2019/04/29 - 2019/05/06
4723位(同エリア17044件中)
たくやさん
※長文です
飛行機はゆっくりと降下を続ける。
「名前がかっこよすぎる」という理由で、憧れていた、だけど一生行くことはないと思っていた、
シャルル・ド・ゴール空港へ。
どれだけ時間が経っただろう。
とうとう、来たんだな、パリに。。。。
一時はどうなるかと思ったけど、とにかく、無事にパリに到着できてよかった。
本当に、行き先を北京の天安門広場に変更することにならなくてよかった。
「モナリザ見せてよ!」
って言われたときに、
「まあ、だいたい同じようなもんやで。。。。」
って天安門広場の毛沢東の肖像画を見せるハメになるところだった。
結局、関西からの遅延した便を待っていた結果、北京からパリへの便が飛び立ったのは、定刻よりも1時間遅い14:30だった。
それからは順調に航路を進み、それ以上の遅れを出すこともなく、飛行機が着陸態勢に入ったのは、おおよそ19:30。
こう書くと、フライト時間は5時間のように思えるが、当然、時差というものがあるため、実際は11時間を超える。
それだけの長時間のフライト、当然、僕は景色よりも快適さを選んだので、窓際ではなくて通路側の席だった。
ただ、着陸態勢に入ったころ、いまだに睡眠を続けている隣人の隙間から、そっと窓を覗いてみる。
もう、すっかりと日も落ちているころだろう。
パリの美しい夜景が目に入るはず。
気分はまさにリンドバーグ。
翼よ、あれが巴里の灯だ。
・・・・・。
・・・・・。
明っ!
真昼間じゃねーか。。。。
時差の計算を間違えたか?
もしかしてまだパリは昼の3時くらいなのか?
そんなはずはない。
高緯度のヨーロッパでは、日本に比べ、日没時間が異常に遅い。
北欧では太陽が一晩中沈まない白夜さえ起こる。
パリではさすがにそれはないが、パリの19時台の写真は、知らない人が見ても、真昼間にしか見えないだろう。
事前に知っていたことだが、それでも改めて自分の目で、19:30のパリの空を見ると驚きを隠せなかった。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
飛行機はそのままスリップすることもなく、無事に着陸。
そしてすぐに入国審査を終え、荷物を引き取る。
今回の旅において終始、『幸運』というか、『意外』だったのは、どこもかしこも、その混雑具合が当初の予想と比べ、著しく穏やかだったこと。
確かに、、、ゴールデンウィークっていうと、世界中が大混雑っていうイメージがあるけど、
よくよく考えてみれば、日本のゴールデンウィークって、ヨーロッパでは、何の変哲もない、ただのド平日(爆
1時間くらいはかかるだろうと想定していた入国審査についても、ものの5分ほどで終わった。
受託荷物のコンベヤについては、まるでこれまでの不運を覆すかのように、一番に僕の荷物が出てきて、思わず目を疑う。
順調も順調。
・・・・・さてと、ここで悲しいお知らせをしようか。
これから先、特に目立ったトラブルは、無い(←
もともと、僕が旅の準備にかける時間というのは、一般人のそれをはるかに凌駕する。
だいたい一つの旅、一つの日において、プランA~プランCくらいまでは作るし、
今回だって、
・ストがあった
・デモがあった
・寝過ごした
・雨が降った
・電車に乗り遅れた
・足が折れた
と、ありとあらゆるケースを想定しては、万全のプランを組んでいた。
だから、たいていのことは、何とかなるし、そもそもトラブルなんて、発生しない、させない。
ただまあ、「乗務員の休憩」というのは想定外というしかないが、それでも咄嗟に、プランZ(北京100%)を立案してしまう。
だから、ネタフリでもなんでもなく、これから先は、目立ったトラブルなどなく、あらかじめ完全に精査したプランを愚直に実行するだけだ。
僕の身に降りかかる不幸を楽しみにしている人にとっては、ある意味、退屈な旅行記になるかもしれない。
その点を念頭に置いて、ご覧いただきたい。
だから、決して、ネタのために、トラブルを求めているわけでも何でもないのだが、
ありとあらゆる旅行ガイドで、「治安の関係でおすすめしない」と言われている、空港線(RER B)に何のためらいもなく乗車し、
