2019/10/11 - 2019/10/13
89位(同エリア230件中)
タブラオさん
台風19号が来た3連休の金土日で会社の友人と一緒に八幡平の極上湯を巡ってきました。正確には金土で行く予定が台風で帰れなくなり2泊3日となってしまったものですが、幸い台風の影響も恐れていたほどでなく、紅葉の八幡平も満喫することができました。
泊まったのは、今年の梅雨時に行ってとても気に入った藤七温泉からすぐ近くの蒸ノ湯温泉。2泊目は松川温泉の峡雲荘に泊まりました。日帰りで国見温泉石塚旅館と藤七温泉に入りましたが、硫黄の香りが強くパンチのあるお湯ばかりでした。どこも秘湯感満点の温泉ばかりで、大満足の温泉巡りの旅となりました。個性の強い極上湯ばかり入ってきましたが、次はどこに行ってもインパクトがイマイチなのではと逆に心配になる程です。
1日目:盛岡駅からレンタカーで八幡平へ。後生掛温泉自然研究路を散策。蒸ノ湯温泉ふけの湯泊。
2日目:角館観光。国見温泉石塚旅館で日帰り入浴。松川温泉峡雲荘泊。
3日目:奥藤七温泉探検。藤七温泉日帰り入浴。小岩井農場訪問。盛岡駅前のぴょんぴょん舎で夕食
①は1日目の旅行記です。この日の八幡平は曇りから雨の予報でしたが、幸い日中は晴天に恵まれ、八幡平の紅葉ドライブを満喫できました。この日宿泊した蒸ノ湯温泉 ふけの湯は、お気に入りの藤七温泉と似たような温泉であるため楽しみにしていましたが、藤七温泉に負けず劣らず、秘湯感抜群の素晴らしい温泉でした。
この日の主なイベントは次の通りです:
●盛岡駅で新幹線予約変更に手間取る
●八幡平を紅葉ドライブを満喫
●後生掛温泉自然研究路を散策
●蒸ノ湯温泉の野天風呂を満喫
●ふけの湯泊
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元々金曜日に東京を出て、翌土曜日の最終新幹線で帰る予定でしたが、翌日の土曜日の夜に台風19号が関東を直撃することが予想されていたため、帰りを早めるか、またはもう一泊する必要がありました。そのため、盛岡駅のみどりの窓口でもう1泊することを念頭に帰りの新幹線時間の変更をお願いしたところ、変更はできないと言われビックリ!
今回も「地温泉」というJRのパック商品を使ったんですが、旅行商品に組み込まれた格安新幹線チケットの予約変更はその便が運休にならないと不可とのことでした。新幹線チケットは一回は予約変更可と思っていただけに面食らいました。いい勉強になりました。金曜日の昼の時点で土曜日夜の便の運休は確実でしたが、その時点でまだ運休は決まっていなかったため、結局、翌日の土曜日に運休が決まってから最寄り駅に行って、予約変更の手続きをしなければならない羽目になりました。
写真は盛岡駅前です。途中の仙台で既に雨が降っていたため、盛岡も雨だろうと覚悟していただけに、晴れていてラッキーでした。 -
お昼は、わんこそばのお店を予約していましたが、新幹線の予約変更のやり取りやレンタカー手続き他、諸々あって、駅で大幅に時間が掛かってしまい、結局キャンセルしました。フェザンの中を探してここで盛岡冷麺を頂きました。
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盛岡冷麺と小ビビンバのセットを頂きました。冷やし中華は好きでないため、あまり食べませんが、この冷麺なら頻繁に食べたいです。
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1泊2日で8,000円台で予約していましたが、2泊3日に伸ばし、台風で色々トラブルも発生しかねないと思い保険をフルカバーにしたため、結構なお値段になってしまいました。
e-powerではないノートを借りました。下り坂はきびきび小気味良く走ってくれましたが、登りは途端に亀さんになるのには閉口しました。 -
盛岡駅を出て八幡平を目指しました。八幡平アスピーテラインは何度も通ったことがありましたので、今回は八幡平樹海ラインを通ってみました。雨を覚悟して行きましたが、予想外に晴れていました。紅葉はまだまだでしたが、ところによって綺麗なところもありました。
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午後2時に八幡平の頂上付近に着きました。遠くに見える山は岩手山? 手前の旅館はお気に入りの藤七温泉です。予想外の天気で得した気分でした。
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蒸ノ湯温泉の入口付近の景色です。この辺りも山が色付き始めていました。
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翌日が台風のため、晴れているうちに後生掛温泉自然研究路を歩いてみることにしました。ちなみに後生掛温泉には来年の1月に行く予定ですが、こちらも楽しみです(^_^)
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後生掛温泉自然研究路の入口です。今年の梅雨時にも今回と同じ友人と一緒にここまで来ましたが、その時は大雨のため旅館の建物を眺めただけでした。
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少し歩くとすぐに煙が見えてきました。
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最初に見えてくるのがこれです。とても熱そうな泥沼ですが、「オナメ・モトメ」と呼ばれる後生掛温泉の由来となった沼のようです。煙モクモクで辺りは硫黄の匂いがプンプン。私が最も好きな光景が広がっていました。
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雨を覚悟で来ましたので、外を歩けるとは思っていませんでした。予想外の晴天でとてもハッピーな気分で歩くことが出来ました。
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この泥沼の温度は94度だそうです。過って落っこちたら即死です。すすきに陽の光が当たり輝いて見えました。
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自然研究路ですので、自然が豊かなハイキングコースをイメージしていましたが、実際には煙モクモクの湯畑のようなところでした。そう言えば、去年行った玉川温泉の自然研究路も同じような湯畑でしたので、自然研究路=湯畑ということのようです。
