高速バスに乗り込み、東京から涼を求めて、またもや大好きな信州へ。信州といえど今年は流石に暑かった(´ー｀) <br />あまり目的もなくローカル線に乗ってブラブラしてみたら、意外な発見がたくさん！<br />ノスタルジーな風景に心癒された短い夏休みです。

北信州ノスタルジックな夏休み

21いいね！

2019/08/16 - 2019/08/17

460位(同エリア1747件中)

エリア

長野市(長野)

旅行の満足度: 4.0

観光: 3.5

ホテル: 4.0

グルメ: 4.0

ショッピング: 3.0

交通: 3.5

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 高速・路線バス私鉄

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: 楽天トラベル

東京・練馬区役所前から高速バスで約3時間半、
信州・別所温泉までやってきました。
お盆時期というのに人影まばら、落ち着いています。

涼しく爽やか～、

と思いきや、暑い暑い！
日射しが強く坂道だらけの町を歩き回るのは難しそうです。。とりあえずまずは北向観音へ。
長野の善光寺と併せてお参りするとご利益がパワーアップされるとか、、、
このレトロな街並みとても好き。

北向観音堂寺・神社・教会
狭い空間に重要文化財や天然記念物などがぎゅっと詰まった、平安時代からの由緒ある北向観音。
明るく粋な雰囲気のあるお寺です。

善光寺が「来世」、北向観音が「現世」の利益をもたらすと言われ、両方お参りするのがよいとされています。
美しく清々しい、温泉薬師瑠璃殿。
参道脇のお蕎麦屋さん。タチアカネという青木村のお蕎麦を使った、風味豊かな田舎蕎麦でした♪
別所温泉からシャトルバスに乗って、美術館「無言館」に立寄り、別所線塩田町駅に向かいます。
塩田平が一望できる公園が無言館のバスの停留所です。

無言館はもう5～6回来たでしょうか。
若い芸術家達の溢れんばかりの情熱、青春、家族や故郷への愛がキャンバスに溢れています。
背景を思うと涙なしでは観られませんが、不思議と館内に重い空気がなく、清らかな雰囲気に包まれていてまるで教会のよう。一つ一つの生き生きした作品達と対話します。

絵ばかり描いていて体力もあるとは言えない画学生達、到底兵力になどなるわけもなく、ただ死にに行くような戦地で短い命を散らしたのです。

無言館、多くの方にぜひ訪れていただきたいです。
https://www.nippon.com/ja/features/c03306/
またバスに乗り込み、塩田町駅から上田駅でしなの鉄道に乗り換え、今夜の宿がある長野駅に向かいます。
りんごや桃の木をのんびり眺めながらの電車の旅。

しなの鉄道 (電車) 乗り物
長野に着き、ホテルにチェックイン後、昭和っぽいムーディーな界隈を散策。
翌朝、せっかくなので善光寺のお朝事に行こうかと4時半起き～(´ω`) 眠いけど清々しくて気持ちいい！
この時期は朝5時半から始まります。お盆中とあって、年末の雪の日に来た時とは違い、人が多いです。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

本堂内は撮影禁止なので写真は撮れませんが、天台宗、浄土宗の僧侶達が目の前で読み上げるお経は圧巻！
特に浄土宗のご上人様の慈悲深い声に心が癒されます。

日の出とともに始まる朝のお経は約1時間、365日毎日行ってるなんてすごいなぁ。
善光寺自体は無宗教なので、だれでも気軽にお朝事に参加できます。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
お朝事が終わりホテルに戻る途中、こんな綺麗な蓮が。
ホテルの朝食。地味だけど出来合いのものはなく、一品一品が本当に美味しい。ゆったり高級感ある和食処でいただきます。特にお味噌汁の出汁が素晴らしい～。
老舗ホテルの犀北館、さすがチェーンホテルとは違い、味もサービスも一流です。にもかかわらずとてもリーズナブルなのです♪

ＴＨＥ　ＳＡＩＨＯＫＵＫＡＮ　ＨＯＴＥＬ（長野ホテル犀北館）宿・ホテル
お天気もいいので、権堂駅から電車で湯田中・渋温泉方面に向かうことにしました。当日どこに行こうか決めるというアテのない旅、、。
のどかな車窓、快速列車は快適！
お盆シーズンですがお客さん少ないなぁ。みなさん車をつかうのでしょうか。
車内はいたるところレトロ。昭和感あってほっこりします。
1時間弱で湯田中駅に着くと、すぐに渋温泉方面に行くバスがあったので乗り込み、渋温泉に到着。
わー、レトロで素敵！
レトロっぽいのではなく、本当に古い！そして人がいない。。冬は地獄谷温泉のお猿さんを観にくる外国人観光客や、スキー客でかなり賑わうようですが。
ちなみに夏の間は温泉に入るお猿は見られないようです。。

渋温泉温泉
あちこちガンガン温泉が湧いてます。
が、暑いので温泉に入る気がおきません(-.-;)
風情ある角。ずっーと昔から変わらないんだろうなぁ。
わーノスタルジーな夏休み感！
でも暑いので登りません（´-`）
こんな感じの飲める温泉があちこちに♨︎

老舗温泉旅館の「金具屋」。千と千尋の神隠しのモデルの一つと言われる歴史ある美しい旅館！
いつか泊まってみたい～

渋温泉歴史の宿金具屋宿・ホテル
普通のお家も街の雰囲気にぴったり。風情がありますね～
スナック！こんなレトロな感じも好き。
湯田中駅に20分ほどかけて歩いて戻りました。電車が来るまでの間、無料の足湯で疲れをとります。

湯田中駅駅
長野電鉄でまた権堂駅に戻りました。お腹が空いたので、長野・上田名物B級グルメ「焼きそば」を。大盛りじゃないのにすごい量～！
甘くてコッテリだけど、辛子酢をたっぷりかけて食べると、不思議と箸が進み難なく完食。。
癖になる味と食感。地元の人で賑わうのも頷けます。

いむらや権堂店グルメ・レストラン
帰りの高速バスまでかなり時間があるので、レトロな街をブラブラしながらどこに行こうか考えます。宛のないノンビリ旅もまたなかなかよいものです(^_^)

権堂商店街市場・商店街
ビビビときたレトロな映画館！上映中の映画もなかなか良い作品ばかり。

決めた、ここで映画を観よう！
よく見るとオープン100年！なんとレトロで素敵な映画館なんでしょう♪
長野に来てわざわざ映画を観るなんて、こんな贅沢なかなかないなぁ。。ちょうど、観たかった邦画「新聞記者」が上映されるところだったので、こちらを観ることに。
短い夏休みは、長野のレトロな映画館で深く重い社会ドラマ映画を観る、ということで締めくくりました。

信州らしい山や高原や川、高級な宿も食事もなかったし、不便な場面もいろいろあったけど、充実感でいっぱい。
予定外のこと、意外なことを体験したからかな。
チープな旅はやっぱり好き。

でも来年の夏休みはまたヨーロッパに行こう(^.^)