「必要がない限り出歩くな」と言われている、パリ北駅に、あろうことか、夜間に到着し、
スーツケースをゴロゴロ転がしながら、
立地条件は最高のはずなのに、治安のために、「絶対に旅行ガイドに紹介されない」、パリ北駅すぐのインド人街のホテルに宿を取り、
観光スポットではあるものの、治安のために、「タクシーで行け」と言われている、ムーランルージュに徒歩で向かったが、
うん、なんもなかった。
なーんにも起こらなかった。
さて、今、さんざん、「治安、治安」って書いたが、パリという街は、僕がこれまで旅した街や国、、、、
まあ、台北なんかは論外としても、
東南アジアの、タイや、ベトナムと比べても、
そのイメージに反し、ダントツで治安が悪い。
本当に、いかに、日本のメディアが、パリの、「良いところ」だけを伝えてきたかが分かる。
そしてパリ自身が、究極の"自己ブランディング"によって、自身を世界最高の観光地へと、仕立て上げたか。
そのあたりを、「パリ北駅」を中心にご紹介したい。
この駅からすぐのところにホテルを取っているため、今回の旅行の活動の拠点となる。
パリ北駅。
僕が今回の旅行を決める前から、その名前は知っていた。
この駅が有名なのは、主に3つの理由がある。
まず、その規模。
この駅は、なんと、世界第24位の利用者数を誇り、日本を除けば、世界一、利用者が多い駅だ。
・・・・・・。
わかった?
もう一回、言うよ
この駅は、なんと、『世界第24位』の利用者数を誇り、『日本を除けば世界一』
これは有名な話なので、知っている人も多いと思うが、
【"世界"の駅の利用者数ランキング】
1 新宿(日本)
2 渋谷(日本)
3 池袋(日本)
4 梅田(日本)
5 横浜(日本)
6 北千住(日本)
7 名古屋(日本)
8 東京(日本)
9 品川(日本)
10 高田馬場(日本)
11 難波(日本)
12 新橋(日本)
13 天王寺(日本)
14 秋葉原(日本)
15 京都(日本)
16 三宮(日本)
17 大宮(日本)
18 有楽町・日比谷(日本)
19 西船橋(日本)
20 目黒(日本)
21 大門・浜松町(日本)
22 上野(日本)
23 押上(日本)
24 パリ北(フランス) ←ここ
ありがちな補足だけど、日本のランキングやないで。
世界のランキングやで。
まあ、今は、ヨーロッパの旅行記なんで、日本の駅の異常さを語る前に、この駅が、「日本を除けば」世界一だという事実を覚えておいてほしい。
そして、もう一つ、
【世界で最も美しい駅ランキング】
1 アントワープ中央駅(ベルギー)
2 美麗島駅(台湾)
3 セントパンクラス駅(イギリス)
4 サザンクロス駅(オーストラリア)
5 アトーチャ駅(スペイン)
6 金沢駅(日本)
7 ユニオン駅(アメリカ)
8 パリ北駅(フランス) ←ここ
9 チャトラパティ・シヴァージー駅(インド)
10 クアラルンプール駅(マレーシア)
このランキングは諸説あるが、だいたい、アントワープ中央駅が1位で、パリ北駅もだいたいトップ10入りしている。
いかにもヨーロッパという、宮殿風の建築に、各都市をイメージした、女神像がずらりと並ぶ。 -
さらに駅前には現代的なモンスターのモニュメント(?)も設置され、インスタ映えにも事欠かない。 -
パリの中心ともいえる駅がこれだけの美しさ。
それなのにだ。。。。。
世に出回っている、ほとんどの旅行ガイドで、奇妙なほど、この駅は紹介されていない。
いや、よく見ると紹介されている。
主に、「治安情報」「近づくな」というページに。。。。爆
それこそが、この駅が有名な、3つめの理由。
「パリ北駅」とグーグルで打ち込んでみてほしい。
次に、何がサジェストされるか。
「タクシー」やら「構内図」やら、ありがちなものは当然として、
「利用者数」やら「美しい」やら、そんな先ほどのポイントに繋がる情報はまず出ない。
出てくるとすれば、
「パリ北駅 治安」
「パリ北駅 危険」
「パリ北駅 深夜」
グーグル先生が、そしてこれまでの先人たちが、全力で警告している。
「近づくな」と。
いざ降りたってみると、よく分かる。
だって、夜のパリ北駅の周辺って、、、、
インド人と黒人しかおらんで?(←
まじで。
白人、一人もいない。
おいおい、本当にここはヨーロッパ、ましてやパリか?
