イタリア旅行　2019年8月 ⑥ Capri島、青の洞窟、Sorrento

2019/08/07 - 2019/08/17

少しだけ早めに夏休みをとって旅行してきました。
　ミラノやローマは昔行きましたが、南方面に行くのは初めてで、しかもレンタカーで行ってみましたので、レンタカーでナポリ、アマルフィー海岸、マテーラ、アルベロベッロへ行こうと考えている方への参考にもなればと思います。　ちなみに海岸道の狭い所で大型バスとすれ違う時に、壁にバンパー・フェンダーをこすってしまいました。。。

　7日目は、楽しみにしていたカプリ島の青の洞窟へ。ボートの上で待たされるのが嫌で、カプリ島ではバスの陸路を使いましたが、島についてから洞窟入るまで3時間30分、戻ることも考えると、時間の無駄なのでボートにすべきでした。
青の洞窟はほんの数分でしたが感動的な光景でした。


【全体概要】
・日程）　現地8泊、機内2泊
・費用合計）　約40万円/人
　飛行機は安めの北京経由エアチャイナのエコノミー（以前ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ行きで印象も良かったので）。今回も4便とも定時運行、しかも行きは1時間早く着き助かりました。
　為替は実勢で約118～119円/Euro。秋葉原で800Euros両替していきました(120.98円)。現地でのレートは場所によって130円～150円ほど。

【日程】
●1日目 8/7）飛行機 CA168 HND 19:40発 > PEK 22:40着、
　　　CA949 PEK 8日 01:30発 > MXPt1 6:30着
●2日目)　Milano、Stresa 、Isola Bella(ベッラ島)
●3日目)　MilanoでSanta Maria Delle Grazie教会と最後の晩餐、Duomo、VE2世ガレリア、Castello Sforzesco
●4日目)　VeneziaでSan Marco広場、San Giorgio島のベルタワー、夜ゴンドラ
●5日目)　VeneziaでDucale 宮殿、飛行機でNapoliへ移動、空港からレンタカー
●6日目)　Vesuvio山、Sorrento、Positano
●7日目)　Capri島 青の洞窟
●8日目)　Amalfi海岸ドライブ(55km)、Matera、Alberobello
●9日目)　Alberobello、BariのPaleze空港からローマへ移動
●10日目)　バチカン博物館で朝食、Sistina礼拝堂で最後の審判、サンピエトロ広場、Foro Romano、Palatinoの丘
　飛行機　CA940 FCOt3 20:55発 > PEK 17日12:50着
●11日目 8/17土)　飛行機　CA183 PEK 17:10発 > HND 21:30着
・カメラで2000枚くらい写真撮るつもりが1000枚止まりでした。

エリア カプリ島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 1.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　7日目（8月13日）の6:30過ぎ、Capri島の青の洞窟に行くために少し早起きです。
Sorrentoの山の上にあるホテル Il Nidoから見るVesuvio山はかすんでて幻想的です。

　右がソレントの町。

　7:50のホテルシャトルバスに乗るために朝食は5分だけ。ですが、結局シャトルは10分遅れてホテルの前の道に来ました。他のホテルも回ってきたためです。

　写真はSorrentoのMarina Piccola。

　8:10にAntiche Mura広場でバスを降りてから、とんでもない勘違いをして海に向かって左の方に行きすぎてしまい、降りて行った先がマリーナグランデ。。小型船やレストランはあるものの観光客はおらず、店の人に聞いたら、大きなフェリーはピッコラからしか出てないと。しかもグランデとピッコラはつながってないので、また登って戻らねばなりませんでした。

　30分無駄にして、昨日見たエレベーターを使いようやくマリーナピッコラに到着。

ソレント港 その他の交通機関

　ピッコラは大勢でガヤガヤしてます。
フェリーのチケット窓口がたくさんありますが、その中からCapri島と書かれた窓口で9:20発のチケットを購入。19.5Euros/人。

ソレント港 その他の交通機関

　窓口のお姉さんに乗り場は何番か聞いたら、8番と言われたのに、9:20前にフェリーが入ってきたのは9番。これは８じゃなくて9だろうと思っていたら正解でした、信じて待ってたら危なかった(笑)

ソレント港 その他の交通機関

　船は200人近く乗れる2階建ての船でした。カプリ島が見えてきました。思っていたより大きい。
　このフェリーと後で乗る洞窟ボートに備えて、日本で買った酔い止めを飲みました。

