ノルウェー大自然に触れる旅　2019　ベルゲンの一日　また雨から始まった一日　④前編

2019/06/01 - 2019/06/01

ベルゲン到着2日目。
今日は一日ベルゲンの街を散策します。
今回もオスロに続き雨の朝から始まり、テンションは下がる一方。

ベルゲンはノルウェー第2の規模を持つ都市です。雨の多い町で、１年365日のうち、３００日は雨が降っています。
なので折りたたみの傘やカッパなどの雨具は日本から持って行きました。雨が多い都市と言う事なのか、宿泊したホテルの部屋にも2本のレンタル傘が置いてありました。もちろん無料で借りる事ができます。

当初の予定では午前中に観光案内所でベルゲンカードを手に入れ、ファントフト スターブ教会、魚市場と回り、午後からブリッケン地区、ローセンクランツの塔、フロイエン山に行くつもりでした。
しかし、雨が強く森の中にある教会に行くとまた靴が大変な事になると思い、予定を変更しました。
それが良かったのか、悪かったのか分かりませんが、午後には雨も上がり太陽が顔を出し、街中で行われていたイベントも見る事が出来たのでした。

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

トーン ホテル オリオン

ベルゲンで3泊お世話になるホテルです。
hotels.comから予約しています。
（写真はベルゲン到着2日目の朝に撮りました）

ホテル予約サイトによって星の数は違いますが、私がいつも予約しているhotels.comは4つ星でした。世界遺産のブリッケンから徒歩5分もかからい場所に位置し、空港行きのバス停もすぐ近く。
立地と口コミで選んだホテルでしたが、正解でした。

トーン ホテル オリオン

一日の糧となる朝食を食べに来ました。
1階ロビーにレストランはあります。

トーン ホテル オリオン

お馴染みバイキング。
今日も、てんこ盛りで食べる気満々。
当然、昼は食べない作戦です。

トーン ホテル オリオン

朝食の種類が多く目移りする事ったら。
なので、できる限り目に付いたものは取って来ました(*^。^*)

サーモンはさすがに美味しくてお代わりしたかったくらい。
食べ過ぎで胃がもたれてしまった(@_@)

トーン ホテル オリオン

ドリングの種類も多かったです。さすがにアルコールの無料はなかったですが。

トーン ホテル オリオン

ロビーエリアにはくつろげるスペースがありました。
ミネラルウォーターやコーヒーなどは無料で飲む事ができます。

トーン ホテル オリオン

私にあてがわれた部屋は10階の52号室。
初日にはへたくそな歌がどこからともなく聞こえ、最初は外から聞こえるのではと辺りを見回しましたが、耳を澄ませて聞いていると、何と左の隣の部屋からでした。
それこそ大音響での下手歌。（クソガキが"(-""-)"）
若造が羽目を外して歌っていたみたいです。
あまり長く続くようならフロントに苦情を言おうと思いましたが、ここは海外。下手に苦情を言って嫌がらせされたりするのも嫌なので我慢しました。
まぁ、夜中まで続く事がなかったので良かったです。
と言う事で壁はかなり薄いと思われます。

トーン ホテル オリオン

ロビーエリア
オシャレな北欧デザイン。

トーン ホテル オリオン

ロビーエリア

3泊で31000円。物価高のノルウェーにしてはかなりお得な料金で泊まる事ができました。。
暖炉なんかもあって素敵すぎます。

ホテルから徒歩3～5分程の場所、ブリッゲンのそばにあるラディソン・ブルー・ロイヤルホテル前から空港行きのバスが出ています。
バス乗り場の確認と時間の確認は必須です。
帰りはこの場所からバスに乗り、空港まで向かいます。

ベルゲン観光案内所

ベルゲンのインフォメーションセンターは、港の横の魚市場の南東寄りにあります。建物の階段を昇り2階が観光案内所になっています。
ここは、ネットで予約し購入した”ベルゲンカード”のバウチャーを交換する為にやって来たのです。朝9時から営業です。

