前、左手に広がるのがタートル・リバー・パーク(Turtle River Park)。ここは比較的新しい公園で04年6月にオープンしたところ。元はバス駐車場だった。3ヘクタールの敷地に池やあずまやや子供の遊び場などが広がっている。セント・アン・パリッシュのニックネーム「The Garden Parish」に合わせて造成された。入場は無料。まあ、単なる公園。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2298496530220358&type=1&l=5ed5ffbe3b

オーチョ・リオス自体で行くところは大体これくらいかな。

以上

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