2019/04/23 - 2019/04/26
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akricaさん
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初春の旅、秋田を訪れました。
前編「桜咲く角館」に続き、後篇、「新玉川温泉、玉川温泉自然研究路」をお送りします。
初日に角館の桜を楽しみ大曲に宿泊。二日目は田沢湖駅からバスで新玉川・玉川温泉に向かいますが、バスの時間調整もあり田沢湖畔に少しだけ立ち寄りました。
そこから路線バスで約40kmほど、1時間少々かけて新玉川温泉へ。そこで2泊の滞在です。
玉川温泉は観光というよりその日本有数の強酸性源泉と微量のラジウム放射線を発する岩盤浴により、古来より湯治で有名な療養・静養を目的とする温泉地。その隣の新玉川温泉は玉川温泉と同じ源泉の湯を浴びながら快適に過ごすために最近開設された短期滞在型の姉妹宿です。玉川温泉へは夏から秋にかけては歩いて行き来できますが、この季節は雪が残り本数が少ないシャトルバスでの移動となります。
実は新玉川温泉滞在中、写真をほとんど撮ってないんです。
温泉と食事に集中してリラックスしようと思っていました。天気もずっと良くない雪の残る山の中でしたし、蒸気に含まれる硫化水素ガスやそれら特殊な環境により時計や電子製品など錆びたり壊れたりすると言われていたので、カメラ/スマホもしまったままでしたから旅行記は見送ろうとも思っていました。
でも玉川温泉の方に出かけ、源泉の風景を垣間見たときの非常に印象がとても強く、最終日にはやりカメラを持ち出し「玉川温泉自然研究路」の噴煙の様子を撮影することにしました。
そういう訳で、観光で楽しい旅行記ではないのですが、よろしければご覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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二日目午前、大曲から田沢湖駅まで秋田新幹線。写真で見るよりずっとかっこいいですね。
在来線で十分な距離ですが、盛岡ー秋田間は在来線の本数が極端に少なく、近くても新幹線利用になってしまいます。指定席はとらず、空いている席に座ります。
けっこう混んでいました。田沢湖駅 駅
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田沢湖駅から路線バスで新玉川温泉まで行くのですが、本数が少なく、時間まで水芭蕉やカタクリの花などを見に行けないかと観光案内に相談。それは厳しそうでしたが、田沢湖畔に寄る提案をいただきました。時間的にもぴったりです。
田沢湖駅から田沢湖畔停留所までバスで10数分ほど、約1時間後に同じ停留所から玉川温泉行きのバスが出ます。
停留所から降りると、ちょうど田沢湖遊覧船が出る時間でした。乗り場に急ぐ人たちもいましたが、私たちは散歩する程度で十分です。田沢湖レストハウス お土産屋・直売所・特産品
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田沢湖に寄ることは予定していなかったので、何も知識がありません。
日本で一番の深さとか、あとで知りました。
伝説の美少女たつこ像の写真は見たことありましたが、それがこの湖にあることも。田沢湖 自然・景勝地
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この季節、この天候ゆえか、閑散としていました。
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桟橋から水面を見ると、他の人の餌やりに魚が集まっていました。
透明度が高く泳ぐ群れがとてもきれいでした。 -
乗って漕いだのは子供の頃の記憶しかありませんが、スワンのボートの景色にはなんとも言えない郷愁を感じます。
もの寂しい感じがいいんです。 -
1艘のスワンが桟橋から出ていきました。
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周囲の山々が何という山々なのかも知らないのですが。
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湖畔のレストハウス 、土産店も閑散とするなか、土産店の奥に秋田犬見学所というのがありました。これは見なきゃ!
