2019海とアートの房総半島めぐる旅vol.1（市原湖畔美術館で出会うロシア現代アート）

2019/10/19 - 2019/10/19

2019年10月，房総半島に行ってきました！　房総半島の海とアートの魅力に出会う旅になりました。

まずは，市原湖畔美術館でロシア現代アートの展覧会「夢みる力―未来への飛翔：ロシア現代アートの世界」（会期：2019年8月4日～10月27日）をたのしんだあとは，「房総の奥座敷」亀山温泉でのんびりします。

エリア 市原(千葉)

羽田空港から．．．

バスに乗って．．．

東京湾をわたって．．．

レンタカーを借りてきました。

雨上がりの山あいを．．．

走ってゆきます。

市原湖の湖畔に．．．

市原湖畔美術館が見えてきました。

市原湖畔美術館 美術館・博物館

どんなところなのでしょうか。

さっそく入ってゆくと．．．

これは木でしょうか？

それとも肺の中でしょうか？

美術館の「呼吸」を感じて．．．

おや？これは？

ロケットでした。

ロシア現代アートの展覧会が開かれています。

目の前にあらわれる．．．

太陽と月の光のまわりで．．．

20世紀初頭のロシア宇宙主義者たちの．．．

熱い情熱のことばに出会います。

宇宙をめざして．．．

未来の都市の姿が．．．

美しい詩とともに表現されています。

パスタで作られた未来都市の．．．

「ラドミール」という繊細な作品。

その見事な姿は．．．

台風による停電で全壊してしまいました。

作者チシコフのメッセージが心に残ります。

「人間の夢は打ち砕かれるものです．．．

でも気を落とさず　手を休めずに．．．

皆で力を合わせて世界を再建しましょう．．．

太陽はふたたび輝くのです」

さらに行くと．．．

絵本の世界にやってきました。

『かぜをひいたおつきさま』は．．．

孤独な男の子とお月さまの．．．

友情のおはなし。

夜に家でほっとひと息つく．．．

現代の私たちにとっても．．．

窓に映る月は．．．

大切な友だちなのかもしれません。

空想の旅が．．．

どこまでも続いてゆきます。

遠くからは見えるのに．．．

近づくと．．．

見えなくなってしまう．．．

そんな世界を．．．

人は理想郷(ユートピア)と呼びます。

空想に迷い込んだかのような．．．

鏡のトンネルを抜けると．．．

そこには．．．

白と光に包まれた．．．

どこまでも続いていくかのような．．．

「空への階段」がありました。

足元に目をやると．．．

地下へと続く階段。

新たな冒険が始まります。

ここは極地を模した．．．

美しい海の世界。

まるで無限の可能性が広がる．．．

宇宙空間をただよっているかのようです。

光と闇の世界を．．．

さらに進んでゆきます。

地下空間に広がる「窓」の世界を行くと．．．

目の前に．．．

光が見えてきました。

ここで出会った「宇宙」が．．．

ふたたび目の前に．．．

ふとあらわれます。

外の世界の光をたよりに．．．

スロープを上へのぼってゆくと．．．

未来へと飛翔するかのような．．．

エネルギーに満ち溢れた．．．

そんな空間が広がっていました。

美術館の外にも．．．

作品を見つけました。

迷宮をさまようかのように．．．

日常にひそむ「宇宙」を探して．．．

歩いてゆきます。

市原湖に目を向けると．．．

彫刻が浮かんでいます。

かつての揚水機を模した展望台を．．．

上へ上へ。

まるで鳥になったかのように．．．

視界が開けてきたかと思えば．．．

美しい美術館の姿が．．．

山々の風景にとけこんでいました。

そろそろ日が暮れそうです。

宿に向かいましょうか。

房総の奥座敷．．．

亀山温泉に泊まりましょう。

名物の茶褐色のお湯で．．．

のんびり～

では明日にむけておやすみなさい。

～つづく～