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 日韓関係が面倒なことになって、旅行好きの4トラ会員の皆さんも気がもめていらっしゃることと思います。<br /> 私自身にも正直愉快ならざる思いはあるのですが、それはまあ、向こうにも言い分があることですのでさて置くとして、若い世代がこの先何十年もいがみ合っていていい訳がありません。<br /> そんなことを考えていて、昔、日韓の若者がごく自然に打ち解けて交流するのを目にした記憶が蘇ってきましたので、今回はその古い体験をお話ししたいと思います。<br /> これから訪韓される方の参考には無論なりませんが、お許しください。<br /><br /> 日韓国交正常化40周年を機に2005年から始められた「日韓交流おまつり」。 その第4回目に、日本の高校3校が出演することになり、幸い私の勤務先の和太鼓部が選ばれました。 その和太鼓部の顧問をしていた私が生徒と一緒にソウルに出向いたときの記録です。<br /> 2008年のことですから、もう12年前ということになります。

日韓の未来は若者の手で 《 韓国・ソウル 》

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2008/09/25 - 2008/09/28

144位(同エリア25670件中)

11

45

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 日韓関係が面倒なことになって、旅行好きの4トラ会員の皆さんも気がもめていらっしゃることと思います。
 私自身にも正直愉快ならざる思いはあるのですが、それはまあ、向こうにも言い分があることですのでさて置くとして、若い世代がこの先何十年もいがみ合っていていい訳がありません。
 そんなことを考えていて、昔、日韓の若者がごく自然に打ち解けて交流するのを目にした記憶が蘇ってきましたので、今回はその古い体験をお話ししたいと思います。
 これから訪韓される方の参考には無論なりませんが、お許しください。

 日韓国交正常化40周年を機に2005年から始められた「日韓交流おまつり」。 その第4回目に、日本の高校3校が出演することになり、幸い私の勤務先の和太鼓部が選ばれました。 その和太鼓部の顧問をしていた私が生徒と一緒にソウルに出向いたときの記録です。
 2008年のことですから、もう12年前ということになります。

旅行の満足度
4.0
同行者
その他
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
団体旅行

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  • 【 韓食 】<br /><br /> 初日は私だけが在韓日本大使館へ表敬と打合せに出掛け、生徒たちは日本から来た他の高校生たちと夕食です。<br /> 初めて金属の箸を使って、早くも盛り上がる生徒たち。 文化の違いは若者の好奇心を刺激します。<br /> あとから合流した私がその箸について、「囚人みたいだなぁ」と呟くと、生徒の一人が、<br /> 「へぇ~! 先生、囚人になったことがあるんだぁ?」

    【 韓食 】

     初日は私だけが在韓日本大使館へ表敬と打合せに出掛け、生徒たちは日本から来た他の高校生たちと夕食です。
     初めて金属の箸を使って、早くも盛り上がる生徒たち。 文化の違いは若者の好奇心を刺激します。
     あとから合流した私がその箸について、「囚人みたいだなぁ」と呟くと、生徒の一人が、
     「へぇ~! 先生、囚人になったことがあるんだぁ?」

  • 【 南山タワー 】<br /><br /> 朝、窓を開けると南山タワーが見えました。<br /> 市内のどこからも見えるので、これを見るとソウルに来たという実感が湧きます。<br /> 初めて登ったとき、レストランのウエイターがこんなの日本にはないだろうとおおいに自慢していて、私は「あちこちの地方都市にあるよ」と言いたいのをぐっとこらえた記憶があります。 でも、東京タワーですら見つけるのに苦労する今の東京を思うと、どこからでも見えるこの塔は、ずっとソウル市民の誇りであり続けているのだと、羨ましくも思います。<br /> ちなみに南山タワーというのは旧名で、今はNソウルタワーというそうですね。 旧名の方がいいのに・・・。

    【 南山タワー 】

     朝、窓を開けると南山タワーが見えました。
     市内のどこからも見えるので、これを見るとソウルに来たという実感が湧きます。
     初めて登ったとき、レストランのウエイターがこんなの日本にはないだろうとおおいに自慢していて、私は「あちこちの地方都市にあるよ」と言いたいのをぐっとこらえた記憶があります。 でも、東京タワーですら見つけるのに苦労する今の東京を思うと、どこからでも見えるこの塔は、ずっとソウル市民の誇りであり続けているのだと、羨ましくも思います。
     ちなみに南山タワーというのは旧名で、今はNソウルタワーというそうですね。 旧名の方がいいのに・・・。

  • 【 朝食 】<br /><br /> 腹が減っては戦にならぬ。 今日の活動に備えて朝食です。<br /> ここでも生徒たちはまっすぐなスプーンに大盛り上がり。 私にとっては使いづらいというだけのスプーンですが、なにしろ箸が転んでも笑いたい年頃、そんなことで盛り上がれるんですねえ。

    【 朝食 】

     腹が減っては戦にならぬ。 今日の活動に備えて朝食です。
     ここでも生徒たちはまっすぐなスプーンに大盛り上がり。 私にとっては使いづらいというだけのスプーンですが、なにしろ箸が転んでも笑いたい年頃、そんなことで盛り上がれるんですねえ。

  • 【 ソウル放送高等学校 】<br /><br /> 午前中に、別送しておいた演奏機材の荷ほどきを済ませ、午後はソウル放送高等学校での交流会に出掛けます。 なんでも韓国のアイドルが何人も卒業している学校だそうですが、その辺のことは私にはさっぱり分かりません。<br /> 当時は韓流ブームで日本中のオバサマたちが「ヨン様、ヨンさま~!」とよだれを垂らしていたのですが。

    【 ソウル放送高等学校 】

     午前中に、別送しておいた演奏機材の荷ほどきを済ませ、午後はソウル放送高等学校での交流会に出掛けます。 なんでも韓国のアイドルが何人も卒業している学校だそうですが、その辺のことは私にはさっぱり分かりません。
     当時は韓流ブームで日本中のオバサマたちが「ヨン様、ヨンさま~!」とよだれを垂らしていたのですが。

  • 【 歓迎表示 】<br /><br /> 校内のあちこちに、歓迎の貼り紙がありました。<br /> 木更津をキサラヅと書いているのはご愛嬌ということにしましょう。<br /><br /> 韓国内での反日感情は何年周期かで強くなったり弱くなったりしていますが、どういう訳か反日機運が高まったときばかり行っていた私にとっては、素直に喜んでいいのか、複雑な気分でした。

