2019/07/02 - 2019/07/06
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milouchatさん
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台湾 (台北) は 2002、18、19年と3回目だが映画祭は初めて。
会期は 6月27日から 7月13日 (上映は 11日まで?) だが、
6月末はサミットでうるさいから7月に行くことに。
足と宿は上映スケジュールが分かってから取るつもりだったが
1か月前になっても (特に珍しくはないが…) 発表がない 。
ネットで情報を探しても、例えば『長いお別れ』や『岬の兄妹』が
上映されるとか、過去のオープニング式典の写真などばかりで、
会場がどこかすら分からない。
上映会場が分からないとホテルも探せないが、どうやら
西門の中山堂がメインらしいので西門なら映画街だし、
ついに、しびれを切らし1か月を切って足と宿を押さえた。
飛行機は (できれば LCCは使いたくないが)
tigerair で KIX IT211 (14:00) と TPE IT220 (18:30)。
LCC だが比較的いい時間帯でターミナル1 なのもありがたい。
ホテルは中山堂に近い新驛旅店西門捷運店に3泊と、
(普通は宿は替えないが) 4泊目が高かったので
最後の日は帰りに便利な台北駅に近い中源大飯店に1泊。
上映のメイン会場は西門の新光影城のほうで、ほかには
中山堂と光點華山の3カ所のみ。 できる限り移動したくないので
遠い光點華山はパス、あとの2つは徒歩圏なので動かなくて済む。
光點台北 (台北之家) なら歩ける距離で便利なのだが、
キャパが小さいから光點華山の2スクリーンを使っている。
写真は新光影城のスケジュール表で全部で 144コマある。
上映は1日 5回 (10月に行った釜山映画祭は 4回)
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
何度も使っている KIX で初めて気づいた
Repack area という場所。 よく空港で
床に大きなトランクを広げ荷物の詰め替えをしているが
そのため専門 (?) のエリアで重量計もあるから詰め替えに
便利 (僕は重くなっても5キロぐらいの持ち込みだから無縁だが) -
LCCだから承知だが座席は狭い
-
1,400円払って前から2番目、通路側 2C を
選んだが幸い3人席の隣2つが空席で窓側に座った。
(深夜便なら横になって寝られたのに残念?) -
持参の映画1本をタブレットで見たら到着。
(タブレットは機内とホテル内のみで持ち歩かない) -
よく見えないがサンリオ・デザインの機体。
僕が知ってるのはキティとキキ&ララぐらいだが… -
空港内の ある場所で本格的に寝ている人がいる。
今まで経験はないし、やりたくもないが
空港泊をするのに最適な秘密の場所があった。
寝ているのはソファーです。
でも秘密だから差し当たり教えない…
(まあそのうち知られて混むだろうが…) -
帰りの飛行機は沖止めで
バスに乗らなければならない -
向こうに見えるのがターミナルで
結構な時間バスに乗っていた感覚 -
帰りの飛行機です
-
最初のホテル 新驛旅店西門捷運店 (CityInn) は、
とにかく場所がいい。 西門駅3番出口の目の前で
道路を渡るだけ。 右端緑のラインはファミリー・マート -
ホテルを替えたので使ってないが台北駅までの無料の
シャトルバスも 30分おきにありホテル前に止まるようだ -
いわゆるデザイナーズ・ホテルでチェーン店が 4つあり、
それぞれ別のデザイナーが担当、各部屋のデザインも違うらしい。
僕の部屋は2階の 207でアメリカのデザインチーム
Love Tomorrow Today の担当らしい。
窓がないのは残念だが、その分安いし…
(窓がないと天候が分からないので毎朝 確かめに
外に出る必要がある。 ついでにタバコを吸うから問題ないが…)
もちろんシャワーのみだがウォッシュレットもあり
文句はない (アップグレードとかでベッドがキングサイズに) -
部屋に紅茶と緑茶はあるが、なぜかコーヒーがない。
しかし1階と地階にコーヒーメーカーがあるので、
朝と夜の2回コーヒーを取りに行った -
地階には洗衣房、調理吧、さらに交誼廳があり
PCも2台設置してある (すべて無料) -
こちらが交誼廳スペース (もちろんテーブルはもっとある)
-
キッチンと言っても電子レンジとトースターだけで
料理はムリ。 右はコーヒー・メーカー、お湯と水の給水器など -
洗濯機は3台
-
さっそく映画祭のメイン会場新光影城に。
(3スクリーンのうち2つが映画祭用)
ホテルから徒歩 10分足らず。これはビル入り口の1つだが
