家族で奥飛騨温泉旅行＊山里のいおり草円＆レールマウンテンバイクの旅

2019/03/30 - 2019/03/31

家族４人で温泉旅行。昔ばなしの世界に迷いこんだようなお宿が点在する福地温泉へ。どの温泉宿にしようか迷いに迷った末決めた「山里のいおり草円」。期待を裏切らない素敵なおもてなしの数々に心も体もほっこり温まりました。翌日は神岡町のレールマウンテンバイクへ。初めての体験に全員大興奮！楽しい旅行となりました。

エリア 福地温泉・新平湯温泉(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

久しぶりの奥飛騨地方への旅行。行きは高速を使わず、道中にあるさまざまな道の駅に立ち寄って買い物を楽しみました。ここは「ロックガーデンひちそう」。

緑の川と岩肌のコントラストが美しい！下に降りてみるとちょっとした散歩道とベンチとイスなどがありました。お花見シーズンはきれいだろうな～！

41号線沿いの「大安食堂」さんへ。昔スキーに行く途中に寄ったことのある大衆食堂。「けいちゃん焼き」が有名です。広いお店ですがお客さんがいっぱいでした。

けいちゃん焼き、とんちゃん焼きなどにも惹かれつつ、「牛ちゃん焼き」を選択。４人でひとつのコンロでじゅうじゅう焼きます。大きい冷や奴とお味噌汁、ごはん、漬物がついて850円！お味は焼肉のたれっぽい甘い味付け。うどんを追加しました。

甘辛い味付けにごはんがすすみます！ご飯のおかわりは無料で自分で炊飯器からよそいに行きます。

奥飛騨方面へどんどん進みます。だんだんと雪景色に。

そして到着。本日のお宿は「山里のいおり草円」さんです。

車を着けるところはあるのでそこで荷物を降ろして、すぐ下に下がったところにある駐車場に停めました。

ちょっと頭を打ちそうに低い宿の入り口。

入ってすぐの畳の間。

お土産コーナーがあります。和の小物などがありました。

奥の方にある囲炉裏の間でお茶とお菓子をいただきました。囲炉裏と毛皮の敷物がいい雰囲気をだしています。

今朝ついたお餅にずんだ餡がのっています。お茶は桜湯でした。手作りのお菓子と温かい桜湯で旅の疲れが癒された気がしました。

囲炉裏端でほっこり。遊び道具が置いてあります。

お茶をいただいた後は部屋まで案内してもらいます。お部屋の手前に飲み物コーナーがありました。夏はとっても涼し気でいいですね。子供はお風呂上りにここでジュースを買っていました。

お部屋に案内してもらいました。この廊下の手前にトイレとお茶道具スペースがありました。

おー！こたつ！！友達の家にあるこたつに憧れている次男はほくほく顔。

早速こたつに入ってぬくぬくとゲームを楽しむ次男。

手前が寝室です。お布団が最初から敷いてありました。

４人なのでそんなに広々ではありませんが。敷布団のクッションが独特でした。好き嫌いが分かれそうですが、私は快適でよく眠れました。

窓からはこんな景色。山里の素朴な景色です。駐車場が見えますがちゃんといい具合に木で隠れていました。

こたつの上にこんな引き出しが。

手作りのお茶菓子が！おもてなしの心が素晴らしい！一段目は塩味のイモけんぴ。

二段目は大学いも。

いも、いもと続いたのでこれはてっきりいも羊羹だと思ったら、なんとみかんゼリー。おいものつもりで口に入れたのでえ？すっぱい、何これ？と驚きましたが、みずみずしくて美味しかった！

お部屋に外出着とかごが置いてあります。さあさあ、せっかくなのでもらい湯に出かけましょう！

湯めぐりマップみたいなのを見ながらどこにするか検討。フロントでのくとまり入湯手形というものを購入します。一冊６００円で１００円の券が６枚ついていて、宿によって必要枚数が異なります。手形は家族でシェアできます。

湯めぐりは福地温泉の宿泊客のみ利用できるので、宿の浴衣を来て行きます。足元はぞうりではなく、ブーツが部屋に置いてあったのでそれを履いていきました。

一番近い湯元長座さんへ。提灯のともったアプローチがいい雰囲気。

途中あま酒が置いてありました。残念ながら宿泊客専用のサービスなのでスルーですが、こんな田舎ならではの演出大好きです！

広い広い玄関。フロントの人に手形をちぎってもらって簡単に手形で利用できるお風呂の場所を説明してもらいました。

ちょっと迷いそうになりながらお風呂に到着。お風呂は内湯も長くて広々。外の露天風呂も広いです。雨が結構降っていたのであまりゆっくりつかれませんでしたが、歴史を感じる立派なお風呂にとっても満足できました。

