2018/10/06 - 2018/10/08
472位(同エリア4467件中)
RAINDANCEさん
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北海道南西部、道第三の人口を擁する市である函館を訪れました。江戸時代から天然の良港として栄え、外国人居留地が点在することから異国情緒を残し、自然や文化財などミシュランガイドでも多くの観光スポットが紹介されている町です。
★函館山や赤レンガ倉庫など、ベイエリアと元町の観光施設を巡り尽くす。
★函館名物の活イカ・ウニといった海の幸、塩ラーメン、ラッピのバーガーなど、函館グルメを食べ尽くす。
★開国から幕末の激動の時代の舞台となった五稜郭へ。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎「うにむらかみ」のうに丼、活イカ刺
◎「きくよ食堂」の海鮮丼
◎「ラッキーピエロ」のチャイニーズチキンバーガー
◎「海鮮処 函館山」の活イカ刺、根ボッケ
◎「あじさい」の函館塩ラーメン
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は函館と青森の大間を訪れる旅…のはずでしたが、天候の関係で函館のみの訪問になりました。羽田空港から函館へ。
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10月だというのに折しも台風25号が日本に接近中。往復のフライト日は何とか台風と重ならずに済みそうです。ただ、大間に向かう日のフェリーが微妙。
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函館空港上空、着陸寸前。函館山が見えます。
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空港に着いたら、まずはバスで函館駅前へ。
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函館駅前に到着。
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函館駅前から市電に乗り換え、ベイエリア方面へ。函館の街での移動は市電が便利。
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ベイエリアにあるこちらのウィニングホテルにチェックイン。
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赤レンガ倉庫や函館山、元町といったスポットが近い、便利な立地なので選びました。
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ラウンジ。
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客室。
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洗面台。
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バスルーム。ホテルに大浴場はありません。
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客室の窓からは…
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…ベイエリアを一望。曇っててイマイチですが。
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設備や備品もしっかりしていて過ごしやすいホテルです。連休期間だけに?ちょっとお高めでしたが。
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チェックインしてから分かったのですが、このホテルは北島三郎氏にゆかりがあるようで、キタサンブラックのパネル。北島三郎記念館も併設されています。
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チェックイン後、さっそくベイエリアを散策。
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「金森赤レンガ倉庫」、重要伝統的建築物群保存地区の北海道遺産となっている建物です。
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明治の初めに、とある実業家が起こした洋物店を起源とする施設だそうです。
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港湾の倉庫業は廃れていきましたが、伝統的建物を活用した文化・商業施設に生まれ変わりました。
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Bayはこだてのレストラン街へ。
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「きくよ食堂 ベイエリア店」にて少し遅めのランチといきましょう。
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本店と違って、広くてモダン。(本店は後日訪れます)
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函館といえばイカです。
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とりあえず生。
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私は4種お好み丼、うに・いくら・カニ・ホタテ。
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妻は刺身定食。
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コーヒーとデザート付きでした。
観光レストランなのでコスパはそれなりでした。本店に期待しましょう。 -
この辺りには金森倉庫以外にも趣のある建築物が並びます。
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かつての豪商「高田屋嘉兵衛」の海産商倉庫。明治の1号館と大正の2号館。
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「日本最古のコンクリート電柱」。
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一旦ベイエリアを離れて元町エリアへ。こちらは「真宗大谷派 函館別院(東本願寺)」。
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明治の大火で焼け、1915(大正4)年に日本初の鉄筋コンクリート造りで再建とのこと。国指定重要文化財。
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その向かいにあるのが「レイモンハウス函館店」。20世紀初頭にこの地でハム・ソーセージ店を開業したチェコ出身のカール・レイモン氏の製法を受け継ぐ店。(後日、ホテルのビュッフェでソーセージが出ました)
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更に少し山手に進むと教会群が現れます。
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まずは「カトリック元町教会」。安政6年(1859年)創建だが現在の建物は大正12年(1923年)に再建とのこと。大聖堂内の祭壇はローマ教皇から贈られたもの。
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続いては「函館聖ヨハネ教会」。
