４日目（日曜日）<br />楽しかった旅も最終日、朝、寝台列車を降りたあと駅で時間を潰したり付近を散策してユジノサハリンスク駅９時１０分発のコルサコフ（大泊）行の列車に乗って途中駅シティモールで下車、シティモールをぶらぶらしてバスでユジノサハリンスク市内に戻り、ガガーリン記念文化公園向かいのお土産屋さんに行き、勝利広場からゴンドラで山の空気に登ってから帰国しました。<br />今回の旅では日本の方もあまり見る事は無く、ウラジオストクではたくさん居た中国、韓国の旅行客も見かけませんでした。<br />また大きなトラブルも無く、天候にも恵まれ現地の人に親切にしてもらい楽しく旅行する事が出来ました。<br />子供鉄道に乗れなかったのが残念、リベンジせねば。

狭軌から広軌へ、日本時代の痕跡がまた一つ消える旧樺太、サハリンを訪ねて　4日目最終日　＆旅の終わりに

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2019/05/02 - 2019/05/05

106位(同エリア41件中)

エリア

ユージノサハリンスク(ロシア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

グルメ: 4.5

ショッピング: 4.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス徒歩飛行機

旅行の手配内容: 個別手配

朝５時５０分頃、（日本時間で３時５０分眠い・・・）ドリンスク駅（落合駅）で目が覚めました。
日本から持って来たお菓子を朝食代わりにして、着替えや下車の準備をします。
到着３０分位前に車掌が起こしに回ってきました。
定刻６時５９分にユジノサハリンスク駅に到着、同室のおっちゃんと車掌に別れの挨拶をしました。
到着時は駅舎に入らずに横の地下道入口外に出ます、駅に入って少し時間を潰しました。
早朝はトイレの前のおばさんがいないので、無料で使えますが荷物があると預かってもらえないので不便です。
次の列車まで２時間程ありますが、日曜日の朝は食堂等が開いていないので、散策して時間を潰します。
駅横の鉄道博物館、最初訪れて時は気付きませんでしたが、ＪＲ東日本から譲渡されたキハ５８の車体に「架線注意」の表示が残っていました。
今回の旅で唯一見かけた公衆電話、使えるのだろうか？
ソ連ぽい壁画
空手道
そろそろ駅に戻ります。
駅で切符を買います、ユジノサハリンスクからシティモールまで１２．６０ルーブル。
バスより安いです。
駅から出て、地下道からホームへ向かいます。
結構乗客がいます。
機関車２両に客車も２両、客車は２両とも乗車できました。
１７分の列車の旅で途中動態保存されていたＤ５１蒸気機関車と廃車になった富士重工製のステンレス気動車の中間車を見る事が出来ました。
９時２７分シティモール駅に到着、私一人だけ下車。
列車はコルサコフ（大泊）へ向けて出発していきました。
この列車はお昼頃戻ってきます。
シティモールに向かっていきます。
開店３０分前なのでベンチに座って時間を潰します。
開店後いろいろ見て回ってバスで市街地に戻りました。
ここのトイレはきれいです。
シティモールから市街地行きバスに乗って、サハリンデパートのあたりでバスを乗り換えてガガーリン記念文化公園にやってきました。
公園の向かい側に、地球の歩き方で紹介されているお土産屋さんがあったので、マグネット等のお土産を購入しました。
お土産を購入後、公園を少し歩きます。
公園内では何かお祭りをやっていました。
公園から市内バスで勝利広場へ、一昨日見た軍事博物館？の横を通って山の空気のゴンドラ乗り場にきました。
切符売り場の裏側にきれいなトイレがあります。
山頂へ行くゴンドラは上下２本あって、中腹で乗り換えます。
切符は中腹までの往復と、頂上までの往復の２種類あるようです。
ゴンドラで山頂へ向かいます。
雪が残る山頂から市街地を望みます、ゴンドラに乗らず歩いて登っている若い女性がいました。
中腹の乗り換え地点には、山小屋があって食事ができるようです。
中腹からの眺め。
この後、ゴンドラで降りて勝利広場から６１番バスでホテルサハリンサッポロ前のバス停へ向かいました。
ホテルで空港行きの送迎車と待ち合わせているので、ホテルに近いマルーシャで食事にしました。
昼間なのでスタバローヤ営業と思っていましたが、日曜日は昼間もレストラン営業でした。
ウハーを美味しくいただきました。
アツアツのカツレツを美味しくいただきました。
思ったより食事に１時間以上かかったので、最後は走ってホテルに向かい送迎車のドライバーさんと合流して空港に向かいます。
空港着、正面ではなく向かって左側の小さなドアから入ります。
ドアから入って小さな待合室で手続きを待ちます。
職員とおぼしきロシアの女性２人が、待合室の量りにのって体重を見比べていました。
チケットを貰って出国手続き等をして待合室へ、小さなカフェと小さな免税店があります。
免税店はお酒が主力で、お土産等はほとんどありません、価格はＵＳドル表示でその日のレートでルーブル払いができます。
待合室から駐機場を望みます。
ダイヤでは千歳空港行きはＤＨＣ８-Ｑ３００の予定ですが、スタンバイしているのはＱ４００の様です。
バスに乗って飛行機へ向かいます。
新千歳空港行き
ＳＵ４５３６便（オーロラ航空運行）
ＤＨＣ８-Ｑ４００
ＲＡ６７２５４

