天国の島・カリムンジャワを目指して！【３】～タマンサリ・クラトン。そしていよいよカリムンジャワへの出航地ジェパラへ

2019/05/07 - 2019/05/21

５月１１日
水の宮殿タマンサリとクラトン宮殿を見学しました。
意外に面白かったのが、タマンサリ周辺の迷宮のような街並みとそこにあった「Siapkan Karcis Sebelum Masuk」
最初はハマム(公共浴場)かと思ったけど。。なんなんでしょうか。。。

５月１２日
いよいよカリムンジャワに向かいます。
ジョグジャカルタ→セマラン [3hr/Bus]
セマラン→ジェパラ [2.5hr/Bus]
カリムンジャワへの高速フェリーはジェパラ発９：００。
ジェパラに前泊です。

【旅程】
5/7 13:25 長沙(中国)→ 22:30 ｼﾞｬｶﾙﾀ ～空港ｶﾌﾟｾﾙﾎﾃﾙ 泊
5/8 9:45 ｼﾞｬｶﾙﾀ → 11:10 ｼﾞｮｸﾞｼﾞｬｶﾙﾀ (泊)
5/9 ﾎﾞﾙﾌﾞﾄﾞｰﾙ遺跡 ～ｼﾞｮｸﾞｼﾞｬｶﾙﾀ (泊)
5/10 ｼﾞｮﾝﾌﾞﾗﾝ洞窟 ～ｼﾞｮｸﾞｼﾞｬｶﾙﾀ (泊)
■5/11 ﾀﾏﾝｻﾘ・ｸﾗﾄﾝ宮殿 ～ｼﾞｮｸﾞｼﾞｬｶﾙﾀ (泊)
■5/12 ｼﾞｮｸﾞｼﾞｬｶﾙﾀ→ ｾﾏﾗﾝ → ｼﾞｪﾊﾟﾗ(泊)
5/13 ｼﾞｪﾊﾟﾗ → ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/14 ｱｲﾗﾝﾄﾞﾎｯﾋﾟﾝｸﾞﾂｱｰ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/15 ☆ビーチ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/16 Kecil島 ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/17 ☆ビーチ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/18 ☆ビーチ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/19 ☆ビーチ ～ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ (泊)
5/20 ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ→ ｾﾏﾗﾝ→ ｼﾞｬｶﾙﾀ (空港ｶﾌﾟｾﾙﾎﾃﾙ泊)
5/21 7:00 ｼﾞｬｶﾙﾀ → 20:30 長沙(中国)

エリア ジョグジャカルタ(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月１１日
この日は、タマンサリ宮殿とクラトン宮殿です。
ホテル近くのトランスジョグジャ停留所から２Bで行こうと思っていたら、停留所のお兄さんは９Bだと言うので、９Bで行きました。
例の如く、車掌さんに伝えてくれるので、車掌さんは降りる場所を教えてくれます。

トランスジョグジャの経路は、２Bがタマンサリの正面側、９Bは裏側を走ります。
距離は９Bの方が近いのですが、裏側から迷路のような道を通って、ぐるっと正面まで回らないとなりませんでした。
でもそのおかげで、タマンサリ周辺には迷路のようになっていることを知り、「Sumur Gumuling」という不思議な建造物も見ることができたのです。

トランスジョグジャを降りて、タマンサリの方向を示す標識に従って進みます。
途中からは、入り組んだ住宅街の細い道です。

道は迷路のようにいくつも枝分かれしているので方向感覚もなくなります。
すると、この先から、なんとも不思議な音が聞こえます。
風呂場（大浴場）の話し声のような響きです。

話し声の源はこれでした。
私は直感しました。
「ハマムだ！」

ハマム(公衆浴場)がインドネシアにあるかどうかは知りませんが、同じムスリムの国モロッコやエジプトにハマムがあることは知っています。

「パブリックバスに入りたいか？」
突然ですが、私は相方に聞きました。
私は入りたいのです。

ハマムには、入ったことも見たこともないのです。
そして、この窓からは女性の声も聞こえてきます！

「。。（混浴だ！）。。」

しかし、突然の問いに対する相方の応えは

「ＮО」
。。。。。

「これ、パブリックバスだと思うんだよねえ」

混浴の浴場だと思っている私は窓の中を覗いたりはしません。
後から入ればいいのだから。
私は入る気満々です。

ところが、入口が見つかりません。

いったい、どうなってるの！？
完全に迷路、迷宮に迷い込んでしまいました。

学生のような娘達がいたので、聞いてみますが、英語がほとんど通じません。
「あっちにある、こんな形の、こんなやつ。ありゃ、いったいなんだい？」
「。。？。。？」(￢_￢)

