福井県オンナひとり旅！　3

2019/06/07 - 2019/06/09

福井県一人旅の二日目のメインは永平寺参拝。
その前に、ネットで見つけた「禅の世界を体験する部屋」なる場所に立ち寄ってきました。

　１日目　丸岡城・三國・東尋坊・芦原温泉
　２日目　ゆりの里公園・永平寺・羽二重餅の古里
　３日目　氣比神社・敦賀シンボルロード・三方五湖

この旅行記は、２日目編です。

エリア 永平寺・丸岡(福井)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目の朝。
お部屋からの眺め。

本日のお天気も雨。
梅雨に入ったばかりだから仕方ないですね…。

朝食もお部屋食。

ほんと、一人で泊まるのもったいなーい！
すごい贅沢した気分だなぁ。

チェックアウトの準備をして部屋を出、廊下の窓から外の様子を眺めてたら、私の部屋の担当の仲居さんが廊下の向こうからちょうど歩いてくるところで、「雨まだ降ってるかねぇ？」と話しかけてくれました。
う～ん、大雨ではなけど、霧のような雨が降ってるなぁ。

仲居さんにお世話になったお礼を言って、フロントでチェックアウト。
チェックアウト時、油とり紙をいただきました。

あわら温泉 政竜閣 宿・ホテル

今日のメイン観光は永平寺の予定だけど、その前にちょっと寄り道。

「ゆりの里公園」

ゆりの里公園 公園・植物園

まずはゆりの里公園内の直売所「ゆりいち」へ。

地元産の野菜や加工品が並んでいます。
こういう所を見て回ると、つい色々買ってしまいますね。

ゆりいちのお隣に建つ「ユリーム春江」。
これは…建物がユリの花の形をしているのかな？

中ではユリの展示や雑貨の販売をしてました。

カフェもあり。

６月はちょうど、ゆりフェスタをやってました。

でも今日はお天気が…
なのでユリの花を楽しむ観光客の姿は全然ありません。

色んな種類のユリの花が咲いていましたが、まだまだ蕾のものが多かったので、ちょっと来る時期が早かったかな？

あ、セクシーなベンチを発見！

ゆりいちの前まで戻ったら入り口前に何かの装置を準備していたので、スタッフの人に聞いたら、これからポン菓子を作るとのこと。

へ～、ポン菓子ってテレビでは作ってるとこ見たことあるけど、これがその装置なのかぁ。
「あと10分くらいで出来上がるよ」と言われたので、せっかくだから見ていくことにしました。

…待つこと約10分。
スタッフさんの動きが慌ただしくなってきたので、そろそろかな？
と思ったら、
「今から大きな音が出ますので、周りの皆さん、耳をふさいでくださぁーい！」
とスタッフさんが呼びかけ始めました。
そして…
「ボンッ！！！」
という音と共に真っ白な湯気が！

この装置の中から、外のカゴのほうに米菓子がすごい勢いで飛び出してくるんですね～。

桶に出した米菓子に、熱した砂糖水(かな？)をかけて混ぜています。

「ボンッ！！！」の勢いがすごくて、地面の広範囲にお菓子が飛び散ってました(笑)
「わぁ～、これは大変だ～」とスタッフさんも苦笑い。

募金するとポン菓子を貰えるとのことだったので、私もいただいてきました。
ポン菓子作り、初めて見ましたけど、これはなかなか面白いアトラクションだー。

次も永平寺の前にちょっと立ち寄り…

「えい坊館」

１階はカフェとお土産をいくつか販売していて、２階は多目的ルームのよう。

えい坊館 グルメ・レストラン

店内に顔出し看板発見！

ここに来たのは、これに興味があったから。
入り口には、室内用スリッパと座禅を組む用の座布団が置いてあります。

ここでは、チームラボのインタラクティブデジタルインスタレーション作品「鳥道 - 黙坐」が無料で体験できるんです。

室内は撮影OK（フラッシュ禁止）、シェアOK。

禅の世界を体験できる室内。

光の線が様々に色を変えながら、四方八方を駆け巡ります。
ヒーリングミュージックも流れています。

この映像、カメラやスマホの画面を通して見たほうが、不思議感が増します。

まるで宇宙！

えい坊館で禅の世界を堪能した後は、本日のメイン、永平寺に向かいます。

こちらのお土産屋さんの駐車場に車を停めました。

「永平寺そば亭　一休」

門前町に入る前の、一番最初にあるお店です。
お昼をまだ食べていないので、ここの２階にある食堂でお昼ごはんにしました。
食事やお買い物をすると、駐車場代金が無料になるそうです。

永平寺そば亭 一休 グルメ・レストラン

１階はお土産屋さん。
２階で食事をしたら、１階のお土産屋さんの割引券をくれました。
もしこのお店でお食事とお土産屋さんの両方を利用するつもりなら、先にお食事をするといいかも。

