2019/08/02 - 2019/08/03
83位(同エリア153件中)
岳人28号さん
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1日目:青春18きっぷで昼過ぎに徳島入りし、徳島駅の裏にある徳島城を散策。夕方5時前には新町川沿いにある宿にチェックインし、翌日の剣山登山にそなえて早めに休みました。
2日目:朝5時半に宿をチェックアウトし徳島駅を6時過ぎに出る列車で貞光へ。貞光駅から土曜・休日のみ運行の登山バス(乗りかえ1回)に乗り、剣山の登山口がある見ノ越へ。体力と時間の節約のためリフトを使い、西島駅から登山スタート。キレンゲショウマ群生地の周回コースを経由して剣山山頂に登った後、縦走路を丸石避難小屋まで歩いて奥祖谷二重かずら橋へ下山。時間と体力節約のため縦走路上にある次郎笈は山頂を回避してトラバース道を通っています。それでも膝痛を抱える身としてはかなり厳しい行程で、最後は痛みに耐えつつ必死で歩き、ぎりぎりで午後3時29分の終バスに間に合いました。バス(乗りかえ1回)で阿波池田駅まで行き、青春18きっぷを使って帰りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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徳島城の正門にあたる鷲の門。1989年に復元されたものです。
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「阿波の青石」とよばれる緑色片岩を使った石垣。ほかの城の石垣とは見た感じがちょっと違います。
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表御殿の跡地にある徳島城博物館。荷物をロッカーに預けて城を散策できるなら通常のコインロッカー代と同じ値段だから安いものだと思い、入館料300円を払って入りました。もしロッカーが入館受付の手前にあれば、ロッカーだけ利用することも考えてましたが、ロッカーは受付よりも奥でした。
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博物館に隣接する表御殿庭園は上田宗箇の作庭で国指定名勝。博物館の入館チケットで庭園にも入れますが、50円の入園料で庭園のみを見ることもできます。
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石の形や配置がなんとも豪快で野趣にあふれており、まるで自然の渓谷を歩いているような気分になります。
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庭には枯山水のエリアもあり、そこには初代藩主蜂須賀至鎮が踏み割ったという伝説の長大な青石橋が架かっています。上田宗箇が重要な脇役として活躍している漫画『へうげもの』には、上田宗箇の作庭や至鎮が石橋を踏み割るエピソードも描かれているので、徳島城を訪れる際は『へうげもの』を読んでいたほうが、より楽しめるかもしれません。
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庭園を散策した後は本丸跡などのある城山へ。
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天守跡は最上部の本丸ではなく、一段下の東二の丸にあります。
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城山は城山原生林として市の天然記念物に指定されている鬱蒼とした森に覆われており、東二の丸で展望が開けているのはこの一角だけです。
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標高61mの最上部にある本丸。けっこう広いです。
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本丸から見た眉山。本丸も視界が開けたところはほとんどありません。
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西二の丸の帳櫓跡。
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西三の丸は水道局の施設になっていました。
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西三の丸から下山したところには蒸気機関車の展示場がありました。
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「竜王さんのクス」昭和9年の室戸台風で倒れてしまったそうですが、城山最大のクスノキの古木で推定樹齢600年、高さ20m以上、幹の直径2m。
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徳島城は徳島駅のすぐ裏なので、徳島駅の操車場が目の前に見えます。
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城山の東麓の岩窟にある城山貝塚。ハマグリ、カキ、ハイガイなどの大量の貝殻のほか、縄文時代後期の土器片、屈葬人骨などが発掘されたそうです。
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博物館に戻ってロッカーの荷物を取り出し、新町川沿いにある宿へ向かいます。新町川水際公園などが整備されていて、なかなかきれいなところです。
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橋を渡った対岸は板張りのボードウォークになっています。ゴトンゴトンと足音が響いて楽しい散歩道ですが、大勢歩いてたら近所迷惑になりそうな気もします。
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宿泊するセルフイン東船場。6畳の和室で1名1泊3300円(税込・食事なし)でした。
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喫煙の部屋しか空いてなかったので喫煙で予約しましたが、煙草臭などはまったくなく、快適に過ごせました。
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6階にある客室の窓からの眺め。ビジネスホテルは窓が少ししか開かない構造になってることが多いですが、ここのは横に引いて全開にできるふつうの窓でした。
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翌朝、徳島駅6時09分発の電車に乗って貞光へ。
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バスで登山口の見ノ越に着いたのは9時半ごろ。一度乗りかえて見ノ越まで乗ったこのバスは普通のマイクロバスですが、貞光駅から乗ったのはバスというよりワゴン車で、7、8人の乗客で満員になってました。料金は見ノ越まで2000円で、乗車するとき先払いしました。
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剣山の観光登山リフト。かなり急角度の登りなので、後ろを振り返るとちょっと恐怖感があります。
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リフトのコース上に植えられているナンゴククガイソウ。渡り鳥のように旅をする蝶として知られるアサギマダラが花に集まっていました。
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キレンゲショウマも植えられていますが、まだつぼみ。
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ニッコウキスゲは満開。
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登山をスタートしてリフト西島駅を見下ろしたところ。ガスが出ていて遠くの景色はほとんど見えません。
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アザミ。
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オトギリソウ。
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アザミにとまっているのはヒョウモンモドキ?同じ仲間にウラギンヒョウモンとかいろいろいるので、そのどれかだと思います。
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西島駅から15分ほどでキレンゲショウマ群生地への道と剣山山頂への道の分岐点にあたる刀掛の松に着きます。ベンチが二つほどあって休憩地になってます。
