2019/09/17 - 2019/09/18
716位(同エリア1437件中)
ぬいぬいさん
毎年秋になると仕事で旅に2回出かけます。
9月は私の会社が所属する業界の親睦旅行と10月はお客様の接待旅行。
旅が大好きな私にとって会社の経費で、贅沢な旅が楽しめる美味しい出張になっています。
9月の業界の旅行は、今年は安芸の宮島と、岩国の錦帯橋 そして2日目に倉敷
いずれも何度も行っているところではあるものの、プライベートの旅行と違って、宿泊するホテルも食事も地元の人気店を利用できる贅沢な旅なんです。
何といってもお得なのは、飛行機を使っての2日間の旅で、全行程豪華な食事が付いて、クオリティの高いホテルに泊まるにもかかわらず、参加費はたった5000円。
しかも参加者が20名と少ないためバスも2席ゆったり独占。
何も付かない単なるバス移動だけの日帰りバスツアーよりも格安で贅沢な旅ができて、しかもその参加費さえ会社持ち。
こんな美味しい出張はなかなかないですよね。
今回は天候にも恵まれ、秋の味覚を満喫しながらの楽しい旅になりました。
こちらでは2日目の倉敷を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
- 利用旅行会社
- JTB
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昨夜は2次会のカラオケで盛り上がり、いつもなら5時起きなのですがゆっくり6時に目が覚めました。
朝風呂で寛いで部屋に戻ると、ちょうど向かいの宮島から陽が昇るところでした。 -
朝はいつもはパン食ですが、なぜか旅先ではご飯
朝からガッツリ食べちゃいました。 -
前回来たときは島内の岩惣に泊まりかなり満足度が高かったのですが、ここ安芸グランドホテルもなかなか快適でした。
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ロの字型に吹き抜けになっていています。
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2日目は山陽道で一路倉敷へ。
距離にして150キロ 2時間ほどのドライブでした。 -
倉敷を訪れるのは久しぶり
12年ぶりかな
倉敷といえば大原美術館
まずはここから見学開始 -
イチオシ
江戸の風情を残す倉敷の美観地区の街並みに、一際存在感のあるギリシャ神殿のような外観の異質の建物がありますが、それが大原美術館です。
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クラボウの創業一族の大原家の大原孫三郎と友人でスポンサーとして留学費用の面倒を見ていた画家の児島虎次郎が、孫三郎の意を得て、ヨーロッパの巨匠の絵を買い付けたコレクションを中心に設立した、日本最初の私設美術館です。
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モネの睡蓮や日本にたった2点しかないといわれる、エルグレコの『受胎告知』と言う作品も展示されていて、別館では日本の洋画家岸田劉生の作品や河合寛治郎や濱田庄司の作品も数多くあって見応えありました。
残念ながら美術館の内部は撮影禁止のため、写真は建物だけになります。
建物大好きな私は、中の世界の絵画もさることながら、この建物自体大のお気に入り -
こちらは新渓園と呼ばれる、倉敷紡績初代社長の大原孝四郎が、還暦のお祝いに建てたといわれる別荘。
本宅が道と川を挟んだ向かいにあるので、別荘という感じでもないですよね。 -
本館の裏側にある別館は、昭和36年に大原孫三郎の子息の大原總一郎氏により、近代日本の絵画を展示する場所として増設されています。
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庭には、ロダンやムーア、イサム・ノグチなどの彫刻が屋外展示されていて、関根正二、青木繁、安井曽太郎、岸田劉生の作品など、「日本近代洋画の重鎮」の作品が数多く展示されていました。
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私の大好きな現代アートのジャンルの作品もあって楽しめました。
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本館の中にはモネの水連が展示してありますが、工芸・東洋館の中庭にはモネの水連の池があります。
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この水連はなんと、2000年6月、遠くフランス郊外のジヴェルニーにあるモネの庭の池からから送られてきたものなんだそうです。
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20年も前の話なので、この水連がその時のものなのかどうかは定かではありませんが・・・
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工芸・東洋館は、大原家の米や綿の貯蔵庫であった蔵を改装して展示室にしていて、建物も見ごたえがありました。
こちらには大原孫三郎や総一郎氏が民藝運動を支援していたこともあり、民芸運動に関係した濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、河井寛次郎の作品が数多く展示されていて、部屋ごとに床の材質を変えて木製のレンガを敷き詰めた部屋や、朝鮮貼りと呼ばれる、1枚板を浮かせる形で貼っている床になっていて、歩くたびに床が鳴る造りになっていて、とても面白かったです。
その奥には宗像志功の版画や、出口付近には東洋の古美術品が展示してあって、久々に訪れましたがすごく楽しめました。 -
美術館の前の橋を渡って、向かい側にあるのが旧大原家住宅と別邸の有隣荘
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クラボウの創業者である大原家の住宅です。
大原美術館チケットを見せると割引がありました。 -
内部を常時公開しているのは大原家の旧宅。
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土間を抜けると右側に倉の連なる石畳が続き、個人の家でなく一つの街並みのような光景になっいています。
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庭も立派です。
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江戸時代の後期に建てられた建物を中心に、以後明治の中期までに増築された主屋、離れ座敷、倉8棟が国の重要文財に指定されています。
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大原家の蔵書を保管している図書館はカフェになっていて休憩することもできます。