　9:50に到着。乗ってきた船。ほとんど揺れませんでした。

マリーナ グランデ ビーチ

　カプリ島のマリーナグランデ、観光客でいっぱいです。
　青の洞窟に行くであろう小型クルーザー・モーターボートもたくさんありますが、私たちは陸路バスを選びました。

　地球の歩き方を見て、バスは乗り継ぎが必要というのは分かりますが、バス乗り場の位置はよく分かりません。観光案内所で聞きましたが、係りの女性に意味が伝わらず、外にいる警官に聞いたらすぐに分かりました。

マリーナ グランデ ビーチ

　マリーナから出る方向（車が出ていく方向）に少し歩くと、右側にバス停がありました。写真はバス停付近からマリーナ方向を撮ったものです。

マリーナ グランデ ビーチ

　これがバス停。2列で、左が目指すAnacapri行、右がSan Constanzo行ですが、アナカプリ行は混んでます。
10:00から猛暑の中並んだが10:20のバスには乗りきれず、10:35にやっと乗れましたが満員。

マリーナ グランデ ビーチ

　噂通り狭い道ですれ違いもギリギリ、というか途中で対向車がミラーを壁にこすりながらすれ違っていました。小さめのバスとはいえ、運転手の運転は神業だと思います。

　慣れとはいえ、対向車とこの道ですれ違えるのがすごいです。

　こんな狭い道でもバスは飛ばすので、揺れが激しいです。

　約20分でアナカプリの広場に到着。洞窟行のバス乗り場が分からず、お店の人に聞きました。バス乗り場は、この広場にある写真正面の銅像の左にある道路を100mほど行くと左側にあります。

観光案内所（アナカプリ） 散歩・街歩き

　ここが青の洞窟に行くバス乗り場。ここでまたチケット買います。往復で4Euros/人。

バスターミナル(アナカプリ) バス系

　アナカプリからGrotta Azzurra(青の洞窟)に行くバスの時刻表。
地球の歩き方には30分に一本と書いてありましたが、4月から10月の朝から夕方までは10分か20分に一本出てるようです。

バスターミナル(アナカプリ) バス系

　バスはやはり小型ですが、11:20でそんなに並んでなかったので私たちも乗れました。

バスターミナル(アナカプリ) バス系

　11:20発のバスに乗って11:35に青の洞窟バス停に到着。
正面にいるタクシーの奥に道があって降りていきます。ここにあるトイレは閉まってました。
ソレントを出航してからここまで2時間強。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　階段を降りていくと、すでに大小クルーザー・モーターボートがたくさん待ってるのが見えます。洞窟に入るには、さらに手漕ぎ舟に乗り換えます。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　もう11:40。列は階段途中にあるお店まで伸びていて、乗る直前の岩陰に入るまではこのお店が唯一の日陰。洞窟に入場可能ということは基本晴天、つまり列がここまであると1時間半以上強い日差しに晒されますので、日焼け止めと帽子と水があった方が良いかと。さすがに邪魔な日傘を差してる人はいませんでした。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　前にまあまあ長い列が見えてきます。ちなみにモーターボートが次々と来ますが陸よりもボートが優先のようで、こちらの列は全然進みません。私たちが入れたのは13:30前ですがボートの数が減って落ち着いたので陸の方も進んだという感じでした。

　カプリ島に着いてから洞窟入るまで3時間30分。陸路で行くのは時間の無駄だと思います。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　洞窟に入る手漕ぎ舟が並んで、次々と入っていきます。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　みんな頭をぶつけないように手漕ぎ舟の上で寝そべってます。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　やっと私たちの番が回ってきて、妻と並んで手漕ぎ舟に入ります。携帯とカメラはビニール袋に入れてすぐ出せる準備しましたが、波をかぶらないかハラハラしました。
写真の所でお金を払いますが高い所にあるので渡しづらく、船頭さんが手伝ってくれようとした時に1Euroコインを小舟の板の下に落としてしまいました。。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　13:15、いよいよ洞窟に向かいます。入る時は頭をぶつけないように必死に頭と体を小舟の中に入れました。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　中に入って顔を上げると、本当にきれいな、現実ではなく夢の中にいるようなブルーに感動。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　他の船頭さんが歌ってて洞窟に響いてました。
　入口近くの方が光があって明るい青で、奥に行くと明るさが落ちます。体勢ですが、上半身起こして座ることもできず、寝たまま顔を上げていると腹筋がつりそうになりしんどかったです(笑)