    【 歓迎表示 】

     校内のあちこちに、歓迎の貼り紙がありました。
     木更津をキサラヅと書いているのはご愛嬌ということにしましょう。

     韓国内での反日感情は何年周期かで強くなったり弱くなったりしていますが、どういう訳か反日機運が高まったときばかり行っていた私にとっては、素直に喜んでいいのか、複雑な気分でした。

  • 【 教育内容についての説明 】<br /><br /> 歓迎セレモニーのあと、いくつかの教室を回りながら教育内容についての説明を受けました。<br /> 説明のあと、教務主任の先生が「何か、質問はありますか?」と訊いてくれましたが、生徒たちは「・・・」。<br /> まあ、興味はないでしょうが、引率の私としては何か質問してくれないと立場がありません。

    【 教育内容についての説明 】

     歓迎セレモニーのあと、いくつかの教室を回りながら教育内容についての説明を受けました。
     説明のあと、教務主任の先生が「何か、質問はありますか?」と訊いてくれましたが、生徒たちは「・・・」。
     まあ、興味はないでしょうが、引率の私としては何か質問してくれないと立場がありません。

  • 【 放送スタジオ 】<br /><br /> 放送高校という校名からも分かるとおり、放送関連のファシリティーは充実しています。

    【 放送スタジオ 】

     放送高校という校名からも分かるとおり、放送関連のファシリティーは充実しています。

  • 【 校内向け放送で紹介 】<br /><br /> そこで突然、校内向けTV放送で訪問の趣旨や日韓交流について話をしてくれと言われました。 <br /> 望むところではありますが、生徒たちにとってはちょっと緊張の場面です。<br /> 生徒14人と引率(私を含めて3人)が紹介されました。<br /> <br /> 久しぶりにこの写真を見た私の感想・・・このころからもう白髪だったのか!

    【 校内向け放送で紹介 】

     そこで突然、校内向けTV放送で訪問の趣旨や日韓交流について話をしてくれと言われました。 
     望むところではありますが、生徒たちにとってはちょっと緊張の場面です。
     生徒14人と引率(私を含めて3人)が紹介されました。
     
     久しぶりにこの写真を見た私の感想・・・このころからもう白髪だったのか!

  • 【 歓迎演奏 】<br /><br /> そのあと、校庭に設けられたステージで放送高校の生徒さんによる歓迎の太鼓演奏が始まりました。

    【 歓迎演奏 】

     そのあと、校庭に設けられたステージで放送高校の生徒さんによる歓迎の太鼓演奏が始まりました。

  • 【 太鼓の演奏 】<br /><br /> ちょっと見ると日本の長胴太鼓に似ていますが、鼓面を紐で固定しているところが大きく違います。 長胴太鼓と桶胴太鼓を併せたような造りでしょうか?

    【 太鼓の演奏 】

     ちょっと見ると日本の長胴太鼓に似ていますが、鼓面を紐で固定しているところが大きく違います。 長胴太鼓と桶胴太鼓を併せたような造りでしょうか?

  • 【 木槍り 】<br /><br /> さあ、いよいよ日本の生徒のパフォーマンスです。<br /> まずは木槍りから。

    【 木槍り 】

     さあ、いよいよ日本の生徒のパフォーマンスです。
     まずは木槍りから。

  • 【 三宅 】<br /><br /> 続いて東京都三宅島神着地区に伝わる伝統的な太鼓の披露です。

    【 三宅 】

     続いて東京都三宅島神着地区に伝わる伝統的な太鼓の披露です。

  • 【 放送高校の生徒さんたち 】<br /><br /> 聴衆はもちろん放送高校の生徒さんたちです。<br /> こうして見ると、日本の高校生とまったく変わりませんし、太鼓への反応もこちらの期待以上で、日本で演奏しているときと何ら違いはありません。

    【 放送高校の生徒さんたち 】

     聴衆はもちろん放送高校の生徒さんたちです。
     こうして見ると、日本の高校生とまったく変わりませんし、太鼓への反応もこちらの期待以上で、日本で演奏しているときと何ら違いはありません。

  • 【 放送高校の生徒さんたち 】<br /><br /> 藤棚の下はふだん校庭でのスポーツなどを観るための観客席になっているようで、そこに腰かけている生徒さんたちもまた、写真だけ見たのでは韓国人だとは分かりません。

    【 放送高校の生徒さんたち 】

     藤棚の下はふだん校庭でのスポーツなどを観るための観客席になっているようで、そこに腰かけている生徒さんたちもまた、写真だけ見たのでは韓国人だとは分かりません。

  • 【 創作曲の演奏 】<br /><br /> 生徒たちが作ったオリジナル曲の演奏で、かなりの反響がありました。<br /> 最後にサプライズで「アリラン」を韓国語で歌いながら演奏したときは、驚きの声と拍手がしばらく続き、日韓の国旗を掲げると、写真を撮る生徒さんが何人も駆け寄ってきました。

    【 創作曲の演奏 】

     生徒たちが作ったオリジナル曲の演奏で、かなりの反響がありました。
     最後にサプライズで「アリラン」を韓国語で歌いながら演奏したときは、驚きの声と拍手がしばらく続き、日韓の国旗を掲げると、写真を撮る生徒さんが何人も駆け寄ってきました。

  • 【 記念撮影 】<br /><br /> 演奏を終えて、放送高校の先生方や生徒さんたちと正門前で記念撮影です。<br /> 横断幕まで作って、かなり本格的に受け入れてくれたことが分かります。<br /><br /> 実はこの年、日本の中学校の学習指導要領に竹島が日本の領土だという記述があったことから、日韓関係はかなり悪化していました。 日韓の自治体交流もあいついで中止となり、交流おまつりもぎりぎりまで開催が危ぶまれていたのです。<br /> いわば薄氷を踏みながらアウェイに踏み込む思いで出向いたのですが、このように手厚いもてなしを受け、安堵と感謝に言葉もありませんでした。

