2019初秋 ブリュージュ日帰り旅行

2019/09/06 - 2019/09/16

元々2月に予定していたベルギーとオランダ旅行。インフルエンザで流れてしまった旅のリベンジです。
昨年秋の上野でのフェルメール展からフェルメールを追って生涯を過ごした町デリフト、青いターバンの女の子を追ってデン・ハーグ、ミルクさんを追ってアムステルダム、そしてライデンにロッテルダムへ。
ベルギーではブリュッセルでブリューゲルを、カール五世所縁のゲント、ブリュージュ、アントワープではお約束の大聖堂。
ちょうどサッカー観戦のタイミングが代表ウィークにも重なりましたのでパリで18年のWCを制したフランス代表の観戦と、アムステルダムでは昨シーズンCLで大躍進したアヤックスの試合を観戦してきました。

エアラインがキャセイだったので、デモの影響で飛行機が飛ぶかとても心配でした。

9月6日 出国(キャセイ)
9月7日 朝パリ到着、観光後、スタットフランスにてフランス対アルバニア戦(パリ泊)
9月8日 タリスでパリからブリュッセルへ。王立美術館など(ブリュッセル泊)
9月9日ゲント日帰り観光
9月10日 ブリュージュ日帰り観光
9月11日アントワープ観光後、ロッテルダムへ(ロッテルダム泊)
9月12日 デン・ハーグ、デルフトへ。
9月13日 ライデン観光後、アムステルダムへ(アムステルダム泊)
9月14日アムステルダム観光後、ヨハンクライフアリーナにてアヤックス対ヘーレンフェーン
9月15日 帰国へ
9月16日 成田到着

エリア ブルージュ(ベルギー)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はICでブリュージュに向かいます。
ベルギーの国鉄も2日目ということで、大分慣れてきました。

左二枚は国鉄の切符。
右はDe Lijnの3日間券。ゲント、ブリュージュ、アントワープに行くので購入しましたが旧市街のみの観光だったら都度購入でいいかなと思います。

ブリュージュ駅に到着。
駅前は随分とスッキリしてます。

駅を背にして左側、一番乗り場に旧市街行きのバス停があります。
ただ、バスを使わず歩くのもありかと。

バスを選択したのは、マルクト広場の中にバス停があるから。
広場の中にバス停があるので便利でした。

丁度ヒストリウム前がバス停になります。

鐘楼。
カリヨンがブリュージュの街に響いてましたよ。

切妻屋根の建物かわいい。

ヤンブルーテルとピーテルデコーニングの銅像。

ブリュッセルのマルクト広場と異なり、あまり観光客が居なくてノンビリしている感じがしました。

スティーンス通りから救世主大聖堂に向かいますが、チョコレート屋さんの密度が凄いw

チョコレートはアントワープでまとめ買いする予定です、

このスティーンス通りが可愛い建物が多くて、ウキウキしながら歩いてました。

可愛いZARAの店舗。

救世主大聖堂。
ブリュージュ最古の教会。

中は所々工事中。

側面のタペストリーももちろんですが、絵画も多くて美術館のよう。
ベルギーの教会は他の国の教会と違って絵画が多いなと思いました。これを無料か無料で近いお金で見学出来てしまうのです。

ステンドガラスも素敵でしたよ。

黄金でかつ宝石がはめ込まれてますw

再びマルクト広場まで戻ってきました。多分州庁だと思います。

マルクト広場から直ぐ近くのブルグ広場にやってきました。
右くら市庁舎、公文書館、旧裁判所。
役所関連の建物ですね。

このブルグ広場に私のお目当の場所である聖血礼拝堂があります。

真ん中がブルゴーニュ公国のマリーの像です。
マリーの夫はハプスブルク家のマクシミリアン一世。
これでハプスブルク家はブルゴーニュを得、二人の子供、フィリップはイザベル女王の娘ファナと結婚したことで、ハプスブルク家の超快進撃！となったと思います。

礼拝堂はロマネスク様式です。
規模は大きくはないけれど、とても重厚な造りです。

その隣が祭壇です。聖血の遺物が拝見出来ます。
午前中は11時半から12時まで。時間があう方は是非。私はキリスト教徒では無いけど、事前の説明では特に問題はないようです。

しばらくローソクに火を灯して待っていました。
拝見したのは、液？が入った数点の赤黒っぽいブツブツぽいもの。
司祭にお辞儀して、ありがとうございました。と申し上げました。