この千歳行、出発が土曜日は朝の９時台、他の平日は１３時から１４時台ですが日曜日は１８時台なので帰国日でも日中観光する事が出来ます。
機内は日本人多めで７割～８割の搭乗率でした。

ノグリキで車掌さんと警察官が不思議に思った当日の１７時５５分に新千歳空港に着くために１８時２５分離陸します。
お天気が良く、途中利尻礼文を見ながら機内サービスのオレンジジュースを飲んで新千歳空港に無事到着、Ｑ４００はＱ３００より巡航速度が１００ｋｍほど早いので早着するなと思っていましたが、２０分早い１７時３５分到着しました。
ちょっと前にハワイアン航空とスクートが到着しており、到着口は大混雑、預け荷物が出てくるターンテーブルは２つしかないので、ハワイアンかスクートの荷物が終わらないとオーロラの荷物は出てきません。
私は預け荷物がなかったので、そのままＪＲに向かい快速エアポートで帰宅しました。隣に座った家族連れはハワイ帰りらしく女の子がお母さんに「ハワイ楽しかったね、また行きたい。」と楽しそうに話していました。
お疲れ様です。
旅の終わりに、
博物館の切符
ノグリキ以外の博物館、美術館は、上着やカバンを地下や別室のクロークに預けます。
観覧料金は比較的安価なので大きい札を出すと嫌がられます、撮影は別料金です。
旧北海道拓殖銀行の美術館は無料でした。
市内バス、
基本的にワンマンカーで、窓に系統番号の表示があり乗車時に運転手に運賃を払います。
ハイエースみたいなバンや扉が3つある大型バス等いろいろ走っています。
前、真ん中、後ろにドアがある３扉のバス（ローマや昔関東バスで走っていた感じのバス）は真ん中と後ろのドアが開いて前ドアは開きません、３扉バスは車掌がいるので車掌に払います、運転手はお金を扱いません。
最終日は気温が天気が良く気温が高かったのですが、バスは暖房が入りっぱなしで車内は３０度程ありました。
列車も暑すぎる事があるので、着るもので調節しましょう。
ユジノサハリンスクのバスは運賃を払うとレシートをくれます。
降りるまで必ず持っていて下さい、まれにバス会社のＩＤをぶら下げたおばちゃんが途中から乗ってきて検札を開始します。
夜行列車の中では各車両に乗っている車掌が車掌室でミネラルウォーターやカップ麺などの軽食、紅茶を販売しています。
写真のカップ受けは、ノグリキからの列車でたまたま売っているのを見かけて購入しました。
実際に車内で借りるものと同じデザインですが、残念ながらグラスがありません。
シベリア鉄道とはデザインが違いますので、興味がある方は乗車時車掌室を覗いてみてはいかがでしょうか。
食べ物と違いグッズはよほど売れないのか、買ったらものすごく車掌の愛想がよくなりました。
お土産、
豊原の戦前の写真やユジノサハリンスクの１９５０年代６０年代の写真を、現代の同じ場所で写した比較写真集。
美術館とガガーリン記念文化公園向かいのお土産屋さんで売っていました。公園向かいのお土産屋さんは、安価のものから高価なものまで取り揃えていました。
私はスマホを持って行かなかったので、旅行会社からもらったマップと本屋さんで買った地球の歩き方で現地を回りました。
時刻表はロシア鉄道愛好家の方が同人出版されている様で、アマゾンで購入できます。
鉄道切符の買い方やユジノサハリンスク市内のバス路線図があるので、重宝しました。

寝台列車の切符は日本の旅行会社に依頼しましたが、切符の売り出しが２０日前からなので行程が確定してからビザを取るのが少し大変でした。
旅行前に、樺太に関する本を古本屋さんで見かけて買って読みました。
右は樺太における大日本帝国とソ連の戦いの話、左は本土に避難できなかった樺太の人々が引き上げるまでソ連人と暮らした時の話。
興味がある方は探してみてはいかがでしょうか。

長々とありがとうございました。