    【 記念撮影 】

     演奏を終えて、放送高校の先生方や生徒さんたちと正門前で記念撮影です。
     横断幕まで作って、かなり本格的に受け入れてくれたことが分かります。

     実はこの年、日本の中学校の学習指導要領に竹島が日本の領土だという記述があったことから、日韓関係はかなり悪化していました。 日韓の自治体交流もあいついで中止となり、交流おまつりもぎりぎりまで開催が危ぶまれていたのです。
     いわば薄氷を踏みながらアウェイに踏み込む思いで出向いたのですが、このように手厚いもてなしを受け、安堵と感謝に言葉もありませんでした。

  • 【 意見交換会 】<br /><br /> 両校生徒による意見交換会が開かれ、クラブ活動、学校生活、将来の職業、夢等について話し合いました。<br /> 左側中央の方は通訳ですが、生徒たちは日本語・韓国語・英語をごちゃ混ぜにして勝手に話し合い、結構解り合っているようでした。 その辺の感覚は私には理解できませんが、怖いものなしの若者はそれでいいのでしょうね。<br /> 今の若者たちにもこういう機会が必要だと思いますが、いろいろなイベントが次々と中止になっているとの報道に心が痛みます。

    【 意見交換会 】

     両校生徒による意見交換会が開かれ、クラブ活動、学校生活、将来の職業、夢等について話し合いました。
     左側中央の方は通訳ですが、生徒たちは日本語・韓国語・英語をごちゃ混ぜにして勝手に話し合い、結構解り合っているようでした。 その辺の感覚は私には理解できませんが、怖いものなしの若者はそれでいいのでしょうね。
     今の若者たちにもこういう機会が必要だと思いますが、いろいろなイベントが次々と中止になっているとの報道に心が痛みます。

  • 【 ワイワイガヤガヤ 】<br /><br /> 日本からは折り紙・紙風船というお決まりのお土産を持って行ったのですが、韓国の生徒さんもそれらをよく知っていて、こちらが教えるというよりも、遊びのツールとして喜ばれたようです。

    【 ワイワイガヤガヤ 】

     日本からは折り紙・紙風船というお決まりのお土産を持って行ったのですが、韓国の生徒さんもそれらをよく知っていて、こちらが教えるというよりも、遊びのツールとして喜ばれたようです。

  • 【 お祭り会場 】<br /><br /> 3日目、いよいよ本番です。<br /> 会場はソウル市庁前広場。 開会は午後、今はまだ10時だというのに、かなりの人が集まっていました。<br /> この場所、直前まで連日のように反政府集会やら反日集会が開かれていたそうです。<br /> それなのに、この日はそういう雰囲気がまったく感じられない穏やかで和やかな場と化していました。<br /> 引率教員として秘かに生徒の安全に気を配っていた私は、ほっと胸をなでおろしました。

    【 お祭り会場 】

     3日目、いよいよ本番です。
     会場はソウル市庁前広場。 開会は午後、今はまだ10時だというのに、かなりの人が集まっていました。
     この場所、直前まで連日のように反政府集会やら反日集会が開かれていたそうです。
     それなのに、この日はそういう雰囲気がまったく感じられない穏やかで和やかな場と化していました。
     引率教員として秘かに生徒の安全に気を配っていた私は、ほっと胸をなでおろしました。

  • 【 特設ステージ 】<br /><br /> これが和太鼓演奏の舞台です。<br /> こうして見るより実際に上がってみるとかなり広く、思い切ったパフォーマンスができそうです。

    【 特設ステージ 】

     これが和太鼓演奏の舞台です。
     こうして見るより実際に上がってみるとかなり広く、思い切ったパフォーマンスができそうです。

  • 【 準備 】<br /><br /> バックヤードで、日本から別送した太鼓を調整します。<br /> さすがにこのときは生徒たちも真剣です。

    【 準備 】

     バックヤードで、日本から別送した太鼓を調整します。
     さすがにこのときは生徒たちも真剣です。

  • 【 リハーサル 】<br /><br /> ステージが想定よりかなり広かったので、位置取りをし直し、さらに細部の打合せとリハーサルを行いました。<br /> 音響も上々です。

    【 リハーサル 】

     ステージが想定よりかなり広かったので、位置取りをし直し、さらに細部の打合せとリハーサルを行いました。
     音響も上々です。

  • 【 徳寿宮 】<br /><br /> 準備を終え、本番まではまだ4時間ほどありましたので、昼食と近くの散策を楽しみました。<br /> 徳寿宮大漢門では衛兵交代が終わったあとのようで、衛兵が直立不動で立っていました。<br /> 台北の中正紀念堂などで見られる衛兵は本物の軍人さんで、文字通りの衛兵ですが、ここでは民間の会社が市の委託を受けてやっているのだそうです。 採用条件は背が高くて見栄えがすれば、その他はあまり問われないとか。<br /> まあ、観光客向けのショーですからそれでもいいですね。 分かっていても見る方は楽しいですから。

    【 徳寿宮 】

     準備を終え、本番まではまだ4時間ほどありましたので、昼食と近くの散策を楽しみました。
     徳寿宮大漢門では衛兵交代が終わったあとのようで、衛兵が直立不動で立っていました。
     台北の中正紀念堂などで見られる衛兵は本物の軍人さんで、文字通りの衛兵ですが、ここでは民間の会社が市の委託を受けてやっているのだそうです。 採用条件は背が高くて見栄えがすれば、その他はあまり問われないとか。
     まあ、観光客向けのショーですからそれでもいいですね。 分かっていても見る方は楽しいですから。

  • 【 大漢門の衛兵 】<br /><br /> カラフルな服装の衛兵は異国情緒があっていいものです。<br /> ただ、どこの国の衛兵交代ショーでも思うことですが、戦い向きの服装ではありません。 これで本当に門を守れたのだろうかと思ってしまいます。 一応史実に沿ってはいると思うので、実践部隊ではなく儀仗兵のような存在だったのでしょうか。

    【 大漢門の衛兵 】

     カラフルな服装の衛兵は異国情緒があっていいものです。
     ただ、どこの国の衛兵交代ショーでも思うことですが、戦い向きの服装ではありません。 これで本当に門を守れたのだろうかと思ってしまいます。 一応史実に沿ってはいると思うので、実践部隊ではなく儀仗兵のような存在だったのでしょうか。