映画館は4階にあり複数あるエスカレーターで上がるので、
映画館入り口とも言いがたい。こちらが正面 (?) だが
通りに面していない -
獅子林戯院? かってビル内に別の映画館か
劇場があったらしく切符売り場の案内まで
残っているが劇場は見当たらなかった -
かなりビル自体が老朽化していたが、
1階は全店がスマホ関連の小さな店で 100店以上ありそう。
ところが2階は礼服などの店が数軒だけ、3階も
ほとんどの店がシャッターを降ろし何もなく
ビルはゴーストタウン状態。
ビルが建て替えられたら映画祭はどうなるのか… -
3スクリーンの1つは『スパイダーマン…』
などの一般映画上映中だが、階段には『甘い生活』
『大人は判ってくれない』『黒い罠』など
シネフィル向きのポスターが並ぶ。 つまり、
普段からその手の映画も上映する可能性大 -
面白いのは遊園地のように1メートルのラインが
引いてあり、3歳以下と身長1メートル未満は入場不可とある -
さて "心を入れ替えた" とは…
まず僕が外国に行くのは、日本では公開されないだろう
ヨーロッパ映画を見たいからだが、猫と2人暮らしになり
数日しか家を空けられずアジアにしか行けない。
(猫も留守番に慣れてきたので来年あたりヨーロッパに行けるかも…)
しかしアジアでは香港を除きヨーロッパ映画を見る機会は
ほとんどないため、国際映画祭目当てで行くようになった。
そして映画祭では毎日 4,5本の映画を見ている。 しかし…
過去の旅行記を見れば分かるが普通の旅行では
多くても1日3本で1本も見ない日も珍しくない。
台北電影節のHPには当然 英語がありチケットを取ろうと
したら、チケット類はすべて ibon というサイト経由で購入し
セブンイレブンの機械で発券する。
ところが ibon のサイトは中国語しかない! !
ネットに買い方の解説などはあるが面倒、さらに半額 (110NT$) の
シニア券のネット購入開始は、何と映画祭初日 27日から!!
かなり気持ちが沈み映画祭への期待が薄れた。
行く会場は中山堂と西門の新光影城だけなので
徒歩移動も楽だし当日券が買えなくても周囲に映画館は
沢山あり困らない。だから今回は事前購入なしで、
取れなければ その時次第 (Pain and Glory? )…
旅行記も書き出したことだし今後は見る本数を減らし、
今回も映画は 14:30の回からの4本だけ (??) にして
午前中を自由時間に回し、いわゆる観光地に興味はないが
ブラブラ歩きの時間を増やそうと一大決心!? しかし…
どうも映画祭が低調なのか完売は極めて少なく、見れたら
見よう程度に思っていた 13本全部が買えてしまった??
以下完売の作品。これは見たかったが帰国日の夜でムリ、
アルモドバルの新作。
(低調だと思われる理由の1つは、映画祭の無料パンフがなく
会場以外では映画祭の存在すら認知されにくい。 その代わり
HPで有料パンフ並みの資料がPDFでダウンロードできる) -
アニエス・ヴァルダ『5時から7時までのクレオ』、
今年3月29日にヴァルダが他界したので追悼の
特集があり7本上映された (そのうち3本を見た) -
何か目玉でもあるのか、普通なら人気の低いはずの
台湾の短編集が I だけでなく… -
アニメ+短編集 II も完売
-
イスラエル、仏、独の 「Synonyms」
(今年のフランス映画祭で上映している。
10月の釜山映画祭で見た) -
『長いお別れ』は2回とも完売だった
(蒼井優の結婚が関係?) -
ソウルの女性映画祭同様
Message Board があり、誰かが
余ったチケットを貼っていく。ちょうど
真ん中の1枚を取っていった人がいた。
いつもあるわけではないだろうが
タダで見たい人は要チェック -
1本目に見たのは 19:40からの 「Fukuoka」。
福岡が舞台の韓国映画で監督の張律は中国国籍の朝鮮族。
インタビューは中国語だったが英語通訳が入らない!!
(スポットライトがあるのはいいが) -
こちらは、4日中山堂でのオランダ映画
「Take Me Somewhere Nice」 の Kongkiat Khomsiri 監督で
当然 右にいる英語通訳が入ったが観客からの質問などは
英語にしないので文字通り半分 (以下) しか分からない。
ちなみに この通訳、メモも持たず相当長い間しゃべらせた後で
通訳するスゴ腕。 語学力より記憶力がすごい?? -
2本目は 21:30からのイタリア映画
「The Disappearanece Of My Mother」。
Benedetta Barrese という、かって相当
有名なモデルだった母親を息子が追う
ドキュメンタリー。 80近い今の姿は
普通のおばあちゃんだが、ポーズを取ると
さすがに決まる。 ものすごいヘビー・スモーカー。
11時半頃に表に出ると歩けないほどの豪雨!!