★ベルゲンカード★
現地の美術館、アクティビティー、交通機関だけでなく、食べ物や飲み物も含め、お得な割引を利用できます。ケーブルカーもお得に使え、フロイエン山頂から街の美しい景色を堪能できます。ディズニー映画「アナと雪の女王」に出てきそうなスターブ教会やベルゲン海洋博物館を無料で楽しめます。カードは24時間、48時間、72時間から選べます。

私は24時間を購入。（240NOK　日本円で3000円位。高～い）
たった1日で使いきれるわけもなく・・・いちいちバスやトラムに乗る為のチケットを券売機で購入する必要がないからラク～～～(*^^*)みたいな割り切りが必要です。
今回、このチケットで、ライトレール1往復（乗り放題）、フロイエン山のケーブルカー往復（50％オフ）、ローセンクランツの塔（100％オフ）を利用しました。
結果、500円位マイナスでした。

ベルゲン観光案内所側、つまり対岸から世界遺産のブリッケンを撮っています。
この時間、雨脚が強くなりポスターのようなきれいな写真が撮れません(;_:)

ベルゲンの街を散策するにあたり、オスロ同様細かく行く場所を決めて、時間の配分も考えていました。
だけど、朝から降りしきる雨の強さにひるみ、予定を変更して、取り合えず近場のブリッケン辺りをブラブラ。
まっ、これが一人旅の良いところなんですがね(*^。^*)

ブリッケン地区

観光名所だけあって通りに面した１階部分のほとんどがお土産物屋さんになっています。
建物の正面には古い看板や木の像が残っています。
このお店にはトナカイの像が。

ブリッケン地区

このお店の木の像は”ユニコーン”

ブリッケン地区

こちらは天使の像
シルバージュエリーのお店の像です。

ブリッケン地区

白い漆喰の建物は、1666年建造の現存するブリッゲン最古の建物。現在はアートスクールとして使われています。

ブリッケン地区

細い路地の中に入ると、ひなびた木造家屋に囲まれた迷路のような小路は、中世にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。

ブリッケン地区

雨は嫌いだけど、その雨が良い雰囲気を醸し出しています。

ブリッケン地区

雨のせいか、時間のせいか、観光客はまばら。静かに見学する事ができました。

ブリッケン地区

ぐるぐる回って、また同じところに出ちゃったようです。

ブリッケン地区

倉庫群のあいだの通路にも、小さな雑貨ショップやアートギャラリーなどが軒を連ねています。

ブリッケン地区

歩いていると、足元では木造の床がギシギシと音を立てます。

ブリッケン地区

ショッピングをしなくても、ブラブラと歩いて見て回るだけでも楽しめます。

ブリッケン地区

路地裏散策

ブリッケン地区

路地裏散策これにて終了。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

宿泊ホテルの横にあります。
オープン時間になったので来てみました。せっかく買ったベルゲンカードを使う為でもあります。

ホーコン王の館

入口を探しましたが何だか良く分からず。
これがホーコン王の館と言う事もこの時点では分かっていません(^^;)

ローセンクランツの塔

周りをウロウロ。

ホーコン王の館

ホーコン王が1247年からおよそ20年の歳月をかけて建てさせた「ホーコン王の館」は、かつてノルウェーの首都だったベルゲンで王室の居城としてや、戴冠式・結婚式の会場として利用されていた館です。
外観はノルウェー最大の石造りの館で、重厚感溢れる三角屋根が特徴。
その割には質素な造りです。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

敷地には綺麗に手入れされた庭が広がっています。まずは庭の散策から。
緑が清々しい。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

どちらかと言うと、歴史ある建物より庭の方に興味があります。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

天気が良い日には市民の憩いの場にもなっているようです。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

緑のトンネル。

ホーコン王の館

いろんな角度から撮っています。

ホーコン王の館

この時雨はやんでますが、足元はぬかるんでいます。
お散歩する人もまばら。

ローセンクランツの塔

ローゼンクランツの塔は1560年代、国王フレデリック二世の命により、当時ベルゲンの総督であった当時の領主であるエリック・ローゼンクランツが建てた館です。
あらまっ！
何だか改装中のようです。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

