2019/04/28 - 2019/04/28
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Pメテオラさん
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春の日曜日、ベルサイユを1日かけて見学した。宮殿、庭園、噴水、トリアノンと、ほぼ全部の見どころに行った。良い意味での金色が映える豪華絢爛な宮殿を、口をあんぐり開けながら眺めるばかり。
ベルサイユ宮殿は、最近、ますます混雑が激しくなり、シーズン中は2時間待ち、3時間待ちも珍しくないと聞いた。そのため、ここも事前準備を怠らず入場予約。おかげで、待たずに宮殿に入場でき、その後もロスタイムなく、あちこち見学できた。歩いた距離は約20km。それでも地図をみたら、広大な敷地の3分の1くらいしか動いていなかったし、入っていない場所も残っている。
今回の同行者の1人は「ベルばら」の大ファン。「ベルサイユに絶対行きたあい・・・・・」という夢がかなって大興奮。でも、私は「ベルばら」の名前と、おおまかなあらすじを知っている程度。有名なシーンに登場する、あちこちの場所に実際に立てた歓びと感動を分かちあえず、ごめん。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1 ガイド付きツアーでベルサイユ宮殿予約入場
ずばり、今回、待ち時間なしで宮殿見学ができたポイントは、個人ベースの「英語ガイド付きツアー:Guided Tour, English」で、時間指定入場したこと。
ベルサイユの噴水日用の1日パスポート券、大人1人27ユーロに、10ユーロ払って予約するだけで、座って待機、ルイ15世の私室エリアや宮殿オペラ劇場などの自由見学不可エリアを追加して見学できた。(2019年4月現在)
「ベルばら」ファンのために、オフィシャル・サイトを読み込んで早々とキップを買ったのが功を奏した。写真は、英語ガイド付きツアーのEチケット。
結果論としては、4月に入ったら、4月分の宮殿入場時間指定付きパスポート券も追加発売された。宮殿に待たずに入るための重要なポイントは、ベルサイユへ行こうと思った時点で発売中の、入場時間が決まったキップを予約すること。 -
2 団体で行くガイドツアーと、「ガイド付きツアー」は全然別物
皆さまが良くコメントしている「『待たずに入れる』等のベルサイユ宮殿ガイドツアー」と、今回の「ガイド付きツアー」は、全然別物。
前者は、旅行会社が募集して団体扱いでベルサイユ宮殿に入る。パリ発着で往復することが多い。個人向けの時間指定入場と同じ仕組み。後者は、ベルサイユ宮殿当局が発売している、個人向けの、自由見学不可エリアの見学コース。「一般非公開エリア見学」と訳している人もいる。
ベルサイユ宮殿は、写真のように、個人や団体向けに多種多様の入場券が発売されている。交通や語学の不安から、ついついパリ発着ツアーに応募してしまうが、ベルサイユは、個人ベースでも簡単に行けて自由度が高いので、是非、おすすめしたい。
個人向けの便利な入場券が、宮殿の時間指定入場付き1日パスポート「1day Passport with Timed Entry」。大人1人の料金は、噴水のある日は27ユーロ、ない日は20ユーロ。2-3カ月前からサイトで予約可能になる。変更、払い戻しは不可。時間指定パスポートの発売日ではないときは、上記のようなガイド付きツアーを選択すると時間指定入場ができる。 -
イチオシ
3 見えてきましたベルサイユ
見学日は、あいにく朝から小雨で、やや肌寒い日だった。
パリのモンパルナス駅から近郊電車で15分、ベルサイユ・シャンティエ :Versailles Chantier 駅下車、徒歩15分で、遠目にベルサイユの「シャトー:Cha*teau」と呼ばれている、いわゆる「宮殿」が見えてくる。
