2019/04/28 - 2019/04/29
111位(同エリア1849件中)
Pメテオラさん
- PメテオラさんTOP
- 旅行記38冊
- クチコミ21件
- Q&A回答17件
- 88,217アクセス
- フォロワー38人
とうとうモンサンミシェル観光ができた。
モンサンミシェルは、聞きしに勝る1点豪華主義の観光地だった。シャトルバスを降りた瞬間、眼前にそびえる巨大な岩山と修道院の姿に圧倒されて声も出なかった。写真やテレビなどでは決して体験できない、現地ならではの、すさまじいほどの迫力があった。ユニークな地形、天に向かってそびえる修道院、大混雑の参道、ずらりと並ぶレストランやお土産屋さんなど、聖と俗が見事に混ざり合った「セイント・テーマパーク」の賑わいに、文句のつけようがなかった。
宗教宗派を問わず、寺社参詣は、古来より綿々と続く観光の基本パターンのひとつだと、改めて実感した。
モンサンミシェル観光の基本である聖なる修道院見物をしながら、昼夜を問わず美しく、そして神々しい雄姿を、心の中に焼き付けたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
1 見えた瞬間からスイッチ・オン
観光客は、本物のモンサンミシェルが遠くに見えた瞬間から、絶景観光スイッチがオンになる。ある方々は、ツアーバスの窓のはるか彼方に三角形の姿を認めてスイッチが入り、私たちは、観光案内所裏の遊歩道に出たとき、木立の向こうに見えたモンサンミシェルの姿が引き金となった。
「わああああ・・・」という気分になるのである。 -
その割には、私たちは「腹が減っては、いくさができぬ」とばかりに、対岸地区で低予算のランチ。がらがらの無料シャトルバス、パスールを待って、やっと、島に向かったのである。
本日は、島内泊なので時間制限がないこと、天気が回復基調なので、晴れるのを待って島に行く方がいいかな、と考えたからだ。これは当たった。 -
パスールに乗って、モンサンミシェルの姿が見えた途端、お客全員によるガラス越しの撮影タイムが始まった。当然、私も、わあわあ言いながら参加。
これが、すし詰め状態のバスだったならば、どういう展開になったんだろう。 -
イチオシ
2 バスを降りた瞬間こそが最高潮
バスを降りて、生(なま)のモンサンミシェルが目の前いっぱいにそびえ立つように現れた瞬間、圧倒されるような気分になる。あまりの量感に声も出ない。ピラミッド型のモンサンミシェル全体が、自分の何倍もの大きさで、のしかかってくる。そして、視野いっぱいに迫る。実際に現地に立った者だけが味わえる特権だ。写真とは全然違う。
みんな黙って、ひとしきり撮影タイム。続いて、声を掛けあってグループどうしで集合写真。やっと、我に返って、島に向けて歩きだす。
モンサンミシェルと、広島県の宮島は、姉妹観光地の関係だそうだ。
モンサンミシェルの姿が間近に目に入った瞬間の驚きに近い興奮と、宮島へ渡る船の眼前に真っ赤な大鳥居と優美な社殿が姿を現わしたときの驚きが似ている気がする。
キーワードは、忽然、巨大、聖なる美しさ、だ。 -
3 聖なる気分になるような金色のサンミシェル像
モンサンミシェルへの連絡橋と島の間には、コンクリート舗装の広場がある。大潮の日には、ここも水につかり、モンサンミシェルが完全な島になるよう設計されている。
私たちの訪問日は、あいにく小潮。広い干潟に、たくさんの人が出て歩いている。我らは「あそこに行くと、靴底に砂や泥がこびりつくからいや」とのマダムの一声で干潟には、最後まで出ず終いだった。 -
モンサンミシェルの端に一歩一歩近づくにつれ、修道院の頂上にそびえる守護神サンミシェルの金ぴかの像を、次第に見上げるようになる。悠久の空間や天空の高みを意識せざるを得ない。
よくあるサンミシェルの日本語訳は「聖天使ミカエル」。”ミカエル”って何語?