お風呂を出たところの廊下沿いにあるお部屋。高級感がありますね。

廊下にあったイスから眺めた外の風景。昔話の世界を感じます。

ＰＣコーナーがこんなところに。湯元 長座さんとってもよかったです。老舗の貫禄を感じるお宿でした。玄関で、はいてきたブーツが一足たりなくて、フロントの方に話したら湯元長座さんのブーツをはいて帰っていいですよ、との事。どこの宿も似たようなブーツで、マジックで宿の名前が書いてあるので間違えられちゃったのかな。。

主人と子供は一軒入ればもう十分、とお宿に戻っていきました。私はもう一軒。雨が降りしきる中、ひとりでとことこ歩くこと15分くらい。

福地温泉名物青だるの前を通りました。ちょうど先週までライトアップされていたそうで、まだ原形をかろうじてとどめていますが、ところどころ溶けてしまっていました。

やっと着いたお宿はここ。

ここのお宿も入口にこんな素敵な演出が。

「いろりの宿かつら木の郷」さんです。草円さんとこちらのお宿で迷いに迷っていました。なのでせめてお風呂だけでも楽しみたいなと思い、遠かったけど頑張って歩きました。

のれんにウサギのイラストが。なんだか素敵な予感。

玄関。草円さんは部屋やお風呂、食事処でくつをぬぎ、館内の廊下などではずっと自分の靴ですが、ここも長座さんもこちらで最初に靴をぬぎます。奥にお土産コーナーがありました。時間があったら見てみたかったです。

古民家風ではありますが、築年数はここは浅いのか、すべてがピカピカしていて明るい印象です。

ソファの間もありました。

お風呂に向かう廊下。こちらのお風呂は結構狭いです。他に２人組の方が２組いらっしゃいましたが、これ以上多いと脱衣所もお風呂も圧迫感を感じそうです。多分湯元長座さんの後で入ったからそんな風に思ったのかも。

こんなしつらえがところどころにありました。

このランタンも素敵！随所に洗練されたセンスを感じました。

廊下に置かれたドリンクコーナー。宿泊客専用なのかな？と思ったので写真だけ撮りました。

どこを見ても気持ちのいい、良く手入れされていて気配りの行き届いた清潔感のあるお宿でした。女同士の旅だったら迷わずここを選びそうです。

そしてまた来た道をひとりで歩きます。夕食の時間まで30分くらいなので、少し急ぎ目に歩きました。

こんなバスの停留所がありました。寒くてもここでバスを待ったら暖かく感じそうなバス停。

部屋に戻って間もなく夕食の時間。食事処に行ったら一番乗りでした。

五平餅と岩魚？が既に焼けていて囲炉裏の炭で温められています。これを見ただけでほっこり気分に。

食前酒は苺酒！美味しい～！

前菜。こういうのは子供達は苦手なので、私がいただきます。そのうちこの美味しさがわかるのかな。。どれも手が込んでいて本当に美味しい。

鮎の酢〆と雪の下の天ぷら。

この青菜のお浸しとじゃがいもの煮っ転がしはサービスでいただけました。子供はこういう食べなれたものを喜んだりするのでありがたかったです。

桜の葉につつまれたしんじょに菜の花など春らしく添えられたお吸い物。

これがめちゃめちゃ美味しかった！サーモンのお造りにとろろ昆布がまぶしてあるもの。

主人と長男はお刺身が食べられません。なので事前に電話で相談させていただき、代わりのものを出していただくことに。これが代わりの品の刺身こんにゃくです。これはこれで美味しかったみたいですが、上のサーモンがめちゃめちゃ美味しかったので、せっかくならそのままにしてもらって私と次男が二人分のサーモンをいただけば良かった！と後悔。それくらいサーモン美味しかったんです！

飛騨牛のステーキ。すでに焼かれた状態で運ばれてきました。こちらも美味しかったです！でも私は一切れいただいただけで子供達にとられました。

たけのこの漬物。美味しい～

酢の物。何の酢の物だったか、忘れてしまったけど。。

ご飯はかまど炊きのほかほかご飯。もうおなかがいっぱいですが、ご飯もすごく美味しくてつい沢山いただいてしまいました。

デザートはマンゴー。それぞれ少しずつですがどれも美味しくて残さず全部いただきました！私はお腹がはちきれそうでした。子供は苦手なものもあって少し残したものもあったので、ちょうどいい量だったみたいです。すごく食べる男性だったら足りないくらいかも。最初に頼めばステーキなど単品で注文できます。