  • 【 周りも驚く即興演奏 】<br /><br /> 門前に置かれた大太鼓。  バチがありましたので生徒の一人が叩いてみました。<br /> ただドンドンと叩くだけの観光客は大勢いるでしょうが、そこは和太鼓部の生徒ですから、即興とはいえ本格的な曲になっています。<br /> これには周囲の人たちも驚いたようで、立ち止まって聴き入る人や写真を撮る人が沢山いました。

    【 周りも驚く即興演奏 】

     門前に置かれた大太鼓。  バチがありましたので生徒の一人が叩いてみました。
     ただドンドンと叩くだけの観光客は大勢いるでしょうが、そこは和太鼓部の生徒ですから、即興とはいえ本格的な曲になっています。
     これには周囲の人たちも驚いたようで、立ち止まって聴き入る人や写真を撮る人が沢山いました。

  • 【 衛兵との記念撮影 】<br /><br /> これはもう、お決まりの記念撮影です。<br /> 衛兵もそのために立っているようなものですから、慣れたもので、いやな顔はしません。

    【 衛兵との記念撮影 】

     これはもう、お決まりの記念撮影です。
     衛兵もそのために立っているようなものですから、慣れたもので、いやな顔はしません。

  • 【 これも? 】<br /><br /> チマチョゴリの女性がいましたので、観光地によくいる記念撮影用のモデルかと思いました。 下手な英語で生徒と一緒に写真に収まってくれるよう頼みましたが、女性はキョトンとした顔をしています。<br /> さてはモデルではなくて一般の韓国人だったかと思って、今度は我ながら怪しい、にわか仕込みの韓国語で同じことを頼んでみました。 女性はちょっと困ったような曖昧な笑みを浮かべていましたが、なんとなく意味は分かったらしく、門を背に立ってくれました。<br /> 生徒たちは喜んでポーズをとり、さかんに「カムサハムニダ」と繰り返します。 女性はやはり困惑したような笑顔です。<br /><br /> あとで考えたのですが、その人は韓国人ではなく、韓服をレンタルして市内観光をしていた日本人ではないでしょうか?<br /> でも、喜んでいた生徒たちに今更それは言えませんので、いまだに彼女たちは韓国の女性と写真を撮ったという想い出を大切にしていると思います。

    【 これも? 】

     チマチョゴリの女性がいましたので、観光地によくいる記念撮影用のモデルかと思いました。 下手な英語で生徒と一緒に写真に収まってくれるよう頼みましたが、女性はキョトンとした顔をしています。
     さてはモデルではなくて一般の韓国人だったかと思って、今度は我ながら怪しい、にわか仕込みの韓国語で同じことを頼んでみました。 女性はちょっと困ったような曖昧な笑みを浮かべていましたが、なんとなく意味は分かったらしく、門を背に立ってくれました。
     生徒たちは喜んでポーズをとり、さかんに「カムサハムニダ」と繰り返します。 女性はやはり困惑したような笑顔です。

     あとで考えたのですが、その人は韓国人ではなく、韓服をレンタルして市内観光をしていた日本人ではないでしょうか?
     でも、喜んでいた生徒たちに今更それは言えませんので、いまだに彼女たちは韓国の女性と写真を撮ったという想い出を大切にしていると思います。

  • 【 参加チームの地元紹介ブース 】<br /><br /> 先述のとおり、このお祭りには日本から3高校が参加しています。<br /> それぞれの地元を紹介するブースが設けられ、木更津からも市の商工観光課が紹介資料を用意して陣取り、積極的な活動をしていました。<br /> 在韓日本大使館や国土交通省も後援してくれているイベントとあって、それぞれのお役人さんも見えているということでした。

    【 参加チームの地元紹介ブース 】

     先述のとおり、このお祭りには日本から3高校が参加しています。
     それぞれの地元を紹介するブースが設けられ、木更津からも市の商工観光課が紹介資料を用意して陣取り、積極的な活動をしていました。
     在韓日本大使館や国土交通省も後援してくれているイベントとあって、それぞれのお役人さんも見えているということでした。

  • 【 紹介ブースのお手伝い 】<br /><br /> 散策から帰った生徒たちも、木更津の魅力をアピールしようとビラ配りなどを手伝います。<br /> でも、聞いていると全部日本語。 通じているとは思えませんが、堂々と日本語で渡り合っています。 これが若さというものでしょうか?

    【 紹介ブースのお手伝い 】

     散策から帰った生徒たちも、木更津の魅力をアピールしようとビラ配りなどを手伝います。
     でも、聞いていると全部日本語。 通じているとは思えませんが、堂々と日本語で渡り合っています。 これが若さというものでしょうか?

  • 【 サムルノリ 】<br /><br /> ステージでは、韓国の高校生たちによるサムルノリが始まりました。<br /> 和太鼓とは違うものの、同じ打楽器とあって、和太鼓部の生徒たちも体でリズムをとってノリノリの様子でした。

    【 サムルノリ 】

     ステージでは、韓国の高校生たちによるサムルノリが始まりました。
     和太鼓とは違うものの、同じ打楽器とあって、和太鼓部の生徒たちも体でリズムをとってノリノリの様子でした。

  • 【 荒神神楽 】<br /><br /> 続いて鳥取県の日野高校生による荒神神楽です。<br /> ステージ映えする芸能で、大きな拍手をもらっていました。

    【 荒神神楽 】

     続いて鳥取県の日野高校生による荒神神楽です。
     ステージ映えする芸能で、大きな拍手をもらっていました。

  • 【 テレビクルー 】<br /><br /> 韓国全体でもこのお祭りは注目されているということで、テレビクルーが忙しそうに動き回っていました。

    【 テレビクルー 】

     韓国全体でもこのお祭りは注目されているということで、テレビクルーが忙しそうに動き回っていました。

  • 【 テレビクルー 】<br /><br /> あっちにも、こっちにも。<br /><br /> このお祭り、4回目とあって多くの人に知られるようになっていたのだと思います。<br /> ちなみに翌年第5回からはソウルと東京の2会場で行われるようになり、今年(2019年)も9月の28日(土)・29日(日)に日比谷公園で実施されるそうです。

