タクシー配車アプリDiDi福岡上陸＆帰って来たプラリバと西新界隈散歩

2019/07/27 - 2019/07/27

　上京の際には愛用しているタクシー配車アプリ「ＤｉＤｉ」が福岡でサービス開始！しかも2,000円クーポンを３枚も配布する大盤振る舞いのキャンペーンまで行われました（現在は終了）。
　クーポンの１ヶ月の有効期限も切れそうだったので、博多への「所用」の際、普段ならバス移動する距離も半ば無理やりタクシーを使ってプチセレブ気分に。ついでに西新まで足を伸ばし、プラリバにも潜入してきました。減築という珍しい手法で再生された百貨店に注目です。

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 私鉄

　西鉄久留米から特急電車に乗り、大橋駅で下車。大橋駅への特急停車から間もなく２年、僕の中でもすっかり定着しました。

大橋駅 駅

　大橋駅の高架下は、４月にレイリア大橋としてリニューアルしたばかり（オープン時のレポはこちら⇒https://4travel.jp/travelogue/11486525）。周辺には単身マンションが多く、バスとの乗り継ぎ拠点でもあることから、ドラッグやスーパー、総菜屋など日ごろ使いできる店が中心です。

大橋西鉄名店街 味の街 名所・史跡

　オープン時は大行列になっていた小倉のパンの名店「シロヤ」も、だいぶ落ち着きました。

シロヤ 西鉄大橋駅店 グルメ・レストラン

　それでは、大橋駅から博多駅まで「ＤｉＤｉ」を使ってみましょう。客待ちのタクシーもいる駅前で呼び出すのも気が引けたので、近くのＪＡ前まで徒歩移動しました(笑)。
　アプリで目的地を設定して、呼び出しを押すだけの簡単操作。一瞬でタクシーが見つかり、配車までの時間は３分と出てきました。おお、はやい！

　乗ってしまえば、あとは運転士さんにお任せ。うーん、らくちん。走行中もアプリは起動してて、目的地までの距離とおおよその時間が分かります。
　ただ東京の運転士さん曰く、ルートはタクシー搭載のナビや、長年の勘の方が頼りになるとのことです。海外のお客さんが乗る時は、ぼったくりと疑われないようＤｉＤｉのルートを遵守する、とも。

　今回のタクシーは北九州本社の超大手・第一交通さんだったので、特に運転士さんとトークすることもなく、ゆったりと過ごさせてもらいました。

　というわけで、15分で博多駅筑紫口に到着。

博多駅 駅

　すぐさまメールで、０円の領収書が届きました。ラクちんな上に、バスよりも節約になって、ＤｉＤｉさまさまやわぁ。

　博多駅での所用も終わったので、筑紫口から地下鉄乗り場へ下ります。
　連絡通路のエスカレーターが途中で途切れてしまう点が、たびたび問題視されてきた通路。今年度中には「全通」させるとかで、スーツケースを手に絶望することもなくなりそうです。

　地下鉄で西新へ。ＤｉＤｉのクーポンはまだ残ってるけど、間違いなく運賃が2,000円を超えるので「庶民」に戻りました(笑)。

福岡市地下鉄 空港線 (1号線) 乗り物

　西新駅の改札口から、徒歩10秒の位置に直結しているのが…

西新駅 駅

　昨日（7月26日）にオープンした商業ビル「プラリバ」です。
　この入口のテイスト、ついさっきどこかで見たような…。

プラリバ ショッピングモール

　オープンのキャッチコピーは「はじめまして。おひさしぶりです。」。2015年に閉店した「西新エルモール・プラリバ」の、再オープンとして位置づけられています。

　外観はこんな感じ。どう見ても新築の建物ですが、実は以前のプラリバの建物の「横」（東側のほぼ半分）と「上」（８階建⇒４階建）を減築の上、フルリニューアルされた建物です。
　商業施設として適正規模にダウンサイジングして、後方に建設中のタワマンに容積率を充てるという、なかなか斬新な手法をとっています。耐震性向上にも寄与してるはず。

　店内も、新築そっくりさん。
　もとのプラリバを更にさかのぼれば、百貨店の「西新岩田屋」だった建物で、1981年の建設です。まったく古さを感じさせない再生術は、お見事という他ありません。

