カナダ メープル街道 女一人旅5（モン・トランブラン2日目　紅葉観光とサイクリング）

2018/10/03 - 2018/10/03

カナダ東部の女一人旅。ナイアガラの滝→モン・トランブラン→モントリオールと巡ります。
本日は一日モン・トランブランでサイクリングをして紅葉と自然を満喫します。

エリア モン・トランブラン(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテル近くの川と紅葉が美しいです。

カナダは自然豊かでアウトドアが充実しています。
モン・トランブランはハイキングやサイクリングのトレイルが広範囲にわたって沢山あります。

本日はサイクリングメインで楽しみます。
トランブラン・ビレッジの入口右手、昨日ロッカーを借りた建物の1階にレンタサイクルのお店があるので借りました。一緒にヘルメットも貸してくれます。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

サイクリングロードは大変充実しています。
写真を撮っている位置は自転車道。広い。左が車道。
ハイキングとサイクリングのコースの地図は、モン・トランブランの町の公式サイトの「Recreation」タブにある「Trail conditions and maps」であるこちらのページ
https://www.villedemont-tremblant.qc.ca/en/recreation/trail-conditions-and-maps
の中の TRAIL MAPS（SUMMER）の項にある「Hiking trails」「Mountain Biking」でPDFで入手できます。
サイトはデフォルトはフランス語ですが、右上の「English」ボタンで英語に切り替えられます。

本格的に楽しみたい方向けの各トレイルの詳細は、こちらの「AllTrails」サイトのモン・トランブラン国立公園カテゴリから検索できます。
https://www.alltrails.com/parks/canada/quebec/parc-national-du-mont-tremblant?ref=header

流石欧米らしく、車道・自転車道・歩道が明確に分かれています。
（日本の自転車専用道路の整備は大変遅れていると指摘されています）
写真の真ん中の黄色い線は自転車道の中央分離帯。

こちらの自転車道はガードレールで守られています。

歩道はこんな感じ。横断歩道はかなり厳密に運用されます。
標識に赤い三角とハンマーの絵と共に「priorite pietons $100」とあります。
英語なら「Priority pedestrians」、つまり「歩行者優先」。
横断歩道で人が渡ろうとしている時、車は止まる義務があり、止まらなければ100カナダドルの罰金が科されるという標識です。
日本も同じ義務がある筈ですが、かなり無視されているので、車が必ず止まってくれるのは新鮮でした。

日本は実効性を持たせない法律を形だけ作って、法がちゃんとあるのに被害に遭う弱者が悪いと責任転嫁することが多いですが、実効性を持たせるまでが権限を預けられた者の責任。

歩道は、段差やガードレール等で車道と明確に分離するか、車道から緑地を挟んで平行してあるのが基本でした。
はじめ日本の感覚で車道の路肩を歩いていたら驚かれてしまい気づきました。すみません。

車道を離れ、森の中のサイクリングロードへ。色とりどりの木々が綺麗です。

モン・トランブラン近くは川や湖が多いです。

コース脇に野生のシカが。

サイクリングコースを横断するシカ。歩行者優先。
写真下にあるのは私の自転車。スタンドがないので寝かせてあります。

カナダ国旗のようなメープルの葉の絨毯。
正に「メープル街道」

コースの途中に時々ベンチがあり、ビュースポットを楽しめます。

休憩所

看板の鹿の写真の上下には「あなたの愛と食物は私を殺す」「あなたの食物は私の消化器官に適切でない」と書かれています。
餌をやるなという警告看板。

上の緑の看板はコースの案内でコース内の要所要所にあります。

辿っていた道が途中で消えてしまいました。何故。
でも湖畔で子供たちのスポーツイベントをしていて興味深かったです。

私は写真右下から伸びるA１というトレイルを進んでいたのですが湖に近づいた辺りで道が消えました。
とりあえずこっちだろうという方角へ道なき道を進み、赤字の「現在地（Vous etes ici）」の辺りでコースの続きを見つけました。
写真はそこにあった看板。

地図では、写真中央奥から手前へ真っ直ぐ道があることになっています。
道があった跡すらないのは何故。

なお、私の自転車はタイヤが細めで基本的に舗装道路用と思われ、砂利道は注意が必要、悪路は無理なものでした。マウンテンバイクを借りればよかったかもしれません。

モール湖。湖面に紅葉がきれいに映っています。
天気がいい日だと紅葉がもっと映えて綺麗だったでしょうね。

こちらのメルシエ湖は大きめで四阿があり、トレイルマップには泳ぐことができるマークがあります。流石アウトドアの国…

ゴルフ場に無数のカナダガン

赤い「止まれ」道路標識の下に、黒字に楕円の中に「TCMT」と書かれた標識があります。
昨日乗り損ねたモン・トランブランの町営循環バスの停留所マーク。
(Transport en commun de Mont-Tremblant（モン・トランブラン公共交通）の頭文字)

トランブラン・ビレッジ付近に帰ってきました。こちらは街近くの教会。

トランブラン・ビレッジ内のレストランで遅い昼食。

カナダらしいものを食べたくて、昨日はサーモンだったから今日は肉です。
リブステーキ。がっつりです。
カナダの食事は私には多いので、ブランチと遅い昼食の一日2食で調整することが多かったです。これは昼夜兼用。

レストラン入口には「リゾートの公共エリアではアルコール飲料は禁止されています」看板。リゾート内あちこちにあります。

モン トランブラン リゾート 山・渓谷

レストランの中にはアルコール検知器があります。1回2カナダドル。
「一か八かに賭けるな、自分で検査しろ（Don't take a chance:Test yourself）」の文が格好いい。
この機械が駐車場等でなくレストランにある心構えが素晴らしい。
被害者でなく加害者をしっかり規制する体制が大変真っ当。

トレイルの入口等目立つところに、この看板がよくあります。
木の枠に「カーボンニュートラルになりましょう」と書かれ、その下に書かれている内容はそれぞれ違います。左の枠に「3」とあるのはおそらく連番。

足のマークは地球と生物がデザイン化されています。
おそらくエコロジカル・フットプリントをイメージ。
（人類が地球環境に与えている「負荷」の大きさを測る指標で、与える負荷と地球の資源再生産・浄化能力を比べる。世界中の人が日本人のような暮らしをした場合、地球が約2.4個必要とされる）

この看板は「木は、気候変動と戦う上で非常に優れた兵器です」の見出しで始まり、地球温暖化、COs削減、森の果たす役割等について書かれています。

町にシカが降りてきています。
観光客が皆写真を撮っていました。

明日はモン・トランブラン最終日です。
昨日今日と天気が悪かったですが、明日こそモン・トランブラン山は晴れるでしょうか？