事前の天気予報では滞在中はずっと (雷) 雨だったので
仕方なく初めて家から折りたたみ傘を持ってきたが
役に立たないほどの大雨で靴の中まで濡れた。
台湾各地で洪水が発生した模様 -
上からツララのように伸びて見えるのは落ちる雨。
台北にはポルティコ (?) のある道路が多いので、
少しの雨なら傘はなくても済むのだが…
幸い残りの日は一時小雨が降る程度だったが、
おかげで今回は荷物が増えた。つまり普通なら
夏だしサンダルだけなのに (靴下も要らない)
今回は雨用の靴と両方持参することに… -
昨日は夜だし大雨でもあり気づかなかった
西門の入り口だが映画の大看板がゼロ!!
西門は映画街ではなくなったのか!? -
★参考までに、2002年の同じ場所 (上写真右の丸いビル)。
映画の巨大広告ばかりだったのに… -
昨年は西門には来なかったので知らなかったが
最近 (?) できたアート系のワンダフルな映画館
Wonderful Theatre (真善美劇院) が
西門入り口にありホテルから1分ほど。
[調べると 1996年オープンというから初めて台湾に来た
2002年にもあったはずだが知らなかった。
何回か改修しているらしいが…]
覗くと 「Les salopes ou le sucre naturel de la peau」
(飢慾之膚) というフランス語題の映画をやっている。
(見たらカナダ映画でメインは英語だったが) 映画祭は
14:30からなので、その前の 12:10の回を 135ドルで見た。
中国語題からも想像できるように (?) AV顔負けに何度も
Sex 場面がある (もちろんボカシなし)。
既婚の女性化学者が Sex 前後の細胞の変化を研究するため
皮膚の細胞を収集するという Sex 場面に必然性 (?) がある作品 -
ほかには今回の映画祭でも上映される
フランス映画 「Varda by Agnès 」も公開間近 -
これは韓国映画の 「Parasite (寄生上流) 」で
5日10:20に喜満客絶色影城で見た (130ドル)。
『寄生獣』みたいなホラー系かなと思ったら
上流階級に寄生して乗っ取る家族の
ややコミカルな話で 意外と面白かった。
PS:
これ今年のカンヌのパルムドールだったんですね、
知らなかった。 確かに面白かったけど、ウーン…
[2020年1月『パラサイト 半地下の家族』として公開予定]
アカデミー賞も4冠! 大大ヒット、まあいいけど… -
ドヌーヴの新作 「Claire Darling」 も上映中。
映画祭がなければ確実に見ている
●2020年 4月24日 『アンティークの祝祭』として日本公開 -
台北では その 「Claire Darling」を
真善美戯院、光點華山、誠品電影院、喜楽時代と
4つもの映画館で上映する。
今回は事前には台北之家しか上映作品のチェックを
しなかったが (時間が合わず行かず)、
台北でもヨーロッパ映画が見られるんだ!