写真付きのメニューで分かりやすい！

迷って、雲水そば（えび・とろろ・おろし）を選びました。

雲水そば　1500円

3種類のお蕎麦があって、温かいのと冷たいの、両方のお蕎麦が楽しめます。
「半分食べて生七味(ゆず風味)を入れると味が変わってオススメです」って言われたので、それはぜひ入れてみようと思ってたのに、途中からすっかり忘れて、生七味を入れぬまま最後まで食べてしまった…　ガーン…

お食事をすると永平寺参拝中も駐車場を無料で使わせてくれるというので、そのまま一休に車を置かせてもらって、歩いて永平寺に向かいました。

門前町。

この通りのお土産屋さんの、観光客の車の駐車場への呼び込みがすごかった！
車が通るとあっちこっちで手招き(「いいからこっちこっち！」って感じの押し強めの手招き)しまくってました。

門前通りの途中にあった休憩スペース。
テレビ画面に永平寺の案内映像が流れてます。

わ、ごまどうふソフト、気になる～～～！

無料の手荷物預かり所もあるようです。

永平寺の入り口に到着。

曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会

龍門から中に入ります。

通用門脇の仏さま。

永平寺全景図。
広いですね。

通用門を通ってさらに中へ。

通用門を通ったところで、受付の前にある自販機で参拝券を購入。

高校生以上一般　500円
小・中学生　200円

受付に参拝券を出すと永平寺のしおりをくれました。
中で写真を撮っていいか聞いたら、「お坊さんを撮らなければ撮影大丈夫ですよ」とのこと。

中に入るとスリッパに履き替えます。
靴を入れる用のビニール袋も置いてあります。
入り口と出口が違うので、靴を持って参拝します。

最初の部屋に「お参りの心得」が貼ってありました。

1、寺内は左側通行
1、修行僧を撮影しない事
1、鐘や太鼓に触れない事
1、外に出ない事
1、酒を飲んで入らない事
1、差し支えなければ、脱帽してお参りください

「笠松閣」の「絵天井の間」にやって来ました。
１５６畳敷きの室内は、とっても広ーい！

天井には２３０枚の美しい色彩画が。

寺内にある長い階段が、地味に足にキツかった！
スリッパを履いているととても歩きにくかったので、わりと最初のほうからスリッパは脱いで歩いてました。

あちこちにあった「護美箱」。
「ゴミ箱」を「護美箱」と表現するセンス、とても素敵だなぁ。

廊下の柱に据え付けられていた「大すりこぎ棒」。
全長４ｍ・胴回り１ｍもあるそうです。
いま調べたら、この大すりこぎ棒を３回撫でると、女性はお料理が、男性はご機嫌取りがうまくなるんだとか。
知らなかった～！
撫でて来れば良かった～！

上からみた「山門」。

山門まで降りてきました。
これは楼上にあがるための階段かな？
梯子か？ってくらい急な階段ですね。

山門の両側に安置されているのは四天王。

色鮮やかな像です。
質素な仏像とは対照的な、たくさんの色で装飾された像もまた、仏教の美しさの１つでしょう。

あら、写経部屋があるんですね。

座禅ができる部屋もあるようです。

廊下には座禅のやり方が貼ってありました。

あ、さっきえい坊館にあったのと同じ座布団が置いてある！
このあと寺内の売店に寄ったらこの座布団が売っていたので、気に入った人は誰でもこの座禅座布団を手に入れることができるんですね。

お土産を購入したあと、売店を出た先にあったカウンターでお坊さんが屋根瓦補修の募金を募っていたので、この美しいお寺がずっと美しくあることが出来るように、私も募金してきました。
募金したら、お経とお数珠をいただけました。
お数珠はピンクとグリーンの２色から選ばせてくれました。

出口の手前にあった「ふれあい観音」
仏像を目で見るだけでなく、触って「観て」もらいたいとの願いで作られた観音様だそうです。

出口の玄関前にあった「聖宝閣」
歴代住職の書や遺品、古文書類などが収蔵されています。

参拝を終え、門前通りに戻ってきました。
帰りに食べようと思って楽しみにしていたものがあるんです。
それは、「山こう」の御利益だんご！
エゴマ入りの特製味噌じょうゆをつけて焼いたおだんごで、注文すると串（「く」るしみと「死」）を切って渡してくれるという、縁起物なのだそうです。

