2019年6月1日(前半）レンゴン渓谷、クアラカンサー、イポー＋マレーシア工場出張の旅　レンゴン渓谷編

2019/06/01 - 2019/06/01

6月になりました。6/1土曜日は交代休暇日。リストアップしてある１泊２日で行く世界遺産巡りを実施することにします。
今回の旅行の目的地となる世界遺産はアフリカ大陸以外で見つかった最古の人類の痕跡とされ、200万年前の旧石器時代の遺跡から鉄器時代にかけての４つの遺跡が発見された場所。更に非常に綺麗な状態で発見された100万年前の全身骨格の人骨「ペラ・マン」が発見されたことが評価されて2012年に世界遺産になったレンゴン渓谷です。
実は我が社のマレーシア工場がペナン市にあるんですが、2017年にラグビーの試合をする際にクアラルンプールに来た際も2018年にペナン島に来た際もマレーシア工場に足を向けなかったんですが、後になってきっちり二回も当時のマレーシアの現地社長から怒られましたので、三回目の正直となる今回は行かん訳にはいかんです。
ということで旅行前日金曜日を出張にしてクアラルンプール→ペナンの飛行機代とペナンのホテル代を会社に出してもらいマレーシア工場に足を運ぶことにしました。（まぁ今回はちょうど仕事の確認と打ち合わせもあったので都合は良かったんですけどね。）

今回立てた予定は以下のようです（実際のスケジュールはスケジュール欄をご覧ください）

-------------旅行計画--------------------------
5/30
https://4travel.jp/travelogue/11502048
23:55チェンナイ
5/31
→6:30クアラルンプール　マレーシア航空MH181便
ここから仕事
8:30 クアラルンプール→9:25 ペナン マレーシア航空MH1138便
マレーシア工場訪問
イースティンホテル泊

★6/1（前半）★←この旅行記

6:30イースティンホテル→7:10ブッキット・メルタジャン駅　タクシー
7:35ブッキット・メルタジャン駅→8:40クアラカンサー駅　ETSゴールド　9321列車
8:40クアラカンサー駅→9:10クアラカンサーバスターミナル 歩き
10:00クアラカンサーバスターミナル→11:00 Kampung Baru Kota Tampan Stopバス停　99路バス
レンゴン考古学博物館見学
13:00 Kampung Baru Kota Tampan →14:00クアラカンサーバスターミナル
6/1(後半）
ウブディアモスク
イスタナ・イスカンダリア
Istana Kenangan ロイヤルパレス博物館観光
16:52クアラカンサー駅→17:22イポー駅　ETSプラチナム9203列車
シティテルエクスプレスイポー泊
6/2(前半）
イポーオールドシティー。建物と壁画巡り
6/2（後半）
イポーニューシティ。食事
15:25イポー駅→18:15クアラルンプールセントラル駅　ETSゴールド9031列車
KLIAエクスプレスでクアラルンプール空港へ移動
21:25クアラルンプール→22:45チェンナイ　マレーシア航空MH180便

鉄道切符はネットで前もって購入してスタートです。

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6/1
前日は飛行機で３時間半しか寝ず、マレーシア工場で打ち合わせを実施し、夜はお酒を飲んでから部屋に戻ったら見事に撃沈。
ベッドに対して横向きに電気全開で寝てしまいました。
そんな状態でしたので目覚ましセットしてなかったのですが、エアコンが効きすぎていい感じの時間に目が覚めました。
６時半に出発してタクシーでブッキット・メルタジャン駅に向かったのですが、ペナン島から２本しかない橋の上で５台巻き込んだ大事故が発生していて土曜日の早朝とは思えない渋滞に巻き込まれました。
17年にマラッカに行った時、帰りに高速で事故渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れたことが頭をよぎりましたが、10分で抜けて列車には余裕で間に合いました。

ETSゴールドに乗ってクアラカンサーで下車。
99路のバスに乗って世界遺産レンゴン渓谷の考古遺産を訪れます。

マレーシア最後の世界文化遺産をめぐる6月1日前半です。

エリア その他の観光地(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は2019年5月31日レンゴン渓谷、クアラカンサー、イポー＋少し仕事の旅　マレーシア工場訪問編からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11502048
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朝6:30にホテルを出発します。
ホテルの予約を取る前に列車の切符をネットで購入していたので、会社に近いブッキット・メルタジャン駅からの切符を購入していましたが、ペナン島からでは本来バターワース駅の方が近いようです。

タクシーで移動します。

ペナンブリッジを渡ります。

対岸まであと少しのところで渋滞が。
グーグルマップで確かめたら事故渋滞。
2017年にマラッカに行った帰りに高速道路で事故渋滞にあってインドの戻る飛行機に乗り遅れたことが頭をよぎりましたが、10分弱で渋滞を抜け、問題なく済みました。
あと10分遅れて出発したら列車に乗り遅れたかもしれなかったです。

流石に現場の写真を撮るのははばかれましたが、５台の自動車が絡む事故でしかも１台火災で真っ黒けになっていた大事故でした。

7:15にブッキット・メルタジャン駅に到着しました。

ブッキット・メルタジャン駅前には蒸気機関車が１台展示されていました。
ボロボロでしたがね。

ブッキット・メルタジャン駅の二階が待合室と改札口になっています。
二階に上がったらすぐに改札が始まり、ホームに降りました。

ブッキット・メルタジャン駅は長～いホームでした。

ETSゴールド9321列車が入線してきました。
中国の株洲電力機車が作るクラス93列車での運行でした。

椅子は固定クロスシート。
方向転換はできませんがリクライニングはできるシートです

椅子の配置は車両ごとに違いますが、この先頭車両は真ん中に背を向けるシートの向きで所謂集団離反型シートでした。

列車は南国らしい椰子の森の中を走ります。

列車に乗ること1時間5分。
8:40クアラカンサー駅到着です。下車したのは僕一人。どうも乗車した人は０人だったようです。
駅前も殺風景。
荷物預けられるかと思っていたけど預ける場所はありませんでした。
仕方なくここから小型のスーツケースをガラガラして引っ張って移動することになります。