　ハレの日のお出かけの場だった百貨店とはうって変わって、プラリバは日ごろ使いのお店がメイン。単身者が多い街で、バスとの乗り継ぎ拠点でもある…という所は、大橋駅との共通項も見いだせます。

　ちょい飲みができる店があるのもいいなあ。女性ひとりでも立ち寄りやすい感じの焼き鳥屋さん、さっそく満員札止めになっていました。

　西新商店街側には、屋外に大階段がお目見え。

　今のところは立ち入り禁止です。４階には２年後に屋上広場ができるそうなので、それまで閉鎖かな？ 近隣の公園的な憩いの場にもなりそうです。

　資源の節約にもなり、工期短縮で収益性も向上した減築リニューアル。見た目は新築同様だし、プラリバを前例にどしどしやったらよろし！とは思いますが、あえて目を皿のようにして古い点を探してみると…
　バス通り側の出入り口には、「この先に階段があります　車椅子ご利用の方は、西側出入口へおまわり下さい」の文字。

　店内までは５段の階段（しかも急）が結びます。新築の建物ならなんとか回避するバリアでしょうが、リニューアルではむずかしかった模様。このあたりのバランスをどう取っていくかは、ホント難しいと思います。

　フロア間の階段も今風にこそなっていますが、現代人としては上り下りがちょいしんどい寸法でした。

　ひさびさに西新に来たので、商店街もぶらぶら。
　プラリバに接する西新商店街は、再オープンを大歓迎。ほどほどにモノが揃う大型店は、商店街にとってよきパートナーです。久留米も佐賀市も、ダイエーが消えてから商店街が寂しくなったもんなあ。

　歩行者天国に並ぶ「リヤカー部隊」が、西新商店街の名物。常連さんと店主の世間話が響きます。かといって地元民専用の商店街といった雰囲気でもなく、チェーンの居酒屋やカラオケなんかが目立つのも面白いんですよね。

　脇道に入れば、昔ながらの商店街の雰囲気も。いろんな顔があり、だからこそ便利な界隈なんだと思います。

　商店街はこの先、藤崎駅付近まで続きます。
　でも暑いし、タクシーで移動しますかね（贅沢）。

　昼間の西新付近にも、そこそこ空車が走ってます。

　おかげで１分もかからず、運転士さんが見つかりました。

　タクシーが来るまで５分。東京で使う時よりもスムーズな印象でした。もちろんタクシーの配車は場所、時間、天候に大きく左右されるんで、一概には言えないですけどね。

　今度は地元西新のドライバーさんで、ＤｉＤｉのお客さんは３人目とのこと。ＤｉＤｉのナビ…というかGoogleマップに慣れておらず、使いづらそうでした。
　電子マネーやらタブレットやら、いろんなテクノロジーに慣れなきゃいけないタクシードライバーさんは大変です。

　それでも腕は確かで、けやき通りを快調に走って大名に到着。
　DiDi良さそうやんけ！と思われた方、こちら⇒https://bit.ly/2Yi2Qr1
からご登録してもらえると助かります。僕に1,000円クーポン届きますので(笑)

　目的地の「スペース福岡・天神西通り」は、西通り沿いのビルの間の空き地でした。都会の隙間のイベントスペースです。

天神西通り 市場・商店街

　キリン主催の「クラフトビールガーデン」に参戦！ 最近「タップマルシェ」のブランド名で、各地のクラフトビールの「生」を呑めるタップを売り込み中のキリンによる、販促イベントってやつです。
　１杯210mlで、１杯300円、４杯1,000円の激安価格。さすがは販促イベント、ありがたいです。

　もちろん４杯をセレクト。

　大手メーカーの工場で作るビールを「クラフト」って呼んでいいのかな…
　炎天下の「クラフトビール」は効くなあ、一番搾りの方がありがたいかな…

　とか雑念が交錯するのも、酔いが回りやすい昼呑みゆえ。画一的な大手の看板商品だけでなく、いろんな種類のビールがいろんな店で飲めるようになるのは大歓迎です。
　キュっとおいしく４杯を飲み干し、久留米へと戻りました。