けれども、金色の像の乗っかった尖塔は19世紀の作で、モンサンミシェルが観光地化してからの姿らしい。私たちは、フランスの先人たちのアイデアによって、今あるものは、最初からあったと思うように誘導されている。観光地のノウハウっていうのは一朝一夕には会得できないようだ。
それにしても、すごい眺めだ。 -
4 島の門をくぐれば有名店
島への唯一の出入口、「前衛の門」をくぐると、そこは中世風の街並みと、観光客風の参拝客でいっぱいの空間が広がっていた。
時刻は3時過ぎ。皆さんの話に聞くほど、日本人らしき姿が見えないので拍子抜け。 -
第1の門と、中世風の「王の門」の間に、どっしりとした石造りのレストラン兼ホテルを構えているのが、ご当地きっての有名店「ラ・メール・プーラール」
はじめは、店頭をちらっと見て、写真を取って終わり。世俗の商売のお話しは、別の稿でコメント。 -
5 初詣気分の参道、グランド・リュ
王の門をくぐったところのメインの参道、グランド・リュは大混雑。これぞ、モンサンミシェルの雰囲気だ。初詣気分で、大勢の人にくっついていかないと出遅れてしまう雰囲気があった。まずは、お参りだ。 -
グランド・リュの頭上に並ぶ中世風のイラスト看板。各商店やホテルが、思い思いのデザインや色合いで看板を吊るしているを見るのも楽しい。あまり頭上ばかり目にしていると、前から来る人に当たったり、運悪くスリに逢うかも。
観光客でごったがえしているのが華。 -
グランド・リュの坂道の上の方に来ると、道幅がやや広くなるせいか、押すな押すな状態も解消。
-
6 急坂、階段、また階段
次第に坂がきつくなり、城壁が見えたりするころ、私たちは修道院:Abbaye、の下に着いた。ここから50段以上先にチケット・ゲートがあるらしい。気が急くので、急階段をものともせずに、みんな、どんどん上がる。 -
7 人気ポイントは予約がベター
モンサンミシェル修道院の見学者入口。左がチケット保持者レーン、右が当日チケット購入レーン。午後4時すぎなので、長蛇の列は解消していたものの、アーチの下あたりまでチケット購入者の列が伸びていた。
私たちは、サイトでチケット購入していたので待ち時間ゼロで入場。 -
日帰りバスツアーの帰りの集合時間帯を過ぎると、修道院内の人も減る。それでも、次から次へと善男善女が階段を上がってくる。
-
8 さらに階段で定番の南のテラス、そして西のテラスへ
このあたりからは、ガイドブックや多くの方のレポートで見飽きた光景が続く。誰が書いても同じというくらい、定番中の定番観光地。それはそれで、すごいことだと思う。
見学順路は、まず階段を上がるだけ上がらせて、一般公開最上部の展望テラスに入り、少しづつ下りながら教会やラ・メルベイユの各部屋を見学するという構成。
中に入っても、まだ階段。なかなか終わらない。 -
9 天を仰いで、下界も見る
はあ、ふう。サンミシェルを戴く尖塔が、このくらい間近かに眺められる位置まできた。これ以上、上に行くためには、週1回の特別ツアーに先手必勝で申し込むしかない。
天に届けとばかりに高層建築を作ったモンサンミシェル修道院の意気込みが、昨日のことのように伝わってきた。 -
南のテラスから下を見ると、島につながる連絡橋や対岸の風景が一望できた。バス待ちの帰り客が、まだ、相当いる。
そして、対岸の奥はどこまでも平ら。フランスは広いなあ。 -
10 神のお告げはご都合主義かも
モンサンミシェル約1200年の歴史を振り返る模型の展示。
同行者、曰く
「神様は、お告げと称して夢の中で司教様の頭をぶんなぐり、無理強いして、この岩山にお堂を建てさせたのは分かるけど、何んで、資金手当てのお告げはしなかったの?」
「・・・・・・」
「免罪符とか売り出していたらカネの工面も早まって、完成までに何百年もかかることなかったんじゃないの?」
「そうだよね」 -
11 西のテラスと修道院付属教会
模型を見たあと外に出ると、広い展望台に出た。西のテラスという名前だそうだ。サンミシェルの像が乗っかっている教会を背に、ほとんど270度の大パノラマが広がる。
午後も遅くなると、観光客の数もめっきり減って、ゆうゆうと見学できた。やっぱり、モンサンミシェルは泊まりで来るに限る。 -
青空を背にそびえ立つ尖塔と、金色のサンミッシェル像。
石の表面の黄土色の斑点みたいなものはコケ。けっこう湿気がある土地なんだ。 -
みんなあちこちのコーナーへ寄って景色を眺め、記念撮影。崖っぷちの展望台なので、見晴らしがとてもよい。海風は、あんまり潮の香りがしない。干潟が大きいせいだろうか。