Jalan Tun Razak通りを歩きます。

お洒落な建物がありました。
ここを過ぎると教育省の建物やMalay College Kuala Kangsarと言った教育関係の建物が並んでいました。

Jalan Raja Chulan通りとの交差点の角にあるのがパビリオンタワー・クワラカンサー。
撮影している僕の背中には芝生のグランドが広がっており、このタワーの上から領主スルタンがポロを見学したんだそうです。

ゆっくり歩いて25分でバスターミナルに到着しました。
中に入っていきます。事前に調べていたバスの出発時間は9時と10時。すでに9時5分を過ぎているので50分くらい待たなくてはなりません。

中にはいったら、あれ！99番バスが止まってる。

運転手に確認したところ9:10に発車とのこと。
このバスの前にある売店で水を急いで購入して乗り込みます。

99路レンゴン行バスは定刻9:10に出発しました。
１時間走って

Kampung Baru Kota Tampan バス停に到着！
写真中央の掘っ立て小屋がバス停です。

ここから目的地レンゴン考古学博物館まで約2キロ。
スーツケースガラガラして歩きます。

あまり車が走っていませんが立派な道でした。
緩やかな上り坂です。

道の両脇は椰子の森。南国の雰囲気満載。

バス停から800メートルくらい進んだら恐怖の坂道が見えてきました。
まずいあれを登るのか？？

と思ったらまさに登りが始まるってところで右に折れる道が。

上の交差点の角にLenggong Archeological Museumの名前入りの石碑がありました。

というわけで交差点を右に曲がります。
すると道はゆっくりと降り始め、その先にまた登りが見えてきます。

下り切ったところの左手に赤い屋根の建物が出てきます。
この建物が世界遺産レンゴン渓谷の考古遺産で発掘された発掘物が展示された、レンゴン考古学博物館です。

ちょっと登り始めたところに門がありました。ここから入ります。
写真左手に折れて建物に沿って進むと

入り口が出てきます。

Lenggong Perakの墓地、Hariman Caveから発掘された土器の瓶の拡大レプリカが出迎えてくれます。この土器は3000年前のものだそうです。

レンゴン渓谷の遺跡を発掘するのに利用したものが展示されています。

発掘された石器が展示されています。
この写真のものは新石器時代の磨製石器が展示されていました。

レンゴン渓谷で人骨が発見されたペラ・マンの生活を再現したジオラマがありました。

レンゴン渓谷で発掘された洞窟の中で一番重要な洞窟GUNUNG RUNTUH CAVEの再現展示があります。

GUNUNG RUNTUH CAVE のレプリカです。
GUNUNG RUNTUH CAVEは後期旧石器時代の食べ物、道具そして人骨が残されていました。

GUNUNG RUNTUH CAVEから出てきたペラ・マンの人骨のレプリカです。

人骨はもう一つ発見されました。こちらはペラウーマンと呼ばれています。
足を折り曲げて埋葬された形で発掘されたそうです。これも当時を復元したレプリカです。
２階に上がれますので２階に行ってみます。

二階には世界遺産のプレートと

登録の証書が展示してありました。

そして石器が発見された岩のレプリカがありました。

なるほど！こういう風に石器は見つかるのか。

一階に降りてきました。
住居跡の壁に描かれていた壁画のレプリカがあります。
こちらはイポーのタンブン洞窟に描かれていた絵です。

そしてこちらはレンゴンのバダク洞窟に描かれている壁画のレプリカ。
今年の１月に中国で見た世界遺産花山岩画にも通じるような絵です。

一番奥の大きな展示室に来ました。
ガラスのスロープが出来ています。ここを上がると、

この博物館のメイン。本物のペラマンの遺骨が展示してあります。
元々はクアラルンプールの博物館で展示されていたようですが、この博物館が完成してこちらに戻ってきたようです。が、クアラルンプールでの保存があんまり良くなかったんじゃない？
レプリカと比べるとかなりバラバラ、粉々になっていますが？？

博物館を見終わって外に出たら猫が一匹涼んでいました。

おいでって言ってみたら

来ましたよ足元に。

スリスリされました。連れて帰りたくなっちゃうわ！しばらくついてくるし。。
でもこの毛並みの良さはどこかで飼われているんでしょうね。イスラム圏では猫が大事にされますから人懐っこい子が多い印象です。

インフォメーションを。
世界遺産レンゴン渓谷考古学博物館は基本休みなし。
土曜から木曜は9:00am～5:00pm
金曜日は9:00am～12:00 3:00～5:00pmとなっています。
金曜日は礼拝時刻があるので昼３時間営業していません。

恒例の世界遺産で一枚。
門を入ったところにあった世界遺産プレートの下で撮影。

バス停までまた歩いて戻ります。

道の脇は椰子の森。

来るときは上り坂を見ながら歩いてきましたが、帰りは山を見ながらスーツケースをガラガラして進みます。

バス停に戻ってきました。時刻表がないんですよね。
バスが来るまで55分待ちました。１時間に１本走っているはずですので恐らくタッチの差で乗り遅れましたね。

99路バスでクアラカンサーの街に戻ります。

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この旅行記は2019年6月1日(後半）レンゴン渓谷、クアラカンサー、イポー＋マレーシア工場出張の旅　クアラカンサー編に続きます

https://4travel.jp/travelogue/11502051