2019/04/30 - 2019/05/05
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nichiさん
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エジプト人のプライベートガイドさんと私たちシニア夫婦の3人で歩く王家の谷。
自分たちのペースで見て回っています。
美しい壁画目当てでラムセス5世&6世のお墓を訪れたら生憎この日はクローズ。
よってラムセス3世のお墓に寄ってからツタンカーメンの墓、そして最後にラムセス4世のお墓と巡りました。
ツタンカーメンのお墓の中でのスタッフの行動に「?」
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王家の谷で炎天下の中、次のお墓に向かいます。
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荒涼として乾いた地の王家の谷です。
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所々にこのような休息所があります。
多くの人が暑さ対策で避難しています -
ラムセス5世&6世のお墓にやってきました。
壁画が一番鮮やかなお墓です。
1本の長いトンネルで奥深くまでつながっています。 -
壁画の保存状態が良く、見ごたえがあるようです。
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アメンの神官との権力争いや、王墓の建設の労働者の暴動など、ラムセス5世が国を治めていた時のエジプトは苦難の連続でした。
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ラムセス5世は天然痘により在位期間僅か4年で亡くなっています。
次に王位に就いたラムセス6世は、叔父にあたります。
その2人の墓です。 -
さあ入ってみましょう。
と思ったらこの日は非公開。
残念。 -
仕方が無いので、ラムセス3世のお墓へ。
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ラムセス3世は、古代エジプト新王朝、第20王朝の2代目のファラオです。
在位期間はBC1,188年~BC1,155年
古代エジプトで大きな権威を持った最後のファラオと称されています。 -
「最後の偉大な王」と言われています
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ガイドさんは中に入れません。
さあ私たち2人で入ってみましょう。 -
他のお墓と比べ入口が大きいです。
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いきなりラー。
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さあ奥に進みましょう。
緩やかな下り坂です。 -
壁にはヒエログリフ。
色とりどりです。
黄色はサフラン
緑は銅の緑青
青はトルコ石
赤は鉄のサビ
を色の原料として使ったとのこと。 -
神秘的なラムセス3世のお墓の中を進みます。
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この絵は何を意味しているんでしょう?
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右の方は香を掲げています。
左はエジプトの女神であるマアト神です。
英語版でもいいのでスマホガイドなどを整備してほしいナ~~ -
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オシリスとアヌビス神
ラムセス3世は、アメンホテプ3世が元々神殿としていたものを土台に、コンスを祀る神殿を建設し、在位12年目に完成させています。
数時間前に見てきました。 -
ラムセス3世はプント国と交易をおこなっていました。
しかしそのプント国とは何処なのか?
はっきりは判らないようです。。
ソマリア、ジブチ、エリトリア、スーダンあたりにあったと言う説が有力のようです。
金、香料、アフリカン・ブラックウッド、コクタン、象牙、奴隷をプント国から輸入し、動物を輸出していました。 -
蛇のレリーフです。
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何か「気」のようなものを感じます。
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さらに奥へ。
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人がいなくなった瞬間にパシャッ!
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色が鮮やかです。
3,000年以上前のものとは思えません。 -
人々の日常の生活を表現した壁画もあります。
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思わず見入ってしまいます。
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ここに棺がありました。
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じっくり楽しみました。
ラムセス3世のお墓をでます。 -
次は一番有名なお墓へ。
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ツタンカーメンのお墓です。
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ここは、レセプションで購入したツタンカーメンのお墓に入るためのチケットを提示。
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中は撮影禁止。
ガイドさんも同行できません。 -
このツタンカーメンのお墓は、王家の谷にある他のお墓に比べると小規模で、壁画も少ないです。
しかし、唯一盗掘を免れていたお墓であったため、様々なものが発掘されました。
それは、1922年、イギリス人ハワード・カーターによって、唯一、墓泥棒の被害を受けていない完全なファラオの王墓として発見されたからです。 -
古代エジプト第18王朝のファラオで在位期間は、BC1,333~BC1,324年。
なんと9歳で王になり、18歳で亡くなっています。 -
内部にあった見事な黄金の副葬品、すべてエジプト考古学博物館に移されています。
しかし、ツタンカーメンのミイラだけはここに眠っています。
唯一王家の谷で眠るファラオです。 -
中にはスタッフが大勢いて、撮影する不届き者を取り締まっています。
ツタンカーメンのミイラを撮影しようとする人がいると、スタッフはスッと壁の影に隠れます。
そして撮影したことを確認すると、モニター画面を見せるようにかなり強力に詰め寄ります。
そしてその場で罰金を徴収しています。
お墓を出てからガイドさんに伺ったのですが、スタッフは罰金を自分のものにしてしまっているようです。
うーーーーーん??? -
左側がツタンカーメンです。
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4重にもなっていた聖廟の実物は後日、カイロのエジプト考古学博物館で拝見しました。
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マトリョーシカ状の聖廟が4つあり、その中に石棺がありました。
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次のお墓へ。
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次はこのお墓へ。
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ラムセス4世のお墓です。
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ここが入口。
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こんなトンネルを奥深くまで進みます。
この辺りの壁画は色が落ちています。 -
トンネルの両側の壁画が鮮やかなカラーになってきました。
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奥に石棺が見えます。
渋滞で玄室に入るのを並んで待ちます。 -
玄室の天井には、「昼の書」「夜の書」と呼ばれる壁画がありました。
この壁画から、古代エジプト人がすでに一日を24時間としていたことが判ったそうです。
? -
こちら側は昼の書
太陽が東の空で誕生し、天の川を通り、女神ヌトに吸収される世界が描かれています。 -
玄室の壁には、「死者の書」をモチーフにした壁画がありました。
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色鮮やかな壁画です。
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ラムセス4世は、古代エジプト新王朝第20王朝の第3代ファラオで、在位期間はBC1,151年~BC1,145年です。
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古代エジプトで大きな権威を持った最後のファラオと称されているラムセス3世の5番目の王子として跡を継ぎました。
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古代エジプト新王朝時代のエジプトで、大規模な建築活動が行われたのはラムセス4世の治世が最後だったようです。
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黄金のコブラは霊界の守護です。
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父のラムセス3世は暗殺された為、ラムセス4世即位後の最初の仕事は暗殺者を捕まえて罰することでした。
殺害に関連した殆どが処刑されました。 -
天井は宇宙を表しています。
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壁画を見てストーリーを想像していましたが、ずーっと見ていて飽きません。
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その下には石棺。
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石棺の大きさは王家の谷の中で最大だそうです。
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死者の書がモチーフになった壁画です。
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石棺の大きさが判ります。
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石棺は花崗岩でできているそうです。
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やっと正面で写真を撮ることができました。
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そろそろ出ましょう。
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出ながら振り返りパシャッ!
遠く長い廊下の先に石棺が見えます。 -
王家の谷の4つのお墓をめぐりました。
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トラムに乗って移動します。
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荒涼とした世界です。
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ここでトラムを降り、お土産屋さんの中を通り抜けて駐車場で待ってもらっていたタクシーに乗って次に移動しました。
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