2019 イタリア・モザイクの旅　その7　メストレからトリエステへ

2019/05/01 - 2019/05/01

5月1日は日本の元号が令和に変わる日です。
テレビを見たら新天皇陛下が皇居で祝辞を受けられている場面が映されていました。

さて、今日はトリエステに行きます。
1日目にアクイレイアに行ってモザイクを見て、それからトリエステに行って市内観光をするつもりでした。
ところがゼネストの予告が出ています。
イタリアのストライキサイトで見ると、公共交通機関は除くと書いてあるようなのですが、なにせイタリア語は分からない。
アクイレイアまで行けても、その後足止めとかになったら困るので、トリエステに先に行くことにしました。

駅に行くとレッジョナーレも普通に動いているし、イタロもフレッチャロッサも動いているようです。
ディレイの掲示も出ていないので一安心です。

トリエステはフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の州都です。
アドリア海に面した港湾都市で、スロベニアとの国境に位置しています。
古くはローマ帝国、アクイレイア、ヴェネツィアの支配を受けていました。
第一次世界大戦までは長らくオーストリア・ハンガリー帝国の統治下にあり、その重要都市として繁栄しました。第一次世界大戦後にイタリア王国領となりますが、第二次世界大戦後はイタリアとユーゴスラビアとの間で帰属をめぐる紛争が生じ、一時期は国際連合管理下の「トリエステ自由地域」が置かれていました。
今回の行程は以下の通りです。

4月25日
関空発アシアナ航空でインチョンへ。
インチョン発アシアナ航空でローマへ。
https://4travel.jp/travelogue/11491522

4月26日
ローマ・テルミニから電車でオルビエートへ。
オルビエートからチビタ・ディ・バニョレージョへバスで日帰り。
オルビエート泊
https://4travel.jp/travelogue/11491544

4月27日
オルビエートから電車でボローニャへ。
ボローニャの町散策。
ボローニャ泊
https://4travel.jp/travelogue/11492723

4月28日
オルビエートからラヴェンナへ日帰り小旅行。
ボローニャ泊
https://4travel.jp/travelogue/11492791

4月29日
ボローニャからイタロでヴェネツィア・メストレへ。
ドゥカーレ宮殿、コっレール博物館見学。
メストレ泊
https://4travel.jp/travelogue/11494275

4月30日
トロチェッロ島、ブラーノ島、ムラーノ島小旅行。
メストレ泊
https://4travel.jp/travelogue/11494610

5月1日
ベネネツィア・メストレから電車でトリエステへ。
トリエステの町散策。
トリエステ泊
https://4travel.jp/travelogue/11495737

5月2日
トリエステのミラマーレ城見学。
トリエステから電車とバスでアクイレイアへ。
アクイレイアからベネネツィア・メストレへ。
メストレ泊
https://4travel.jp/travelogue/11497251

5月3日
ベネツィアちょっとだけ散策。
ベネツィアからアシアナ航空でインチョンへ。
https://4travel.jp/travelogue/11497628

5月4日
インチョンストップオーバーのため、曹渓寺の花まつりとパレードを見に。
ソウル泊
https://4travel.jp/travelogue/11497634

5月5日
早朝8：30のアシアナ便で金浦空港から関空へ。

エリア トリエステ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

上から
①メストレからトリエステまでのFSのチケット。13.1ユーロ
その下
②トリエステのバスチケット
24番のバスでサン・ジェスト城まで行くのに1枚。
後の2枚はミラマーレ城の往復に使いました。
③右下はサン・ジェスト城の入場券。3ユーロです。

今日はレッジョナーレに乗ってトリエステまで行きます。
捻挫した足は腫れて来ました（もともと太いけど…）
でも歩けないほど痛みもありません。なので、トリエステに行くことにしました。
スーツケースはアーロンに預かって貰います。
きちんと鍵付きの部屋で預かってくれました。きっちりしているので安心です。
今日はトリエステに泊まって、明日再び帰って来てアーロンに泊まります。

メストレ駅です。

メストレの駅中。
マクドナルドとかファストフードのお店がありました。
右に見えているのが本屋さん兼お土産屋さんです。
これ以外にもチョコレート専門店とかモバイル関係のお店がありました。

中央改札。

ストライキとは思えない。
遅れも出ていないし、イタロもフレッチャロッサも普通に走っている様子だし。

メストレ駅のトイレはマクドナルドの隣にあって、入るところは電車の自動改札みたいな感じです。
1ユーロを入れたら入場できます。
1ユーロ取るだけあって、綺麗でした。

