2019/05/03 - 2019/05/05
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gamzeさん
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東日本大震災から8年。私たち大人にとっては忘れられない大災害ですが、震災以降に生まれた子どもたちはあの時のことを知りません。
友人の暮らす石巻で、東日本大震災で何が起き、そこから人々がどうやって生活を立て直してきたのかを、子どもたちにも知ってもらいたい。
そんなテーマを持ちながらのこの旅ですが、もちろん地元グルメや新緑の季節をたっぷり堪能しました。
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石巻行きは3月に決めて民泊を予約していたのに、まさかの新幹線チケット買い忘れ!なんとチケット購入したのが連休直前でした。行きはまだまだ余裕でしたが、帰りは選択肢がほとんどなく。飛行機の予約は忘れないのに、新幹線はたびたび忘れてしまうのは何故だろう…。
出発は連休後半。大混雑の東京駅で駅弁を買い込み、8時の東北新幹線に乗り込みました。これは鮭はらこ弁当。朝からガッツリいきます。
仙台で乗り換え、仙石線で石巻まで。連休中のためか、かなり混雑しています。1時間ほど電車に揺られます。 -
11時45分頃、ようやく石巻に到着!
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改札内で旅人を出迎える仮面ライダーとサイボーグ009。ここ石巻には石ノ森萬画館という、石ノ森先生の作品が収められたミュージアムがあるのです!
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レトロで可愛い駅舎。
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よく見ると、駅名の上にもサイボーグ009の誰かがが飛んでる!
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これは駅舎の中から。ロボコン、サイボーグ009、シージェッター海斗など、メジャーなキャラクターが描かれたステンドグラス。
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駅から石ノ森萬画館までの道のりはマンガロードと呼ばれ、石ノ森先生の作品モニュメントがたくさん!立ち止まっては記念写真を撮影してしまいます。
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まず最初に訪れたのは、石巻こけしの工房「Tree Tree Ishinomaki」。https://www.treetreeishinomaki.com/
昭和5年創業の老舗呉服屋、林屋呉服店の三代目が震災後に始めたこけし屋が、今や大人気に。ユーモア溢れるこけしが可愛くて、絶対買いたい!と思っていたけれど、なんと売り切れ。製作も間に合わないくらいだそう。
我が家の子供達はこけしの絵付け体験をしたいということで、ダメ元でお願いしたところ、平べったいこけし型の絵付けならば大丈夫ということで、家族全員でチャレンジすることに。 -
こけしの顔をどう書くか、筆の使い方から丁寧に教えてくれました。こだわり派の我が子たち、失敗して大泣きしたり、絵の具で塗り潰してやり直したりと試行錯誤の末、なんとか満足いく作品ができました。
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子どもたちはなぜかスーパーマリオに出てくるテレサの顔…。私のは一番左。意外とそれっぽくできたかな。
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こけし屋さんから徒歩3分くらいのところにあるラーメン屋に移動し、ようやくお昼ごはん。
駅舎を背にマンガロードを5分くらい歩いたところにある、しぇんろんというお店。 -
店内で製麺している本格派。YOSHIKIさんほか、有名人が多数訪れている模様。一番人気は鯖だしラーメンだそうですが、限定のため売り切れでした。
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こちら、チャーシュー6枚乗せのスパイスラーメン。パクチーも乗り、にんにくがバッチリ効いていてスパイシーだけど辛くない。癖になるスープです。チャーシューは生ハムみたいな食感。スープに浸るといい具合に熱が加わってまた違う風味に。
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子どもたちは醤油ラーメン。
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野菜たっぷり餃子もすごく美味しかった!
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大満足の私たちは、ここで二手に分かれて活動です。夫と子どもたちは石ノ森萬画館へ。私は民泊のオーナー女史と地元スーパーで夕飯の買い物。今夜は民泊でホヤや魚をさばくというオプションをつけたのです!
いま石巻はホヤが旬。こんなに安く、殻付きホヤが売られています。 -
こちらはむきホヤ。でも地元の人は圧倒的に殻ホヤを買っていました。
実はこのホヤ、震災前は9割を韓国に輸出していたそうで、地元で当たり前に食べられていたわけではないらしい。しかし震災時の原発事故で韓国が日本の食材を輸入しなくなり、今まで9割も輸出していた分が売れなくなってしまった。そこで、地元でもっとホヤを食べようと、さまざまなレシピ開発もされているのだとか。
私自身、ホヤは初体験。どんな味なんだろう。 -
こちら殻付きの牡蠣。美味しそう~!