子供は囲炉裏を囲んでお食事をするのは初めてだったので、それだけでも珍しくて良かったと思ったみたいで家族みんな大満足の夕食でした。

お部屋にもどってしばしゆっくりと寛いでから貸切風呂に行くことに。

いったん宿の外に出て道を渡った向こう側にある貸し切り風呂。先客がいました。少し中で待つことに。ここで待つことができますが、すごく寒い！３つあるうちの１つは使えないと言われたので２つですが、２つとも使用していたのでじっと待ちました。タイミングが悪かったです。待っているうちに体の芯まで冷え切ってしまいました。子供はパズルみたいなので遊んでました。

脱衣所です。広いですね！

この内湯が面白いです。右と左に仕切られていて温度が違います。熱いほうはすごく熱いのですが、交互に入ってすごく気持ちよかったです。

外はこんな感じの階段を下りていきます。お年寄りには夜はおすすめできないかも。

露天風呂は貸し切りでこの広さは贅沢と思えるくらいで、快適でした！
貸切露天風呂の後は主人と次男は大浴場へ。私は明日朝早くに行こうと思って早く寝ました。

翌日。朝早くに森の湯に行ってみました。建物から少し離れたところにあって、夜だとわかりづらいです。

森の湯は男女入れ替え制で釜湯と岩湯があります。今日は女性が釜湯。

この建物が脱衣所です。

朝早かったので貸切でした。脱衣所から見たお風呂。結構小さなお風呂です。

でもこのお風呂に入ってみたくて草円さんを選んだのもあって感慨ひとしおです。円形のお風呂、真ん中はコーヒーカップのハンドルのようにも見え、思わず回してみましたが動かず（当たり前）。。

川のせせらぎが気持ちよく聞こえ、ずっと入っていたいお湯でした。途中で雪がちらつきだしたのですが、雪見風呂に憧れているのでもっと早くから降って欲しかった！

男性陣はもうひとつの岩湯へ。こちらも誰もいなかったみたいです。

こんな風にゆったりと３人で入れたので満足そうでした。

もうひとつ、昨日入りそびれた大浴場へ行きました。

お風呂上りに気持ちよさそうなハンモックが。

大浴場は思ったより狭かったです。半露天のお風呂がありますが、そんなに広くないです。でも客室の数を考えれば他に二か所お風呂があるのでこのくらいあれば十分ですね！

脱衣所を出た休憩所には飲める温泉と冷蔵庫が。

冷蔵庫には湯上りにおすすめの色々入っています。お部屋の番号を書いた紙を箱に入れておくシステムです。ちょうど男子風呂から出てきた次男とここであったのでせがまれてもなかアイスを。

大浴場と本館をつなぐ廊下。

素敵にお花が活けられています。

朝ごはんの前に楽しいイベントがあります。毎朝ここでお餅つきが行われます。

次男もお餅つきに参加させてもらいました。余談ですが、朝食会場には服を着ていきましたが、朝食も炭を使うので炭の匂いが服に少し残ります。他の宿泊客の方は浴衣の方も多かったので、次回は浴衣で朝ごはんを食べようと思いました。

ついたお餅は朝ごはんの途中で出していただけます。つきたてはやっぱりおいしいですね！

朝食のいろいろ。サラダ、果物、とろろ。

お味のしみ込んだ煮物。左側は飲むヨーグルト。この器、いいな！

朴葉みそと干物は囲炉裏で焼きます。その他湯豆腐も。ほっこり温まる朝食でした。

部屋に戻る途中。いつの間にか雪が積もっていました。

雪景色は名古屋で見られるのは年に１、２日。こんな田舎の雪景色は珍しいのでふたりとも何枚も写真を撮っていました。

こんな景色の中温泉に入りたかった～！でも時間が。。

今日は早めにチェックアウトして予約したアクティビティーに向かわないといけません。

アクティビティーの事務所の方から、大雪や、線路が凍結して中止になった場合連絡が入ることになっていましたが、連絡がなかったので心配になりこちらから確認したところ、「こっちは全然降ってません、大丈夫ですよー！」との声。同じ岐阜県の山奥なのに、本当？？

竹の皮に包まれたおにぎり。朝ごはんのあとに持たせてくれました。こんなサービスもしみじみ嬉しい～！！

名残惜しいけれど、チェックアウトします。Tabicaというスタンプカードをもらいました。直接予約をすると1万円で１ポイント、旅行サイトから予約すると２万円で１ポイントつき、１０ポイントで５千円の優待券等の特典があります。有効期限は３年なので、２回くらい来たら貯まりますね！