(* aの上にアクセント記号あり )
RER-C線の電車で来た人が写真の左側から続々と集まっている。観光バスで来た方々は、写真の右あたりで降りる。
余談だが、このベルサイユ、戦闘機能は全くないのにもかかわらず、フランス語では、ベルサイユ「城」と称している。始まりが狩猟用の城館で、シャトーと名付けられたからだろう。各種案内で、「ベルサイユ宮殿」と言うと、いわゆる本館部分を指すことが多いが、庭や離宮も含めた全部も、ベルサイユ宮殿、あるいはベルサイユ城なのだ。
けれども、混乱を避けるため、全体を指すときは、単に「ベルサイユ」と言ったり、公式ガイドブックのように「ベルサイユ領有地」と言うようだ。 -
写真は、かの有名なルイ14世の騎馬像。
宮殿正門前のアルマ広場:Place d'Arma、に建っていて、東の市街地に顔を向けている。後方に、白いピラミッド型の1回目のセキュリティ・チェック用のテントが見える。
ベルサイユは、すべてが ”でかい” ので、全景写真を撮りたいときは、距離を取らないとだめ。他の旅行者に負けじと、先を急いで門の近くまで来たときは、あとの祭り。威風堂々のルイ14世像をバックにして左右に長々と伸びている宮殿全景の写真は、もう撮れない位置になってしまっている。 -
4 とにかく宮殿に入らないと
二つある金ピカの門の一つをくぐった先の「名誉の広場:Cour d'Honneur 」で、おのおの、宮殿への入場待ち。
現在は、写真のとおり、正面向かって左が個人入場口「A」、右がガイド付きツアーや団体入場口「B」である。かつて入場口は右側1カ所のみだった。「A」の列も、時間指定入場者は優先レーンに並べる。パリ・ミュージアムパス保持者は、当日券を買う列には並ばなくて済むものの、それなりに待つ。そして、従来タイプの当日券購入者の列は、限りなく長く、とぐろを巻き始める。
ちなみに、団体入場口「B」も、混雑時は、それなりに待つ。たくさんの団体が、かちあったり、特別見学者やガイド付きツアー客が来ると団体客も待機となるからだ。 -
金ピカの内門。これも、ベルサイユ宮殿名物のひとつ。午前中が順光。写真は、夕陽に照らされた状態。金色は、朝陽や夕陽に照らされると、引き込まれるほど美しく輝く。
-
5 ひっそりと宮殿に入る
私たちは、Eチケットの指示に従って、内閣府北館:Aile de Ministres Nord という建物にある受付場所に、ひっそりと歩を進めた。ドア近くには、きちんと案内表示があるが、ほとんど誰も歩いて来ない。
ドアから入ったところが受付。予約券とパスポート券を確認すると、待合室に案内される。 -
待合室は、まず、座れる! 暖房ありで、広いトイレも奥にある。
私たちの待合室の壁には、ベルサイユ宮殿ゆかりの王、王妃、公式寵姫(ちょうき)たちの影絵がプリントされていた。
「わあ、マリー・アントワネット!」
頭飾りを高く載せた影を見て、「ベルばら」お姉さまの顔がほころんだ。
開始5分くらい前に係員が来て、専用イヤホンを配って性能テスト。その後、本日のガイドさんが登場して、自己紹介と見学コース概要を説明して出発。総勢20名くらいだ。当日のガイドさんの英語は、聞き取りやすく、単語も平易。
ここで暖を取りながらの20分座りは、ほんとに助かった。 -
まず、入場口「B」に行って、空港と同様のセキュリティ・チェック。団体ツアーの方々を待たせて、私たちを通してくれる。
その後、宮殿正面へいったん出て、きれいなタイル張りの玄関前や、宮殿の大まかな歴史の説明。ガイドブックやネット情報と同内容だが、さすがプロなので、2-3分で簡潔に説明してくれる。
ベルサイユ1日観光とか、リピーターでプラスアルファの観光を考えている皆さんは、この「Guided Tour」を是非、ご検討することをお勧めする。フランス語だけのコースも含めて、何種類もあるので、いろいろな「自由見学不可」の一般公開エリアに入って行けること請け合いだ。
