2019/07/27 - 2019/07/29
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funasanさん
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スイスのチューリッヒは今や世界1,2を争うくらい物価が高いらしい。給料も物価も日本の2倍と考えれば,普通の日本人ではチューリッヒの高級ホテルは高くて泊まれなくなってきている。
それでも私はマリオットのステイタス維持のために「チューリッヒ・マリオット」(写真)に泊まってみた。7月27日(土)から週末2連泊。さて、そのお値段は?
夏の週末宿泊・シニア割引で1泊2名約35000円(総額)だった。普通に泊まると4万円~5万円、クラブルームなら5万円~6万円はするので比較的格安に泊まれた。(注:日本の高級ホテルも価格高騰!)
高層階のクラブルームにアップグレード、午後のアフタヌーン・ティー、夕方のカクテルタイム(夕食)、翌日の朝食、事実上3食付き宿泊となるのでマリオットの上級会員(プラチナ以上)のメリット大である。少々高くとも我慢しよう。
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今日はバーゼルからチューリッヒに移動する。バーゼルはスイス第3の都市でチューリッヒはスイス最大の都市。よってこの路線はスイス鉄道の幹線路線で30分おきくらいに特急列車ICが走っている。
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バーゼルの駅でチューリッヒまでのチケット(2等車)を買う。1人34スイスフラン(約3740円)乗車時間は1時間弱である。残念ながらシニア割引はなかった。
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バーゼル11時07分発のIC(写真)に乗りチューリッヒに12:00に到着。車内は混んでいて写真を撮れなかった。我々は4人用のテーブル席に座ったのであるが、隣に欧米系のハンサム青年が座ってきた。
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そこで、妻が笑顔で「Where are you from?」と気楽に声をかけた。彼女の英会話力は低いので、すぐに私が手助けする。そして見知らぬ外国人と楽しい会話がはじまる。
写真:壮大なチューリッヒ中央駅 -
30代前半の彼はバーゼル在住で今(土曜日の午前)からチューリッヒに住んでいる彼女に会いに行くという。日本が大好きな彼女らしく、日本にもう何度も行ったことがある、と彼は嬉しそうに話していた。
写真:壮大なチューリッヒ中央駅 -
彼と30分ばかり色々お話をしたが、彼のお母さんが中学校の先生だというので、給料を色々聞いてみた。大卒の新任教員で月給40万円くらい、中堅どころになると70万円から80万円と言っていた。驚きの高級取り!しかし、チューリッヒ市内の住宅費も相当高く、平均家賃(2LDK)で25万円くらいするという。年金生活者の日本人ではチューリッヒに住めない。
写真:壮大なチューリッヒ中央駅(駅前広場とアルフレート・エッシャーの像) -
チューリッヒ中央駅のすぐ真横に「スイス国立博物館」(写真)がある。日本人にとって嬉しいことに、ここで日本のアニメ「ハイジ展」(2019年7月17日~10月13日)が開催されていた。
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あの可愛いハイジと牧歌的なスイスのアニメ『アルプスの少女ハイジ』は日本人の創作でスイスではあまり知られていなかったという。それが今、逆輸入されている。
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そんなことを妻と語りながら博物館前にかかるヴァルヒェ橋の上にくると….遠くに「チューリッヒ・マリオット」ホテル(写真)が見える。お~、あれだ、あれだ…。リマド川に沿って建つ超高層ホテル、かっこいい。Good,Good,Goodと叫びながら橋を渡る。
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そして大きな街路樹で直射日光を遮られた川べりの小道(写真)を歩いていく。重いスーツケース持参であるが、少しも気にならない。周囲の雰囲気が抜群にいい。妻も私も一気に盛り上がる。
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そしてやってきました「チューリッヒ・マリオット」(写真)。最上階は39階!チューリヒ随一を誇る超高層ホテルである。よって高層階の部屋からはきっと美しいチューリッヒ市街が見渡せるであろう。期待がどんどん高まる。
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午後1時前にホテルに到着し、フロント(写真)でチェックインする。事前にスイートルームのリクエストをしておいたが、「満室のため」ダメという。これで5連敗だ。マリオットのチタンメンバーの威力なし。
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スイートがダメだったので「眺めのよい高層階、バスタブ付き、ツインベッド」をリクエストしたら、リニューアルされた高層階のお部屋は「バスタブなし、キングベッド」という。部屋からの眺めを優先してここで妥協する。