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子どもたちは石ノ森萬画館へ向かいました。連休中は仮面ライダーショーがあり、大混雑のよう。
https://www.mangattan.jp/manga/
ちなみにこの萬画館、中洲にあるのです。その様子がマンハッタンに似ていることから、石ノ森先生はこの地をマンガッタンと呼んでいたそうです。
ちなみに、石ノ森章太郎先生は石巻出身ではないのですが、宮城県内から石巻にある映画館に通い詰めていたそうで、先生の思い出の地なんだとか。そういう背景もなかなか素敵ですねー。 -
今にも飛び立ちそうな宇宙船フォルム。
この萬画館も、震災の被害は深刻だったようです。詳しくは公式サイトに写真もありますが、津波で館内めちゃくちゃになってしまったところから、たくさんの支援が入り、復活したそう。
最初は地元の人も萬画館にあまり期待していなかったようですが、震災後の頑張りで大きな企画展も呼べるようになり、今や地元の一大観光地となっています。 -
内部は3階建てになっています。
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仮面ライダードライブの車が!
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展示室には、歴代ライダーのマスクが展示されています。
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サイボーグ009
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昭和ライダー。
屋外は公園になっていて、そこでライダーショーが行われたようです。ものすごい人で、ライダーショー終了後は館内で身動き取れないくらい大混雑だったみたい。 -
ロボコン。可愛い!
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石ノ森萬画館から橋を渡ってすぐのところにある、いしのまき元気いちば。お土産を買うならここが便利。生鮮食品からお菓子、お酒、グッズまで、なんでも揃います。
私たちはここの魚屋で、夕飯用にウマヅラハギとイカを買いました。これをさばいて刺身にします。ちなみに元気市場の魚屋さんは、地元の人も買いに来るようで、おススメと言われました。 -
元気いちばではしゃぐ息子たち。
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町のあちこちでこのような石碑や、津波到達地点を示す看板を見かけました。
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マンホールのふたは萬画館とロボコン。
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いしのまき元気いちばからてくてく歩いていると(子どもらが仮面ライダースタンプラリーをやりがてら)、石巻ニューゼという小さな博物館を見つけました。https://hibishinbun.com/newsee/
石巻日日新聞が運営するニュース博物館です。震災後に創設され、石巻の震災や復興、地域文化について伝える場になっていました。
写真は震災翌日から発行された手書きの日日新聞。インターネットがないなかで、またたとえネットがあってもその信頼性が不確かな中で、新聞社が発行する情報は本当に貴重だったことでしょう。 -
震災を知らない子どもたちに、この新聞が作られた意味を話しました。伝わったかな?
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民泊に向かい、夕飯の支度に取り掛かります!
こちらは元気市場で購入したウマヅラハギ。これから捌き方を教わり、私がお造りにするのです!できるのか⁈ -
こちらはホヤ。子どもたちと捌きます。海のパイナップル!
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ホヤのたんこぶについているプラスとマイナスのマークを頼りに、プラスから落として中の海水をボールに貯めます。
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子どもたち、怯まずにガンガンいきます!
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小1の次男も挑戦。小さい頃から包丁を使わせていたおかげか、うまい具合に捌いていました。
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ウマヅラハギは肝と和えて、カレイとイカはお造りに(盛り方の酷さはご容赦を!)、ホヤは一口大に切り、そのまま味付けせずに。カレイとウマヅラハギの頭や骨などは、あら汁にしていただきました!どれもめちゃくちゃ美味しくて、日本酒が進みます。
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オーナーが秘蔵の海苔を出してくれました。ちょっと炙っただけの生海苔が、滋味深くて美味しくて美味しくて、、、。この海苔屋さんは海の目の前に工場があり、2階まで津波で浸水したそう。民泊オーナー女史が震災ボランティアで片付けに入って以来のお付き合いだそうで、翌日、工場に連れて行ってもらうことにしました。
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こちらは石巻の地酒、日高見と墨廼江の純米吟醸。それから超濃厚ヨーグルト酒も!石巻の地酒ふたつは魚に合うよう設計されているだけあり、刺身に合います。濃厚なヨーグルト酒は、飲み過ぎ注意の旨さ!最後に飲んだ、味付け無しのあら汁が五臓六腑に染み渡りました。
翌日に続きます。
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