自然研究路内では、至るところにこういった小さな温泉が湧き出ていました。 -
大きな泥沼。大湯沼というそうです。ここも83度あるようです。
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大湯沼を近くから撮ったものです。紅葉し始めた山も綺麗でした。
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八幡平頂上に抜ける遊歩道があるんですね。時間があったら是非歩いてみたいものです。
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近くを流れていた小川ですが、熱いお湯が流れているのか冷たい水が流れているのかどっちなんだろうと思い手を入れてみました。入れた瞬間に熱いと思い、手を引きましたが冷たい水でした。冷たいんだと思い、もう一度手を入れてみたら、今度は火傷するほどの熱さでした。要は流れている水は冷たく、熱湯が湧き出ている灰色の部分に手を入れると熱いということでした。
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名もない泥沼。あちこちに大小様々な泥沼がありました。
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看板の文字が剥げ落ちてよく見えませんが、「大沼火山」だそうです。何が火山なんだという気もしますが、泥の厚さは8メートルだそうです。と言ってもほとんど地中に隠れていますので、何が凄いかよくわかりません。
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宿泊先の「蒸ノ湯温泉 ふけの湯」に着いたのは15時40分。尋常小学校の校舎のような旅館でしたが、個人的にはこういった佇まいの旅館は大好きです。
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ここは「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。秘湯感のない会員旅館が多い中、この旅館は秘湯感抜群でした。今回泊まったり、日帰り入浴で訪れた旅館は図らずもすべて「日本秘湯を守る会」の会員旅館ばかりでした。
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ふけの湯神社。入口を入ってすぐ正面にあります。安産祈願、子宝祈願の神社だそうです。
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「ふけの湯」の1階廊下。左右は食堂で奧はお風呂です。「尋常小学校の廊下」で画像検索すると、これと同じような画像が並んでいたため、笑ってしまいました。
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お部屋は、広くありませんでしたが、清潔で快適でした。
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気になったのはこの窓。二重窓にはなっていますが、外側のサッシは古くて貧弱さは否めませんでした。内側の木の窓はおまけに過ぎない程度のものでした。金曜日の夜から土曜日の朝に掛けては、風も大したことはありませんでしたが、それにも拘わらず、窓がバタバタしていました。翌日、どこに泊まるか決まっていなかったため、一応は「ふけの湯」の空きは確認しておきましたが、風速60メートルにはとても耐えられそうにないというか、恐らく風が窓を突き破るのではと思われました。20~30メートルでも生きた心地はしないでしょう。
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午後4時を過ぎていましたので、早速お目当ての野天風呂に向かいました。ここでは「野天風呂」と「露天風呂」を使い分けていたのが面白いところです。旅館建物から離れた野っぱらにあるお風呂が「野天風呂」で、旅館建物内からアクセスできる、空が見えるお風呂が「露天風呂」です。
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女性用の野天風呂です。煙モクモクでした。
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こちらは男性用の野天風呂です。今年の梅雨時に来たときにも一通り見て回りましたが、見ただけでお風呂には入りませんでした。
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イメージしていた通りの、泥っぽい色のお湯でした。向こう側に見えるのは「ふけの湯」の旅館建物です。建物手前の煙は女性用の野天風呂の煙です。
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藤七温泉ほどのワイルドさはありませんでしたが、硫黄の香りといい、解放感といい、お湯の温度といい、最高のお湯でした。秘湯感も抜群でした。
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お湯は下から湧き出ているものではなく、木のといを伝って注ぎ込まれていました。また底は泥土ではなく、板が敷かれていました。藤七温泉のように泥沼に入っている感はありませんが、成分の濃いお湯に大満足でした。
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紅葉を眺めながら、極上湯に浸かる。嵐の前に至福の時を過ごすことができました。
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お風呂の床は板敷でしたが、床には泥が溜まっていました。お湯は藤七温泉のお湯と同じで、とても成分の濃いお湯でした。
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男性用の野天風呂から橋を渡ってすぐのところにあるオンドル小屋。どうやって使うんだろ?