ブルグ広場からローゼンダッカイに。
可愛い小道…。

魚市場付近だと思います。
昔はここら辺まで船が来ていたのかな。

ビュースポットのローゼンダッカイまでやってきました。
人口密度が上がります笑。

ここは何枚も写真撮ってしまいますね。

鐘楼も入れて。
ブリュージュは12.13世紀には西ヨーロッパ第一の貿易港でしたが15世紀に入ると沈泥の為水路が浅くなり商船が出入り出来なくなり、都市の機能まで失ってしまいます。
でもそのおかげで、このように中世の景観がそのまま残されたということです。

西ヨーロッパの貿易港がアントワープ、ロッテルダムとどんどん北上していくのが興味深いですね。

Dijverです。駅からのバス停はここで停車します。
観光の中心ですね。

続々と運河クルーズ船が。

クルーズ船なしの写真も撮っておこうw

周辺はレストランも沢山。
ずっと居たいけど、そろそろ次な目的地に。
ここら辺は歩きながら写真を撮りたい所が沢山。

Dijverを南下してます。

昔は商船が建物の中に入れるようになって居たんでしょうね。

観光客が少なくなりましたよ。

ちょっと見にくいけど、レースで出来たブリュージュの地図！

グルーニング美術館付近にきたら、急に重厚な建物が増えてきましたよ。

御手に持っているのは、一体？

ブリュージュの目的のひとつ、聖母教会に到着。

聖母教会の絵画などがある内陣に入場するにはチケット必要。グルーニング美術館と併設されているこちらがチケット売り場です。

ここは無料ゾーン。
大部分は修復されているのですが、修復されてない箇所との差がやはり凄まじいw

ブルゴーニュ公国のシャルル突進公と娘のマリーの霊廟です。
写真正面のオジさんと写真撮りあってました。

突進公の霊廟。

よく考えたら、突進公って凄いネーミングでは？
突進公って、現地ではあまり良い意味ではないらしいですね。

マリーの霊廟。
ハプスブルク家のマクリミリアン一世と結婚。
二人夫婦仲は良かったそうですが、落馬が原因で25歳で死去。

落馬した時には妊娠中だったそうですが、私は妊娠中に乗馬するんだ…っと思いました。

ブリュージュ公の御足にはライオン？

マリーの御足には犬？

実際はこんな風になってますよ、って分かるようになってます。
側面に天使が描かれてます、あまり可愛くないけど。

うーむ。当時はこれが最先端の天使だったのね…

絵画も充実してます。
内陣はチケット払って見学する価値ありだと思います。

天井付近は修復がされてないようです。随分と差があるわ。

ここも昔のまま。
実は私は修復されてない方が好き。

Maria通りは観光客で賑わってました。

丁度暑さもピーク。

多分考古学博物館。大き過ぎて写真に収まり切りません。

メムリンク美術館。ここら辺は古い建物が残るエリア。

聖母教会の直ぐそばの運河。

運河クルーズ船に手を振ってみるw

メムリンク美術館は聖ヨハネ施療院の建物を利用した美術館で、古い建物と改修した部分をうまく融合させてます。

ベルギー7大秘宝のひとつ、聖ウルスラの聖遺物箱。
聖ウルスラの巡礼からフン族に胸を射られて殉教するまでを描いてます。

丁寧に描かれてますね。

東方の三博士の礼拝。
建物とマッチしていて素敵。
日本ではなかなか出来ない展示方法ではないでしょうか？

メムリンクと同じ敷地内にある17世紀の薬局だそうです。

mariastrだと思います。
レース屋さん可愛い。

自転車も入れて見ましたw

ベキン会修道院に向かいますが、ちょっと近道しちゃおう。
ヨーロッパの小道、って感じがしますね。

ベキン会修道院の周辺は観光客で混雑してました。
たぶん、近くの駐車場があって観光客が流れてくるのだと思います。

ベキン会修道院の周辺は馬車も待機してました。

お馬さんのエサですねw

愛の湖公園はとってもロマンチック。

白鳥がたくさん！

昔はここ迄商船が来ていたそうですが今は堰き止めて、湖にしたそうです。

もうメルヘンの世界ですね。

ブリュージュ駅方面に向かいます。

ここら辺までくると観光客がぐっと減ります。

Katelijnevestに掛かってた橋。

日本の川は速度が速いからヨーロッパの方に言わせると滝なんだそうです。

長閑で良いですね…

テクテク歩いてブリュージュ駅に到着しました。
ブリュージュではほぼずっとシャッター押しっぱなしでしたよ。
ザ・ヨーロッパ！といった可愛い街でした。