    【 テレビクルー 】

     あっちにも、こっちにも。

     このお祭り、4回目とあって多くの人に知られるようになっていたのだと思います。
     ちなみに翌年第5回からはソウルと東京の2会場で行われるようになり、今年(2019年)も9月の28日(土)・29日(日)に日比谷公園で実施されるそうです。

  • 【 応援団? 】<br /><br /> 広場がそんな賑わいを見せているころ、バックヤードには放送高校の生徒さんたちが応援に来てくれて、本番前だというのに呑気に記念撮影です。<br /> 実のところ、応援に来てくれたのか、単に見に来ただけなのかは分かりません。 なにしろ韓国語が解りませんので。<br /> それでも生徒同士は何の屈託もなく、気持ちが通い合っているようでした。<br /> 右側の男性は木更津市商工観光課の方です。

    【 応援団? 】

     広場がそんな賑わいを見せているころ、バックヤードには放送高校の生徒さんたちが応援に来てくれて、本番前だというのに呑気に記念撮影です。
     実のところ、応援に来てくれたのか、単に見に来ただけなのかは分かりません。 なにしろ韓国語が解りませんので。
     それでも生徒同士は何の屈託もなく、気持ちが通い合っているようでした。
     右側の男性は木更津市商工観光課の方です。

  •  【 民謡 】<br /><br /> 岩手県の専大北上高校の生徒さんによる民謡(歌と踊り)です。

     【 民謡 】

     岩手県の専大北上高校の生徒さんによる民謡(歌と踊り)です。

  • 【 観客席 】<br /><br /> 観客席もおおいに盛り上がっています。<br /> おエライさんたちが最前列でふんぞり返っているのは日本と同じ光景ですね。<br /><br /> ※ この旅行記を投稿した翌日、新聞に私が在韓日本大使館でお会いした高橋妙子公使のことが出ていましたので追記します。<br /> お名前も失念していたのですが、背筋の伸びた、それでいて穏やかな女性だったことははっきり覚えています。<br /> この年の竹島問題でおまつりの開催が危ぶまれたことは先述のとおりですが、高橋公使が韓国中を駆け回って協力者を募ったことで、かろうじて実現したということでした。 あのときはそんな話はまったく出ませんでしたが、芯の強い方だったのだと思います。<br /> 「文化や経済の交流をためらわせるようでは外交は負け」と仰っていたそうですが、任を終えて帰国したあと57歳で亡くなられたということです。<br /> お会いしたあとのことを全く知らずに今日に至っていた不明を恥じるとともに、ご冥福をお祈りいたします。<br /> 「文化や経済の交流をためらわせるようでは」・・・いまこそ公使のその言葉を多くの人に知ってもらいたいと思います。

    【 観客席 】

     観客席もおおいに盛り上がっています。
     おエライさんたちが最前列でふんぞり返っているのは日本と同じ光景ですね。

     ※ この旅行記を投稿した翌日、新聞に私が在韓日本大使館でお会いした高橋妙子公使のことが出ていましたので追記します。
     お名前も失念していたのですが、背筋の伸びた、それでいて穏やかな女性だったことははっきり覚えています。
     この年の竹島問題でおまつりの開催が危ぶまれたことは先述のとおりですが、高橋公使が韓国中を駆け回って協力者を募ったことで、かろうじて実現したということでした。 あのときはそんな話はまったく出ませんでしたが、芯の強い方だったのだと思います。
     「文化や経済の交流をためらわせるようでは外交は負け」と仰っていたそうですが、任を終えて帰国したあと57歳で亡くなられたということです。
     お会いしたあとのことを全く知らずに今日に至っていた不明を恥じるとともに、ご冥福をお祈りいたします。
     「文化や経済の交流をためらわせるようでは」・・・いまこそ公使のその言葉を多くの人に知ってもらいたいと思います。

  • 【 現代舞踊 】<br /><br /> あでやかな韓国の現代舞踊です。 高校生かどうかは、分かりませんでした。

    【 現代舞踊 】

     あでやかな韓国の現代舞踊です。 高校生かどうかは、分かりませんでした。

  • 【 照明スタッフ 】<br /><br /> 陽がいくらか傾いてきました。 ステージに向かって広場の反対側にはやぐらが組まれ、照明班の動きが慌ただしくなってきました。<br /> それにしても、何の柵もない足場で、大丈夫でしょうか?

    【 照明スタッフ 】

     陽がいくらか傾いてきました。 ステージに向かって広場の反対側にはやぐらが組まれ、照明班の動きが慌ただしくなってきました。
     それにしても、何の柵もない足場で、大丈夫でしょうか?

  • 【 音響機材 】<br /><br /> その横には音響班のテントがあります。 ものものしい機材が並んでいます。

    【 音響機材 】

     その横には音響班のテントがあります。 ものものしい機材が並んでいます。

  • 【 和太鼓演奏 】<br /><br /> さあ、始まりました。<br /> 地元木更津のお寺に伝わる「証城寺の狸ばやし」というお話を組み込んだ創作和太鼓です。<br /> 

    【 和太鼓演奏 】

     さあ、始まりました。
     地元木更津のお寺に伝わる「証城寺の狸ばやし」というお話を組み込んだ創作和太鼓です。
     

  • 【 跳んで、跳ねて、叩いて、踊って 】<br /><br /> これだけ広いステージで演奏することは滅多にないものですから、生徒たちは存分にバチを振るい、身びいきとは思いますが、聴きごたえのある音と躍動感あふれる踊りを披露してくれました。

    【 跳んで、跳ねて、叩いて、踊って 】

     これだけ広いステージで演奏することは滅多にないものですから、生徒たちは存分にバチを振るい、身びいきとは思いますが、聴きごたえのある音と躍動感あふれる踊りを披露してくれました。

  • 【 打ち合い 】<br /><br /> 狸の集団同士が腹鼓の打ち合いをする場面です。<br /><br /> 思えば私が初めて韓国に行ったのは、1980年代の初めでした。<br /> ソウルの小さな旅行会社に手配を頼んで、男ばかり8人で行ったのですが、着いてみるとホテルはツインルームが8部屋。<br /> 「4部屋と頼んだ筈ですが」と言うと、「それは分かっていますが、8部屋でないと困りますよ」との返事。 当時は日本の男たちが大挙してキーセン・パーティに出掛けていたころで、その旅行社もそれで稼いでいたのでしょう。<br /> すったもんだの末にやっと4部屋を返しましたが、ホテル代はしっかり8部屋分取られました。 <br /> その後何度か行き、韓国社会も日本人旅行者もどんどん変わっていくのを実感しましたが、今こうして日韓の市民が交流するのを見ていると、両国の将来は安泰だと思えたものでした。