「あっちのね、こんなやつ。パブリックバスかな？　ハマム？」
「。。。？？ 」(￢_￢)

全く伝わらないので、先ほど撮った窓の写真を見せる。

「これに、入りたいんだ。これの入口はどこにあるのかな？　入口！　入口　エントランス！」

「（〇〇のことじゃない？　ばかねえ）ここよ」(^｡^)

「ほえ？　ここ？」(　ﾟдﾟ)

彼女たちが座っている階段の奥だと言うのです。

「シュクラン！」σ(^_^;)
間違えた。。。なんだっけ。。。忘れた。。

「サンキュー」(^_^)

「きゃははは。。は」（＾Ｏ＾）

彼女たちの横の階段を上がって、少し先の階段を降りると、なにやら不気味な入口がありました。

「これか。。。」

ところが、入口には男がいて、
「チケット！？」

「へっ？　チケットいるの？　どこで買うの？」
言葉通じません。。。
撤退。。。
娘たちに聞きましょう。

「チケットが無いから入れないよ」

「。。。。？？」 (￢_￢)

「チケット！　チケット何処で買うの？」

「。。。。？？」 (￢_￢)

諦めました。。。(-_-;)

「タマンサリはどこ？　タマンサリ！　タマンサリ！」σ(^_^;)

「タマンサリ？　タマンサリはあっちよ！ あっちあっち！」（＾◇＾）

「あっちね。了解。タマンサリに行くよ」

思い出した！！

「テレマカシー！」(^.^)/~~~

「きゃははは。。(バカなおやじ！)」
（＾Ｏ＾）

どこの国の娘も、このお年頃はコロコロ笑いますね(^_^)

とにかく言われた方角に進みます。
ぐるっと回ってようやく入口。。
さすが宮殿ですね、城壁に囲まれています。
だから、城壁をぐるっと回って、入口門からじゃないと入れないのです。
（と思っていたら、帰りは裏（横？）から出れました。。。）

先ずは、チケットを買います。
タマンサリの入場券でしょうねこれ、15,000Rpです。
入場時間は9:00～15:00になってます。
これが事実でしょうね。
ホテルのレセプションでは～14:00って言ってました。

ところで、あの謎の建造物のチケットはどこで買うのでしょうか。。。

それじゃあ、入りますか、
タマンサリ。

水の宮殿・タマンサリか。。
なんとなく寂しいなあ。。。

その理由は。。。

前写真は右側の噴水
そして、こちらが、左側。
水がありません。
工事中でした(^_^;)

実は、だいぶ後（カリムンジャワに行ってからの５月１５日頃）まで知らなかったのですが、ラマダン期間だったのです。
ジョグジャカルタでは朝から食事もガンガン食べてたし、夕食ではビールも全く困らなかったから、ラマダン期間だとは思ってもいませんでした。

ただ、街中でラマダン（Ramadhan ?）の文字が描かれた垂れ幕は何度も見かけてはいました。
そういう国なんだと思っていて、ラマダン期間のこと頭に浮かびもしなかったのです(-_-;)

王様は、この階段の上の部屋の

この窓から、水浴びをする女性たちを眺め、選び出した女性を。。

ここに呼んだということです。
(これはベッドです)

でも、水浴びする女性たちは、王様が覗いていることは当然知ってたよね。

さて、それでは、先程の”ハマム”に向かいましょう。

「また、入口から出てぐるっと回るのか。。。、何処かに出口はないのかなあ。、」
とウロウロしていると、怪しいおじさんが、「どうした？」
「ここに行きたい」と例の銭湯の窓写真を見せると、「おーおー、こっちだ！」

横から出られました。
更に、”ハマム”まで道案内するというのですが、丁重に強力にお断りして自力で向かいます。
多分、ほんとに親切な人なんだと思いますが、いろいろめんどくさいと困るので。。。

迷路のような道を方向だけ頼りに進みます。
明るいので迷路のような道は楽しいです。

そして、なんとか到着。
先程の娘たちはもういませんでした。

”ハマム（公衆浴場）”だと思っていた建造物。
こんな看板があります。

【Siapkan Karcis Sebelum Masuk　[Sumur Gumuling]】

なんでしょうか。。Masuk ってモスクじゃないよねえ。
形がモスクとは全然違うし。。

何はともあれ、再突入。

入口のおじさんに、タマンサリのチケットを見せてみる。

おや！？　

タマンサリのチケットの端を千切って入れてくれました。

これもタマンサリの一部なのか？

入口を入ると、暗い階段を下りて、しばらく暗い廊下を進みます。
これが、最初に見た"ハマムの窓”だと思った建造物と入口がだいぶ離れている理由です。

暗い廊下を進みきると、写真のように明るい場所に出ます。
中央が明るく広場のようになっており、ドーム型の天上は開いているのです。
その周囲を、ドーナツ状に廊下が周っています。
廊下の外周側にはいくつも小さな部屋のようなものがあるのですが、暗くて気持ち悪く、そもそも、この建物がなんなのかわからない時点で、墓とかなら嫌なので入りませんでした。