まあ、確かに、黒人やインド人が多い → 治安悪い
というのは、ひどい偏見かもしれないし、
実際そうだ。
別にスリにあったわけでも、恫喝されたわけでもなければ、単に「Hey」って話しかけられることすらなかった。
「何も起こらなかった」のに、「危険」と評するのはひどい話だ。
ただ、これほどの、「インスタ映え」スポットなのに、
誰一人として、立ち止まって写真を撮ってる人がおらず、
そして僕も、のほほんとカメラを渡して「写真撮ってください」って言えるような雰囲気の人も駅の周囲には誰もいなかった。
明らかに我々とは体格が違う黒人の方々が、壁にスケボーを立てかけては、タバコを吸ったり音楽を聴いたりしながら、じっと、こちらを見ている、、、、気がする。
その雰囲気は、深夜のコンビニ前でたむろしてる日本のヤンキーに比べても明らかに異質。
とてもじゃないが、「すいまーせん、写真撮ってください♪」って言える相手ではない。
数少ない、僕が「記念撮影」を断念した場所である。
ぼっち旅の敗北。。。。
先ほど、パリの自己ブランディングについて触れたが、もう少し、このパリ北駅周辺についても手を加えたほうがいいのではないだろうか。。。。
路上はタバコの吸い殻とゴミだらけ、
レンタル自転車はボコボコになって積みあがっているし、
ありとあらゆる壁・ガラス・シャッター・消火栓に、スプレーの落書きが目立つ。
「美しい駅」から一歩目を背けただけで、そこは際限なく、インド商店(インド料理店やらインド音楽店、サリー衣裳店)が、軒を連ねている。
別にインドが悪いと言っているわけじゃないが、日本でも由緒ある神社仏閣の参道に、
ドンキホーテやらダイコクドラッグやらがデカデカと並んでいると台無しだろう?
本当に、どうして、こうも見事に、世界で最も美しい駅の一つを、葬り去るかね。。。
パリの玄関口をして、「どこが花の都やねん!」っていうツッコミしか沸いてこない。
ただ、「玄関口」といっても、交通の玄関口ではあれど、観光の玄関口では決してない。
つまり、「ありがち」なパリ観光においては、基本的に通る必要がない駅だ爆
誰しもが思い浮かぶ、エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館、(今は行けないが)ノートルダム寺院などは、
パリの洗練された都市計画により、セーヌ川両岸にほぼ密集しているため、
基本的にこのパリ北駅で乗り換え。。。。という必要は全くない。
そしてこのパリ北駅、確かに駅自体は綺麗だが、その周辺に何か観光名所があるわけでもない。
つまり、普通の旅行者は、あえて言えば、「来る必要はない」駅であり、
そのため、多くのガイドブックでは、地図にさえ掲載されていない爆
これはかなり異常なことで、例えば、「大阪」という旅行ガイドなのに、「大阪駅」が掲載されていないようなものだ。
ひとえに、駅そのものと、その周辺の治安の悪さ故。。。。
それならば、なぜ僕は、そんな危険な駅の近辺にホテルを取ったのか。
・・・・まあ、そのあたりの理由は、(別に大した理由でもないけど)、次回以降に紹介する。
そんな物騒な地域を、ガラガラとスーツケース引いて、ホテルへ。
ああ、先ほど、真昼間のように明るい。。。と書いたが、さすがにそれから1時間以上経っているので、日は暮れてる。
パリの日は沈みだしてからは早い。
ものの1時間ほどで、真昼間 → 深夜なみの明るさの変化を見せる。
とはいえ、何のトラブルも起こらない。
ホテルに到着。
リコンファームもしてないが何の問題もなくチェックイン。
部屋へ。
広い。
問題なし。
時刻は22:00。
場合によっては今頃は北京の空港で次の便の搭乗を待っていたのかもしれないな。。。
と思うと、感慨深くなる。
さて、長旅の疲れもたまっていることだし、こんな遅い時間から出かけるような観光スポットもない。
おとなしく寝るとするか。。。。
・・・・・ってならないのが、たくやさんの一人旅である。
早く着いて体力も残っていた場合の「自家製ひとりオプショナルツアー」を決行。
こんな夜に行っても楽しめるところがないって?