日本で公開される可能性は 20%ぐらいだと思うが
東京ですら、せいぜい2館ぐらいでの公開だろう。
また楽しみが増えたが、台北の映画事情は
進んでいるのか遅れているのか…
●予想通り東京ではシネスイッチ銀座と
kino cinema 立川高島屋S.C.館の2館のみで公開。
関東まで広げても kino cinema 横浜みなとみらい1館。
そして配給がキノフィルム、つまり自社系列を除けば
関東で1館! 今のところ全国 10館で公開。
まあ日本でヨーロッパ映画が公開されるのはありがたいが… -
こちらが 「寄生上流」 を見た喜満客絶色影城。
ここで見るのは 2002年の『メン・イン・ブラック2』以来。
コナンやライオンキングの看板が見える -
同じく絶色影城の上映時間表だが背景 (?) に
日本映画『キングダム』があるという珍しいパターン -
ビルは小さいのに 8Fから 11Fまでで 9スクリーンもある。
覚えていないが昔は2スクリーンぐらいだったような気が… -
朝だし相変わらず観客は少ない。
(映画祭でも 10人足らずの回もあった) -
そして相変わらずエンド・クレジット中に
客電が点灯され観客はいなくなり掃除開始…
ちなみに写真でも分かるが、このスクリーンは
部屋の形が変則的で座席の配置が変わっている -
これは5日に見たトルコ映画の 「Anons」 (政變麥来亂)。
日本では数年前から、(僕は大嫌いだが) メイン以外の
言語の字幕は<>で囲み外国語であることを示すのが一般的になった。
外国では (滅多にないが) この例のように英中とも (ドイツ語) と
"注" で示している。 (やるならその方が親切)
面白いのは医者がドイツ語で "口を開いて"と言い
ナースがトルコ語で言い直すので Open your mouth という
簡単な文なのに、わざわざ2回も出る (英中で4回)。
(日本では普通、前は字幕なしの1回)
たまには脚注 (?) まで入り、例えば郷土料理などの場合
ボルシチ (シチュー) のように注釈が入る [実例ではないです]。
日本語字幕でルビがあるように字幕は "書き言葉" なのです -
これは上映前の CMだがスマホの入力に台湾人なら
誰でも知っている注音符号を使っている。
街中の看板などで注音符号を見ることはないが…
確かに漢字圏では例えば偏や旁を使っても
数や組み合わせが無数にあり入力には適さない。
そう考えると日本は平仮名、カタカナ、ABC とあり便利。
(中国ではピンインを使うようだ) -
ところで第 21屆台北電影節のポスター、
意識したかは分からないが文字がハングルに見え
21は "NI"、 台など完全に "NING" と読める。
さすがに ほかの字は読めないが…
まあ そんなわけで、見る映画の本数を減らすつもり
だったのに、結局 映画祭で 13本、一般映画館で 3本
(最終日に 「Yesterday」 ) と 16本も見てしまった…
ある人に依存症だと言われたが、言い得て妙。
はっきり言って1年に何百という映画を見ても
面白いと思えるのは数えるほどしかない。
それでも "やめられない" "抜けられない" まさに
酒やタバコ、ドラッグ、賭け事、女同様 (?) の中毒症状ですね… -
もう1つの会場はオープニングやクロージングの
式典も行われる中山堂 (今回ここでは3本見ただけ)。
ガイドブックには余り載っていないようだが
天皇ヒロヒト即位を祝って 1935年に完成した、
井出薫設計の公会堂。 映画が上映されるのは
1,2階合わせ 2,056席もある集会所の中正廰 -
中山堂全景
-
建物前には Ford の宣伝で、こんな展示があり映画祭らしい雰囲気が
-
映画祭チケット売り場。 この会場の難点は 20分前まで
会場に入れないので外の熱気に耐えながら待たなければならない。
せっかく素晴らしい (?) ロビーがあるのだから配置を考えて欲しい… -
中山堂ロビー
-
数は少ないが廊下にUSBの充電ソケットまであった
-
キャパは大きいが古い公会堂なのでシネコンに比べると
座席が良くない。 まあ特に座り心地が悪くはなかったが…
スクリーンもキャパに比べて小さめ。 本来映画館じゃないしね -
照明も映画館の照明ではない。
主に演劇やコンサート会場らしい… -
2階席もある。 そうそう今回の映画祭では
すべて座席指定でシネコンのように
自分で座席を指定できるので
僕はすべて前から2列目を取った。
もちろん混んではいないので
好きな場所に座っていいが… -
これは上映作品と無関係に登場して何か挨拶していたが、
もしかしたら有名スターかもしれない -
今回見た映画のチケット (一部)、座席はすべて前から2列目右側。
下の3枚は一般映画館で、左から真善美戯院 (135ドル)、
喜満客絶色影城 (130ドル)、そして、またしても行った
台北站直結、 Qsquare 内の京站威秀影城 (165ドル)。
映画祭はすべて 110ドルと、一番高いもので
1本 587円! 日本の半額以下だ (シニア料金) -
ついでなので、外観だけだが西門のシネコンを紹介。
これは 楽声影城 (LUX Cinema) -
夜の LUX Cinema 。 ここは 24時間営業 !
ホテル代わりにどうぞ (入替制だけどトイレに潜んで?) -
in 89 豪華數位影城 (in 89 Digital Cinemax)
-
日新威秀影城 (VIESHOW CINEMAS)
-
U2 電影館。
ちなみに、多くの映画館のHPは中国語だけしかない -
台湾でもドリンクなどの売り場でチケットを買う映画館が多い。
だから座席表が見えているが、もちろん混雑状況を示すためで
自分が買う画面ではなく、数秒ごとに画面が変わる。
この例は 23:15からのアニメらしくガラ空き
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