でも、この外周廊下には、最初に見た格子の窓はありませんねえ。

さて、中央はどうなっているのかというと、小高いステージのようになっています。

そして、この方達。。。
タマンサリでも。。。ここでも、延々とポージング写真を撮ってました。
中国人並みに長時間の場所占領お構いなしです。
インド人？
記念の衣装を着た旅行者なのか、プロのモデルなのか。。。

女性一人だけが、こっちを見ています。
この女性、プロのモデルなら、後で「どこ見てんだ！」って怒られたかもね(^_^)

ということで、中央の舞台は空かないので、２階に行きます。
すると。。
格子窓がありました！

ここが１階なんですね。
先程の暗い円周は地階ということです。

しかし、結局これは何なのか、わかりませんでした。
その後も調べてないので、未だに何だか知りません(^_^;)

まだやってますね。

次はクラトン宮殿に向かいます。
こんな道を歩いて、先ずは大通りに出てみると、バイクトゥクトゥクがいたので、乗って行きました。(20,000Rp)

クラトン宮殿の入場券は15,000Rp。
写真撮影券が1,000 Rpです。

「チケットをお見せくだされ」
「はい、これですね」
「おぬしが、着ているのはインドネシアのものじゃろう」
「はい、ボルブドゥールで買いました。涼しいですけど、ちょっと失敗しました」
「なんじゃね」
「Lサイズを選んだんですが、胴回りが少し小さいんです」
「ははは、おぬしの腹が大き過ぎるのじゃよ」

とまあ、こんな会話は。。。ありません。

旅行記を読んでいたので、短パンでは入れないことを知っていました。
もしかすると、短パンはここでストップされるのかな？

「あのおじさんにも、挨拶しなさいよ」
私は、人形と知っていますが、Maさんは知りません(^_^;)
「ひやー、人だと思った～！」

魔除けか。。。？

そして、これ。
「あれれ？　時間が悪かったか？　熱帯魚さんの旅行記(今年2月)では昼間演奏してたよなあ。。」

近くに、関係者らしき人がいたので
「今日は演奏しないんですか？」
「今はラマダンだから・・・」
「そうですか、ラマダンなんですね」

と実はこの時、しっかりと「今はラマダンだから・・・」と聞いているのです。
そして、Maさんにも
「いつもはここで演奏するんだ。　触っちゃだめだぞ！　今日はラマダンだから演奏はないんだ」
と伝えたのに。

そもそも、ラマダンの意味も知っているはずなのに、後日カリムンジャワで自分たちがラマダンの洗礼を受けるまで、ラマダンが全く頭に入っていなかったのです。

「あっそう。ラマダンなんだ。。」てな感じ。
（意味わかってない(-_-;)）

暑さのせいかなあ。
ここでも、知ったかぶりして、私は何か説明してますねえ。
ところが。。。

後日この写真を見せられて。
「きれいだなあ、これどこ？」
。。。って、

あんたの頭の上にあるじゃん！！

暑さのせいかなあ。。

黄金の財宝をいろいろ見て。。

立派な建物を見て。。。
宮殿終了です。

見学客は西洋人団体の他にインドネシアの多分中学生か高校生の団体がいる程度で、混雑はありませんでした。

帰りはホテルまでてくてくと歩いたのです（茶色線）。
ところが、クラトン・タマンサリを囲む広大な一帯は城壁（青線）で囲まれていました！

こんなこと、地球の歩き方とか見ている人には常識なんだろうなあ。。
Maps.Meしか見てなかった私は、ぐるっと出口（赤↓)まで回らなければなりませんでした。。。(-_-;)
（Maps.meには城壁表示無し）

ジョグジャ最後の夕食です。
連日夕食に行った通りに、ムスリムカントリーでは珍しい「豚肉専門店　Poka Ribs」があるとのネット情報を頼りに探してみると。。。地図表記点にはなく、周辺で聞き込みをすると、「１丁西へ移転した」と。
ところが、ありません。
その辺で聞いてみると、「あっち(元の場所)だ」と。。
こういうことは、たまにありますよね。。。諦めます。

そして、行ったのは「ViaVia」。
こちらも、ネット情報では評判です。
インドネシア料理は毎日日替わりで１種類しかありません。
他は一般的な西洋料理でした。

この店は、私達の滞在中毎夜８時からJazz Liveがあると告示されていました（私達の夕食はいつも早いのでLiveは見ていません）

５月１２日(日)
いよいよカリムンジャワに向けて出発です。

行程は、
(1)ジョグジャカルタ→スマラン [バス3時間]
(2)スマラン→ジェパラ [バス2時間]
(3)ジェパラ→カリムンジャワ [高速フェリー]

