カナダ メープル街道 女一人旅4（モン・トランブラン1日目 紅葉ハイキング）

2018/10/02 - 2018/10/02

カナダ東部の女一人旅。ナイアガラの滝→モン・トランブラン→モントリオールと巡ります。
本日は紅葉観光で有名なモン・トランブラン1日目です。華やかなトランブラン・ビレッジと自然豊かなトレイルの散策。クレジットカード式のロッカーの借り方も掲載。

エリア モン・トランブラン(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

紅葉で有名なナイアガラからモントリオールへ続くメープル街道。
そのハイライトとしても知られるローレンシャン高原にはいくつか町があり、中でもモン・トランブランが有名です。

昨夜ナイアガラを夜行バスで出発し、早朝モントリオールへ着きましたので、ここからgalland社のバスでモン・トランブランへ向かいます。
写真は公式サイトで、上段のAM7:30発の便を予約していました。

バスに乗りこむとき運転手さんが「ハロー！」でなく「ボンジュール！」と言っていてケベック州に来たのだなぁと実感。
カナダの公用語は英語とフランス語で、住民はイギリス系移民が多いですが、ケベック州はフランス系移民が多いです。

モントリオールのバスティーボ（バス停留所）の自販機。軽食がたくさん売っています。
近年どこの国もそうですが、ベジタリアンフードがあるのは基本仕様です。

バスディーポ (モントリオール) バス系

galland社のバスが着くモン・トランブランの停留所から、更に町営の循環バスで山の中に奥まった位置にある観光拠点モン・トランブラン・リゾート（トランブランビレッジ）へ行きます。写真はビレッジ入口。

しかし時刻表の時間を過ぎ1時間待っても町営バスが来ず、居合わせた日本人数人でタクシーをシェアして行きました。
ハイシーズンで交通事情が悪いせいか、バスは時刻表と無関係にひたすら循環し続け、客はとにかく来たバスに乗る方式でした。
特に日帰りで旅行を予定している方、時刻表通りには行かないかもしれないのでご注意下さい。

モン・トランブランの町の公式サイトから、町営バスのコース図と時刻表のPDFがダウンロードできます。
https://www.villedemont-tremblant.qc.ca/en/citizens/transportation/mont-tremblant-public-transit-tcmt/schedule
バス停31番乗車、1番下車。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

冬はゲレンデになるモン・トランブラン山の足元にあるこのトランブラン・ビレッジは歩行者専用道路やお洒落なショッピング街があり観光客でにぎわっています。
ディズニーランドのように可愛い雰囲気です。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

中心部へは歩いても行けますが、無料のゴンゴラで登ってみます。

モン トランブランゴンドラ その他の交通機関

天気が悪くて色が沈みぎみですが紅葉が丁度見頃でした。
年により見頃がずれますが、この10月2日頃は見頃のことが多いらしいと調べてスケジュールを決めました。
寒がりの私は冬物コートで丁度いい位の気温です。

当地はスキー場で有名ですが、ハイキング等豊かな自然を楽しむアクテビティが豊富なリゾート地で、山に立派なホテルが見えます。

建物と木々の組合せが可愛いです。

写真右上がモン・トランブラン山で木がないゲレンデ部分が見えます。このゴンゴラはその麓へ着きます。右下はスパの建物。

モン・トランブラン山の麓です。
山頂へ行くゴンゴラ（有料）もありますが今日は見送り。
ジップラインもあります。海外の自然豊かな場所によくあるアクティビティで、木々や谷間に張られたワイヤーロープを滑車を使って身一つで滑り降りるものです。

天気が悪くて人は少な目ですが、綺麗な町並みです。

昼食は折角なのでカナダらしい料理を、と入ったお店。店内にメープルと針葉樹。

サーモンはメープルシロップを使ってやや甘い照り焼きにしたような味でした。白いのはお米のリゾット。

ここへ来た一番の目的、紅葉ハイキング。
モン・トランブラン山近くに複数のハイキングコースがあります。また、山から離れた広い範囲に、本格的なハイキングのトレイルやサイクリングコースが沢山あります。
今日は山近くの短いコースを歩きます。

写真中央下に道案内の看板が見えます。このアップは後程出します。
白樺があって高原らしいです。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

