2019/05/08 - 2019/05/10
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jack023さん
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毎年恒例の工業見本市視察ついでの自腹研修旅行、今年は南部ドイツからほど近い、フランス・ストラスブールへ行ってみました。観光地としてはマイナーかもだけど、ヨーロッパ史上の要所なのです(たぶん)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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ドイツ・シュツットガルトで毎年GW前後あたりで開かれる工業見本市「コントロールショー」へ今年も行ってきました。ついでに自分の好きなところへ、もちろん自腹ですが、見聞を広めるための研修旅行として今回はフランス・ストラスブールへ行ってみました。
ストラスブールへはシュツットガルト中央駅からTGVで1時間半ほどで着きます。ただし乗り換え無しの直行便の場合で、乗り継ぎが必要な時間帯では下手すると4時間以上かかってしまいます。
写真のストラスブール駅、よくあるヨーロッパ的な作りですが屋根の繊細な飾りがちょっとフランスっぽい?それにしても汚い車体...ストラスブール駅 駅
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そのストラスブール駅は古い建物をそのまま使い、建物全体を大きなドームで囲ってあります。なんと大胆な、やや大雑把な気もするデザイン...
着いたときは午後7時頃でしたが、人けもまばらでそろそろ駅構内の売店等が閉店ガラガラ。玄関前ではテロ対策なのか自動小銃を構えた警官が数人。治安はどうなんだ?ストラスブール駅 駅
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ネットで予約した駅前すぐのホテルにチェックインし、まだ明るいので町中へ。今回日本を発つ前からずっと体調が悪いので、居酒屋や普通のレストランはに入る気がせず、なんとなくスシバー「Yume Sushi」へ。
カウンターは無人だったけどテーブル席は結構混んでて。やはり日本食人気なのか...で、店の名前を冠したセットを頼んでみたらこの通り。ネタはサーモンとマグロしかないようだったけど、味はふつうに美味しい。ただ、カリフォルニアロールは寿司だと認めたくないし、どのシャリも石のように硬く握り込まれているのはちょっとなー -
ヨーロッパはこの時期日没後に暗くなるのは午後9時ごろ。まだまだ店も開いているし、交通機関も動いているのでその気になれば十分町中を見て回れるのだが...身体的には午前4時なんだからね。体調良くないし、おとなしく帰って休もう。
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そして実質1日目。朝から市街地を歩いて観光地へ。路面電車やバスもたくさん走っているけどどこに何があって、街がどの程度の広さか把握できてないので今日はとりあえず歩きで。
路面電車は低床で窓が広く、とてもスッキリしたデザイン。フランス語はリエゾンとか知ってるし、音に出して読める程度ではあるけど意味はわからないので明日トライしてみるつもり。
そういや後ろに見えるデパートはプランタンじゃないか。大阪にもあったけどだいぶ前に撤退。仕事辞めてすぐ、そこでアルバイトしてたことがあるのでなんか懐かしい... -
それにしても古い街並みだ。1階は現代的なブティックとかレストランになっていても、上層階へ行くと廃墟並みにくたびれた感じの建物が多い。ここなんか窓ガラスもなくって、中は鳩の巣だったり?屋根瓦とか今にも落ちてきそうで、このへんドイツと違う気がする。おおらかというか、大雑把というか...
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20分ほど歩くともうそこはノートルダム大聖堂のある辺り。ここの大聖堂はパリのノートルダムとよく似ているけど、尖塔は片方しかない。1048年に最初に建てられて以来、400年に渡って増築を繰り返して現在の形になったそうだが、それからすでに500年以上経ってるのになんでそのまま放っておくかね?
ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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大聖堂内部、後方。大ステンドグラスとパイプオルガンが見事。残念ながら今回オルガン演奏を聞く機会はなかったし、改装工事中のためか尖塔にも登れなかったので会堂内をぐるぐる廻るしかなかった。残念。
ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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大聖堂内部、前方。祭壇のある奥にはステンドグラスもなく、案外地味な感じ。それでも十分に大きいし、側面のステンドグラスは見事。パリのノートルダムはこの天井部分が焼け落ちたわけで、難儀なことです。早期復旧を祈ります。
ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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隣接するノートルダム博物館にて、教会建築の歴史を学ぶ。最初からこの規模で建てたわけではないのです。しかも度々戦火にもさらされ、それでも現在の形まで復旧させるという街の人達の信仰には、同じクリスチャンとして(プロテスタントだけど)頭が下がる思いです。
ルーヴル ノートルダム博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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お昼。店頭のメニューの値段を見て何気なく入ってみたレストラン「Le Sultan」、実はレバノン料理店だった。だいたいどこへ行っても店の名前を冠したメニューがあれば挑戦してみるのだけれど、レバノン料理は初めて!何だこれ!説明聞いても材料からしてわかんないし...で食べてみたらまたこれば異世界の味。どれもやけに酸っぱいし、雑草味だし...昔マレーシアで食べたベトナム春巻きの雑草味といい勝負(失礼)
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続いて近・現代美術館へ。あんまり面白くはなかったし、この日は雨がひどくて歩く気も失せてくるほど体調が下降線をたどっていたので早々にホテルへ引き上げた。出発前からの逆流性食道炎のせいで食欲もなく、夕方には寝てしまった。(Youは何しにフランスへ??)
近代 現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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そして3日め、実質2日めの朝、雨も上がって体調も回復したので朝食もそこそこにして朝市から。やっている場所は昨夜調べておいたので迷わず行けたけど、来てみたら昨日の現代美術館の前だった。
新鮮な野菜(今は買えないけど)、おしゃれな衣料雑貨(もちろん買わないけど)などなど、見ているだけでも楽しい。イチゴなんて500gパックが400円そこらとか。今回トータル3パック食ったぐらいこの時期のイチゴはおいしいのでぜひ挑戦してみることをお勧めする。 -
ヴォーバン・ダムという、市内を流れるイル川をせき止めて流れを調整している水門。中世期に建てられ、非常時には街の半分を水没させられる力を持つ。ていうか戦略として大雑把すぎないか、それ。
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ダムを過ぎたあたりがペティート・フランス地区。アルザス風の木骨造りの家並みが並ぶ、たぶん大聖堂とストラスブール市内1,2を争う目玉観光地。だってここだけ中国人とかアジア方面の観光客がいるし...
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さて、タイトルの「ドイツっぽいフランス」だけれど、そもそもこのストラスブール、昔からライン川を越えて攻めてきたドイツに何度か占領された時期があるらしい。特にナチスドイツの時代にはカトリック教会からプロテスタントに改宗させたりとか、えげつないことも...という話もあるけど、そこかしこにドイツ語の古い看板だとか建築様式だとか残っている。そんな中でこのペティート・フランス、日本で言えば小京都・金沢的な?感じで、フランス風の、もっともほとんどアルザス地方じゃないかと思うんだけど、そういう雰囲気のある場所となっている。
こんな、川沿いに木が立ってて、華奢な感じのテーブルセットがあれば、カフェオレでも飲みたくなるという...そもそも逆流性食道炎なので今回はアルコールも控え、コーヒーも必ずミルクたっぷり。炭酸水は元々苦手なので、水を買うときは without gas と断リ忘れると大変な目に遭う。一回通じなかったし。 -
本当は大聖堂に戻って市内観光トレイン(?)に乗ったんだけど、ほとんど歩いたところばっかりだったので割愛。大人7ユーロで日本語ガイド聞きながらゆったり回れるので年配者にはオススメです。
そしてお昼は大聖堂前の由緒あるレストラン「メゾン・カルメルツェル」へ。外は寒いので中へ入ったんですけど、騒がしい団体客は2階までで案内された3階はほとんど貸切状態。落ち着いておいしい料理を楽しむことができました。メゾン カメルツェル 地元の料理
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店の外のメニューはフランス語オンリー、中で出してくれたのは英語交じりのドイツ語版。ドイツ語なら何となく意味はわかるので、食道炎に優しそうなものをチョイス。
前菜は玉ねぎパイの野菜添え(みたいな)、奥はアルザスビール。このくらいなら大丈夫だろうと...メゾン カメルツェル 地元の料理
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メインは牛フィレステーキ。柔らかくてすんなり胃まで落ちてくれました。胃まで行ってしまえばこちらの勝ち。
メゾン カメルツェル 地元の料理
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調子に乗ってデザートはアイス三種盛り。アイスと一緒ならデミタスコーヒー程度は大丈夫な様子。普段は一日4、5杯はストレートで飲むんだけど。
メゾン カメルツェル 地元の料理
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午後はいよいよ夕方5時のTGVまで行けるだけ行っとく!的な。イル川観光ボート「ボートラマ」に乗って、今度は外堀から攻める!