それでも、見落としは、まだまだいっぱい。ベルサイユは、広く、豪華で、複雑。そして、部屋の多くが空なのだ。 -
6 ルイ15世の私室に入る階段
今日のコースは、ルイ15世の国王の私室一帯:アパルトマン、王室礼拝堂:シャペル、宮殿オペラ劇場:オペラ、の3カ所をめぐる。はじめは、みんな、神妙な顔をしてガイドさんについて歩く。係員に柵を開けてもらい、自由見学不可のエリアに入る。
チェッカー模様の床がある階段は、ルイ15世時代には、各国大使が国王に信任状を奉呈するときなどに通ったルートだそうだ。ベルサイユ特有の金ピカ感が抑制され、「深みがある、すごい」感が出ている。ただし、その後に改修されたのでルイ15世当時の姿そのものではないようだ。
「こんな感じだったと、思ってね」、とはガイドさんの弁。 -
イチオシ
大使らが通った階段を反対側から見たところ。私たちは、意外と狭い場所を、ぐるぐると一筆書きのような順路で見学している。
この階段を見て、東京の迎賓館(赤坂離宮)の2階に上がる階段も、同じパターンであることを思い出した。
「ああ、迎賓館のものは、ここの階段のレプリカなのね」
ベルサイユを一度、見てしまうと、同系統の他の宮殿は、すべて二番煎じに見えてしまう。 -
あるときは、金箔が部分的に施された秘密めいた「王の階段」を上下した。その先に、ルイ15世のプライベート空間があった。
正面玄関から見て右の部分の2階の数部屋だ。階段をぐるぐる昇るので3階くらいに来たのかなと思いきや、外から見ると2階。天井が高い。 -
7 ルイ15世の空間もベルサイユ風
このあたりは「時計の間」というらしい。私たちの想像するベルサイユ風の空間が、さんぜんと輝いて鎮座していた。白地に金色の縁取りの壁と、ガラスのシャンデリア、姿見より大きい鏡。とても、すばらしい、の一言に尽きる。
このあたりの数部屋は、ルイ15世が身近かな人々や、特別なお客を招いた空間だそうだ。自由見学コースで見る豪華極まりない部屋が「公式のオモテ」だとしたら、こちらは、「非公式のオモテ」くらいの位置づけに聞こえた。 -
数点の例外を除いて、家具調度の類は、どの部屋にもほとんどない。それでもフランス王家のとびぬけた豪華絢爛さが伝わってきた。
最近、買い戻したという、当時の時計か温度計。お値段の説明はなし。 -
時計の間のあたりの部屋からは、小さな中庭が見える。見学日は雨模様につき、すべりやすいので、このバルコニー歩きは中止。ちょっと残念。
ベルサイユといえども、外側から見えない部分は地味。けれども、センス良くしっかり造ってある。これでもかと金ピカの飾りを連ねたりしていない。 -
イチオシ
8 住みやすい感じの国王の生活空間
続いて回ったのは、ルイ15世の本当のプライベート空間。写真は、「狩りの間」という居間みたいなところ。さきほどの「非公式のオモテ」と同じ、白と金の部屋だけれども、こじんまりして落ち着きがあった。
「南側に面した部屋なので、温かみがあるでしょ」と、ガイドさん。
私も同感。陽射しが入り込む分だけ、室内がほんわかとしているのが分かる。 -
このあたりの部屋も、逐一、説明してもらいながらまわった。
「ここが浴室」、「こちらは、子供たちや親戚が集まった部屋」などなど。
壁の金の模様が楽器をモチーフにしていたり、扉が、隠し戸のように、壁と一体となる部屋があったりする。
国王の私的空間とはいえ、それでも、少なくない家臣や女官にかしづかれて生活していたと思うが、実際の場面はなかなか想像しにくい。王にも好みや感情があるし、大貴族は親しい友人を装って王様と特別に話がしたいだろうし、と思うと、想像は尽きないのだった。 -
9 王様だって趣味がある
「ルイ16世の図書室」と言われる部屋。本は、適当にならべてあるらしい。
ルイ16世の趣味は、錠前づくりと、世界地理を知ることだったそう。丸いテーブルは、当時の世界地図を広げられる大きさにしたという説明。