-
12 絶景かな、ラ・メルベイユ
岩山の上に垂直に建てられた修道院北面の4層の建物が何気なく目に映る。これが、ラ・メルベイユ:La Merveille、と絶賛された当時の高層建築だ。日本語では、「驚異」とか「奇跡」とか訳されているが、直訳すぎてピンとこない。 -
13 木造屋根だよ教会堂
内部の見学は、ラ・メルベイユの右にある、先ほど見えた教会からスタート。アーチ天井が高いゴシック建築だ。上を見上げると、やはり天井は木造。「火の用心」ですよ・・・。 -
サンミシェルの塔を支える柱は、周りより太い。その分、重い、さらに周囲も固めて、となって重厚な空間になっている。祭壇が質素なのはいい感じがした。修行の場に、ごてごて感は不要だ。
教会から順路に沿って数段の階段を降りるとラ・メルベイユ。 -
14 ラ・メルベイユ。いやしの中庭
修道院の中で一番有名な場所が、おそらくここ。ラ・メルベイユの最上階の「回廊の中庭: Cloitre 」。柱の彫刻が精巧できれい。 -
イチオシ
細身の柱がずらりと並ぶ中に囲まれた、緑一色のシンプルな芝生が醸し出す清楚な美に目を奪われた。センスあふれるコントラストに、ずうっと見入っていた。
10年くらい前まで、ここは芝生ではなく、薬草園をイメージした花壇だったようだ。それはそれで、ここが修道院であることを思い出させる演出だったのだろう。時の流れとともに、観光客向けのアピールの仕方も変わっていいのだと思う。 -
中庭の窓越しに見た、下の庭園と、ブルターニュ方向の海。干潟がゆったりと広がり、緑の沃野が続く風景は、平和そのもの。
修道士も、中世フランス軍も、囚人や看守も、そして私たち観光客も、ほとんど同じ景色を見ていると思うと、時間の流れを感じる。けれども、見る立場によって、風景の意味合いは千差万別なのだろう。 -
15 大食堂
中庭の隣りが大食堂。有名な部屋のひとつ。すごい部屋だ。 -
16 見上げる青空、ガーゴイル
部屋から部屋へ渡り歩くとき、林立する建物の軒に張り出した、雨どい用のガーゴイルが見えた。たくさん妖怪がいて、ユーモラスな感じ。 -
17 貴賓の間
大食堂の階下が、貴賓の間。いまは、がらんどうなので、説明してもらわない限り、ただの空間。だからと言って、歴史考証に基づいたとはいえ、想像で家具など置いて、王族来訪時の椅子などと説明されても困惑してしまうだろう。 -
18 牢獄時代の巻揚げ機のレプリカ
フランス革命後の牢獄時代に作った、人力荷揚げ装置のレプリカ。
人の背丈の3倍くらいある大車輪と、太いロープと、垂直に近い台車道が、当時の雰囲気をよく伝えていた。 -
台車が昇降した開口部から下をのぞくと、吸い込まれるような恐怖を感じる。
この仕組み全体をフニクレールと言うそうだ。日本語訳はケーブルカーだけど、フランス語やスペイン語では、電車でなくとも、みんなフニクレール。ロープで台車を巻き上げる装置は、全部、同じ言い方なんだと、言語感覚の差異に、うなづいた。 -
あとで、修道院の外側に行き、荷揚げ装置をふもとから上を見上げた。まあ、すごい装置を作ったもんだ。そして、厳しい修行の場は、脱獄が難しい牢獄と共通点がいっぱい、ということにも気づいた。
どちらにせよ、簡単にはシャバに出られない! -
19 ラ・メルベイユを下がって
見学順路は、上から下へだ。
次は、騎士の間という空間で、修道院時代は作業場だったとのこと。監獄時代は何だんだろう?ここも床と柱の世界。 -
最後は、修道院時代は施しの間だったという、現、お土産店。公式ガイドブックや関連図書類は、ここでしか売っていない。修道院がらみのグッズに興味がある場合は、買い忘れないようチェック。
-
イチオシ
20 見上げれば再びラ・メルベイユ
お土産を買い終えて小さな緑地に出た。振り返れば、そそり立つラ・メルベイユと、天に向かって突き出た尖塔が、青空に映えた。音もなく流れゆく雲が早い。
”諸行無常”
その後、北面を通って出口に向かい修道院見学は終わり。周りをぶらぶら歩き、グランド・リュ沿いの教会や、お土産屋めぐりをたっぷり楽しんでホテルに帰った。 -
21 夕暮れ迫りて
ホテルのレストランで夕食中に、ふと窓の外を見ると、モンサンミシェルの影が干潟に長あく伸びていた。影は、ゆっくりと長く、けれども薄くなっていった。
これもモンサンミシェルの姿の一コマ。 -
午後9時すぎに夕食を終えて、島を見渡せる場所まで歩いてくると、西の海に陽が沈んだばかり。