階段もちょっと滑りそう。

駐車場。こんなに積もってます！また来たいねと家族で話しながら次の目的地に向かいました。

急いで神岡町まで向かいます！廃線になった線路を自転車で走る「レールマウンテンバイクGattan go !! 」事前に予約が必要です。本当にこちらは雪は降っていませんでした。

受付した後は別の部屋に集まって説明を受けます。コースの説明、脱線しやすいポイントなど注意事項の説明がありました。小雨が降っていたのでカッパを買いました。

順番に名前を呼ばれ、出発です。いろんなタイプのものがありました。バイク型。パンフレットにはこれは載っていなかったので、見るだけなのかな？

これはかわいいですね！

こぐ人が大変そうだけど、三世代ならこれがいいと思う！

我が家が選んだのはこのタイプ。前でふたりがこいで後ろはゆっくり景色を見ながら。行きは主人と長男が、帰りは子供２人がこぐ係。私は往復後ろで撮影係。

なんと！こぎ始めた瞬間に脱線しました！線路に戻すのが大変そうだったので、気を引き締めていかないと。。最初に４人の写真を撮ってもらって出発です！

前のグループと適度に車間距離をあけて走ります。２つコースがあるのですが、この時期はまだまちなかコースだけしかやっていなかったのでこれは「まちなかコース」です。

初めての体験に４人とも興奮気味！往復5.8ｋｍで途中トンネル２つと駅が２つあります。

景色も素晴らしい！この橋は渡りません。

お、トンネルです！わくわく！

真っ暗なトンネル内。そんなに長くないのですが楽しいです！

途中で駅が２つあります。結構登り坂もありますが、電動アシスト自転車なので女性でも大丈夫！

こういう線路のつなぎ目のところで脱線しやすいそうなので、スピードを落として慎重に通ります。15分くらいで折り返しの「神岡鉱山前駅」に到着しました。

駅では係員の方が待っていて、自転車の向きを変える作業のため一度駅の待合所に入ります。

こんな展示が中にありました。

地元のみんなに愛される鉄道だったのですね！

最初寒かったですが、晴れてきてすっかり暖かくなりました。点検も終わってまた戻ります。

帰りは運転手交代。今度は次男がこぐ番に。

帰りも同じ道を戻るだけなので余裕です。

ライトアップされたトンネルもありました。

楽しいサイクリングもあっという間に終わりです。こいでいる時間は実質往復30分強くらい。説明10分、乗り降り10分、折り返しの待ち時間10分くらいを入れて１時間のコースでした。

渓谷コースの方が、自然の中でよりスリルが楽しめそうなコースなので、今度試してみたいです。

終わってから撮ってくれた写真を見せてもらいました。４人揃う写真はなかなかないので購入。このマウンテンバイクの木製ミニチュアを作るキットなども売っていて見ていて楽しかったです。

そして高山そばを食べに高山までさらに1時間くらいドライブ。「つづみそば」さん。15分くらい待ちました。

さっぱりしててすごく美味しい！これはチャーシューメンです。

こっちは普通の方。主人はワンタン入り。どれもスープも麺もチャーシューもすべて美味しかったのであっという間に全員完食！でした。

古い街並みを少し散策します。

さるぼぼ。外国人観光客がとても多かったのに驚きました。

立派な杉玉。美味しいお酒を売っていそうなお店。

雨が降ったりやんだりの中、お土産屋さんを見たりしました。福地温泉では朝市にも行く時間がなくて買い物は全くできなかったので、ここで沢山お買い物を。

高山のみたらし団子は甘辛いのもありますが、しょうゆ味が主流でさっぱりとしています。寒いのに子供はソフトクリームを食べてました。私は甘酒を飲んで休憩。

民芸品も色々あって見ていて楽しいですね！

最後に寄ったのは高山に来たら絶対寄りたいパン屋さん「TRAIN BLEU」さんです。とても混んでいてお店の前で１０人ほど並んでいました。順番に一人ずつ入店します。

お店の中では写真を撮ることができそうになかったので、こちらを一枚。ミルククリームがサンドしてある細長いパン。１５時くらいに寄ったので、デニッシュなどはほとんどありませんでしたが、まだパンは色々ありました。５年くらい前にチェリーのタルトを買って感動しました。今は作っていないみたいですが、他のパンもどれも美味しいです！

家に帰ってパンを並べてみました。ブレッツェルもとても好きなパンです。ハード系のパンは家族があまり食べないので少ししか買いませんでしたが、どれも美味しそうでした。今回は温泉でゆっくりしたい、という希望がかなえられて良い旅でした。福地温泉本当に良かったです！