2016梅雨の富士箱根めぐる旅vol.1（クレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館）

2016/07/08 - 2016/07/08

2016年7月，梅雨の富士箱根に行ってきました！

【１日目】静岡県の富士山麓にある「クレマチスの丘」へ向かいます。ここにある美術館のひとつ「ヴァンジ彫刻庭園美術館」で，ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻に出会いながら，自然と芸術の融合の世界を楽しみます。

エリア 裾野・長泉(静岡)

【１日目】
新大阪駅から．．．

ひかり号に乗って．．．

東へ！

静岡県の三島駅で降りて．．．

クレマチスの丘にやってきました！

美術館の入口のようですね。

さっそく入ってみましょう！

一面の緑と．．．

美しい花々に彩られた．．．

アートの世界が広がってきました！

ここは．．．

彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの．．．

ヴァンジ彫刻庭園美術館 美術館・博物館

個人美術館なのです。

耳を澄ませば聞こえてくる．．．

心の声に．．．

耳を傾けてみましょうか。

何やら向こうで．．．

ひとりの男の人が．．．

壁を乗り越えようと．．．

必死でもがいています。

登りついた先に．．．

どんな世界が広がっているのでしょうか。

ごつごつとした石の向こう．．．

どろどろとした流れの中に．．．

浮かび上がるかのような人の姿。

彼らにはどんな世界が見えているのでしょうか。

ふと目を移してみると．．．

巨大な壁画があらわれました。

土を絵の具にして．．．

現代アーティスト 淺井裕介さんが表現する．．．

躍動する生命力。

ヴァンジの作品との見事な調和を見せていました。

さて．．．

屋内の展示室に入ってみると．．．

数々の彫刻に見守られながら．．．

何やら準備作業が行われています。

もうすぐ．．．

動物をテーマにした企画展が始まるようです。

現代アーティストたちが命を吹き込んだ．．．

たくさんの動物たちが．．．

訪れる人たちとの出会いを待っています。

再び外の世界にやってきました。

自然の草花が．．．

いろいろな表情を見せるように．．．

彫刻の顔もまた．．．

見る角度を変えてみると．．．

まるで違った表情を見せてくれます。

この世界に生きる．．．

私たち人間も．．．

いろいろな表情を浮かべます。

優しい人でも．．．

時には怒りを見せます。

明るい人でも．．．

悲しみにふけることだってあります。

水の流れのように．．．

蝶の羽ばたきのように．．．

風の揺らめきのように．．．

刻一刻と移りゆく．．．

人間の複雑な感情。

彫刻という立体を通して．．．

活き活きと浮かび上がってきます。

ふと，あたりを眺めてみると．．．

美しい緑と．．．

花々に囲まれて．．．

ふたりの男女が姿をあらわしました。

視線の先に目をやると．．．

小鳥のさえずりが聞こえてきそうです。

このふたりには．．．

どんな世界が映っているのでしょうか。

心の声に耳を傾けると．．．

移りゆく季節の流れが聞こえてきます。

落ちてくる雨の感触を感じたかと思えば．．．

目の前には．．．

美しい紫陽花の花が．．．

静かに咲き誇っていました。

そろそろ美術館をあとにしましょうか。

雨に潤う．．．

梅雨の遊歩道を歩けば．．．

自然の世界が見せる豊かな表情を．．．

あちこちで感じ取ることができました。

ヴァンジの彫刻のおかげかもしれません。

さて．．．

今日はよく歩きました。

明日はどんな世界に出会えるのでしょうか。

〜つづく〜

この旅行記へのコメント （10）

• moonさん 2016/08/07 15:43:30

  こんにちわ

  notchさんへ
  毎日暑いですねー。
  いやいや、毎回ながらコメントの書き方が美味いのは当然なんですけど、
  ちょっと感動しちゃいました。
  notchさんの心の優しさがにじみ出てますね。
  notchさんのような視点で、作品を見てみたいと思いました。
  
  moonより
  

  notchさん からの返信 2016/08/14 06:57:17

  メッセージありがとうございます

  moonさん，こんにちは〜
  
  いつもご覧いただきありがとうございます。
  
  美術館に行くと，作品を作った人の想いを感じ取ることができて充実した気分になれますよね。古い駅舎も，そういう意味では「作品」といえるのかもしれませんね。
  
  返事が遅くなりすみません。いま，ある場所を旅しています。また旅行記で，moonさんも行ってみたくなるような場所を紹介できるかもしれません（笑）
  
  notch

• ラクパグさん 2016/07/18 08:14:11

  notchさん 素敵な出会いですね！

  
  　興味を　そそられて　楽しい　クレマチスの丘
  
  　notchさんの　レンズを通して　とても素敵な美術館ですね！！
  
  　作品が　緑の自然に溶け込んで　魅力的な　景観です・・・
  
  　8月初め　甲府へ行きますが　湯村温泉なので　距離が
  
  　少しあります。水曜日は　休館みたいなので　最初に行けたらと
  
  　思っていますが・・・
  
  　大山で　写真美術館行って　新鮮な感じを受けました。
  
  　少しずつ　回って行きたいなと　思っています。
  
  　　　　ラクパグ
  
  　　
  