山侊 グルメ・レストラン

店先を覗いてみると…
うそー！
「本日、おだんごや焼いておりませんのでご了承下さいませ」だってー！
平日は観光客が少ないから焼いてくれないってことなのかなぁ…

むー…　焼いてないものは仕方がない…
おだんごが食べられなかったので、永平寺名物のごま豆腐を食べることにしました。

お店を入って奥に進むと食堂になってました。
入り口のほうはお土産屋さんになってます。

椅子席と、奥には座敷席もありました。

ごま豆腐　400円

このごま豆腐、想像してたのと全然違ってました！
ねっとりしたごま豆腐で、甘い味噌ダレがとても合っていて美味しかった！
普通のお豆腐のごま風味、みたいなのが出てくるのかと思っていたのですが、想像以上に美味しいごま豆腐でした。
すごく美味しかったので、食べた後にお土産用のごま豆腐を買っちゃいました。
「冷蔵庫に入れると固くなるから入れないでねー」
だそうです。

永平寺を後にして、次は…

福井県と言えば、羽二重餅！
…ということで、羽二重餅を買いにやってきました。

「マエダセイカ　羽二重餅の古里」

マエダセイカ 羽二重餅の古里 グルメ・レストラン

福井県って恐竜も有名なんですねぇ。
羽二重餅の古里内のあちこちに恐竜がいましたよ。

これは恐竜の形になってる木工作品。
「手で触れてください。恐竜パワーが授かります」
って書いてありましたー。

店内にも大きな恐竜！
ここの恐竜たちは羽二重餅とお饅頭が大好きなんですね！

ここでは羽二重餅の工場見学ができるようになっています。
ではさっそく奥へ…

ガーン！！！

「本日の作業は休ませていただきます」

…でも二階から工場内を見ることはできそうなので、とりあえず二階へ。

二階から工場内を見下ろして見学するんですね。

でも今日は作業はお休みなので、機械が並んでるところを眺めてきました。

では入り口の売店のほうへ戻りましょう。

ここは「羽二重餅の古里」というだけあって、色んな種類の羽二重餅が売られていました。
全種類（たぶん）試食あり！
なので、色々試食して、気に入ったのをたくさん購入してきました。
サービスエリアでは売ってないものもあったので、工場見学はお休みだったけど来た甲斐がありました。

あら？　なぜにここにスターウォーズ？？

お店の外には何故か白馬も…

では、本日のお宿に向かいます。

途中、南条SAに立ち寄りました。

南条サービスエリア 道の駅

お土産やさんを見てたら、端っこのほうにあったお店に目が留まりました。
メロンパンアイス？　って何？

「世界で二番目においしい焼きたてメロンパンアイス」ですって。

気になったので、１つ買っちゃいました。

メロンパンアイス（バニラ）400円

温かいメロンパンにその場でバニラアイスを挟んでくれるスイーツ！
真ん中の黒いのは、かりんとうです。

サクサク堅めのメロンパンにバニラアイスが合う！！

メロンパンが温かいので、写真を撮ってる間にもバニラアイスがどんどん溶ける溶ける（汗;;

包み紙にもちゃんと書いてありました(笑)
食べ方に注意が必要ですね！
でも美味しかったです。

本日のお宿に到着しました。

「ホテルセレクトイン敦賀」

南条SAから40分ほどで到着。

ホテルセレクトイン敦賀 宿・ホテル

ホテル前の駐車場が満車の場合、他にも駐車場があるみたいです。
私はギリギリ１台分ホテル前の駐車場があいてました。

ちょっと古さを感じる客室だったけど、寝るだけだから気になりませんでした。
部屋のほうの鏡が入り口にある姿見だけしかないのがちょっと不便だった。
コンセントの数も少ないかな。
室内にセーフティボックスなし。

バスルーム。
洗面台のところにコンセントがありません。
室内にも鏡が入り口の姿見だけなので、鏡のあるところにコンセントがなくて、鏡を見ながらドライヤーやヘアアイロンかけたかったのに出来なくて困りました。

アメニティ。

ハンドソープもあり。

湯沸かしポットとお茶もあり。

冷蔵庫が定期的に「ピン！」とか「ペイン！」って小さい音で鳴ってました(笑)

スリッパは2種類あり。
使い捨てのものがあったのがとても良かった。

ベッドの足元にあった昔懐かしい感じの…時計？
室内に時計ないなぁと思っていたら、これが時計でした。
電光表示がほとんど見えなくて、電源が入ってないのかと思った…。
目を凝らしてよーく見たら、うっすら数字が見えるなぁ、という感じで、しかも時計の時間は狂ってました。海外のホテルみたい…。
しかもベッドの足元にあるので、目覚まし機能もあるけど使いづらそう。

夕食と朝食はフロント前のレストランで。

夕食はカレー。
食べ放題カレーです。
味噌汁、福神漬けあり。

写真に撮るとそんな風に見えないですが、カレー皿がかなり小さいので、男の人はこれ１杯では全然足りないと思う。
私は辛いの苦手なのでけっこう辛口に感じましたが、１回おかわりしちゃいました。


「福井県オンナひとり旅！　４」へつづく。