千葉泊まり旅《後編》美味しい金目鯛を食べに銚子を訪れ、レンタサイクルで半島巡り

2017/11/15 - 2017/11/16

佐原を観光した後はJR成田線で銚子駅に移動、銚子電鉄に乗り換え宿がある海鹿島駅へ向かう。銚子に泊まる目的は言うまでもなく日本一の水揚げ量を誇る新鮮な魚だ。なかでも有名なキンメダイを求めて大徳ホテルを訪れた。

エリア 銚子(千葉)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

佐原観光を終え、JR成田線に乗って約50分で銚子駅に到着。

到着ホームの先端に銚子電鉄のホームがあり電車は発車間際、真っ先に進んで写真を一枚・・うわ、このタイミングで入ってきますか。

銚子駅～外川間の全長6.4kmを走るローカル列車は2両編成。

車内では既に沿線住民の方々が発車時刻を待っていた。

終点の外川駅から3つ手前の海鹿島（あしかじま）駅で下車。

（切符を買ってなかったので車内で精算）

関東最東端の駅なんだとか。

駅舎は至ってシンプル。とっぱずれ？？調べましたわ。

海鹿島駅から5～6分歩くと太平洋に出た。

突き当たりは海鹿島海岸、右折すると宿はすぐそこだ。

海水浴や磯釣りが楽しめる海鹿島海岸から太平洋を望む。

今夜宿泊する『大徳ホテル』は海鹿島海岸の目の前。
（http://www.daitokuhotel.com/）

周囲にコンビニ等のお店はないので前もって買ってくるといいかも。

チェックインを済ませ館内を案内してもらいながら部屋へ。

部屋は太平洋を一望出来る和室8畳、バストイレ付。

夕食と朝食の開始時間を確認したら、早速ひとっ風呂。

温泉ではないが24時間いつでも入れる広いお風呂はジェットバス付でポイント高し。（早朝に男女入れ替え、画像は翌日撮ったもの）

お楽しみの夕食は18時から。大広間のテーブル席に座ると女将が料理を運んできては料理の説明をしてくれる。

揃ったところで、いただきま～す！

金目鯛の刺身。

アジのたたきとブリの刺身だったかな。

もうね、嬉しすぎて食べる前からニヤけてましたわ。

金目鯛の煮付け。ご飯がススムススム...

女将が「タレをご飯につけて食べても美味しいわよ」
って勧めるもんだから更にススム。。(笑)

鍋にも魚・・・まさに魚尽くし。

宿自慢のイワシフライは食事の途中に女将が持ってきてくれた。

揚げたてでサクサクッ！

結局、おひつのご飯８割位食べたかな。

腹パンパンで部屋に戻ると布団が敷かれていた。ここからは寛ぎタイム。

何にもしないでボーーっと過ごすのもたまにはいいもんだ。

もう一度、広いお風呂に入り、さざ波を聞きながら就寝。

【2日目】朝食も夕食同様に大広間で食事。

イワシの刺身、サバの塩焼き、ブリの照り焼き、、、そして生卵。

朝からどんだけメシ食わせる気じゃ！？（笑）
（3杯半が限界だった）

部屋の窓から太平洋を望む。よーーし、いい天気だ。

9時半にチェックアウトし宿で電動アシスト付き自転車を借りる。
（500円/2H　1,000円/4H　1,500円/日　乗り捨て+500円/台）
このレンタサイクルは銚子市の旅館ホテル組合と銚子観光協会が連携していて、宿泊客は乗り捨て料金が無料になる。リンク貼っときますね。
http://www.choshi-ryokan.jp/event/rentacicle/

最終的には銚子駅の観光案内所に返却する予定でサイクリングスタート。

ホテル前の道路。（銚子駅方面）

ホテル前の道路を右に進んでいくと（徐々に風が強まってくる）

銚子半島の最東端に位置する犬吠埼が見えてきた。

犬吠埼灯台。200円の入場料を払って螺旋階段を上っていき・・・

犬吠埼灯台から三方を望む。（銚子漁港・ポートタワー方面）

周辺の海は白く波打っていて

風が吹き荒れている。

外川駅方面。

とにかく風が強いのでじっとしていられない。体感温度も下がってくるので次に移動。ここから先は周遊する感じ。

銚子電鉄の線路を渡り（線路の先が犬吠駅）

小高い山の上に建つ『地球の丸く見える丘展望館』にやってきた。

屋上の展望スペースからは360度の大パノラマを見渡すことが出来る。

居心地良くて20分位眺めてたかな。

銚子マリーナに寄って対岸の屏風ケ浦を眺めてから・・・

屏風ケ浦に到着。自転車を停めて遊歩道へ移動。

屏風ケ浦は下総台地が海の波によって削られた崖で

上部は関東ローム層、その下には約300万年前～約100万年前に海底に堆積した地層を間近でハッキリ見ることが出来る。

延々10kmにわたる海岸の絶壁は英仏海峡ドーバーの「白い壁」に匹敵すると云われてるんだって。(行ったことないけど)

消波堤を設置する1966年頃までは年間約1mのペースで海岸が削られ、その流れ着いた砂が九十九里浜を形成していたそうだ。

観光名所を回ってるうちにジオパーク巡りになってきた。

1億5千万年前の地質と言われる『犬岩』は地殻変動や風化、波の浸食などによって自然に「犬」の形になったんだとか。

道路の左側を走っていたら気付かずに通り過ぎてしまった。

（ここ右折ね）

かつては島だったという千葉県最古の岩『千騎ヶ岩』

ふーんって感じで引き返すと・・・

右手に外川漁港の美しい風景が飛び込んできた。

自転車を停め、しばらく撮影タイム。

犬吠埼灯台の下には1億2千万年前に恐竜がいた「白亜紀」時代の地質があり、その頃この辺りは約20ｍの浅い海だったそうだ。

犬吠埼灯台を基点に周囲を一周したら、朝来た道を戻りながら銚子駅方面に自転車を走らせる。

『銚子ポートタワー』に到着。ほぼ一本道なので迷うことはないのだが、途中から向かい風になり思ってた以上に遠く感じたな。

展望フロアに寄ってみたかったが、この日は定休日（木曜定休）

お目当てのお店のランチ営業に間に合いそうになく、お腹も空いてきたので併設する『うおっせ』に吸い寄せられるように入店。広々とした店内は観光バスの団体客も受け入れてるようで期待値が少々低下気味・・・

シンプルに海鮮丼を注文。ハードルが下がってた分、逆にボリュームが引き立っていた印象が残っている。

銚子漁港。港の風景にはいつも癒されるなぁ。

利根川に架かり千葉県銚子市と茨城県神栖市を結ぶ銚子大橋は全長1500m、川に架かる橋としては日本最長。

あと少しで銚子駅。

約5時間の観光を終え、駅と隣接する観光案内所に自転車を返却。

高速バス（東京⇔銚子）の選択肢もあったけど普通列車で帰ろう。

今度来るときは１日乗車券を買って銚子電鉄の駅を巡ってみようかな。

もちろん、次も美味しい魚を目的に・・・