お土産屋さんで何か買うか100円支払えば、裏の大きな犬小屋を見ることができます。秋田犬は3匹飼われていて、そのうち2匹が散歩に出かけようとしているところでした。この犬は残された若い子で、自分も散歩に散歩に行きたいと騒いでいました。秋田犬、やっぱりかわいいです。 -
再び路線バスに乗り新玉川温泉に向かいます。約1時間かかります。
山々に雪が残るのが見えるなか、山道を登っていきます。ここは田沢湖ダムを過ぎた辺り、ダム湖の景色が続きます。 -
やがて周囲は積雪の景色に変わっていきました。
こんな山奥とは。 -
ブナの森に積もる雪の中を走ります。
昔の人はよくこんなところに分け入って温泉地を開いたものだと思いました。 -
新玉川温泉に着きました。
ホテルのエントランス前、これは着いた翌日に撮った写真ですが。
着いた翌日は雨が降り、ご覧の通り霧が立ち込め真っ白でした。新玉川温泉 宿・ホテル
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エントランスより。
はじめに書きましたように、新玉川温泉ではほとんど写真を撮りませんでした。
カメラやスマホをバッグにしまって温泉三昧。
ホテルに着いた日はまずまずの天気で、遅めの昼食後、シャトル(マイクロバス)で玉川温泉に移動し湯治の注意点のレクチャーを受けました。何しろpH1.2という塩酸を含むすごい強酸性の湯、ラジウムを含む泉質ということで、初めての人は気をつけることが色々あるんです。その後、外で源泉の湯煙を浴びたり、ラジウムを含有するという北投石に腰掛け、効果のことなど教えてもらいながら、他の湯治客の人たちとお話などしていました。
夜は品数豊富なブッフェ・ディナーの後、いよいよ大浴場で体験入浴。
大浴場はとても大きく、浴場内は床も壁も天井ももちろん浴槽なども総木造りで、見たこともない本格的な雰囲気でした。たくさんの浴槽があり、源泉50%、100%の浴槽、ぬる湯、あつ湯、浸頭湯、打たせ湯、箱むし湯、歩行浴、さらに露天風呂もありました。3分浸かって3分休むなど気を遣って浴びましたが、刺激が強く、肌にぴりぴりきました。相当効きそうです。 -
私たちの部屋から離れた別の宿泊棟が見えます。
雪に囲まれた温泉地に宿泊なんて、実は初めてです。新しいですが、雰囲気ありますね。大きなホテルでこの時期は満室でしたがゆったりしており、食事の時以外は混雑した様子は全く感じられませんでした。
宿泊二日目は天気よくありませんでしし温泉三昧。
新玉川温泉で大浴場入浴2回と屋内岩盤浴、玉川温泉でも大浴場で入浴しました。
新玉川温泉と玉川温泉の大浴場はほぼ同じ規模と様式でした。どちらも素晴らしいです。
そして朝夕のお食事は湯治宿らしく健康的なメニューのブッフェでした。おいしかったと思います。
写真がなく、申し訳ありません。 -
これは新玉川温泉の売店で買った、樺細工の葉枝おき(箸置)です。
樺細工は前回旅行記の角館の名産品ですが、ここに素敵なのがありました。樺細工といえば何と言っても茶筒なんですが、私たちには宝の持ち腐れなのでちょうどよいものが見つかってよかったです。 -
新玉川温泉三日目、最終日。
朝食後、大浴場にて最後の入浴をし、荷物を預けチェックアウト。
シャトルで玉川温泉へ、そしてこの日は自然研究路散策と最後の岩盤浴です。
初日に途中まで歩いて見た光景が印象的で、是非とも写真に残したく、やっとカメラを持ち出すことにしました。
玉川温泉自然研究路の始点から。 -
十和田八幡平国立公園の中で活発な火山活動をみせる玉川温泉周辺を探勝するが玉川自然研究路。一周は約30分、道はずっと舗装されておりなだらかです。
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道の右側には源泉を宿に引く湯川が見えます。
湯川の上の木の枠組は湯の花を採取する湯華樋(湯畑)です。
温泉好きではなくとも色々行ったことありますが、こんな様子を見るのは初めてでした。玉川温泉 新玉川温泉 温泉
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左側には、温泉と訪れる人々を守護する玉川薬師神社が見えます。
このあたりがラジウム等を含み放射性を持つという稀有な鉱石、北投石のあるエリアです。
鳥居の手前の岩場あたりがいちばん放射線量が多く効能があると言われ、天気が良ければ順番待ちの人で混み合うそうです。 -
さらに進むと湯煙りに煙る道が続きます。
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散策路と湯川が平行に接近しているエリアです。
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湯の硫黄分で鮮やかな黄緑色の川の流れ。
硫黄のにおいが立ちこめます。 -
写真で見た風景よりずっと蒸気の量が多いです。
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川面。
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そしてここが源泉が噴出する 大噴(おおぶけ)。
硫黄分のせいか、湯の鮮やかで澄んだ青さが印象的です。 -
毎分8,400リットル、1カ所としては日本一の湧出量、湯温98℃、pH1.2という日本一の強酸性の源泉です。
ボコボコいって噴き出ています。大地のエネルギーを感じます。 -
大噴の前にて。大量のマイナスイオンを含んだ噴煙ミストを浴びます。
煙は風向きにより周囲が全く見えないほどになります。
呼吸器系には特にいいと聞きました。 -
雨でなければこの柵の手前歩道にゴザを敷き、煙を浴びる人たちが集まります。
私たちも初日にしばらくそうしていました。そこで非常に詳しい常連のおじさん達に出会い、玉川温泉の効能のことなど教えていただき、先ほどの鳥居の前の北投石の案内もしていただくなど色々お話できたことが非常にためになりました。 -