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　中に浮き輪がありましたが、目印なのか転覆した時のためか。。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　妻はi-phoneで写真を撮っており、素晴らしい性能で天井までくっきり映ってましたが、実際には写真のように暗いです（13時過ぎの時間帯です）。

　幸い船も濡れてなくて、波もかぶらなかったので全く濡れませんでした。天候と船頭さんの腕のおかげでしょうか。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　手持ちコインが1Euroしかなかったのでチップとして渡しました（落としたの合わせて2Euros)。最初
　中にいたのは5分ほど。あれだけ並んで・・とは思いますが、幻想的で良い経験でした。
　終わったころにはもうクルーザーはまばらでした。このあとまたバスに乗ってアナカプリへ戻ります。

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

　アナカプリで適当にレストランを探して、Torattoria Il Solitarioへ。

　店内に木があって、庭も見えて雰囲気良かったです。

　チーズのラビオリと、牛肉のパスタ。ラビオリは普通のトマトソース味なので、牛肉パスタの方が美味しかったです。飲み物と合わせて45Euros。

アナカプリからはまたバスに乗ってマリーナグランデに向かいますが、バス停には結構長い列が。バスが中々来ず、しびれを切らした人たちはタクシーを捕まえようと、そちらも列になってました。交通の便は悪いです。
バスが高台を通る時の景色が良くて、途中下車したいくらいでした。

　高台の道から（バス車内）

　本当はこの後アマルフィー行のフェリーに乗りたかったのですが、すでに16:00で妻が疲れたと言うので、ソレントに帰ることにしました。
　帰りのフェリー窓口もいいかげんで、私たちは電光掲示板に書かれた16:30の便に乗りたいと言ってチケットを買いましたが、乗り場に行ったら私たちのチケットを見た隣の人が、次は17:30の船だと言われて買ったんだけど本当に16:30の船あるの？と聞かれました。
　16:30になっても船が来ないので、まさかまた乗り場が指定と違うのかと他の乗り場の船を見に行って戻ってくると、隣にこの小さめの船が着いて、ソレント行とのこと。
　ちなみに17:30のチケットの親子もこの船に乗れてました。

　16:40頃、カプリ島出航。

　ソレントの近くにあった遺跡のような島。釣りしてる人や日光浴してる人がいます。

　崖沿いに眺めの良さそうなホテルが並んで立っています。きっと料金もその分高いのでしょう。

　ソレントのマリーナの全景です。右側が今朝間違えて下りてしまったマリーナグランデ。左側がマリーナピッコラです。確かに間は道がありません。

ソレント港 その他の交通機関

　マリーナピッコラです。崖の中腹に階段があったり穴があったりして風情ある景観でした。

ソレント港 その他の交通機関

　松の木が絵になりますね。

ソレント港 その他の交通機関

　崖に緑と階段があって良い景色でした。

　ソレントのマリーナピッコラには17:25着。またエレベーターまで歩いて行きますが、途中に狭いビーチもあって大勢の人で混んでました。

ソレント港 その他の交通機関

　まだ18時前でしたが夕食のレストランをぶらぶら探してたら、お洒落なお店を発見。色の通り「 Pepe Bianco 」というレストラン。
目立つので、通り過ぎる人も結構見てました。

　白基調で、南イタリアの高級リゾートって感じ(?)のレストランで、雰囲気最高です。
この暑い中青いスーツを着た責任者らしき人（上の写真にいる人）がはきはきとして非常に愛想も良かったです。
　18時なので店内私たちだけで独占です。店内は冷房の効きは弱め。

　上がお通しのピザ。
下が前菜の生ハムとモッツァレラチーズです。

　今夜はパスタ・ピザではなく、メインは肉・魚。私は久しぶりに食べたくなった牛ステーキを食べて満足です。
　ウェイトレスは新人だったのかお皿が逆向きのような、それとも肉の前に野菜を食べなさいということでしょうか(笑)
　合計で76Eurosでした。

　食後は少しお店も見ながら、19:30のホテルバスに乗るため広場へ向かいました。ホテルバスは結局20分遅れましたが、まあいいでしょう。

午前で青の洞窟を見終わって午後アマルフィに行くという計画は、カプリ島で陸路を選択という甘い計画だったために、当然のごとく崩れ去ってしまいました。それでもこの時はまだ、明日の午前アマルフィに寄って写真くらい撮れるだろうと思っていたのですが。。