写真:クラブラウンジ入口 -
さて、時刻はまだ午後1時頃、部屋の準備が出来ていない。こんな時、クラブラウンジがあると有難い。スーツケースを預け、ラウンジのアクセスカードをもらってラウンジ(写真)に入る。
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ラウンジは大きく左右に分かれており、左側が主に食事用のテーブル席、右側が主にドリンク・歓談用のソファー席(写真)になっている。ただし、このクラブラウンジはフロント・ロビー階にある。自分で勝手に「最上階のラウンジ」と思っていたのでこれは期待外れだ。
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それでも食材は結構そろっている。今は午後1時頃で通常のアフタヌーンティータイムではない。それでも写真のようにマカロンはじめスイーツが並ぶ。これには甘党の私は大喜びだ。
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その横にチョコレートのプチカップが…
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不思議なことに軽いランチ用なのかトマトとキュウリ、そしてインド料理のチャパティと付け合わせ(写真)が置いてあった。定番のナッツ類、フルーツ類もある。
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我々夫婦はランチ抜きでチューリッヒ・マリオットに来たので、ちょうどいい。ここで軽いランチタイムだ。朝食ビュッフェをしっかり食べてきているので、この程度の食事で十分である。
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ただし、甘いものには目がない私は、ついあれもこれも全種類のスイーツ(写真)を取ってきてしまう。そしてカプチィーノだ。実に優雅なランチ兼コーヒータイムが過ぎていく。
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1時間ほどラウンジでランチ休憩をして、その後、市内観光(写真)に出かける。天気が良く絶好のチューリッヒ観光となるので、夕方のカクテルタイムまで市内の見所を歩き尽くす。
→「チューリッヒ観光」に続く -
午後2時から午後6時過ぎまで、4時間くらいしっかり観光旅行をしてホテルに帰ってくる。暑い中の徒歩観光なのでしっかり汗をかいた。さっそく部屋のシャワーを浴びてすっきりしよう。
写真:34階のエレベーターホール -
今日の部屋は高層階34階の3401号室(写真)、リニューアルされた綺麗な部屋が待っていた。Goodです。窓側に大き目のソファーがあり、カーテンを開けると…
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素晴らしい眺めが目に飛び込んできた。ワオー~だ。この眺めに夫婦とも大喜びする。クラブルームはタワー棟の上層階となるので部屋からの眺めがいい。何も知らずに最低価格のシニア割引で予約したのであるが、いい部屋にしてくれたようである。
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窓側のソファーに座り、コーヒーを飲みながら、この眺めを楽しむ。やはりいいホテルのいい部屋に滞在すると旅の豊かさが倍増され、一層チューリッヒが好きになる。
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ただし、部屋の広さは25㎡と少々狭い感じがする。しかし、部屋の作りが正方形のようで大きなガラス窓が窓側全面にあり開放感がある。ワーキングデスク(写真)の周辺は極めて簡素で面白みがない。
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バスルーム(写真)に入ってみよう。残念ながらバスタブがない。以前はバスタブ付きだったかどうかは確認していないが…。バスタブの代わりに巨大なシャワーブースが出来ている。
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これはウイーン・マリオットホテルと同じで、ホテル・客室の内装がヨーロピアン的な暖色系・貴族的な雰囲気からモノトーン・コスモポリタン的なものに変わり、同時に、バスタブが撤去されて巨大シャワーブース(写真)誕生となっている。マリオットは全世界で客室のリニューアル化をすすめている。
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参考までに、チューリッヒ・マリオットの部屋のカテゴリーは…
低い方から「シングルルーム」(19㎡)「デラックスルーム」(29㎡~32㎡)「スーペリアルーム」(25㎡)「クラブルーム」(25㎡)その他、スイートルームと続く。
写真:トレーニングジム -
このホテルにはしっかりしたキッズルーム(写真)があった。ファミリーでロングステイするのであろうか?スイスは永世中立国で預金者の秘密厳守を絶対とする銀行が多数ある。世界のブラックマネーがスイスに引き寄せられる???世界中の富豪がファミリーでロングステイ???いや、スイスに住む???