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明治7年(1874年)に英国のデニング宣教師が“函館聖公会”として活動を開始し、教会の創建は明治11年(1878年)とのこと。焼失の後、現在の聖堂は昭和54年(1979年)に着工されたものだとか。
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こちらは「函館ハリストス正教会」。
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安政7年(1860年)にロシア領事館の附属聖堂として建てられたそうです。こちらも明治40年(1907年)の大火で消失、現在の聖堂は大正5年(1916年)に再建されたとのこと。
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「遺愛幼稚園」。明治28年(1895年)創立の幼稚園、明治40年の大火で焼失し現在のものは大正2年(1913)とのこと。
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函館と言えば坂の町、数ある坂の中でも景観で人気なのがこの「八幡坂」。
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北海道最古の神社である「船魂神社」。
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12世紀に海上安全を願って創建された神社で、義経を導いた伝説もあるそうです。
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「旧函館区公会堂」、昭和57年に大規模な修復工事を経て国の重要文化財に。
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明治40年(1907年)の大火で公会堂が失われた後、函館の豪商である相馬哲平氏により資金が寄贈され、明治43年(1910年)に現在の公会堂が完成したそうです。
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公会堂の前に広がる「元町公園」。
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公園にあるのが「ペリー提督 来航記念碑」。ペリーは安政元年(1854年)に、開港される函館港を検分のため訪れました。
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さきほどの公会堂建設にあたり多額の寄付をした、相馬哲平氏の旧邸宅「旧相馬邸」。相馬氏は、江戸時代末期に荷物ひとつで函館に渡り、一代で豪商にのぼりつめたそうです。
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元町で最後に訪れたのが「旧イギリス領事館」。
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安政6年の開港の際に、イギリスが領事館を開設。現在の建物は大正2年(1913年)のものだそう。
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ベイエリアに戻り、「函館市北方民族資料館」へ。大正15年(1926年)に日本銀行函館支店として建てられ、1988年(昭和63年)まで使用されたものを改装し、平成元年(1989年)に資料館として開館したそうです。
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アイヌの小人伝説「コロポックル」。
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アイヌやウィルタといった北方民族の衣装や…
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…道具や生活用品などが展示されています。
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作者不詳のアイヌ人夫婦の絵。
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東浜桟橋にある「北海道第一歩の地碑」。ここが明治以降北海道の玄関口となりました。
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桟橋から望むベイエリア。
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この日の観光を一通り終えた後、向かったのは「函館朝市」。
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夜なのに朝市に来た理由は、この「うにむらかみ 函館本店」。朝市はその名の通り夜開いている店は少ないのですが、ここはやっていました。
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ちなみに昼だとこんな感じ(別の日に撮影)。見ての通り行列店です。
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予約無しでしたので20~30分ほどは待ったでしょうか。ご覧の様な生簀を見ながら。
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ようやく席につき、まずは函館名物の活イカ刺。
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そして…出ました!ミョウバン不使用無添加の豪快ウニ丼!
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ミョウバン不使用なのですごくクリーミー、舌の上でとろけて美味い。良質の昆布を食べて旨味と甘みをを蓄えたウニなのでしょう。正直、積丹のウニには及びませんが、充分美味いです。
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ウニが苦手な妻は海鮮天丼、ウニもちょっと入ってますが。ウニの店ですが海鮮全般に美味かった!満たされつつこの日は休みにつきます。
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翌朝…この日は津軽海峡フェリーで青森の大間に渡り、マグロを食べて一泊して函館に戻る予定でしたが、台風25号の影響で欠航となってしまいました。高い運行率を謳る津軽海峡フェリーですが、初乗船が数少ない欠航に当たってしまいました。
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…というわけで、急きょ予定を変更しこの日も函館観光。まず朝食のため向かったのは、函館発のバーガーショップ「ラッキーピエロ」。
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道南以外には出店せず、この地に来なければ食べられないバーガー。函館のソウルフードと呼ばれる所以。
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ポップな店内。注文を受けてから作るのでファストフードではなくレストランなのだそう。
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妻は1番人気のチャイニーズチキンバーガー、私はスペシャル生ベーコンエッグバーガーをチョイス。これで観光街歩きのエネルギーチャージは万全です。
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今日は市電の一日券をフル活用して街を巡ります。
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こちらが1日券、該当の日付けのマークを削って使います。
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市電に乗ってまず向かうのは五稜郭。