古今東西、昔も今も、王様全員が、全て有能な政治家ではないのだから、あまり金のかからない趣味に適度に没頭するのがよいようで。 -
ここは「食事の間」。家族や親しい親戚、友人だけで食事した部屋だそうだ。青系の調度は当時の雰囲気を出しているそうだが、テーブルや椅子は、最近のもの。
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続いて、「娯楽の間」とか「ビリヤード室」と呼んでいる部屋に入った。こちらも小人数で過ごしやすい雰囲気にしてあった。
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10 王様のお出まし気分になる
ガイドさんは、食事室や娯楽の間から、いわゆる公的空間に向けて歩いて行って、私たちを「ヴィーナスの間」というところに出してくれた。ここは、自由見学エリアなので大混雑。王様らは、個人的な空間から、仕切り扉を通って公式の空間へ、こうやって出て行ったんだよという体験も兼ねた感じだった。上手な趣向に感謝。 -
私たちは、ヴィーナスの間から、再び、王様の私室エリアへ戻り、裏の階段を通って1階に降り、自由見学コースと重複する通路へ戻った。
専用イヤホンの装着の有無で、ガイド付きツアーのメンバーと、そうでない人たちを見分けているので、双方がごちゃごちゃになることはなかった。 -
11 王室礼拝堂:Chapelle / シャペル の奥へ進む
続いて、入って行ったのが王室礼拝堂、シャペルだ。
自由見学コースだと、入口からちょっとのぞくだけ。だから、「写真を撮ったら中央の空間から両脇にどいてね」と、ガイドさんはアドバイス。凝ったデザインの床や、大仰な祭壇など、王家のシャペルである雰囲気がいっぱい。
後のルイ16世と、マリー・アントワネットが結婚式を挙げた場所。
「本物の結婚相手に初めてお会いして、どう思いましたか?」
「肖像画よりXXXXですね・・・・」 -
王室礼拝堂の、これまた金箔が輝いている祭壇付近から振り返って自由見学コースののぞき口を見た。ここには現在、椅子も調度品もないが、十分にお金をかけ、ていねいに造り込んだ、地味な色合いの空間だ。
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12 宮殿オペラ劇場でダメ押しの豪華絢爛
王室礼拝堂から再び自由見学コースにもどり、柵の隙間から入ったのが宮殿オペラ劇場。
ガイドさんに促されて前方の席に座り、頭上から前や後ろを見回すと驚愕するばかり。華麗で贅沢な芝居空間が、250年間、何事もなかったように静かに見学者を迎えていた。
舞台の緞帳(どんちょう)もベルサイユ風。ここは、今も現役で、政府の来賓用や特別イベント時に、ベルサイユにちなんだ舞台公演があるという。 -
上の桟敷席の金細工の輝きの見事なこと。これぞベルサイユムード満点。
-
天井絵も鮮やかに残っている。図柄は、よくある題材だが、いろいろな装飾ともども深みのある美しさを保ち続けている。
-
正面奥の格子戸のある場所が、国王と王妃の桟敷。王様の顔が見えると、みんな舞台そっちのけで、王を見るので、その対策。
それにしても、豪華で精巧、光り輝くさまにうっとり。究極の美を追求するがごときフランス文化に、多くの人々が魅了される理由がよく分かる。
そして、日本の、ワビ、サビは、この対極にあるという思いも同時に脳裏をよぎる。
ほんとに、新たな発見も多く、素晴らしいものを見せてもらった。 -
13 大混雑の自由見学コースに合流で突進だ
オペラ劇場を最後にガイド付きツアーは終了。イヤホンを返し、ガイドさんに誘導されて、自由見学エリア出発点に戻ってきて解散。待合室から立ち上がって1時間半弱かかっていた。
ガイドさんに案内されて受付に回り、新たに日本語版のオーディオガイドを借り、王の寝室とか鏡の回廊へ突進だ。 -