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オンドル小屋の向かいにある混浴野天風呂。私たちが入る少し前まで、タオルぐるぐる巻きの女性が入っていましたが、道からも丸見えでした。
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着替え用の小屋から出たところで撮ったものです。手前に大きめのお風呂が2つ。その奥に樽風呂が4つ。更にその奥に岩風呂がありました。温度がそれぞれ違っていて、好きな温度のお湯に入れます。
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樽風呂と奥に見えるのが岩風呂。樽風呂は1つを除き熱かったため、1つ入っただけでした。狭い樽風呂に入るより大きなお風呂に入る方が気分いいです。
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岩風呂は熱めでした。これもちょっと入って雰囲気を味わってすぐに出ました。
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岩風呂側から全体を撮ったものです。
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野天風呂から見える紅葉も綺麗でしたが、その手前のすすきもいい感じに色付いていました。大自然の中でお風呂に入っている感満点でした。
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このお風呂も成分がとても濃いお湯でした。同じように床の板には泥が溜まっていました。
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野天風呂は明るい内だけ入浴可とありましたが、夜中にこっそりもう一度野天風呂に入ろうと思っていました。ところがこれを見て流石に断念。そう言えば、後生掛温泉自然研究路を歩いていた時も、熊鈴を持っている人が多かったため、あれとは思いましたが…。
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夕食は午後6時から中広間で頂きました。豪華なものはありませんでしたが、美味しく頂けました。
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りんごの中にはえのき茸が入っていました。外のりんごは食後のデザートとして頂きました。
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食後は部屋で台風情報を見ながらマッタリ過ごし、8時過ぎに内風呂に向かいました。1階の食堂奥がお風呂でした。
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こちらには「露天風呂」と書いてあり、「露天風呂」と「野天風呂」をしっかり区別していました。
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入った時には風はそれほどありませんでした。小雨がパラついていましたが、屋根がありましたので助かりました。お湯はぬるく、長湯するにはちょうど良い温度でした。なぜか硫黄の匂いはほとんどしませんでした。他に人もいませんでしたので、長湯させてもらいました。
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こちらは内風呂ですが、写真を撮っただけで、夜は入りませんでした。
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「露天風呂」を翌朝に撮ったものです。夜はぬるめのちょうど良い温度でしたが、朝方はとても入ることができないような高温になっていたため、足すら入れられませんでした。
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「露天風呂」から見える紅葉がいい感じでした。
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露天風呂が熱すぎて入れなかったため、朝は内湯に入りました。内湯もなぜか硫黄の匂いもほとんどせず、色も濃くありませんでした。違う源泉を使ってるのかな?
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翌日の朝食です。多すぎず少なすぎず、ちょうどいい感じでした。
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「秋田美人 米ぬか石けん」「秋田美人 米ぬか化粧水」「秋田美人 洗顔クリーム」「抹茶洗顔フォーム」等々、女性が喜びそうなグッズがたくさん売られていました。でもどっかで見たような…。そう、藤七温泉で売られていた物と全く同じでした。
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受付で売られていた、「日本秘湯を守る会」北日本支部のクリアファイル。1枚200円でしたが、2枚衝動買いしてしまいました。
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