今年のＧＷは１０連休！ということで久しぶりに春のヨーロッパに行って来ました。<br />今回も手芸店と美術館を巡る一人旅の予定で航空券とアパルトマンを予約していましたが、友人に声をかけたら一緒に行けるということで、航空会社は別々になりましたが、パリで合流し一緒にアパルトマンに滞在してパリ生活を楽しみました。<br /><br />4/30（火）関空～シンガポール<br />5/ 1（水）シンガポール～パリ<br />5/ 2（木）パリ市内<br />5/ 3（金）パリ市内<br />5/ 4（土）ロンドン日帰り<br />5/ 5（日）シャルトル日帰り<br />5/ 6（月）パリ～シンガポール<br />5/ 7（火）シンガポール～関空<br /><br />今日からは、友人と一緒の行動です。どこに行くか朝食を取りながらプランを立てました。<br />美術館と、手芸店と、教会と…行きたい所をピックアップして行動開始です。５月とはいえ肌寒いので防寒対策と、雨具も準備して出かけました。

☆フランス☆手芸店と美術館を巡る旅Part2　2日目　～オペラ地区・サンジェルマン地区～

26いいね！

2019/04/30 - 2019/05/07

2834位(同エリア17002件中)

エリア

パリ(フランス)

同行者: 友人

航空会社: シンガポール航空

旅行の手配内容: 個別手配

５/２（木）
朝一番で近くのパン屋さんへ行き、バケットとクロワッサンを買ってきました。
焼きたてパンは美味しい～(^^♪
朝食後、行動開始します。まずは美術館へ。
地下鉄1号線で Concorde まで行き、12号線に乗り換えます。

コンコルド駅の壁面のタイルは色もデザインもお気に入り。
地下鉄12号線 Trinite d'Estinenne d'Orves で降りて
ちょっと坂を上がったところにある「ギュスターヴ・モロー美術館」

ギュスターヴ・モローが自宅兼アトリエとして暮らした邸宅が、彼の死後
国に遺贈され、国立の美術館として公開されています。
ギュスターヴ・モローの絵は「神秘的」というイメージ。
どんな絵に出会えるか楽しみです。

入り口を入ったところです。
左手の受付でチケットを購入します。
大きい荷物は、そこに入れてね～。
と振り向いたところにあったのは、とてもオシャレなアイアンのロッカー！

まず左手奥に進み、1階の展示室へ。
大小さまざまな絵がぎっしりと展示されています。
モロー独特の世界が広がります。
大きい絵には目が行きますが、小さな絵は見落としてしまいそうです。
ところどころ絵がない所は貸し出し中でしょうか。
素敵な階段を上って2階へ。
2階は彼が過ごした居室を見ることができます。

書斎
水彩画のような絵画や彫刻が飾られています。
書斎
入り口側の本棚には蔵書がびっしりと並べられていました。
寝室
肖像画など彼の大切な人達の絵が飾ってあるようです。
調度品がとても豪華ですね。
食堂
他の部屋とちょっと雰囲気が違って、この部屋は比較的シンプルです。
窓はステンドグラスでしょうか？
趣味の部屋？
陶器や象嵌、螺鈿細工のような工芸品がたくさん並べられていました。
そして、メインの絵画室のある3階へ
明るく広い展示室に、美しい螺旋階段が！
この階段に一目ぼれして、今回は絶対にこの美術館に来ようと決めていました。

もちろん、絵画も素晴らしいです。
大画面の絵画との調和がとれたとても素敵な空間。
3階の絵画を一通り見た後は、
ドキドキ…
この階段、本当に上ってもいいのよね？
緊張します。
階段からフロアー全体を見渡すことができます。
手すりのアイアンも美しいです。
素敵な階段を上って4階展示室に来ました。

「人類の生」
「ジュピターとセメレ」

上の階は大作ばかりです。
「サロメ」（部分）
緻密な描写がとても美しく、顔を近づけて見いってしまいました。
写真は朝の光が差し込んで、光ってうまく撮れませんでした。
4階を見渡したところ、チケットにもなっている「一角獣と貴婦人」が見当たりません。

なんと今、主要な作品は日本に来ているのだそうです。
し、知らなかった…（T_T)　

「ギュスターヴ・モロー展　サロメと宿命の女たち」
パナソニック汐留ミュージアム（4/6～6/23）

貴重な絵画を日本に貸し出して下さり感謝です。
でも、ちょっとがっかり…。
絵画の配置もすべて生前にモローが設えたままだそうです。
神秘的な絵のイメージと建物との調和がとても美しい美術館でした。
トイレも素敵だったので撮っておきました。
レバーを引っ張って水を流すトイレなんて珍しい。
美術館を後にし、近くのマルティール通りまで歩きます。