まずは、ベルサイユの由来を展示してあったり、軍事遠征の絵が壁にいっぱい描かれている区画を回って、ウォーミングアップ。シャンデリアもきれい。
この辺りは、最近修復が完了して自由見学コースに組み込まれた感じ。19世紀の帝政時代の室内の雰囲気。 -
14 ああ、噴水が始まってしまった
少しずつ進み、ふと庭園側の窓から外をのぞくと、もう午前11時の部の噴水が高々と上がっている。この分だと、正午までに庭園に出るのは無理。噴水見物は、午後3時から5時の部にすると決めた。
写真右の車列は、プティ・トラン。1日券は大人1名8ユーロ。 -
15 アントワネット土産がてんこ盛り
王室礼拝堂付近のお土産屋さん。マダムは、躊躇せずに目に付いたものを買う。海外旅行中のお土産は、「後悔さきに立たず、迷ったら買っとけ」というのが、今回の我が家の方針。 -
それにしても、マリー・アントワネット・グッズがてんこもり。このごろのアントワネット人気はすごい。小物が多いので、たっぷり買ってもかさばらない。
ベルばらの影響って、どのくらいあるのだろうか。 -
16 いやというほどお馴染みの自由見学ルート
見学日は日曜日。混み具合は、宮殿前の行列から推して知るべし。案の定、自由見学ルートはイモを洗うような大混雑。
「ディアーヌの間」も写真のとおり。いわゆる「オモテ」の場所で、度肝を抜かれるほど豪勢な部屋が次々と現れる。
そして、スリに注意のようだ。無料入場できる若年層を使って悪さをしかける組織があるらしい。
皆さんのレポートと同じ場面が展開する。
「何がすごいって?実際に、自分の眼でベルサイユを見て、感じたことだよ」
「作ったオタクに、見るアホウ」って感じ。 -
17 世界史の教科書どおりだ
アポロンの間にあるルイ14世肖像。高校の世界史の教科書に載っている絵。
教科書には、ベルサイユ関連の写真がけっこう引用してある。それだけ、現代社会へのインパクトが大きかったのだ。
「このおじさんから、カツラとハイヒールを、はずしたら、国王陛下は、どのようなお姿になるのでしょうか」と、私は、いつも想像してしまう。 -
大混雑の中を、やっと「戦争の間」までやってきた。写真左の大きなレリーフが記憶に焼き付く角部屋。左に折れたところが、「鏡の回廊(鏡の間)」への入口。ここで、気合を入れ直し。みんなも、ちょっとざわめきながらも、列を作って順番に「鏡の回廊」へ足を踏み入れている。
-
イチオシ
18 いつの間にか「鏡の回廊」
豪華絢爛きらびやかな鏡の回廊(鏡の間)。
ベルサイユのシャトー(宮殿)を代表する部屋。ベルばらでも、ダンスパーティとか待ち合わせ場面で幾たびも登場したとのこと。
「ただただ、ご覧ください」の空間。
私は、こうして大勢の人が、さんざめくのが鏡の回廊の本来の雰囲気のような気がする。写真重視の方は、誰もいない部屋を撮影したいようだ。 -
大修復を経て、輝きを取り戻した鏡。現在価値で1枚1000万円くらいだとか。
「するってえと、1組で1億円くらいですか」
「はあ・・・・・」とため息。
ところで、昔は「鏡の『間』」という言い方が普通だったのに、いつの間にか「鏡の『回廊』」という和訳が主流になっている。フランス語の「Galerie des Glaces」の語感に近いのが「回廊」なのでしょうかね。”ガルリィ”のイメージは、広間みたいな感じの空間のこと。昔風に「鏡の間」でもいいと思うし、「鏡の広間」でも言いやすいかなと思うのですが、どうして「回廊」なの? -
19 ルイ14世の寝起き目線
体験者はご存知のとおり、鏡の回廊の背中合わせにルイ14世の寝室群がある。そして、寝室から窓辺に近寄ると、シャトー正面が見える。東向きなので、朝8時起床の国王ルイ14世は、初々しい朝日に輝く美しい大理石タイルを見たはず。
部屋の中は家具調度がなくなっているので当時と違う雰囲気だろうが、外の景色は、国王陛下の眼に入ったものと似ているはずだ。 -