これぞカナダ、と感じさせる鮮やかなメープル

紅葉の間を流れるせせらぎが趣深いです。紅葉と水は映えますね

貸し切り状態です。このトレイル散策は大変お薦めです。

トレイルは要所要所にこのような道案内の標識があります。
私は紫のマークのコースを進んでいます。

トレイルに沢山群れて地面の餌をついばんでいた鳥。
おそらくWild Turkey（ワイルドターキー。野生の七面鳥）。キジ科最大の種で1ｍ位。存在感あります。
主にアメリカ全域とカナダ南部に分布します。

背景の美しい紅葉も人間を気にせず皆さん食事中。

トレイルの傍にシカが。

この付近ではイベントがあるようで、色々設置されていました。右の簀巻きの中には明かりがあります。

イベント会場らしきスペースの看板

モン・トランブラン山のゲレンデ部分です。
トランブラン湖が見下ろせます。

見頃の紅葉と町並みと湖が素晴らしいベストスポット。
…なのですが、暗雲立ち込めて不吉な写真に。
後日の旅行記で、天気がいい時の写真もアップします。

紅葉は天気がいいと鮮やかに色が映え、全く印象が変わって見えます。
モン・トランブラン観光は日本人は日帰りで行くことが多いですが、日数をとって晴れの日を確保することを個人的にはお勧めします。
リゾート地なのでホテル代が高めですが、早めにBooking.com等で予約すると比較的安い宿もあります。

ゲレンデを横断しトレイルを進みます

赤、オレンジ、黄、緑と様々な色が美しいです

ビレッジへ戻ってきました。
行きはゴンゴラで登りましたが、歩行者用通路を散策しながら入口へ戻ります。
木々の葉や実が綺麗です。

サクランボに見えます。
でもサクランボの旬は初夏ですが今は10月。木肌も桜と少し違うような？
いずれにせよバラ科の実っぽいです。

こちらも赤い実ですが実が塊で生って葉の形も違い、大分趣が異なります。

セイヨウナナカマド（Rowan又はMountain ash）でした。
バラ科ナナカマド属。

こちらも赤い実ですが実も葉も色が渋め

やはりバラ科っぽい実ですが、先ほどとは違う種類ですね

右の木はおそらくメープル。枝先に行くほど透明感ある鮮やかな赤になるグラデーションが見事です。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

スーツケースはビレッジ入口観光案内所近くの建物2階にあるロッカーに預けてきたので引き取ります。
最大のロッカーでも機内持ち込みサイズの小さなスーツケースを入れるのにギリギリなのでご注意。

案内所で「コインロッカーはありますか？」と訊いたら「コイン…？」と首を傾げられてしまいました。
ロッカーはクレジットカード式でした。

使い方を挙げておきます。

モニターの下、左はクレジットカードを読み取らせる部分で、上の黒い四角はスキャナ、下はカードを差すスロット。どちらでも可。
右は上がテンキー、下はレシートが出る所。

まず、「LENT A LOCKER」か「ACCESS LOCKER」か、つまり、貸出開始したいのか、既に借りたロッカーを開けるのか訊かれます、
左の「LENT A LOCKER」を選択。

貸出期限をどうしたいか訊かれます。今日だけか複数日か。
左の「TODAY ONLY」を選択。

ロッカーサイズを標準、L、XLから選びます。大きい程料金が高くなります。

自分が決めた暗証番号4桁を入力。

確認のため暗証番号をもう一度入力

クレジットカードで支払いです。モニター画面の左下にあるスリットに入れるか黒い四角にかざしてスキャンさせるかします。
どのカードが使えるか分かりませんが、とりあえず写真の通りマスターカードは使えました。

貸出完了。レシートが打ち出されます。
料金12カナダドル＋税2.16カナダドル＝14.16カナダドル。
231番のロッカーを借ります。
（写真は、2日後に再び借りた時のものなので日付が違います）

ちなみに、ロッカーから荷物を出す時は2番目の画面で「ACCESS LOCKER」を選択し、この画面へ。
一度開けるけど借り続けるのか、荷物を出して貸出終了するのか訊かれます。
貸出終了なら下を選択。

ビレッジから歩いて宿へ向かいます。正面の山がモントランブラン山で、先ほどいたゲレンデが見えます。

先程見下ろした湖。「泳がないでください」標識が。
ナイアガラにもありましたね。流石アウトドアの国…

宿について人心地。
明日はアクティビティを満喫します。