空は、まだまだ明るく、観光客はぶらぶらしながらライトアップ待ち。 -
春の陽は、ようよう暮れ行く。地平線が平らで遠くまで空を見通せるせいか、なかなか暗くならない。だいたい午後9時30分。
久しぶりに、さえぎるものもない夕焼けの大空を見て、それなりに、すがすがしい気持ちになった。 -
西の空の茜色が小さくなったころ、やっと、モンサンミシェルの修道院や建物の窓辺に明かりが灯り始めた。まだ青い空を背にしたピラミッド型のシルエットが情緒的でうっとり。
人物を入れて写真を撮ると、このくらいの暗さがちょうど映えた。
気温が次第に下がってきたので、もう1枚着込んで夜の闇を待つ。 -
イチオシ
22 光輝く聖なるモンサンミシェル
やっと、モンサンミシェルの見事なライトアップを拝むことができた。晴れ渡った群青色の空に向かってそびえ立つ修道院の夜景は、とても見事。神々しいの一言に尽きる。
何も言わず、10分ばかり美しいライトアップに見とれた。 -
カメラをズームアップして見ると、サンミシェルの金色の像が、下からライトアップされてキラキラ輝いていた。修道院の壁の凹凸に反射する光も幻想的。
さすが、フランスきっての大観光地。見せ場づくりのセンスは文句なし。
人の気配のほとんど絶えたグランド・リュを、のんびりと歩いて帰り、お休みなさい。 -
22 朝日に染まるモンサンミシェル
4月終わりの日の出は午前6時半すぎ。平らな地面の彼方から若々しいオレンジ色の太陽が顔を出した。 -
イチオシ
朝は、グランド・リュ沿いの門前町が順光で、オレンジ色に染まる。朝日に照らされた昔風の家並みや、修道院の高い壁と影が織りなす立体感が見事。
朝早くから、ゴミ収集車や、飲食物の配達車が島に出入りするので、意外とガアガーエンジン音がする。イメージと現実の落差は。けっこう大きい。ここが聖地というより大観光地だという現実を再確認するひととき。 -
オレンジ色に染まるモンサンミシェルは、ものの30分くらいしか持たない。
陽が高くなるにつれて、修道院も家並みも、少し白っぽいレンガ色になる。それでも、竹の子のように伸びる屋根や塔に朝日があたった街並みは、詩情たっぷり。ちょっと早起きしただけで、三文の得だった。 -
23 快晴のモンサンミシェル早春の美
午前9時。パスール乗り場付近から見た朝のモンサンミシェルは、午後の姿とは印象が少し違った。午後の、のしかかるような量感が薄れ、若々しい光線に、ひたすら端正な姿で建っている感じがした。だいぶ、見慣れてきたせいもあるだろう。
到着するパスールのバスからは、かなり多くの乗客が降りてきた。日本人や韓国人グループもいた。今日は快晴のモンサンミシェル見物ができて、本当にラッキー!。 -
24 春霞みのモンサンミシェルこそ最後の姿
対岸の端近くでバスを降りて、クエノン河口堰にある展望台を兼ねた橋に行った。緑の原っぱの向こうに、少し霞んだモンサンミシェルの遠景が見えた。これは、これで、モンサンミシェルのユニークな立ち位置をアピールする印象的な場面に違いない。でも、肉眼で見ると、かなり小さい。写真にだまされるな!。
昼夜朝、そして近景遠景と、たくさんのモンサンミシェルの聖なる雰囲気を持った美しい姿をみることができた。
大潮で海に取り囲まれた姿、霧で隠れた姿、雪の日や嵐の日・・・・。毎日、モンサンミシェル風景は変わるだろうが、一期一会の観光客としては、十分すぎるほどモンサンミシェルの魅力を見せてもらったと思う。 了
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ヨーロッパ旅行の達人さん 2019/06/10 10:31:39
- はじめまして^^
- すてきな旅行記ですね!
文章がまるで本を読んでるような感じでとても
この場所の雰囲気がよく伝わりました。
是非行って見たいですね!
- Pメテオラさん からの返信 2019/06/10 19:31:18
- Re: はじめまして^^
- ヨーロッパ旅行の達人さま
コメントたいへんありがとうございました。是非、次回は足を伸ばして、すてきなご体験をされますようお祈り申し上げます。達人さまのパリのお話しも、そこにいるかのようで素敵でした。尽きることのない感動がつづきますように。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Pメテオラさんの関連旅行記
モンサンミッシェル(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
47