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現地に来てみて気が付いたことであるが、このホテルは川に沿った超高層のメインタワーと道路を挟んだ低層階のノースウイングがある。この写真はタワー棟の2階テラス席から見たリマト川。この反対側に大きな道路が走っており…
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道の向こう側にマリオットのノースウイング(写真)がある。タワー棟とノースウイングとの間には渡り廊下がある。こちらは低層階のホテル棟なので眺めは期待できないであろう。
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さて、お楽しみのカクテルタイムである。ロビー・フロント階(写真)のすぐ横にクラブラウンジがあり、ルームカードで入室する。
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さて、食材はどんなものがあるのであろうか?日頃、日本人にはあまりお目にかかれないホテルのラウンジ食なので、少し詳しく紹介しよう。食材カウンター(写真)を色々物色する。
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まずは、数種類のミニトマト、パプリカとチーズ(写真)のコロコロサラダ。レモン風味がよく、夏の疲れた体にスッと入っていく。
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各種のチーズ盛り合わせ(写真)スイスはチーズの宝庫なので、できるだけ珍しいチーズを試してみる。これがチーズ?と思うようなものもあり、奥が深い。スイスの有名なチーズは「エメンタール」「グリュイエール」
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ティータイムにもあったインド料理(写真)。正直言って私にはあまり合わない。
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温かいメイン料理として揚げ物が3種類(写真)あった。少々油っこいので1個づつにしておく。
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お花のように盛り付けられたカナッペ(写真)が楽しい。
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そして、本格的ケーキ(写真)
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これらを盛り合わせて私のカクテル兼ディナーメニュー(写真)を作る。野菜不足で食材としてはイマイチかな?と思うが悪くはない。
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2日目の夜はスモークサーモンやらハム類が充実していた。
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最後は甘いケーキにカプチィーノ(写真)でカクテル兼夕食を終える。妻はワインをお代わりしご機嫌だ。私はコーヒーをお代わりし満足だ。夏のヨーロッパは日没が遅い。午後8時頃でもまだ明るいので、妻と夕食後の市内散歩に出かける。マリオットのロケーションは本当にいい。
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毎日しっかり徒歩で観光旅行しているので体が疲れている。午後10時過ぎにベッドに入れば朝まで熟睡である。そして、目覚めは朝5時、チューリッヒの朝だ。外はまだ暗い。部屋でストレッチ体操をしてロビーに下りていき、フリーのコーヒーマシンで熱々のコーヒーを淹れて部屋に持ち帰る。私の至福の時間だ。
写真:朝食レストラン -
さあ、朝食だ!朝食レストラン(写真)にビュッフェの朝食を食べに行きたいところであるが、ここで待ったがかかる。実はこのホテルではラウンジアクセスできても朝食レストランは有料だという。勿論、ラウンジは無料だ。よってラウンジ朝食にする。
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クラブラウンジの朝食も決して悪くはない。本格的なアメリカンブレックファーストでスモークサーモン、ハム類がそろっている。スモークサーモンが好きな私はこれだけでもう合格!
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新鮮なフルーツ、ヨーグルト、ただし、ここにも野菜はトマトとキュウリのみだ。野菜不足が唯一の欠点。
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それらを盛り合わせて私の朝食オードブルセット(写真)を作る。私はもともとコーヒーと西洋料理が好きなので全く問題ない。
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その後、卵料理等、メイン料理を盛り付け、クロワッサンとともに頂く。つくづく思うことであるが、妻も私も「食も音楽も建築も」欧米志向になってしまっており、ヨーロッパに来ると実に楽しい。
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デザートの代わりに甘い巨大マフィンとコーヒーで本日の朝食を終える。物価の高いチューリッヒ、一般のレストランで、朝食、アフタヌーンチィー、お酒付きカクテル(夕食)を楽しんだら、一体いくらかかるのであろうか?
→「チューリッヒ観光」に続く
私のホームページに新著紹介・旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
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