スイーツの名店が並ぶこの通りで行きたかったのは
セバスチャン・ゴダール
グレイッシュブルーの優しい色合いの店内です。
板チョコのコーナー。
一番人気の塩キャラメル味をお買い上げです。
ゼリーやマロングラッセも美味しそう～。

マロングラッセは友人が買ったので、少しおすそ分けしてもらいました。
生のケーキも魅力的ですが、持って歩けないのであきらめます。

お店を出ると、小雨が降ってきました。
地下鉄で Quatre Septembre へ。

手芸店　ULTRAMOD
老舗メルスリー
前回も来ましたが、また絶対に来たかったお店です。
ボタンがいっぱいですが、ゆっくり見る時間がありませんでした。
いつのまにかリボンのコーナーへ引き寄せられていました。
リボンは種類別、色別、太さ別に大量に並んでいます。
これだけあればお目当てのものが見つかるでしょう。
アンティークのレースやリボンもたくさんありました。
日本では手に入りそうにないものが買いたいな！
右上の幅広のリボンを１ｍ切っていただきました。
目的なく来ると、何を買おうかとっても悩む悩む…。
（無理に買わなくてもいいのだけど）
でも、素敵な材料を手にしたら、何を作ろうかワクワクします。
前回は入らなかったのですが、向かいには帽子の材料の店舗があります。
ちょうど開いていたので、こちらも見せていただきます。
写真では本店と同じように見えますが、用途が違うので置いている材料が違います。
普通の手芸屋さんでは見ないような材料がたくさんありました。
帽子に付ける飾りも多種多様。
こんなものまで付けるの？っていうものもありました。
お洒落な帽子の完成品が飾ってありました。
いかにもフランスらしいですよね。（日本じゃちょっと被れないものも…）
ウルトラモッドを後にして、すぐそばの　パッサージュ・ショワズールへ。
そろそろお昼なので、昼食に良いお店を探してみます。
小雨が降っていますが、パッサージュは傘が必要なくて助かります。
めぼしいお店がなかったので、次のパッサージュへ。
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ
ここは床の装飾が素敵です。
少し工事中の所がありました。
開いている可愛いお店を眺め
素敵な本屋さんを通り過ぎ（お休みのようでした）
可愛いおもちゃ屋さんへ入ってみました。
ここでも食事のできるお店が見つかりませんでした。

パッサージュを後にします。
地下鉄3号線　Bourse　から一駅　Sentier　へ

手芸店　MAISON　SOJOU
日本でも取り扱っているお店は多いですが、一度実店舗を見てみたいと思っていました。
糸やリボンがずら～り。わかりやすく並んでいますね。
ここで、講習会も開催されるようです。
写真を撮った時には本が並べてありましたが、少し後に見たら本が片づけられており、机の上に何もなくなっていました。
このお店も種類が多すぎて、全部を見るのは難しい…。
ネットでも買えるものが多いので、あまり見たことのないものを中心に探してみます。
オリジナルのクロスステッチキットなども豊富です。
こんな大作、どれだけの時間を費やせば完成するのでしょうか？気が遠くなりそうです…。でも素敵だなぁ～。
欲しいものがありすぎましたが、厳選した結果、本やチャート、リボンテープなどを買ってお店を後にしました。
いったん、アパルトマンに戻り昼食＆おやつタイムです。
結局ランチのお店が決まらず食べずじまい…。

朝食の残りのパンと、スーパーで買っておいた「ボンヌママンのクリームブリュレ」をいただきました。
この後は、サンジェルマン地区へ行ってみます。

地下鉄10号線で　Mabillon　へ
少し歩いて見えてきたのは、サン・シュルピス教会です。

ノートルダム大聖堂に続く、パリで2番目に大きな教会です。
教会前の広場には大きな噴水があり、たっぷりの水を湛えていました。

「四人の枢機卿の噴水」という名前で、よく見ると塔の中に四方向を向いた枢機卿が座っています。私は枢機卿さんに気が付かずライオンさんばかりに目が行っていました。
中に入ってみましょう。
内部はとても重厚です。
見どころが書かれたパネルがあったので、それに従って見てみます。
入り口を入ってすぐ右手に、ドラクロワのフレスコ画
「天使とヤコブの闘い」
説教壇
金の彩色が豪華で美しいです。
日時計
オベリスクから南北を示す子午線が走っています。
礼拝堂
後光が差している母子像が息をのむ美しさでした。
パイプオルガン
世界最大級だそうです。
素敵な演奏が聴けることでしょうね。

