2019/08/25 - 2019/08/27
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岳人28号さん
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そろそろ夏も終わりの8月26日、八方尾根では、チングルマやニッコウキスゲといった夏の花はすっかり終わってましたが、マツムシソウ、ウメバチソウなどの秋の花がたくさん咲いてました。ただ、霧が出ていて展望はいまいち。ほんの短い時間、一時的に霧が少し晴れたときに、唐松岳の三角形の峰がちょっと見えました。登山前夜に泊まった松本の松本城と、下山後の夜に泊まった名古屋の名古屋城も、外周だけですが見て回りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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青春18きっぷで早朝から列車を乗り継ぎ、松本市内の松本ツーリストホテルに着いたのは夕方5時半ごろでした。
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ホテルが宿泊客に無料で貸出しているレンタサイクルで松本城へ。
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松本城本丸への入口にあたる黒門(復元)。開場時間を過ぎているので、門は閉まっています。
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国宝の松本城天守閣は堀に面して建っています。
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朱塗りの埋橋との組み合わせもなかなか。
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二の丸への入口の太鼓門(復元)。二の丸は無料エリアなので朝6時半から夜7時まで通行できます。
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太鼓門の奥側にある堅牢な一の門。樹齢400年の檜、140年の松を使っているとのことで、本物の迫力が感じられる見事な復元です。
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二の丸御殿跡。御殿の間取りがわかるよう「味噌部屋」「雪隠」などと事細かに石碑で表示しています。
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松本ツーリストホテルは2階ロビーにミニサイズの棒アイスが入ったボックスがあり、宿泊客に無料でサービスしていました。
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翌朝、松本駅から大糸線の列車に乗り白馬へ。
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白馬駅前から路線バスで八方バスターミナルへ。運賃180円は先払いで、お金を投入するとお釣りが出てくるシステムになっていました。
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八方バスターミナル。ここから八方アルペンラインのゴンドラのりばまで、15分くらい歩きます。
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ゴンドラのりば。バスターミナルからここまでの道は、やや複雑でわかりにくいので要注意。
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ゴンドラの窓から。
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リフトののりばに着くと、山の上はすっかり霧に覆われている様子。
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リフトは足先が草に触れるくらい地面に近いところを通ります。
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鎌池湿原の横を通って最後のリフトのりばへ。
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上へ行くほど霧は濃くなり、まったく景色が見えない状態に。
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タムラソウ。景色は見えませんが、登山道にはたくさんいろんな花が咲いてました。
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ウメバチソウ。
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ミヤマダイモンジソウ。
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マツムシソウ。
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ハクサンシャジン。
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カライトソウ。
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最初のケルン。登山口から25分ほど。
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登山口で分かれた湿原コースとの合流地点。
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2番目のケルン。登山口から40分ほど。
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よく見ると息(ヤスム)ケルンという名前がついています。
銘文によると、昭和12年12月26日に息(やすむ)さんが遭難死し、それを記念して昭和13年10月に父親の西阪保治さんがケルンを建てたということらしいです。 -
標高2035mの八方ケルン。登山口から45分。
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八方池が見えてきましたが、相変わらず展望はなさそうなので、池には下山時に寄ることにして、稜線の道をそのまま進みます。
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稜線の岩場に慶応三年銘の石仏がありました。信仰の山というイメージはありませんでしたが、ここも山岳信仰の場だったようです。
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八方池ケルン。登山口から55分。
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ケルンのすぐ下が八方池。
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池には下りず稜線をさらに進みます。
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八方池を過ぎてしばらく行くとダケカンバの樹林帯になります。八方尾根では植生の逆転現象が起きており、森林限界の高山帯のような植生が樹林帯より下の標高の低いところにあります。
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タカネウツボグサ。
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タカネナデシコ。
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シモツケソウ。
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少し霧が晴れて景色が見えるようになってきました。
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ミヤマトリカブト。
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キヌガサソウの実。
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扇雪渓。八方池ケルンから50分。
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丸山が見えてきました。
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丸山の手前のこの辺はお花畑になっているようで、花が終わって綿毛になったチングルマがあちこちに群生してました。
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ウサギギク。
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ミヤマリンドウ?タテヤマリンドウ?
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丸山ケルン。好展望地のはずですが霧で何も見えません。八方池ケルンから1時間15分。
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丸山を離れてさらに登っていたら、急に霧が晴れてきました。
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稜線の向こうに三角形の唐松岳と不帰ノ嶮のギザギザの峰が顔をのぞかせています。早く展望の開けたところに出なければと焦ります。
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展望の開けた尾根に出たときには、唐松岳は辛うじて見えるものの、不帰ノ嶮は霧にかくれてしまい、ちょっと遅かった感じです。この後すぐ霧はどんどん広がって、ほとんど何も見えなくなりました。昼食休憩をとりながらしばらく待ちましたが、霧は晴れませんでした。
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まだつぼみのトウヤクリンドウ。
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ホシガラス。ハイマツの実を食べているように見えました。
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自分の足元にあったハイマツの実の残骸も、ホシガラスが食べたものじゃないかと思います。
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イチヤクソウ?下山途中にも登っているときには気づかなかった花を見つけたりします。
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オヤマリンドウ。
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八方池まで下りて来ました。
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白馬三山を望む絶景スポットのはずですが、霧で山の半分は隠れています。
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湿原コースでの下山途中の五龍岳、鹿島槍ヶ岳方面の眺め。
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下山後、八方の湯の駐車場内にある足湯で疲れを癒しました。
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この日の宿は名古屋の地下鉄栄駅から徒歩1分のユニゾイン名古屋栄。
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翌朝、歩いて名古屋城に向かいます。写真は名古屋テレビ塔。
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名古屋城の外堀にかかる大津橋から見た外堀。水のない空堀になっています。
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国重文の愛知県庁。近代的なビルと名古屋城のデザインを合体させた異様な建築です。
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隣の名古屋市役所も同じく国重文。どちらも昭和初期の建築です。
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内堀も空堀になっていました。
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名城公園などのある北側の堀は水がはられています。天守閣も見えます。
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国重文の西北隅櫓。
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西側に回りこんだところからも天守閣がよく見えます。堀の土手から横に大きな木が突き出るように生えているのを、切らずに保護していて好感がもてます。
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南側の堀は空堀で、立派な桜の大木が並ぶ並木道になっています。
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大手二の門。まだ開城時間前ですし、けっこう疲れたので中には入らずに帰りました。
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