2019/05/10 - 2019/05/12
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ワンダラーさん
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10連休も明けて静かになった奥会津から表磐梯を通って猪苗代湖、さらに泉崎へ。
早春の山里を訪問し、残雪に輝く山々や、満開の山桜などをながめる温泉とドライブの旅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
国道289号線はJR只見駅近くで252号線にぶつかり、そこから只見川本流沿い少し下ったところにある大塩温泉は、珍しい炭酸泉だ。
10年ほど前に来たときは、ある季節だけ川沿いに湧くという野湯で、地元の方に使わせていただいた。
今回は共同浴場が建っていた。入口に階段があり、下の階に行くスタイル。 -
大塩温泉近くには、炭酸水をボトリングしている工場があり、その脇で、誰でも蛇口から炭酸水が飲めるようになった場所が公開されている。
サイダーのように甘くて冷えたものではないので、期待したほどは美味しくない。 -
炭酸水の由来が書かれている。何と明治時代にはドイツに輸出したとあるのには驚く。
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大塩温泉から只見川沿いに国道252号を下って行くと、JR只見線の会津中川駅のほど近くに中川温泉がある。
温泉と言っても、現在、入浴できる施設は、「老人福祉センターゆうゆう館」のみとなっており、道の駅などに日帰り温浴施設が未開設なのは残念だ。
「老人福祉センターゆうゆう館」で入浴(一般は300円。今回は雑誌温泉博士の温泉手形で無料。)させてもらったが、緑色ともいえるは泉質はナトリウムを含む硫酸塩・炭酸水素塩泉で、かすかに金気臭漂い効きそうな感じ。 -
中川温泉から東に、只見川沿いに252号線をさらに下っていくと会津盆地に出て、盆地を東西に結ぶ幹線道路の国道49号線に達する。
この49号に面して、「道の駅にしあいづ交流物産館よりっせ 」が開設されている。新しくリニューアルされた施設で、平地なので駐車場はゆったりとつくられ、停めやすい。
東には、はるかに会津の象徴である会津磐梯山を望まれる。 -
49号線は会津若松の街に回って行くので、猪苗代に直行する県道33号線経由、県道7号線で表磐梯の山麓に向かう。正面に磐梯山が迫って来る。
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磐梯山の眺望が一番良い場所に、比較的新しい「ばんだい」の道の駅が開設されている。
丘陵の傾斜地のため、駐車場にはゆとりがないが、その分コンパクトにまとめられている感がある。雪深い地方のせいか、建物の中にイベントスペースがあり、訪れたときは唄を歌っていた。
駐車場からは、爆裂で残った尖った山頂と残雪が、眼前に迫って来る。 -
次に表磐梯の「緑の村」に立ち寄る。
狭義では、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館、創作体験館わくわく、釣り堀、バーベキューハウスなどで構成されているが、一般財団法人猪苗代町振興公社が経営するらしい町営磐梯山牧場や、観光農場、魚のつかみ取り、キャンプ場などを含まれるらしい。
昔、沼尻温泉を走っていた軽便鉄道がなぜかここに保存店されている。 -
緑の村の上には、町営の磐梯山牧場が広がる。町営磐梯山牧場には、ソメイヨシノの桜並木があるがもう5月なので散っている。
しかし白樺並木の眼下には、猪苗代湖の眺望が広がる。花見時以外は、何もないような高原牧場が、ここの良さであろう。 -
磐梯山牧場上部の昭和の森(昔の天鏡台)なども緑の村のホームページ「緑の村日記」に登場しているので、緑の村の範囲なのだろう。
ここは猪苗代湖畔を走る国道49号線の天鏡台交差点からまっすぐ北に磐梯山麓を登っても来られる。
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館などの中心施設の上部の牧場をさらに登ると昭和の森区域に入る。白樺の白い幹と緑に、遅咲きの山桜の取り合わせがきれいだ。 -
昭和の森区域の上部が、天鏡台とよばれる展望台になって、磐梯山と猪苗代湖が一望できる。
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天鏡台展望台には八重桜の並木があり、丁度満開だ。
