2019/05/27 - 2019/05/29
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ワンダラーさん
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学生時代に、テントを背負って、山形県の飯豊連峰主稜線を縦走登山した仲間5人で、50年振りに下山した思い出の温泉に行くという旅。
その3は3日目。
飯豊温泉梅花皮(カイラギ)荘から車で飯豊山中の秘湯 広河原温泉の間欠泉を訪ねて、湯船に噴き出す間欠泉に驚く。
その後、米沢市に戻って上杉神社などを観光後、埼玉に戻るという、ノスタルジーの旅で、半世紀の旧交をさらに温める。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
3日目の朝食。年配者には、この程度で十分。
食後にセルフのコーヒー付き。 -
国民宿舎を車で出て、(山間部での移動は時間がかかるので)先ず小国市街まで戻り、荒川沿いの国道113号を東に。
手の子の道の駅のような施設「めざみの里」で土産を買う。 -
国道から県道4号を南に入り、白川ダムを過ぎ、ダム湖畔を東に折れた先から南に入る谷が、目指す広河原温泉の間欠泉への道。ここから案内板が出ている
舗装路を南に、飯豊山中に分け入って行くと、山の神の祠がある。
そこから9キロの狭いダート道で、路面は凹凸が目立ち、窪地の池だらけの悪路。
(初めて来たのは、野湯巡りにはまっていた、15年くらい前だったか。
多少、道路整備は進んでいるようだが。
当時は大きな平な岩の上に間欠泉が湧き、岩の上には赤茶けた析出物が覆っていた。)
その後、に「湯の華」という旅館が建ち、日帰り温泉営業も始めた。
飯豊山中で標高も高いので、一部に残雪が残っている。 -
これが赤茶けた析出物に覆われた岩で、その向こうが露天風呂と宿が建った。
-
こちらが宿の玄関。
-
広河原温泉「湯の華」という屋号
-
内湯の外に、混浴の露天風呂がある。
(近年開業した宿としては、混浴露天風呂は珍しい) -
露天風呂のお湯は赤茶けていて、35度の掛け流しはややぬるい。
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉で鉄分もある。 -
湯船の中に、間欠泉の吹き出し口がある。
なにやらゴボゴモ音がし始めた -
炭酸ガスの圧力で噴き出すので、お湯は適温で、珍しく熱湯ではない。
(ほとんどの間欠泉は高圧の水蒸気の圧力なので熱湯がふつう。) -
この時は、1m以上噴き上げた。高さと間隔は温泉のご機嫌次第のよう。
-
これは宿のポスターで、5回くらい来ているが、こんなのに遭遇したことはない。
-
間欠泉を堪能後、白川ダム湖近くまで戻って、県道4号を東に、玉庭経由、
会津に抜ける国道121号線の道の駅「田沢」までひとっ走り。
道の駅ではアヤメが花盛りで出迎えてくれる。 -
道の駅「田沢」の名所は、この「草木塔」。
置賜地方に独特の草木の成仏を願うという石碑。 -
米沢市街に戻ってきて、上杉神社駐車場近くのレストランで、再び米沢牛の昼食。
といってもご予算の都合で牛丼。味が濃くて美味しかった。 -
昼食後に旧米沢城のエリアが整備された松岬公園を観光する。
平和な時代が続き、経済政策などの実績がある上杉鷹山の人気が高まったせいか、「為せば成る」と、米沢での上杉家の基礎を固めた「鷹山公」は、米沢で一番人気があるようだ。 -
先ず松岬神社に参拝する。
上杉神社の東側、元の二の丸跡という、松岬公園北東部に鎮座し、
上杉鷹山、上杉景勝、直江兼続、細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政を祀るという。 -
次に松岬公園の西半分、旧米沢城の本丸跡にある上杉神社にお参りする。
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上杉神社は、上杉謙信を祀る。
入口で、謙信公の銅像がにらみを効かせている。 -
上杉謙信は、1578年に越後春日山城で急死し、遺骸は城内の不識庵に仏式にて祀られていたという。
次代の上杉景勝が会津を経て1601年に米沢へ移封されたのに合わせ、謙信の祠堂も米沢に遷され明治まで仏式だったという。
明治の神仏分離で謙信の遺骸は近くの廟所に移され、跡に謙信公と名君の鷹山公を合祀する上杉神社が建立されたという。 -
明治35年に上杉神社が別格官幣社に列せられるに際し、鷹山公は、米沢城二の丸世子御殿跡に設けた摂社「松岬神社」へ遷されることになったとされる。
しかし、上杉神社にも「鷹山公」の銅像はある。 -
旧米沢城本丸跡にある上杉神社の参道を東から濠を渡って入ると、すぐ左手に、上杉景勝公と直江兼続公の主従像があり「天地人」と銘板がある。
「天地人」とは、 火坂雅志著の直江兼続を主人公とした歴史小説であり、会津120万石を米沢30万石に移封されても、家臣領民の幸せを願い国造りに励んだ兼続の一生を描く。
これを原作にしたNHK大河ドラマ「天地人」が、2009年に放送されたため人気が出て、この主従像を「天地人」と名付けたらしい。
小説/ドラマでは直江兼続公が主役のようだが、お互いを認め、仲が良かったのであろう。 -
こちらは現在の上杉神社の参道が、本丸の濠を渡って上杉神社に入る部分の「舞鶴橋」。
明治19年になって、木の橋を架け替え、凝灰岩の欄干を設け親柱に自然石の奇岩を配した石造りの幅広い橋で、風格がある。
こののち公園内を各自自由に観光し、車で帰路につく。
3時間ほど走って、JR久喜駅で解散し、明るい内に帰宅できた。
半世紀前とは隔世の感がある便利さに、日本の開発のスピードと、
開発を免れた飯豊の山々の自然の良さを実感したドライブ旅行でした。
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