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裏側の出口を出るとこんな風情ある路地があります。
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右隣には緑御殿の有隣荘。
大原家七代目当主・大原孫三郎が、病弱な妻のために建設した別邸で、その後は長く迎賓館として使われていたそうで、昭和天皇も泊まったことがあるそうです。
今は大原家の人々はここには住んでいないそうです。 -
ランチは冨來屋本舗できび膳を食べました。
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なめらかで腰のあるたかきびを使ったそばと、千屋牛とよばれる牛肉のスライスを乗せたどんどんぶりのセット
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千屋牛というのは松坂牛、神戸牛、近江牛などのブランド牛のルーツとなった黒毛和牛。
おいしい牛肉でした。 -
お腹がいっぱいになったところで街並みの散策を開始
まずは向かいにあった地酒のお店「井筒屋」へ。 -
一通り試飲してみて左側の「出意冷」(でいれい)という超々辛口のお酒をお土産に購入。
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こちらの「TANE」は最近倉敷で人気のマスキングテープの専門店
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いろんなかわいい絵が描かれているマスキングテープは今や倉敷のお土産の定番商品になっています。
選ぶのも迷ってしまうほど、いろんな種類がありました。 -
イチオシ
こちらのアイビースクエアは、明治時代に建てられた倉敷紡績所の工場を、外観や樹木をそのまま保存したコンバージョンにより、ホテル・文化施設をあわせもつ複合観光施設になっています。
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イチオシ
体験型の施設や倉敷の工芸品や民芸品、お菓子などのお土産を買えるショップもあります。
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旧倉敷紡績所が日本の産業の近代化に大きく貢献したとして、国の「近代化産業遺産」にも認定されています。
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赤レンガを覆う蔦は、紡績工場だったころ、工場内の温度調節のために植えられたそうです。空調のなかったころの生活の知恵ですよね。
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当時の大原孫三郎社長は「自然と調和しながら健康的な労働環境を」という信念の元に、建物を蔦で覆うことにより自然の温度調整を図っていたのですね。
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こちらの洋館は明治22年に建てられた、倉敷紡績工場の事務所。
ひところはカフェを併設したアンティークオルゴール等を集め博物館になっていましたが、今は閉鎖されてしまったようです。 -
こちらは倉敷紡績の史料を展示した「倉紡記念館」
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ここからは倉敷の美観地区の街歩きの様子を
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イチオシ
江戸時代に代官所が置かれ天領地として栄えた商業の町、倉敷。
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塗屋造りの町家や白壁土蔵造りの建物が並ぶ「倉敷美観地区」。
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趣ある通りの古い建物は、おしゃれなレストランやカフェ、美術館、お土産屋さん、宿泊施設などになっていて、まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わいながら散策が楽しめます。
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古い街並みを楽しむだけでなく、そんなおしゃれなお店を除きながらの街歩きは女子にも人気ですよね。
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かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川。
川舟流しで、ゆったりと進む舟に腰を下ろして眺める白壁の町並みも格別なんでしょうね。 -
こちらの「くらしき桃子」は人気のスィーツ店。
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1階はフルーツを使用したお土産品を販売。
フレッシュジュースやジェラートのテイクアウトができ、2階は旬のフルーツを使った人気のフルーツパフェやスイーツを食べることができます。
人気店なので並ぶこと必至です。 -
歩き疲れてこちらで休憩
倉敷の美観地区の倉敷川沿いにあるこちらのお店は、270年以上の歴史ある老舗旅館の和風レストラン。 -
イチオシ
食事は2時まですが、そのあとは和風カフェとして営業しています。
この抹茶ミルクアズキのかき氷 美味しかったですよ。 -
イチオシ
倉敷の美観地区は2時間もあればゆっくり散策できるほどの広さ。
街歩きの中心となる大原美術館に再び出てきました。 -
美術館の一角にある蔦に覆われたこの建物。
エル・グレコという名前の喫茶店ですが、美術館と一体化した雰囲気を醸し出しています。
それもそのはず、ここはもともと大原家の大正時代に建てられた事務所だった建物を改装したお店。 -
店名も大原美術館の代表的な展示作品の『受胎告知』の作者の名前から命名されたもの。
美術館の絵画を堪能した後、余韻の楽しめる場所をつくりたいという、美術館の理事長だった大原總一郎氏の要望から生まれたお店なんだそうです。
こんな大正ロマンを感じさせる雰囲気の喫茶店で、絵画の余韻に浸るのも贅沢かもしれませんね。 -
最後に立ち寄ったのが倉敷美観地区に入ってすぐ左手にある立派な長屋門。
ここは観光客も使えるコミュニティーセンター。 -
旧東大橋家住宅を改修した建物で、敷地内には長屋門や土蔵があり、往時の様子を伝えています。
倉敷の歴史や文化、お祭りを紹介するコーナーやカフェもあり、長屋門には観光案内所もあるので美観地区を散策する前に立ち寄って情報収集することをお勧めします。
こうして1泊2日の業界の旅行の観光の予定は終了。
帰りは岡山桃太郎空港から帰ります。
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