    【 打ち合い 】

     狸の集団同士が腹鼓の打ち合いをする場面です。

     思えば私が初めて韓国に行ったのは、1980年代の初めでした。
     ソウルの小さな旅行会社に手配を頼んで、男ばかり8人で行ったのですが、着いてみるとホテルはツインルームが8部屋。
     「4部屋と頼んだ筈ですが」と言うと、「それは分かっていますが、8部屋でないと困りますよ」との返事。 当時は日本の男たちが大挙してキーセン・パーティに出掛けていたころで、その旅行社もそれで稼いでいたのでしょう。
     すったもんだの末にやっと4部屋を返しましたが、ホテル代はしっかり8部屋分取られました。 
     その後何度か行き、韓国社会も日本人旅行者もどんどん変わっていくのを実感しましたが、今こうして日韓の市民が交流するのを見ていると、両国の将来は安泰だと思えたものでした。

  • 【 終演 】<br /><br /> 大きな拍手や歓声に包まれ、演奏は終わりました。<br /><br /> かつてバス乗車に使うトークンを投げつけられたり、道を尋ねて睨みつけられたりという経験をしている私には感無量のことです。<br /> 韓国社会も成熟し、露骨な反日姿勢をとる人が少なくなっていることを感じましたが、とりわけ若い世代同士の垣根の低さには羨望を覚えたくらいです。

    【 終演 】

     大きな拍手や歓声に包まれ、演奏は終わりました。

     かつてバス乗車に使うトークンを投げつけられたり、道を尋ねて睨みつけられたりという経験をしている私には感無量のことです。
     韓国社会も成熟し、露骨な反日姿勢をとる人が少なくなっていることを感じましたが、とりわけ若い世代同士の垣根の低さには羨望を覚えたくらいです。

  • 【 後片付け 】<br /><br /> 演奏後のバックヤードにはまた、放送高校の生徒さんたちが来てくれました。<br /> この生徒さんたちが今、日本製品不買運動に参加しているとは思えません。 若者同士が直接触れ合って築いた関係は、政治の対立によってたちまち崩れ去るものではないと思います。

    【 後片付け 】

     演奏後のバックヤードにはまた、放送高校の生徒さんたちが来てくれました。
     この生徒さんたちが今、日本製品不買運動に参加しているとは思えません。 若者同士が直接触れ合って築いた関係は、政治の対立によってたちまち崩れ去るものではないと思います。

  • 【 最後の夕食 】<br /><br /> すべての日程を終え、明日は午前中に機材の梱包と発送、午後は帰国です。<br /> リラックスした生徒たちの食欲が旺盛なのは自然なことで、鍋をお代わりして競い合うように食べています。 辛いと言っては笑い、固いと言っては笑い、何でも楽しい方に持っていく柔軟性には感心します。<br /><br /> 私が初めて行ったときは、ガイドさんが「ここにあった建物は豊臣秀吉に焼かれました」「これは日本の植民地支配で壊されましたが、韓国民の力で再建されました」というような話ばかりして辟易しましたが、今回は会う人すべてが好意的で、隔世の感があります。<br /> このお祭りに参加した生徒たちは、11年後の今、韓国の人たちが反日一色でパラリンピックのメダルにまでイチャモンをつけている状況をどう思っているのでしょうか?<br /><br /> あのとき、大人の私たちの屈託に関係なく、通じない言葉でちゃんとコミュニケーションをとっていた若者の柔軟性は、きっとまだ生きていると思います。<br /> 両国の若者たち、どうかこれからも仲良く、ともに未来を築いていってください。

    【 最後の夕食 】

     すべての日程を終え、明日は午前中に機材の梱包と発送、午後は帰国です。
     リラックスした生徒たちの食欲が旺盛なのは自然なことで、鍋をお代わりして競い合うように食べています。 辛いと言っては笑い、固いと言っては笑い、何でも楽しい方に持っていく柔軟性には感心します。

     私が初めて行ったときは、ガイドさんが「ここにあった建物は豊臣秀吉に焼かれました」「これは日本の植民地支配で壊されましたが、韓国民の力で再建されました」というような話ばかりして辟易しましたが、今回は会う人すべてが好意的で、隔世の感があります。
     このお祭りに参加した生徒たちは、11年後の今、韓国の人たちが反日一色でパラリンピックのメダルにまでイチャモンをつけている状況をどう思っているのでしょうか?

     あのとき、大人の私たちの屈託に関係なく、通じない言葉でちゃんとコミュニケーションをとっていた若者の柔軟性は、きっとまだ生きていると思います。
     両国の若者たち、どうかこれからも仲良く、ともに未来を築いていってください。

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この旅行記へのコメント (11)

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  • ふわっくまさん 2022/11/02 07:22:28
    南山タワー
    ねんきんさん、おはようございます。
    日韓国交正常化40周年を記念して、交流おまつり4回目=2008年にソウルに行かれたご様子を拝見させていただきました。

    実は私もフォートラベル登録前に3回程、ソウルを訪れたことがありまして・・
    名前がイマドキになった南山タワーへ、登った事を懐かしく思い出しました(^^♪
    夏場でしたが日本より少し涼しい風が吹き、あの頃も地元のカップルで賑わっていたなぁーと・・
    おっしゃる通り写真だけだと、韓国の学生さん達も日本人と変わりない面持ちでしたね。

    校内向けTV放送がある立派なところで、優しい笑顔の方が ねんきん先生でしょうか・・
    ねんきんさんから引率してもらった生徒さん達も、とってもいい経験をされたと思いました。

    太鼓の演奏で交流っていうのも、ステキでしたね(^_-)-☆
    ハロウィンで痛ましい事故があった後なので、何だかしんみりとした気持ちにもなりました。
                  ふわっくま