国王の公式の寝室。ルイ14世は、ここで実際に寝ていた。後のルイ15世、ルイ16世は、”お休みなさい”の儀式を終えると、内側の私室に行って寝た。
ヨーロッパの王様は、「みんなの前に姿をさらしてナンボ」の存在。「国王にだってプライバシーあるのだから」、と言うなら、「そういう一般人感覚を持ち出すなら、湯水のごとく金使うな、と反論するぞ」というのが私の感想。
寝室の隣には、牛眼の間という豪華な控室もある。写真は省略。 -
ルイ14世の閣議の間。有名な部屋のひとつ。
-
20 マリー・アントワネット:Marie Antoinette の残り香に接する
王妃の寝室。マリー・アントワネット時代に復元してあるとのこと。
ベッドの向かって左に隠し扉があるが、見学された皆さんは気づいたのだろうか。ただし、写真には写り込んでいない。
この部屋の裏あたりが、王妃の私室群。冒頭に紹介したGuided Tourに加わると見学できる。ただし、フランス語で説明のようだ。 -
大膳の間という大食堂。マリー・アントワネットと子供たちの絵がかかっている。
人混みで疲れてくるので、何となく見るだけになりがちだ。 -
21 今度はナポレオンだ
王妃のオモテの部屋を過ぎると、いきなりナポレオンの世界に出る。「戴冠の間」という名前の部屋。インテリアは、やっぱりベルサイユ風だが、ジャック・ルイ・ダヴィド:Jacque-Louis David 作の「ナポレオンの戴冠式」という大きな絵がある。世界史の教科書レベルの絵だ。
ルーブル美術館に、ほぼ同じ絵があって両方とも真筆だが、ベルサイユの絵が2作目。「さて、どこが違うでしょう」と、”七つの違い”のようなクイズが出せる。答えは、いろいろなブログや、美術の解説書にあり。
2019年5月現在、ルーブル美術館の同名の絵は、展示室修復工事のため一般公開中止。そのため、ベルサイユのこの絵しか見られず、少しがっかり。 -
「戴冠の間」の次の間。フランス第1帝政初代皇帝ナポレオン1世の肖像画がある。またまた、世界史の教科書でお馴染みの顔。
実際の戴冠式では、ナポレオンは、自分でひょいと帝冠を頭に載せた。しかし、それでは、あまりに生々しいので、戴冠式の絵では、ナポレオンが奥方のジョセフィーヌ皇后に何かの冠を授けている構図にしたいうのも、それなりに有名な話。 -
22 カルロス・ゴーンの名前も浮かぶぞ
戦史の回廊。木組みの床が美しい。ベルサイユの贅沢な造りを感じる。
カルロス・ゴーン氏が、お誕生日会を開いたときのディナー会場がここ。口外無用とのメッセージ付きで招待状を発送したらしいが、いまではバレバレ。 -
23 豪華というより清楚なベルサイユ
「戦史の回廊」の背後の通路。金ピカのオモテとは違うが、清楚な美しさを感じた。床の市松模様と、アーチ天井の組み合わせが見事。 -
通路沿いに、ブルボン王朝初代国王アンリ4世(在位1589年-1610年)の像が並べてあった。ベルサイユ宮殿には直接、関係ない王様だが、フランスでは人気の王様の一人。ものすごくモテたそうだ。私も好き。
でも、超がつく、お風呂嫌い。
「美しい姫よ、近こう寄れ」
「陛下、お体の匂いが臭くて、足がこれ以上、前へ出せません」 -
24 くたびれた、腹減った
シャトー内のガイドツアーと、自由見学コース歩きを終えて3時間半。カフェ・アンジェリーナをちら見したら、店の外まで行列だったので、ランチは庭園に入って食べることにした。
お土産屋に再び入って、もうシャトーから出ることにした。「王族の階段」から地下へ降りた。
ああ、くたびれた、腹減った。でも、予定の半分も消化していない。 -
そのあと、庭園、噴水見物、トリアノン詣でときっちりこなし、夕暮れ近くに退散。夕立のあとは青空がみるみる広がり、すっきり。
さすがベルサイユ、料金以上に楽しんだ。
了
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