あるんだよね。
夜だからこそ楽しめるところが。
パリを代表する歓楽街であり、キャバレー。
その名も、『ムーランルージュ』
『緋色の風車』だ。
某幻想楽団が好きな人と、某ロマンシングサガが好きな人はビビビッと来るに違いない。
そのどちらも好きな僕はビビビッと来たよ。
映画?うん、見たことない。
キャバレーというと、今の日本では、お姉さんと一緒にお酒を飲むところだろうけど、
本来の意味は、ダンスなどのステージパフォーマンス付きのレストランのこと。
とはいえ、いかがわしい響きが全くないかと言われるとそうでもなく、やはり「夜間は行くな」スポットになっている。
それでも、鮮やかなネオンサインで象られる真っ赤な風車は、やはり日中よりも夜のほうが映えるというもの。
「夜間は行くな」と言われても、フレンチカンカンと言われる、足上げダンスは、れっきとした観光スポットだし、実際、日本人のお客さんも多い。
だから、厳密にいうと、「夜間は行くな。行くならタクシー」というのが定石らしい。
まあ普通に歩いて行ったけどね(←
ホテルから1.5kmくらいだし。
「パリ北駅」も「ムーランルージュ」も、ともに「治安に要注意」の地域だけど、
ムーランルージュのほうはというと、まだ「観光地」の風貌が見て取れる。
実に多くの人がムーランルージュを背景に写真を撮っている。
これと比べるなら、いかに「パリ北駅」が異常かが際立つ。。。。笑
同時に、ここは某幻想楽団と某ロマンシングサガの聖地だが、この2つのファンがこんなにも世界に多いのかと驚かされる。
僕もとりあえず写真をパチリ。 -
中には入らないよ。
治安どうこうの問題よりも、めっちゃ高い(1ステージ、2万円くらいする)
外から建物を撮るだけで十分。
思うに、このムーランルージュが「治安に注意」なのは、その対象となる客層にもよるのではないだろうか。
日本でキャバレーというと、エロ親父が行くイメージが強いが、本場のキャバレーは、宝塚にも近いその華やかなステージはむしろ女性のほうが惹きつけられるはず。
だからあくまで女性を対象として、「夜は治安に注意」なのかもしれない。
で、この地域には、もう一つ、女性を強く惹きつけるところがある。
ムーランルージュからほんの100mほど北上した地点にあるカフェ。
「カフェ・デ・ドゥー・ムーラン」
どんなカフェなのか、一言でいえば、
「アメリのカフェ」
そう、あのフランスを舞台にした有名な映画『アメリ』で、主人公アメリが働くカフェの舞台となったのがこちら。 -
僕はというと、何を隠そう、「アメリ」と言われれば、頭の中に「すち子」と「片桐はいり」が思い浮かぶほどのアメリファン。
(つまり一度も見たことない)
この映画の象徴ともいえるクレームブリュレ(見たことない)を注文し、
表面の香ばしいカラメルを、パリパリと音を立ててスプーンで割れば、気分はもうアメリ(見たことない) -
パリパリと・・・・(ドドドドドドドドドド)
音を立てれば・・・・(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)
・・・・・・・・・・・(ガッガッガッガッガッガッ)
聞こえねえよ!
どうしてこう、開店中に、本気で内装工事するかね。
さすがフランス、、、というか外国。。。。
客が食べている横で平気で床面の斫り工事やってる。。。。
このカフェにはアメリに会いに来た、、、、までは言わないが、せめてもう少し、若くて可愛い女性店員がいればいいものの、
実際におったのはテキサスのダディとの再会を彷彿させる、ガタイの良いオッサン店員と、
エンドレスで掘削工事を続ける業者だけだった。。。。 -
さて、時刻は23:00を回っている。
あまり初日から飛ばすものでもないし、明日も5:00起きだし、そろそろホテルに戻ろう。。。。
ようやくたどり着いたパリ。
時間はまだまだたっぷりある。
ゆっくりとフランスを堪能しようではないか。
とはいえ、明日はベルギーだ・・・(←
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