前回来た時は、朝食前の時間調整で少し立ち寄っただけでしたが、じっくり見るととても見ごたえのある教会でした。
次の目的地へ行きます。
大通りを入った細い道は静かです。
とても良い雰囲気ですね。
のんびりと歩いて
サンジェルマン・デ・プレ教会までやって来ました。
パリ最古の教会の一つです。
先ほどのサンシュルピス教会と比べると、外観はシンプルでこじんまり、といったところでしょうか？
中に入ってみます。
外観からは想像できない、色彩豊かな内部です。
ステンドグラスはシンプル。
青、緑、赤、様々な色の装飾がなんともシックで素敵です。
色鮮やかなフレスコ画も描かれています。
像は聖フランシスコ・ザビエル
浮き彫りの彫刻が美しく心惹かれました。
観光客はあまり見かけなくて、地元の方の祈りの場という雰囲気でした。
サンジェルマン地区で有名な教会がもう一つあります。

ボンマルシェにやって来ました。
お店を通り過ぎて裏の方に回って、
ビルの谷間に入り口があります。
やってきたのは奇跡のメダイ教会。
ミサをしていたので、そっと入って、写真だけ撮ってそっと外に出ました。
教会に入る前にメダルを販売している売店を確認していたのですが、教会から出たら閉まっていました。残念ながらメダルが買えませんでした。
サンジェルマン地区で行きたかった所がもう一つあります。
da rosa
レーズンチョコが欲しかったのですが、売り切れだったのか、もうないと言われました。ここでもまた目的のものが買えませんでした。
こんな気持ちを回復させるには食べるに限ります。
お腹が空いたので夕食にします。
ちょうど目についたのが、Leon
レストランに入りましょう～。
カジュアルな雰囲気で賑やかな店内。
メニューは写真付きなので、指さしで注文できました。
ムール貝は、フレンチフライとバケット付き。
（写真に入ってない…）
白身魚のフライの乗ったサラダを頼みました。
ワインで乾杯です！

貝も美味しかったですが、底にたまったスープが濃厚で美味しかったです。バケットに浸していただきました。
アパルトマンに帰る前に、夜の凱旋門にやって来ました。
風が出てちょっと寒かったです。
地下鉄1号線でバスチーユ駅に戻りました。
1号線のホームを降りると、サンマルタン運河が見えるのです。
5号線では見られなかった光景です。

今日もよく歩きました。

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この旅行記へのコメント（2）

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sanaboさん 2019/06/26 18:21:29

焼きたてのバゲットとクロワッサン☆彡

madeleine chocolatさま、

朝一番でパン屋さんで買われたバゲットとクロワッサンが美味しくないはずがありませんね☆彡　今年はイギリスに行ってきたのですが、つくづくフランスのクロワッサンとコーヒーが恋しくなりました。　やっぱりフランスの食文化は凄い、って改めて思いました^^
「ギュスターヴ・モロー美術館」は初めて知りましたが、作品のみならず邸宅とても素晴らしい！　特にあの螺旋階段にはすっかり魅せられました。　たしかに「本当に上ってもいいの？」と思ってしまいそうですね(´艸｀*)　　サロメの絵にも見入ってしまいました。　レバーを引っ張って水を流すおトイレは古い映画に出てきそう…。
手芸店「ULTRAMOD」はお写真を拝見しただけで興奮してしまいました。　いつか行ってみたいなぁ♪　お帽子専門の店舗があるのもフランス(ヨーロッパ？)ならではですね。　「こんなものまで付けるの？」とはどんなものかしらと思いました(笑)
「MAISON　SOJOU」で買われたご本は作品集ではなく製品カタログのようなものですか？　購入されたおリボンを眺めながら何を作ろうかと悩むのも楽しいですね(^^♪
夜の凱旋門とサン・マルタン運河のお写真もため息が出るほど美しかったです✨
ロンドンにもいらしたのですね。　シャルトル編も楽しみです♪

sanabo

madeleine chocolatさんからの返信 2019/06/27 00:27:24

Re: 焼きたてのバゲットとクロワッサン☆彡

sanaboさま

こちらにも投票とコメントをありがとうございます。
フランスにはバゲットコンクールで賞を取ったような有名なパン屋さんもたくさんあるようですが、普通のお店で買ってもとても美味しかったです。（食べ比べていないので違いはわかりませんが…）焼きたてが一層美味しさを増してくれるのでしょう。
「ギュスターヴ・モロー美術館」の螺旋階段、とっても素敵でしょう？私も友人もこの階段に魅せられ、意見が一致して一番の訪問となりました。素敵な時間が過ごせる空間です。
手芸店「ULTRAMOD」は機会があればぜひ訪れてみてください。手芸好きなら絶対に興奮します。アンティークが好きな方ならなお一層興奮します。（私です）色々な発見があって楽しいですよ。
「MAISON　SOJOU」で買った本は、SAJOU商品の紹介と小物の作品集が一緒になったような内容でした。

旅行からもう2か月経とうとしていますが、旅行記なかなか進みません…。続編も頑張って仕上げるのでまた見てくださいね。
Sanaboさんは今年の旅行からもう帰って来られたのですね。昨年の続編と今年の旅行記も楽しみにしています。

madeleine chocolat

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