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シコクフウロ。
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キレンゲショウマ群生地へのルートは一方通行の周回コースです。矢印の道を進み、ぐるっと回って下の道から戻ってくるようになっています。
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ルート上には、すれ違いの困難な危険箇所がいくつかあり、一方通行になっている理由がわかります。
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ヤマアジサイ。
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群生地のキレンゲショウマ。ほとんどがつぼみでしたが、咲いてる花もあって良かったです。
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両剣神社まで下ったところで一の森へ登る道と刀掛けの松へ戻る道に分かれます。
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両剣神社はプレハブ小屋です。
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両剣神社から刀掛の松へ戻るほうの道にもキレンゲショウマの群生地があります。
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満開だったら壮観でしょうが、ほぼ全部つぼみ。今年は長雨のせいで開花が遅いようです。
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刀掛の松に戻ってきました。当初はキレンゲショウマ群生地をちょっと見て引き返す予定でしたが、一方通行指定のためそうもいかず、一周して戻ってくるのに45分くらいかかり、時間・体力とも予想外に消費してしまいました。
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剣山本宮の鳥居。山頂まであと一息です。
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巨岩を背にした剣山本宮宝蔵石神社の社殿。刀掛の松からここまで所要15分くらいです。社殿と頂上ヒュッテの間に山頂への道があり、宝蔵石の横を通り抜けると、なだらかな草原状になっている剣山山頂に出ます。
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山頂部の草原には木道が敷かれています。
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剣山山頂(1955m)の一等三角点は、周囲に石積みがされ立派な注連縄が巻かれていました。
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視界の悪かったこの日、次郎笈方面だけ比較的晴れていて、記念撮影をする人たちはそちらに集まっていました。
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次郎笈(1930m)へ尾根道を進みます。
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剣山山頂から30分ほどで、次郎笈山頂へ登る尾根道と山腹を巻くトラバース道の分岐点に着きました。12時までに来れなければ、二重かずら橋の帰りのバスに間に合わない恐れがあるので、その場合、次郎笈山頂を踏んでから引き返す往復登山、12時までに来れたらトラバース道を通って二重かずら橋に下山と、予定を2パターン用意してましたが、着いたのは12時ちょうどくらいでなんとか行けそうなのでトラバース道へ。
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トラバース道は非常に幅の狭い道ですが、おおむね平坦なので楽です。
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トラバース道の途中にある水場。
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所要15分でトラバース道と尾根道との合流地点に着きました。
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白骨林が混じる笹原の尾根道をさらに進みます。
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丸っこいピークの丸石(1684m)手前の分岐点。スーパー林道に下山する道が分かれています。さきほどの合流点からここまで所要30分。
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道端にイブキトラノオが咲いてました。笹原の尾根道にアザミはよく見かけますが、ほかの花はあまり見かけません。イブキトラノオを見たのもここだけです。
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丸石の山頂。さきほどの標識のところから所要20分。ここまで全体的に歩きやすい道ばかりなので、膝痛を抱えた身でも、ガイドマップの標準コースタイムとほぼ同じペースで来れています。
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丸石から次郎笈・剣山方面を振り返って見ると、ずいぶん歩いて来たなあと感慨深いです。
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丸石からさらに進むと尾根道は樹林帯に入ります。
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ヤマジノホトトギス。
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森の中に建つ丸石避難小屋。
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避難小屋のすぐ近くに奥祖谷二重かずら橋への下山路の分岐点があります。ちなみに尾根をそのまま進むと三嶺(1894m)ですが、ここからの所要時間は標準コースタイムで4時間40分です。
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二重かずら橋への下山路は、ところどころ不明瞭でテープを目印にしないとわからなくなりそうな感じです。
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ジグザグの下山路を下りきると渓流を渡る橋があり、ここが距離的には二重かずら橋までの行程の中間地点にあたります。ただ、ガイドブックには分岐から二重かずら橋まで所要1時間15分と書かれていましたが、膝痛もちの身には長い下り坂はダメージが大きく、ここまで来るだけで1時間15分かかっています。下りに時間がかかることは想定しているとはいえ、ぎりぎりバスに間に合うかどうかという状況です。
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橋を渡ってからの渓流沿いの道は、比較的平坦ではあるものの、けっして歩きやすい道ではなく、補助ロープの張られた崖の上の細道を通ったり、小川を徒渉したりするところもあります。
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渓流の橋のところから30分で二重かずら橋に着きました。バスの時間までは10分ほど余裕があり、なんとか間に合って一安心です。
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足を踏み外せばズボっと踏み抜きそうなくらい、大きな隙間があいています。
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向こうに女橋が見えます。もうバスの時間が迫っているのであっちの橋を渡っている暇はありません。二重かずら橋にはとくにバス停などは設置されていませんが、手を上げればとまってくれます。バスはほぼ時間通りに来ました。
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二重かずら橋で乗ったバスは久保まで。久保で阿波池田行きのバスが来るのを待つ間、公衆便所に行くついでに少し歩いたら、すぐ近くにある橋の上からなかなかの絶景が見られました。
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阿波池田行きのバスが来ました。阿波池田駅まで2時間くらいかかります。
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