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天鏡台からまっすぐ南に下ると国道49号で、東側の少し北に入ったところに「道の駅 猪苗代」がある。
駐車場は広大で、段差がなく使いやすいが、レストランなどが早く閉まってしまうのが玉に瑕。フードコートはせめて20時まで営業してくれると嬉しいのだが。 -
「道の駅 猪苗代」から49号を東に。白鳥が飛来する白鳥浜のさらに東に天神浜がある。その名の由来となる小平潟天満宮は、「京都北野天満宮」と「九州大宰府の天満宮」と並ぶ日本三大天満宮の一つという。
菅原道真公の神像を背負って全国を回り、947年に神像がこの地が気に入って建立されたというから1,000年超の歴史がある。 -
小平潟天満宮の由来が記されている。
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天満宮の前の天神浜からは、猪苗代湖の水面越しに、会津磐梯山が大きく見える。
北側の裏磐梯から見る磐梯山よりも、南の表側、とりわけこの湖面越しの磐梯山は品があって、美しく感じる。 -
天神浜からは南には、猪苗代湖東岸にいくつも風光明媚な湖水浴場がある。
すぐ南の志田浜は宿泊施設も多く、夏には、相当に賑わうように感じられた。
広い砂浜には、スワン型の貸ボートが引き揚げられている。ここも冬には結氷しないので白鳥が集まるそうで、それに因んだデザインのボートなのだろう。 -
志田浜には温泉も湧いているので、人気がある。ここの温泉はパス。
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志田浜のすぐ南が上戸浜だ。賑やかな志田浜に比べると人家も少なく、砂浜も狭い。まだ遅咲きの桜が咲いている季節なので、湖水浴の人はいない。
静かな、俗化していない風景が好きな人は、志田浜よりも上戸浜が良いと思う。 -
上戸浜から猪苗代湖東岸を南に下がってくると、旧会津藩領から旧二本松藩領に変わる。猪苗代湖全体がいわゆる「会津」に帰属しているのように思われがちだが、この船津公園などがある南東岸は、いわゆる「中通り」の郡山市に属しているという。江戸時代から「船津村は既に二本松藩に帰属」しており、分水嶺から西の会津藩領に食い込んだ縄張りであった。
猪苗代湖の東岸を県道9号で南下してくると、随分と風景が変わって、湖南の平野に出る。いくつかの小さい浜の先に船津浜があり、中心が船津公園になり、無料駐車場がある。 -
船津浜には松が茂り、湖北や湖東の浜とはまた違った、閑静な趣がある。
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船津公園から猪苗代湖南岸を湖岸沿いに山道をドライブすると、旧二本松藩と旧会津藩の藩領の境がある。ここには大きな松が生えていたそうで、それが枯れた跡に石造りのレプリカが置かれている。こういう記念碑は初めて見た。
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藩領境から西の青松浜は、船津よりももっと閑静な浜で、名前の通り松が青々と茂って残されている。
訪問したのが5月なので、当然、泳いでいる人は皆無で、テント使用のキャンピング客が僅かにいるくらい。宿泊施設も少ない湖水浴場なのだろう。
猪苗代湖の東岸を南下する県道9号は、船津の東で山の上に上がり、ここよりも南西岸は湖岸を通る車道はつながっていないというほどで、急峻な地形に変わっている。 -
湖北や湖東の浜とは違った、猪苗代湖の穴場スポットのような閑静な浜だ。
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青松浜ではテントを設営して、キャンプを楽しんでいる人が、数張りあった。
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青松浜から猪苗代湖を離れ、東の中通り、泉崎村の「さつき温泉 泉崎カントリーヴィレッジ」を目指す。
ここは福島県南部の白河市に東北に接する泉崎村にある公共リゾート施設で、宿泊以外にも各種の施設がある。
目玉は、20年ほど前に800mほど掘ったら良い湯が湧いたという温泉。 -
宿の玄関では、九尾の狐の木像が出迎える。
加水・加温なしの「泉崎さつき温泉こがねの湯」と呼ばれるお湯がこのリゾート施設の目玉で、源泉かけ流しで湯船に供給されている。源泉が44.5度というので、ほどよい湯加減になっている。
泉質はアルカリ性単純泉だが、PHはなんと9.8もあって、ぬめりを感じる美人湯系統のもったいない温泉だ。
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