トリエステの空港駅。

Hotel Colombia に着きました。
早い時間でしたが、部屋の用意が出来ていたのでチェックインさせてもらえました。

ここが部屋です。
冷蔵庫はありました。

洗面所の奥にシャワー室があります。

お湯の温度も量も問題ありませんでした。

なんかアパートメントのシャワー室ぽっくて、密かに気に入りました。

荷物を置いたし、サン・ジェスト聖堂へ行くことにしました。
タバッキでバスチケットを買って、24番のバス乗り場を探します。

赤の☆印の所がサン・ジェスト聖堂に行く24番バスの乗り場です。
駅前の公園の南側にある建物の所にあります。

私はここで乗ったのですが、この後ローマホテルの前にも停まったので、ローマホテルの前のバス停でも乗れるのではないかと思います。

24番バスはサンジェスト城に着く前に地元のおじさん・おばさんが降りてしまったので、私一人での到着になりました。
写っている青いバスが乗ってきたバスです。

サンジェスト城。

サンジェスト城の前の公園

ローマ大聖堂跡

サン・ジェスト大聖堂

大聖堂の入口

５～６世紀のローマ時代の二つのバジリカに、サン・ジェスト教会（右）とアッスンタ教会（左）の二つを結合させて１３００年代に再建した聖堂。

聖ジェストとは紀元３世紀にトリエステに生きたキリスト教徒で、ローマのディオクレティアヌス帝の統治下で行われた紀元３０３年のキリスト教への大迫害の際にローマの神への改宗を拒み、溺死の刑に処されました。
その詳細がモザイクの下に残るフレスコ画に描かれています。鞭で打たれ、牢屋に閉じ込められても改宗を拒んだジエストは石の重りをつけられてトリエステの海に沈められました。本来なら海底に沈むはずが、不思議なことに縄が解け波で岸辺まで遺体が運ばれ、それをキリスト教徒が回収し海からほど近い教会に安置したということです。

後陣中央には近代のモザイクがあります。

中央身廊の彩色された竜骨状の天井。

柱列の向こう側がサン・ジェスト教会

サンジェスト教会部分には、このドーム屋根があります。こんな風に柱で支えるデコレーションは珍しいものだそうです。

ここに「キリストと聖ジェストと聖セルヴォロ」のモザイクがあったのです。
足の捻挫が頭にまで影響したのか、これを見逃すという大失態を演じてしまった。
後で気が付いて後悔の大嵐……

アッスンタ教会にある「聖母と大天使ミカエルとガブリエル」のモザイク

聖母マリアと幼子キリスト、それに大天使ミカエルとガブリエルです。

1ユーロ入れると3分間照明が点くらしいんだけど、1ユーロコインが無い。
小銭をジャラジャラ入れても点くかどうかわからないので、止めた。

外に出ました。
鐘楼があるけど、登る気力が沸かない（高い所が大好きなのに…）

サン・ジェスト城に行くことにしました。

古代には城壁があったとされる場所にフェデリコ2世の命により、1471年～1630年にかけて建てられた城です。見晴らしの良い街の監視場としての役割を担っていたようです。

跳ね橋を渡って入ります。

跳ね橋を渡って入った所です。

ちなみに、トイレは左の入口を入った所にあります。
無料できれいでした。
右に行くとチケット売場と城内への入口があります。

お城の中の広場

階段を登ってテラスに出ました。

海方面が見えます。

中庭から建物に入った所。

武器庫。

階段を降りるとテルジェスティーノ石碑博物館かな？

再び中庭に来ました。

休憩を求めてビールとフレンチフライです。

城壁の上を歩いています。

サン・ジェスト聖堂が見えます。

ここで向こうから来る女性に「こんにちわですか？」と聞いたら、やはり日本の方でした。
一人旅の様でした。

どうしてもライトアップされた聖母子のモザイクが見たくて、手に入れた1ユーロをもって来ました。

証明が点いた瞬間感動しました。
3分間写真を撮って、見とれてました。
やっぱり引き返してよかった！！

来るときはバスに乗ったので、今度は歩いてローマ広場まで行きます。
坂道の町だって須賀敦子さんの本で読んでいたけど、本当に狭い坂道の町でした。

迷いつつローマ劇場まで来ました。

ウニタ・ディタリア広場を目指して歩いています。
途中にあったメリーゴーランド。

Borsa広場。
レオポルド1世の像。

ウニタ・ディタリア広場。
正面が市役所です。

ロイド保険トリエステ館。

政庁舎。

水族館。

足が痛いのにイータリーの辺りまで歩いて行きました。
ヨットハーバーの所で引き返すことにしました。

大運河。

ポンテ・ロッソが見えます。

至聖三者聖スピリドン・セルビア正教会聖堂。
正面ファザードにモザイクがあります。

疲れたのでホテルに帰っています。

ヴィットリオ・ヴェネト広場にあるトリトンの泉。

ホテルのスタッフに教えてもらった、ホテルの近くのレストラン。

小さな野菜サラダ。
パスタ・アマトリチャーナ（すごく美味しかった）
グラス白ワイン2杯。
ティラミス。
アメリカーナ。
で21.5ユーロでした。
サービス料1.5ユーロも入っています。