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”五稜郭公園前”駅を降りて10分ほど歩くと五稜郭タワーに到着。
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タワーにはエレベーターで登れますが、体育の日限定企画の“階段登りチャレンジ“なるものがあったので、せっかくだからチャレンジしてみました。
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ラッキーピエロのバーガーパワー全開で登り切ると、展望エリアの入口でこの様な豪華なお出迎え。記念の缶バッジをいただきました。
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いざ、展望エリアへ。
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「五稜郭」の全景。江戸時代末期の星形要塞です。
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反対側には函館山。
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五稜郭は、江戸時代末期に函館山からの奉行所移設に伴い造られました。
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江戸時代が終わり、箱館戦争で旧幕府軍が本拠地にしたことで知られています。 逆光ですが、旧幕府軍の土方歳三氏の像。
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タワーの1階にはイベント広場、地ビールなどの売店もありました。ちょっと休憩。
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箱館戦争供養塔。
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五稜郭へ入城。
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五稜郭は外周約1.8km、敷地は約125キロ平米で東京ドームの約3倍。
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2010年に復元された函館奉行所。
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メンテも良いのでしょうが新築同様です。
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トイレもピカピカ、モデルハウスの様です。
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日本には2か所しかない西洋式土塁のひとつ、国の特別史跡で北海道遺産にもなっています。
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五稜郭を後にし、再びベイエリア方面へ。
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函館駅前で「函館ハイカラ號」に乗り換えて谷地頭方面へ。
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ハイカラ號は運行ダイヤが限定されているので事前の確認がベターです。
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西部環状線の終点、「谷地頭」駅に到着。
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駅からまっすぐ参道を通って向かったのは…
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…函館八幡宮。室町時代が起源とされる神社です。
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現在の社殿は大正4年(1915年)とのこと。
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本殿、幣殿、拝殿が連続した「聖帝八棟造り」と言われる形式だそうです。漁業などの守り神として「八幡さん」の愛称で親しまれているのだとか。
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函館八幡宮の隣の妙心寺、その裏に…
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…「碧血(へきけつ)碑」が佇んでいます。
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明治8年(1875年)に建てられた箱館戦争における旧幕府軍の戦死者の慰霊碑。
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隣には柳川熊吉氏の墓。彼は、箱館戦争で旧幕府軍の遺体が放置されていたのを寺に仮埋葬し、後に遺体を改葬して碧血碑を建立しました。
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谷地頭を後にする前に「谷地頭温泉(共同浴場)」に入ってきました。内風呂は広くて露天もあり、鉄分を含んだ褐色のかけ流しのいい湯でした。
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再びハイカラ號に乗り、本町方面へ戻ります。
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ハイカラ號の運転席。
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外観のみならず、客室の雰囲気もレトロ調。
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最新型とレトロ。
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市電も色々な型式や塗装・デザインがあり、見ていて面白いです。
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さて、これから向かうのは函館山。日本三大夜景の一つとされる「函館の夜景」を見に行きます。
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ロープウエイにて山頂へ。
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山頂駅に到着。まだ人はまばらですが、日が沈むとかなり混雑します。
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まだ陽が差している函館市街。
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夕陽が沈むのをゆっくりと待ちます。
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夕方の函館市街。
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夕暮れに染まる函館湾。
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陽が沈み暗くなってきて、街の光が灯りはじめます。この頃になると、どんどん観光客が登ってきて段々すし詰め状態に…
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イチオシ
夜になり、夜景が本格化。神戸の夜景は空気による屈折で光がゆらめきますが、函館は標高が低いせいかゆらめきは確認できませんでした。気候や気温にもよるのでしょうが…