  　
  
  　

  notchさん からの返信 2016/07/18 18:36:56

  メッセージありがとうございます。

  ラクパグさん，こんにちは。
  
  いつもご覧になっていただきありがとうございます。
  
  クレマチスの丘はずっと行きたいなあと思っていて，今回やっと叶ったのですが，予想以上にすばらしい場所でした！　花々とアートに囲まれて，別世界に来た気持ちになりました。
  
  近々，訪問されるのですね！　ぜひ楽しまれて，素敵な写真も撮ってきてください。旅行記も楽しみにしていますね。
  
  notch

• てぶケロトラベラーさん 2016/07/16 22:24:48

  自然と彫刻作品の融合

  notchさん、こんばんわ！
  クレマチスの丘の旅行記拝見しました。
  優しい目線で綴られた旅行記に、わたしはとても感動しました。
  notchさんの旅行記はいつも本当に素晴らしいですね！
  物語を読んでいるようで癒されます。
  
  美しい庭園を住処とする彫刻群。この美術館の作品は人間の複雑な感情を表現していて、自分の心を覗き込むようで興味深いですよね。
  notchさんの写真で切り取られた彫刻たちは、わたしが見たものとは全然違う表情に見えて新鮮でした。
  
  動物の企画展が始まるんですね〜
  実は先月クレマチスの丘に行こうと計画を立てていましたが、生憎の雨で予定をキャンセルしたんです。企画展に興味があるので行ってみたいなと思いました。
  
  
  てぶケロトラベラー

  notchさん からの返信 2016/07/18 18:22:41

  メッセージありがとうございます。

  てぶケロトラベラーさん，こんにちは！
  
  さっそくご覧になっていただきありがとうございます♪
  
  クレマチスの丘は，私が今までにいった美術館の中でも最高の出会いだと思えるくらい素敵な場所でした。
  
  なるほど〜！彫刻作品に出会うとき，その作品にこめられた感情を見ているようで，実は自分の心をのぞき込んでいるのですね。もういちど訪れて彫刻たちに再会すると，きっとまた違った表情に見えるのでしょうね。次に再訪するのが楽しみになってきました。
  
  企画展「生きとし生けるもの」は来週の日曜日から始まるみたいですよ。旅行記には書きませんでしたが，ビュフェ美術館でも興味深い作品にたくさん出会ってきました。
  
  てぶケロトラベラーさん，近々再訪されるのでしょうか。また新しい作品との出会いがあるといいですね♪
  
  notch

• 琉球熱さん 2016/07/16 00:06:45

  ニヤリ

  notchさん、いつもありがとうございます。
  沖縄の旅行記も、今じゃ年一回です。それも毎年同じような写真ばかりで…
  
  さて、今回の旅行記は、notchワールド全開じゃないですか！
  読んでいて思わず「ニヤリ」です。
  notchさんの筆致と写真の組み合わせがまるで音楽のようです。
  
  いや〜　相変わらず　やりますね！

  notchさん からの返信 2016/07/16 17:16:46

  メッセージありがとうございます。

  琉球熱さん，こんにちは。
  
  「ニヤリ」と見ていただき，ありがとうございます。音楽にたとえていただくとは，光栄です。不協和音もあったかと思いますが，お許しください（笑）
  
  私もイリオモテ旅行記を見て，ついに今年の沖縄がきましたね！と思いながら「ニヤリ」と読ませていただきました（笑）　潜れない私にとっては，いつ見ても新鮮な風景です。また楽しみにしていますね。
  
  notch

• olive kenjiさん 2016/07/15 22:01:22

  ARTとは本体なのか写真なのか

  notchさん
  紫電改のタカにいいね、ありがとうございました。
  
  それにしても、いつもながら写真上手いですね。
  この美術館面白いですね。近くならばすぐ行きたいです。
  
  今回この旅行記を見て思ったのは、私が感銘したのは何だったのか。
  つまり、彫刻そのものの本体なのか
  それとも、それを撮った写真なのか
  私は写真ではなかったかと思う。本物を見ていないので断言は出来ないが
  
  これからの写真も楽しみにしています。
  notchさんへの憧れと嫉妬、自信喪失になっていくolive　kenji　でした。

  notchさん からの返信 2016/07/16 16:47:15

  メッセージありがとうございます。

  olive kenjiさん，こんにちは。
  
  戦闘機見学の旅行記，数年前に行った知覧の特攻平和会館のことを思い出しながら読ませていただきました。英霊に感謝せずにはいられませんね。
  
  ヴァンジ彫刻美術館，ご覧いただきありがとうございます。私は，美術作品を撮影するとき，そのアーティストの作品づくりに参加しながら，「写真」という手段で，新たな作品を創らせていただいているのだという気持ちになります。
  
  まあ，私の写真の技量では，おじゃまになっているだけなので，アーティストにはご迷惑をかけているのでしょうが（笑）
  
  olive kenjiさんからうれしいお言葉を頂戴して光栄です。ただ，もしよろしければ，いつかぜひ実物をご覧になってみてください。私のつたない写真では伝えて切れていない，作品そのものがもつ魅力に気づかれることと思います。
  
  notch