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/11/02 15:10:41
    若者の感性を大切にしたいものです。
     ふわっくまさん、古い古い旅行記にまで目を通していただいて、ありがとうございます。
     ふわっくまさんの行かれたころもまだ「南山タワー」と呼ばれていたのですか? 街中どこからでも見えるランドマークというのはいいですね。 今の日本は次々と高層ビルが建って、あれもこれも見えなくなっているのが残念です。 昔は火の見やぐらというのがあって、消防士さんが交替で見張っていましたが、今はそういう「見張り」はなくなって、市民からの通報を頼りに火事を見つけるようになっているというのも、高層化の影響ですね。

     日本の生徒たちが韓国の生徒たちと直接交流したことは、とても良い体験だったと思います。 生徒たちは「反日」というような空気についてまったく知らずに行ったので、先入観なしに楽しく交流できたのだと思いますが、その雰囲気をお互いに覚えていてほしいものだと思いました。

     あのときお祭り会場になったのはソウル市庁舎前広場でしたが、今回のハロウィン惨事のあと献花台が設けられたのがその市庁舎前広場で、テレビの映像を見て悲しくなりました。
     今日もテレビでは韓国の警察の警備体制がなっていないというような非難のコメントばかりが流れていましたが、なんだか日本人にもこのときとばかり韓国を責める空気があるようで、嫌な気分になりました。
     まだまだ、日韓の自然な付き合いができるまでにはなっていないのですね。

     古い旅行記でしたが、ふわっくまさんのおかげで改めて日韓関係を考えることができました。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • とわれさん 2020/05/08 17:18:26
    お久しぶりです
    先の皆様もお書きになられていますが、とても意義深い記事、もとい旅行記を拝見いたしました。
    コロナによる様々な困難は、別の角度からすると普段あり得ない時間を持つ事ができました。この旅行記を読む事が出来たのもその一つです。
    私は小さな体験ですが、当時大学生の娘とソウル二人旅をしました。ソウルの若者の親切と思いやりに感動しました。百人百様の考えがあり周りに左右されず、勇気を持って行動したいものだと思いました。正しい判断が出来る為にもこの旅行記のように、若者に世界に出るチャンスを用意して同じ地球の一員なんだと言う実体験をして貰いたいと思いました。良い旅行記ありがとうございました😊

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2020/05/09 18:11:14
    ソウルの若者、直接接したいものです。
     とわれさん、古い話にお付き合いくださり、書き込みまで、ありがとうございました。
     大学生のお嬢様とソウルへ・・・羨ましい限りです。
     私にも娘がいますが、家族旅行ならともかく、二人だけで旅行というのはこちらが気を使ってしまうようで実現しませんでした。

     さて日韓関係ですが、とわれさんの仰るとおり、同じ地球の一員ですから、直接会ってみれば判で押したように反日々々と固まっているわけではないということが分かると思います。
     とわれさんもソウルの若者の親切と思いやりを実感されたそうで、私も向こうの若者に接して、それまで何となく身構えていた自分が滑稽に思えました。
     若い世代の者同士、直接会えば分かり合えない筈はないと思いますので、私はせっせと若者の背中を押したいと思っています。

     古い話を投稿するのは少々気が引けましたが、とわれさんのように共感してくださる方がいらっしゃると知って、今では投稿して良かったと思うようになりました。
     どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
     重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人

    とわれ

    とわれさん からの返信 2020/05/18 21:20:46
    Re: お久しぶりです
    これからも、お話お聞かせください
  • nomo1215さん 2019/11/30 20:09:45
    こんばんは
    いやぁ~、素晴らしい旅行記拝見させていただきました。私の韓国感は、父の影響が大きく…、演歌大好きジーさんが1970年後半の韓国歌謡曲にはまった頃にさかのぼります。この頃って私の中では第一韓流ブーム(笑)1980年代のソウルって、私が産まれた頃のまんま?当時はまだ若かった私でも懐かしさ!を感じました。物価も安く日本の3分の1位だった記憶があります。ヨン様ブームの頃は景福宮で日本の修学旅行生を見かけました。私自身、韓国は好きなのに日本の後ろからついてきてね!って思いがいまだにあります。これって何故?
    子供の頃の記憶!
    当時の大人達の考えや教えをそのまま引きずっているのかも…
    ソウルではどこかで必ずデモをやっていて、老若男女問わずイベントになっています。小さな小さな子供が親に連れられ蝋燭を手に持ってデモに参加するって私的には考えられない
    過去の歴史は変えられないのだから、未来に向かって明るく進んで行けたらいいのになぁ~
    って、
    改めて肝心ながら拝見させていただきました

    nomo1215

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2019/12/04 15:06:00
    反日が票につながる社会とは?
    nomo1215さん、カビの生えた古い話にお付き合いくださって、ありがとうございました。
    「日本の後ろからついてきてね」って、まったく同感ですね。 優越感ということでもないのですが、私たちが先を歩く余裕からか、相手の一挙手一投足に反応せずに過ごせるのに対して、韓国人は「高み」にいる日本人が癪でしかたないのでしょうか、箸の上げ下げまでイチャモンをつけてくるように思えます。
    まあ、過去において朝鮮の文化を蹂躙したのですから、悪く言われても仕方がないのですが、それにしても豊臣秀吉の朝鮮出兵から今日までのことを口を極めて責められても素直に謝る気にはなりません。
    私が初めて韓国に行ったのはまさに1980年代の半ばでしたが、ガイドが日本から受けた被害ばかりを延々と説明するのに辟易し、とうとう「オレは豊臣秀吉に会ったこともないし、日韓併合のときはまだ母親の腹の中にもいなかったんだよ。そのオレにどう謝れって言うの?」と言い返したくらいです。
    最近の日本の若者のことは「突然変異で出現した異人種」と思っている私ですが、日韓関係はその異人種に委ねるしかないと思います。韓国の若者もやはり韓国の年配者からは理解されない新人類のようですので、お互いに過去だ歴史だと言われてもピンとこないのが実情のようです。
    まあ、韓国の大人たちは反日感情がエネルギーになって経済活動を発展させてきたようですから、私たちの世代ではこれ以上仲良くはなれないでしょう。
    両国の若者に今後を任せようという私の気持ちはそんなところです。

    おっと、これはまた、節操のないことを書き連ねてしまいました。どうぞご放念の上、これからもよろしくお願いいたします。
    重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • 琉球熱さん 2019/09/17 21:24:09
    真実はなかなか伝わらない
    ねんきん老人さん、こんにちは