昼頃に天気が少し崩れかかったせいか、屋根付きは満席だったのにその次の屋根なしはガラガラ...でも晴れてきたので無問題。 -
大阪市内観光にもこういう観光船で巡るのがあるんだけど、こんな感じなんだろうか。意外にもペティート・フランスとか3度も廻ることになろうとは(涙)
それでも川から眺める景色は、やはりドイツの街並みとは違う、明らかにフランスなのでありました。行って帰るだけなので途中下車できないのがちょっと残念。なぜかというと...(続く) -
ここがあの欧州議会。他にも欧州人権裁判所とか、古くからEUの中心的役割を担ってきた街なんだと再認識。本当はこの欧州議会で降りてしばらく歩き回りたかったんだけど、降りられなかったし残り時間もないしでパス。
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さて、ストラスブール。いかがだったでしょうか?パリとかまだ行ったことはないので(行く気もあまりない)、比較するのはどうしてもドイツになってしまうんですが...だって近いし。こういう街並みを見るとやっぱりフランスっておしゃれで粋だなあと思ったのでありました。
ちなみにその後、帰りの飛行機で思いっきり体調を崩してしまい、関空についた時点でフラフラ。やっとの思いで家に帰り着いたときには38℃越えの熱があって、入国ゲートのサーモカメラで引っかかったら大変だったなあと。すぐに病院へ行ったことは言うまでもありませんが、10連休(私は9連休で出国)のおかけで風邪気味だったのに病院に行けないまま出発してしまったのがアカンかったようです。うらめしやGW。 -
おまけ写真その1
片方しかない塔がふたつある??...ように見えるポイントが1ヶ所だけあると聞いて探してみました。予想通り、とある土産物屋のショーウィンドウぎりぎりに顔をつけて見るとそんな風に見えますね。そんだけ。ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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おまけ写真その2
ストラスブール市内は、路面電車・バス共にCTSという会社が運営しています。電車の停留所などにある券売機で1回券とか1日券とか買えるので、その近くにある小さなボックスの機械にあてて使用開始にしてから乗れば、乗り降りの際にいちいち何かする必要はありません。
ただし、ドイツなんかもそうですけど不意に車掌が回ってきてチェックするので、不正乗車は高い罰金を払わされるそうです。これは使用開始後24時間有効な一日券、確か4ユーロだったか。結局路線が合わなくて一回しか乗らなかったけど、磁気カードになっているので次回また来たときにチャージすれば再利用可能なんですね、忘れず持って来ればだけど。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
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- biwakokkoさん 2019/05/25 07:36:36
- 憧れのストラスブール
- 初めまして。琵琶湖ッコと言います。ニックネームのように琵琶湖の湖畔に住んでいます。
フランスへはいくつかの都市に行ったことがありますが、ストラスブールは残念ながらまだです。
私がストラスブールに憧れているのは ハウルの動く城のモデルになった街だからです。街を歩けば、この家も、この家もというほども、モデルの家があるそうですね。いつか行きたい街です。
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