城も塔も小高い丘の上にあるので、辺りの眺めはとても良いのです。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

ここから見える海はベルゲン港。

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

ローセンクランツの塔とホーコン王の館

要塞としても使われていた事もあるとの事で大砲もありました。

ローセンクランツの塔

この塔、スコットランドからわざわざ呼び寄せた大工に作らせたため，スコットランドにあった城の塔に似ているらしいです。

ホーコン王の館の見学はパスしてこちらの塔の見学に来ました。

エントラスを入り受付に行くとゴツゴツと岩がむき出しの一方通行の階段を登るように言われます。

ローセンクランツの塔

ローセンクランツの塔は5階建てで各階は部屋になっています。

ローセンクランツの塔

上階の部屋には大砲やその他数々の武具が展示されています。

ローセンクランツの塔

建物は何度も火災に見舞われたりして都度改築を重ねた結果か、部屋の作りは非常に入り組んでいます。

ローセンクランツの塔

えっ！！

ローセンクランツの塔

ちょっとびっくり。
よ～く見たら魔女のぬいぐるみが置いてありました。

ローセンクランツの塔

螺旋階段をぐるぐる登って行くとそれぞれの部屋に到着しますが、そこが何に使われていた部屋なのかよく分からず。
エントランスで貰ったパンフレットは英語。
めんどくて読む気にもならず(^^;)

ローセンクランツの塔

これもビミョ～～～。

ローセンクランツの塔

たぶん、昔のおトイレかと思われます。
蓋開けてみたけど、穴は開いてませんでした。

ローセンクランツの塔

迎賓館に使われていたと思われる部屋。

ローセンクランツの塔

歴史に興味のない私にはつまらない空間でした。

ローセンクランツの塔

所々迷いながら適当に階段を下りたり登ったりしていたら、何だか違う空間に来たようなものが見えました。
引き寄せられるように入って行くと・・・。

ローセンクランツの塔

そこには観光客用のきれいなおトイレがありました。

ローセンクランツの塔

要塞だったことを示すように武器の展示もあります。

ベルゲンカードを少しでも無駄にしない為に来たので心は満足です。

ローセンクランツの塔

地下室は牢獄として使われていたとの事で、この服は当時、収監されていた人が来ていた服なのでしょうか。

ローセンクランツの塔

改装中でないローセンクランツの塔
入口にあったポスターを拝借。

ベルゲン港は、各地に向けての船が発着する港で、大小のたくさんのクルーザーやボート、双胴船、大きなフェリーが停泊する姿が常に見られます。

この帆船は”Statsraad Lehmkuhl号”。1914年に建造されたこの船はバロック様式を取り入れた大変豪華な装飾が特徴の船です。

当時はドイツの承認の訓練船として使われていたそうですが、現在は観光イベントや教育目的のイベントなどで運航されているそうです。

フロイエン山に行く為にケーブルカー乗り場に向かいます。フロイエン山山頂の展望台は、ベルゲンの街が一望のもとに見渡せる必見のスポットです。

山の上はモヤっているし嫌な予感しかしないけど、取り合えずベルゲンの見どころの一つなので行ってみましょう。

フロイエン山ケーブルカー乗り場

ハイシーズンになると長蛇の列になっているそうですが、天気のせいかそれほど並んでいません。

フロイエン山ケーブルカー乗り場

ベルゲンカードで50％オフ。
往復90NOKが45NOK。カードでお支払い。

フロイエン山ケーブルカー乗り場

歩いて頂上まで行く事もできるようですが、私にはそんな体力ありません。

フロイエン山ケーブルカー乗り場

フロイエン山のケーブルカーは、1918年に開業し、現在では年間100万人以上の乗客を運ぶ人気路線。急斜面を上って行くケーブルカーの車体は大きなガラス窓で覆われており、乗車中にも景色を存分に楽しむことができます。