    大変力のこもった意義ある旅行記ですね!
    日韓の関係はこれまでも上がったり下がったりでしたが、今回は過去にないほど険悪なムード・・・ですが、実際に韓国へ旅行した人たちの多くが「心配したほどでもなかった」と言っていることに、少々救われる想いです。
    韓国内でも、政府間の関係と民間とは分けて考えようという機運が出ているとも聞きます。だからこそ、民間レベルの交流はこれまで同様、継続してほしいものです。
    なんだかんだ言っても、お隣なのですから。

    それにしても、韓国政府の対日批判、市民の反日運動などの報道は、事実ではあるものの「全て」ではないでしょう。
    しかしそれが「全て」であるかのような報道、機運醸成によって、日本国内に反韓ムードがいたずらに醸成されていくことの方が恐いです。
    「誰が」「何を」目論んでいるのか、見極める眼力が求められていますね。

    マスコミの報道を無条件に受け入れてしまうのは、とても危険だと感じます。
    それでも韓国政府の声明には「いい加減にしろよ」と思うことは多々あるのですが(笑)

    --------琉球熱--------

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2019/09/18 09:07:12
    冷静なご意見、我が意を得たりの思いです。
    琉球熱さん、おはようございます。
    カビの生えた古い話にお付き合いくださり、その上書き込みまでしてくださって、ありがとうございました。

    昨今の韓国の動きについては、少々辟易しているというのが正直なところでして、なにかというと第三者に日本の悪口を言って回るという態度に腹も立っています。
    日本の社会全体も嫌韓ムードが高まっており、そういうときには韓国悪しの論調の方が一般受けしますから、マスコミもいわゆるコメンテーターなども韓国の悪口を言っていれば商売になるということでしょうか。

    しかし、琉球熱さんの仰るとおりお隣さんなのですから、このままではお互いに疲れ果ててしまいます。 日本の政府には、大人の器量で対処してもらいたいと思います。
    まあ、それはここまできてしまうと今日明日というわけにもいかないのでしょうが、そういうときこそ民間交流が大切だと思います。
    思えば前回の「関係悪化」のときも「国交正常化以来最悪の関係」と言われたものでしたが、その最中に日本中のオバサマたちがヨン様、ヨン様と海を渡り、韓国人と仲良くなって、こぞってリピーターになってしまったという事実があります。
    周囲の目を気にして日本に行きたくても行けない、というような話も聞きますが、その辺は日本の方がやや成熟しているようで、今、日本人が韓国に行くといっても白い目で見られることはありませんから、ここはせっせと韓国に行って、日本人の「大人のふるまい」を見せて欲しいところです。
    そうすれば、琉球熱さんのご指摘のように「事実ではあっても、すべてではない」ということが体験できると思います。

    投稿をためらった古い話ですが、書き込みをいただいて、ほっとしました。
    ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • olive kenjiさん 2019/09/14 08:56:25
    今こそ大事なこの旅行記
    ねんきん老人さん 今こそ読むべき素晴らしい旅行記でした。

    この頃、交流中止とかなっていますが、とても残念です。
    政治がぎくしゃくしている時こそ、民間レベルの交流が大事で尚さら必要かと思っています。日韓共にののしる人々は、お互いの国へ行ったことのない人が多いのではないかと思います。つまり知らないんだから。

    私も最初の韓国訪問は50年前の学生時代で、初めて知る文化習慣の違いなどが衝撃的でした。でも親切にしてもらったり、ちょっぴり恋したりが、韓国にたいする見方のベースになっていると思っています。

    最近は日本への旅行客が激減しているとのこと。おそらく人の目を気にして、行きたい好きと言えない空気なのでしょうね。私は田舎に住んでいるので、その様な空気感がすごく分かります。だから攻める気にはなりません。しばらくすれば、また回復するでしょうし、信じています。
    こーいう話はもっともっと話したくなりますので、これまでに。

    ところで、先輩の所は、停電などでお困りになりませんでしたか。
    いつも思うのですが、県が大変な事になっているのに、なぜ他県からの速攻復旧応援体制が出来ないのでしょうね。特に隣りは大都市東京だというのに。

    今回の旅行記で初めて、先輩のお姿とご職業が分かりました。
    私の感もまんざらじゃなかったと、エヘンな気持ちです。
    兎に角、訪韓された学生さんは、良き先生をお持ちになったと思うばかりでした。
                 olive kenji


    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2019/09/14 09:33:46
    「行ったことのない人」・・・まさにそうですね。
    olive kenji さん、お早うございます。
     どーだかなあ?と思いながら投稿した古い記録を早速読んで下さって、本当にありがとうございます。
     「日韓共にののしる人々は、お互いの国へ行ったことのない人が多いのでは」という一文、まさにその通りだと思いました。
     olive kenji さんの韓国に対する見方のベースが50年前の訪韓にあるとのお話も深く共感します。 私があのとき仲良くしていた日韓の生徒たちがいま反日・嫌韓の騒ぎに同調していないと信じているのも、まさにそこにあります。
     若い人たちが、こういうときこそ互いの国を訪問して、市民と市民の感触を体験してくれればと思わずにはいられません。
     そして、olive kenji さんが学生時代にご自身の身をもって感じた韓国という国への思いをずっと保持してこられたという事実を、若者だけでなく中高年の方たちも見習って、とにかく行ってもらいたいし、来てもらいたいという思いでいっぱいです。

     さて、台風被害についてご心配いただき、ありがとうございます。
     ご推察のとおりこちらは家々の屋根瓦が飛ばされ、スーパーは閉まり、昨日まで買い置きのカップラーメンなどでしのいでいました。 避難所も開設され、公民館では炊き出しが行われています。
     ただ、私の家は予算がなくて平屋建てにしたことが幸いして、何の被害もありません。 両隣りと裏の3軒がすべて二階屋で、それが風を防いでくれたのです。その5軒はすべて屋根がやられました。
     町内会の役員や民生委員をしていますので、毎日家々を回って被害状況を市に報告して支援を依頼したり、お年寄りの家にカップラーメンを届けたりしています。あと数日は忙しいと思いますが、私自身はとくに体調を崩したりもしていませんので、ご安心ください。
     お気遣い、ありがとうございました。

    ねんきん老人

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