念願だったブラジル・パンタナールで野鳥と動物探査！まずはサンパウロから山火事のアマゾンを飛び越えクイアバ経由でトランスパンタネイラへ

2019/09/07 - 2019/09/15

数年来、念願だったブラジル・パンタナール旅行。乾季の北パンタナールへ野鳥と動物を見に行って来ました。此処は世界的な熱帯性大湿地で野鳥と動物の宝庫です。
メキシコからアエロメヒコ１４便で早朝のサンパウロ空港に到着、ラウンジで休んだ後にGOL便でクイアバに乗り継ぎ、ガイドの車でイザ！トランスパンタネイラ（パンタナール縦断道路）を目指します！
未だパンタナールの入り口でしかないのに既に野鳥がいっぱい！カピバラもお出迎えでした!
此れは以降の旅程が楽しみになって来ました。
サンパウロからクイアバへの機上からは今国際問題にまでなっている森林火災の影響で景色が煙って見えました。
クイアバは以前ブラジルでサッカーのワールドカップがあった時に日本代表チームの応援で出かけた事がある人も居るのではないでしょうか？かなり大きな都市ですが、残念ながら今回は素通りでした。

今回の旅は北パンタナールで３か所のPouso Alegre、Estancia Vitoria、Piuval Lodgeの各ロッジを２泊ずつ泊まり歩き、帰りにサンパウロ空港の近くのホテルで１泊する７泊９日の旅程です。
各ロッジでもアクティビティや送迎などがありますが、それだと通り一遍の動物観察しか出来ないので、今回は専任の動物ガイドさんにずっと張り付いて貰いました。アレンジをお願いしたのは現地の「Silva Pantanal tour」です。日本語は通じませんが英語での応対は問題ありませんでした。

＃その後2020年9月現在、パンタナールは森林火災で大変な被害に遭っています。
この旅行記の道路トランスパンタナールの両側の自然の多くも破壊されてしまいました。たった1年でこんな酷い事になるとは思ってもみませんでした。
私達の旅行のタイミングは本当に幸運だったと思います。
現地で出会った人、動物、鳥たちの無事を願ってやみません。
コロナといい、米国加州やアマゾン、パンタナールでの大森林火災といい、何か地球がおかしくなっているのではないかと感じます。

エリア 北パンタナール(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

メキシコからのAeroMexico直行便で早朝のサンパウロ・グアルーリョス国際空港に到着しました。サンパウロには現地に駐在している友人が居るのですが、今回は内緒です。

朝早いですが既に人が多いです。

T2の建物は古いけれどとても広くて色んな店があって一つの街の様です。

GOLはアエロメヒコやデルタ、エールフランス等と同じスカイチームのアライアンスグループなのでExecutive Loungeも共通です。暖かい料理やフルーツに加え、有難かったのはやはり焼き立てのポンデケージョ！此れ大好物なんですよー。
自宅でも時々「与喜」ブランドのミックスで自作しています。

レストランやバー、カフェや店の種類も多いですが免税店も沢山あります。
ブラジルは輸入品がとても（常識では考えられない程極端に）高い国なのでブラジル人は皆免税店大好きです。
因みにブラジルの関税は100％近い筈なので、輸入品はなんでも元値の2倍以上の価格です。

さて時間になったのでラウンジを出てゲートに向かいます。

このオレンジがかった朱色の様な機体がGOLの飛行機です。

離陸をすると下界はアマゾンの山林火災の影響でしょうか？随分と煙っている様に見えます。

クイアバは折角９時間半も掛けて飛んできたメキシコの方向にサンパウロから北西に戻るような方向にあります。丁度森林火災が余り無い一帯の上空を飛んでいきますが、遠くの方は煙っている様に見えます。
飛行時間は約２時間。

これ、やっぱり山火事の薄く広がった煙だと思います。
今年のブラジルは「人為的な」山火事が多く問題になっています。

クイアバ空港に着くとゲートを出た処でガイドのグレイシーさんと待ち合わせ、直ぐに出発します。郊外の空港からクイアバの街中とは反対方向に進むと直ぐにこんな景色になりました。

段々両側の緑が濃くなって来ました。

ポコネの街を過ぎて暫くするとこんな未舗装の道路に変わります。ポコネからはこの６０号線のトランスパンタネイラの他に綺麗に舗装された３７０号線が南東に向かって伸びていますが、こちらは終点に開発の進んだリゾートホテルが建っている道路で、ワイルドな自然観察ならやはりこの旧道のトランスパンタネイラ沿いが良いとの事。

トランスパンタネイラ入口のゲートの下で記念写真。いよいよ此処からが自然観察の本番です。ワイルドだぜ！

ゲートの横の空き地に生えていた樹。熱帯っぽい樹形ですね。

道路脇に見えて来たこれはもしかしてシロアリ塚？
確かNHKの番組で福山雅治が案内した「グレートネイチャー・最後の楽園」でみた覚えが有ります。
いよいよグレートネイチャーの始まりです！

ブラックバルチャー（黒ハゲワシ）のつがいが居ました。

グレート・イグレット（シラサギ）美しい後姿！

タイガーヘロンも居ました。

何と！カピバラもお出迎えです。

Cocoi Heron（エリジロ・サギ）
この後頻繁にお目に掛かる事になります。

Caracara （カラカラ）ハヤブサの近縁種らしい。
猛禽類にしては珍しく人馴れしているそうです。

水鳥が集団で飛び立ちました。

大きいのはWood Stork、コウノトリの仲間です。
未だ旅は始まったばかりだというのにもうこんなに沢山の鳥に出会えるとは、この先がとても楽しみです！

「イッペー」の花がとても綺麗に咲いていました。何でイッペー？一平？
此れからの毎日が楽しみです。