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派手なネオンは無く、素朴で上品な夜景です。オレンジの街灯への統一など、町として夜景景観の努力もされているとのこと。そろそろ、後ろの方に譲って山を降ります。
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函館山の次は、市電に乗って函館市街へ。
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函館山に行ったから…というわけではないのですが「海鮮処 函館山」へ。函館駅からは東へ500mほど、市電なら松風町駅のすぐ近くです。
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某口コミサイトで好評価だったので行ってみました。すっきり清潔そうで良い雰囲気の店内。
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ここではチョイ飲みです。まずは函館名物の活イカ刺。
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根ボッケ焼き。根ボッケは回遊せずに岩礁に住み着くホッケで締った身と上品な味わいが特徴、特に函館と羅臼で漁獲される根ボッケは全国的にも人気が高いそうです。
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地元の酒ではありませんが…「獺祭」の利き酒セットをお供に。
イカもホッケも一見高く見えますが、質を考えれば納得の価格でした。 -
お店の近く、「はこだてグリーンプラザ」という公園にある「月光仮面の像」。月光仮面の作者、函館出身の川内康範氏が寄贈したものだそう。
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さらに近くの「大門横丁」を偵察。
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平成17年(2005年)に函館駅前整備の流れを受けて形成された屋台村です。
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続いて、ベイサイドのレストラン街へ。チョイ飲みの後は、締めのラーメンです。
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「函館麺厨房 あじさい」、函館に来たからにはやはり塩ラーメンを食しておかねば…ということで。
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昔ながらのすっきり塩ラーメンでした。
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この日は、大間に行けなくなったため急きょ予約したホテル「ルートイン グランディア函館駅前」に泊まります。(翌朝撮影)
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天然温泉の展望大浴場が予想外に良かったです。温泉効果でゆっくり休めました。
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翌朝…ホテルの目の前はJR函館駅。
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朝食を摂るため、駅の近くの「函館朝市」へ向かいます。
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訪れたのは「きくよ食堂」本店。昭和31年(1956年)創業の老舗です。
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ウニ・ホタテ・イクラの元祖函館巴丼をいただきました。
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おっと!メロンも美味しそうです。
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デザートに。
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市場をブラついてみます。
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イカ!釣ってそのまま食べられます。
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カニ!たらば蟹ですね。あちこちでこの様なデモが。
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市場の近くの桟橋には、博物館船である「青函連絡船 摩周丸」。
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昭和40~63年(1965~88年)の間に就航していた2代目の船体。青函連絡船は、昭和の中ごろには本州と北海道を結ぶまさに大動脈でした。
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そろそろ函館のベイエリアおよび市街を後にします。
江戸時代から天然の良港として栄え、外国人居留地が点在することから異国情緒を残し、自然や文化財などミシュランガイドでも多くの観光スポットが紹介されている函館は見どころが豊富でした。大間へのフェリーが欠航になったことで、逆にじっくりと巡ることが出来ました。この後は、市内の湯の川温泉へ向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Daisyさん 2021/09/23 20:49:35
- 函館の魅力!!
- RAINDANCEさん
はじめまして、こんばんは。
大間のクチコミにいいねをありがとうございました。
旅行記はまだ書けていないのですが昨年10~12月、函館に長期滞在し色々な場所へ行きました。美味しい海の幸、ラーメン、ラッキーピエロなども食べましたので、RAINDANCEさんの旅行記と重なり楽しくて一気に拝見させていただきました!
津軽海峡フェリーで大間に一泊なさるご予定が・・・台風で欠航になり残念でしたね。
私はフェリーで大間へ日帰りしましたが、短時間滞在で食べただけで終わってしまいました。たまたま朝捕れた新鮮なマグロが食べられた「大間んぞく」にはまた行きたいと思っており、今年も緊急事態宣言が解除されたら函館&大間行きを考えています。
ところでRAINDANCEさんのロカ岬の旅行記も拝見させていただきました。
レンタカーでの移動は効率的でいいですね!
現在作成中のポルトガル旅行記でちょうど次がロカ岬編なのですが、路線バスでシントラから移動し待ち時間などで時間がかかってしまいました。
これから前後のご旅行も拝見させていただきたいと思っております。
よろしくお願いいたします!
Daisy
- RAINDANCEさん からの返信 2021/10/19 10:45:22
- RE: 函館の魅力!!
- Daisyさん
はじめまして。
ご訪問ありがとうございます。
大間の口コミは参考にさせていただきました。
前回函館からフェリー欠航で断念したその大間に、つい先日リベンジで行ってきました。残念ながら旅程の関係で「大間んぞく」での食事とはなりませんでしたが、大間港でマグロ解体ショーを見て、その場でさばいたマグロをいただくことができました。いずれ旅行記をアップしようと思います。
Daisyさんの旅行記も見させていただきましたが、ご夫婦で国をまたいでフルマラソンで駆け回ってらっしゃるのですね。すごいです。ご夫婦同じ趣味(スポーツ)を兼ねての旅は、さらにイベント感があって楽しそうですね。
函館他の旅行記にもいいねをありがとうございます。Daisyさんの函館旅行記も楽しみにしております。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします!
RAINDANCE
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