更に大噴(おおぶけ)の先を行くと、谷と丘を見渡せる開けた光景の中に建物が見えてきました。
何本かの湯川が流れる谷あいに3棟のテント小屋があります。 -
最終日に初めてここまできました。
NHKのドキュメンタリーなどで見ましたが、ここがあの天然の岩盤浴のための浴場テント小屋の集まりなのでした。
非日常的な、何か圧倒的な迫力がある光景なのが伝わりますでしょうか。 -
テレビやウェブ上で見た映像では煙りが少なくクリアーで明るく、多くの人が集まる一見のどかな景色に見えました。小屋の中だけでなく、周囲の地面にも多くの人が思い思いにゴザを敷き寝転んだり、順番待ちするなどの景色を見ていたのですが。
この天気だからなのかほとんど人影がなく少し怖いほどの雰囲気でした。 -
とても近寄り難い雰囲気でしたが、私たちも体験岩盤浴をするために川を渡り降りて行きました。
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体に何らかの問題を抱えた人たちが、湯治・療養のために真剣な思いで全国から訪れる。軽々しく旅行記にしていいものなのか…。
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壁に見えたのは細かな黒い網で、ある程度風を通し寒そうです。
中にまばらに人影が見えました。 -
映画のなかのシーンのようです。
何か強く迫ってくるものがあります。 -
頻繁に風向きが変わります。
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地面に刺されたパイプから噴き出る噴気。
大地の息遣いのようです。
硫黄臭がたち込めていました。 -
噴気に囲まれます。
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手前の小屋に入ってみます。
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気温は低いのですが地面は熱く、ゴザを敷き、低温火傷に注意しながら寝転んでいるとじわーと汗が出てきます。
数十分地熱を浴びることで効用があるということです。 -
これほどの小屋が隠れるほどの噴煙はそう頻繁には見れないのではないでしょうか。
雰囲気に圧倒されました。 -
岩盤浴場を離れ、先へ歩いていくと噴気孔エリアが見えてきました。
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岩山のあちこちから勢いよく噴気が上がり、活発な大地の活動を目の当たりにしました。
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噴気孔は有毒な火山性ガスを放ち、危険で近づけません。
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ゴォーッッッ!っと音が響く。
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ガスの中の硫黄分が固着し、黄色くなった噴気孔。
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散策路を登り小高い丘から見下ろします。
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丘の上にも湯の川が流れていました。
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更に高いところから振り返ります。
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蛍光色っぽい黄色です。
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日本でもこんなすごい景色が観れるんですね。
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引き返します。
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湯華樋あたりに戻ってきました。
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木の枠組が湯の花を採取する湯華樋(湯畑)だと思います。
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まだ少し時間がありましたので、再び玉川薬師神社前の岩場エリアで最後の時間を過ごします。
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同じ新玉川温泉に宿泊し、たびたびシャトルで一緒になった方とお話ししながら。
2日前に来たとき詳しい常連客の人が簡易な線量計を持っていたのですが、ここで実際に放射線が確認できました。 -
そろそろ引き上げましょうか。
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シャトルで新玉川温泉に戻り、預けていた荷物を受け取り、路線バスが来るのを待って秋田新幹線の出る田沢湖駅へ向かいます。
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バスの外の風景を見ながら感慨にふけります。
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車両のトラブルだったか1時間ほど遅れていた秋田新幹線に乗り、東京経由で帰路に着きました。
機会があればまた来て、もう少しゆっくりしたいと思いました。
紅葉の季節はまた素晴らしいと聞いています。
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