事前のネット調査では
　　[ジェパラ発]
月…低速船・高速船
火…高速船
水…低速船
金…低速船・高速船
土…低速船・高速船
低速船=５時間、高速船=２時間

　　[ｶﾘﾑﾝｼﾞｬﾜ発]
月…高速船
火…低速船
水…高速船
木…低速船
金…低速船
土…高速船
日…低速船・高速船

混んでいて当日券では乗れない可能性があるということで、事前にネット予約。
空いているだろう月曜日行きを選択していたのです。
全ての日程は、この１３(月)のフェリー乗船から組んでいきました。

月曜発は９時なので、ジェパラで前泊か、ジョグジャを前夜11時頃出発するチャーターバスで当日６時着する必要があります。
私達は、前日昼間にバスで行き、ジェパラで前泊することにしました。

５月１２日(日)
ホテルを出たのは９時頃かな。
トランスジョグジャ２Bで、ジョンボールバスターミナルまで行きます。
そして、これが、スマラン行きバス。
立派で快適なエアコンバスです。
切符はバスの中で購入で、40,000Rpでした。

スマランまではちょうど３時間。
切符を買う時に「ジェパラに行くのか？」と聞かれるので「ジェパラ」と言っておけば、ジェパラ行きのバスの路上発車場(Maps.me では Terminal Terboyoとなっているが建物は無し)で降ろしてくれます。

スマランのジェパラ行きバス乗り場。
ターミナルの建物はなく、数軒の店とバスが並んでいるだけの場所です。

ここで、「ジェパラ！」と言えば、ジェパラ行きバスが出る時に「これに乗れ！」と教えてくれます。

スマラン→ジェパラのバス

ジェパラ行きのバスに乗って出発を待っていると、突然この子がバスの中で歌い出しました。
ちょっとおでぶちゃんのなんとも可愛い子です。
歌い終わると、何か文字が書いてある封筒を配り出しました。
おひねりをよろしくということです。
誰もお金を入れてませんでしたが、私達は10,000Rpづつ入れてあげました。
この子は停車場の横の店の子なのです。
私はバスの窓から見ていました。
封筒中身ををお母さんに見せていました。
私は喜ぶだろうと思っていたら、この表情。
お母さんに「もっと頑張りなさい！」とでも言われたのでしょうか。

ジェパラ行きのバスは、３０分毎位に出ているようです。
始発場所で、すぐに乗ったので座れましたが、すぐに満員です。
２時間かかるので、座れなければ次のバスにした方が賢明ですね。

エアコンも無いオンボロバスですが、料金はジョグジャ－スマランより高い50,000Rpでした。

私はMaps.meのGPSを見ながら、宿泊するホテル(GECHO IN Jepara)の近くで降りました。

ジェパラは観光するつもりないし、翌朝のために港徒歩圏内の安ホテルにしようかとも思ったんだけど、あまりにもレビュー悪いし、部屋写真も良くないので、港からは少し離れているけど、安くてレビューがいい「GECHO IN Jepara」にしました(355,500Rp/2700円 朝食付)。

私達は、ハノイではGecho restaurant 大好き人間です。系列かなあ。、

広いしエアコンもWi－Fiも良好です。

バスルームも合格点

ホテルの周りをちょっとウロチョロしたけどレストランが少しあるだけで、何もないので、ホテルのレストランで夕食にする。
ホテルのレストランは広い。
けど、宿泊客も多分私達以外２組位と思われ、誰もいません。

レストランのメニューは、ハノイのGechoと似たようなもの、所謂日本のファミレスみたいな料理なので、私達に合っているのです。
写真の料理にBintang Large(50,000Rp)２本飲んで、275,000Rp/2090円。

ついでに、翌朝(5/13)の朝食も載せておきますか。
確か４種類位から選べたような気が。。。
私はアメリカン、Maさんはチャーハン。
この他にフルーツが出ました。

港までは、1.6km。
前日に聞いたら、「タクシーで５分、朝呼べばいい」と言うので、朝呼んでもらったら、「ただいま空車無し！」。。。

チケット業者から指定された時間は港の食堂に８時。
まあ、時間の余裕はあるし、歩いても30分位だから、歩きながら、タクシーかトゥクトゥク探すことにして出発すると、すぐトゥクトゥク見つかったので乗車(30,000Rp)。
８時前には港に着いてました。

本編はここまで。
次編からは、カリムンジャワ編スタートです。