天井もガラス張りのケーブルカーに乗って約７分で到着します。ケーブルカーは、標高320mの山頂までの830m、最大斜度26度を約７分で登る、秒速３mというスピードであります。

標高３２０メートルの低い山ですが、山頂に広がる公園からの眺めが素晴らしい・・・はずが。

フロイエン山

あれっ？

真っ白けっけ～～～。もう、笑うしかない( ;∀;)
嫌な予感的中～～～。

フロイエン山

フロイエン山は国内外からの多くの旅行者で賑わう観光名所ですが、地元の人々の散歩コースとしても親しまれています。
地元で言えば佐鳴湖公園みたいな感じ(*^。^*)

辺りは真っ白けっけで1メートル先すら危うい状態。
でも、お金を払ってここまで来たのに、さっさと麓に戻るのもバカらしいので少しだけ看板に沿って散策してみます。
「THE LAKE」
湖あるんだぁ～。行こうじゃないの。

フロイエン山

フロイエン山は地元の人達にとっての憩いの場でもあるので、子供向けの公園とかも整備されてます。
ここにもトロール君がおりました。

フロイエン山

これはこれでいい雰囲気を醸しだしてます。

フロイエン山

天気が良かったら、絶対気持ち良い場所だよ。

フロイエン山

湖到着～～～。
でも、このありさま。
一寸先も分からん"(-""-)"

フロイエン山

この湖、「スクーマーカーディーケ湖」と言うらしい。
湖の周りには、ピクニック テーブル、バーベキュー設備、たき火用の場所が用意されており、夏には無料レンタルや持ち込みでカヌーを楽しめ、しかも、冬はそり遊びやクロスカントリー スキーもできるとの事ですが、今、この時は何もできません。

フロイエン山

湖の水の色は茶色でした。

フロイエン山

もと来た道をとぼとぼ戻ります。
雨に濡れた植物たちはイキイキしているよう。

フロイエン山

先っちょの白い部分は新芽かな。
普段はさして気にもしない植物達ですが、異国に行くと意外としっかり目に入るもんです。

フロイエン山

トロール君がいた公園に入ってみる事に。

フロイエン山

辺りがモヤっているせいか、キモさ倍増。

フロイエン山

これ、子供たちの遊具になっているようです。

フロイエン山

ノルウェーの妖精トロール君の森の住人達

フロイエン山

住人達がいっぱい。

フロイエン山

山頂の展望台まで戻ると、なにやら楽器隊の演奏が始まりました。

フロイエン山

OSLO JANITSJAR
オスロから来たの？

フロイエン山

周りには観光客を含め大勢の観客で賑わっていました。
私もしばし、音楽に聞き入ります。

この日の夕方、ホテルに戻る途中のレストランの野外テラスにこの人たちが食事をしていました。

フロイエン山ケーブルカー

次に行きたい場所もあるし、雨も上がって来たのでケーブルカーで麓まで降りる事にします。

フロイエン山ケーブルカー

下界に降りるにつれ、ベルゲンの街並みが見えるようになって来ました。

フロイエン山ケーブルカー

ケーブルカーの中からではなく頂上でこの景色見たかったよ。

フロイエン山ケーブルカー

ケーブルカーは夜遅くまで動いているみたいで、夜景の名所としても有名みたい。
ケーブルカーの中からと言え、きれいな景色が見れて良かったです。

フロイエン山ケーブルカー

山の中腹には可愛いお家達が見えます。

フロイエン山ケーブルカー

フロイエン山ケーブルカー

登りのケーブルカーが見えて来た。

フロイエン山ケーブルカー

地元の人達の足にもなっているようです。

フロイエン山ケーブルカー

線路の脇に植えられた美しいシャクナゲの花が鮮やか。

フロイエン山ケーブルカー

下界は晴れていました。

次の目的地に向かうとしましょう。

つづく。