10日間のゴールデンウィークを前後に延長して、12泊13日でローマ→フィレンツェ→ミラノを巡った旅の記録です。<br /><br />その1【ヴァチカン美術館編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11484205<br />その2【サン・ピエトロ大聖堂編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11484906<br />その３【コロッセオ編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11485363<br />その４【フィレンツェでドゥオモに登る編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11485870<br />その５【ウッフィッツィ美術館編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11487333<br />その６【ピッティ宮・アカデミア美術館編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11487345<br />その７【フィレンツェ: 小さな名店巡り編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11487348<br />その８【ミラノ: スカラ座の夜編】<br />https://4travel.jp/travelogue/11489804

12泊13日ローマ、フィレンツェ、ミラノの旅(^-^) その２【ローマ: サン・ピエトロ大聖堂編】

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2019/04/25 - 2019/05/08

2092位(同エリア6973件中)

エリア

ローマ(イタリア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道飛行機

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: ブッキングドットコム

ローマ3日目。すんごい快晴！
入場を待つ行列が日中は100m以上になってしまうサンピエトロ大聖堂。。朝か夕方ならなんとかなると聞いていたので、夕方の終了間際に行こうと思っていたのですが、朝3時半に目が覚めてしまったので、急きょ早朝に行くことにしました(^-^)！
ファザード。高さは50mくらいあるのでしょうか。よくこんなものを、500年も前に作りましたよね～
7:30。
サン・ピエトロ大聖堂の入場は朝7:00～ですが、既にセキュリティチェックを待つ行列ができています。昨日100mを見てますから、こんなのなんてことないです。セキュリティチェック待ちは10分くらいでした。

セキュリティを通過すると「クーポラに登る人はこちら」と矢印が。大聖堂に先に入るか、クーポラに先に登るか、さほど考えずクーポラの方へ。
大聖堂の入場は無料ですがクーポラは有料で、エレベーターで途中まで登りたい人は€10、全て徒歩で登る人は€8でした。
全て徒歩で上ると500段ちょっと、エレベーターで途中まで登ってもあと300段以上あるということで、せっかくなので全て徒歩で登ることにしました(^-^)
クーポラへの500段の階段の始まり。
こんな感じの緩やかな階段で始まって、
途中でさらに緩やかになりました。
あら、これならへっちゃらじゃない？と思っていたら、、

ドームの下の部分に到着(^-^)
多分ここで200段です。ここまではエレベーターで登れるようです。間近にドームの天井が見られます。

左から撮ったり、、
右から撮ったり。
正面から撮ったり。
美しい～
ドームの中のモザイクを間近で眺めたり。
さて、一休みしたところで、さらに登ります。
ここからが結構大変でした。
何が大変って、らせんが小さくて目が回るのですよ～🌀
らせん階段が終わると、今度はものすごい狭い階段。しかも、壁がドームの形に斜めになっていて、歩きにくいし、平衡感覚がなくなるし。
危うく気持ち悪くなりかけました。
(写真は下りのときの写真です。上りのときはとても写真を撮る余裕などなく。。)
この狭くて壁が斜めの階段が、かなり続きます。
(写真は下りのときの写真。)
やっとやっと、狭くて斜めでぐるぐるの階段が終わり、ドームのてっぺんにたどり着きました！
360度一周できるので、ローマの街すべての方向を一望できます(^-^)！

いまここにいます。
写真はヴァチカン美術館を上から見たところ。
昨日行ったシスティーナ礼拝堂や、天井画が綺麗な長い長い回廊、ラファエロの間と思しき建物が見えます。

ドームの高さは120mとのこと。
写真を撮っていると、足がふるふるします。
ヴァチカン美術館。
赤色が入口で、青色がシスティーナ礼拝堂、緑色がラファエロの間、昨日は、多分黄色のルートでまわったのだと思います。

標高120mで涼しい風を浴びて汗も引き、写真も一通り撮ったので、また500段を降りて行きます。

写真は 300段降りたところの、大聖堂の屋根の上。
クーポラ(ドーム)が近すぎて、写真に入りません～
ちょっと遠ざかって、やっとドームが見えました。
お土産物屋さんと、郵便が出せるポストもありました(^-^)

「ヴァチカンから郵便を出そう～」とガイドブックに書いてあるのはこのポストのことでしょうか。
屋根の上を、ファサードのほうに歩いて行くと、ファサードの上に並んでいる像の後ろ姿が(^-^)

ここで500年、こうやってローマの街を見守ってきたのですね～
いまここにいます。
さらに200段降りて、地上に戻ってきました。
大聖堂の中に直につながっていました。

大聖堂の天井は色鮮やか～(^-^)
8:30くらい。
まだ人もまばらでゆったりしています。
この時間帯だと、大聖堂の中をゆっくり見て歩くことができました。
ミケランジェロのピエタ。
他の像は間近に見ることができるのですが、ピエタだけは特に厳重に守られて遠くに置かれていて、神々しい雰囲気だけはわかりますが、よく見えません～
個人的には、4つの大柱の中にそれぞれ飾られている、この大きな像がよかったです(^-^) 25メーターくらいと言っていたかな、作るの大変だったでしょうに。。

聖アンドレアと、
聖ヘレナ。
ヴェロニカ。
すみません、この像だけ、どなただったか忘れてしまいました。。
やりを持っているのでロンギヌスではないかと思われます。
宝物館に入ったり、色々とゆっくりゆっくり見て回っていたら、気がついたら正午近くになっていました！大聖堂も大混雑。動くのもままならないくらい。

宝物館ですが、たくさんの聖杯や古文書などが展示してある中で、16世紀にポルトガルから教皇に贈られてみんなにかわいがられた象のアンノーネの死後に残った象牙が展示してあったり(ちなみにアンノーネのお墓の墓碑はラファエロが書いたらしいです。)、ヴァチカンなんでも博物館みたいで結構面白かったです(^-^)
外に出ると、行列はやっぱり凄いことになっていました。。
今回、サン・ピエトロ大聖堂の間近に滞在しているので、3日間、何度もサン・ピエトロ広場に通っていますが、行列は長いときには広場を半周するくらいの長さ。 1時間ではとても入れる気がしません。2時間待ちくらいなのでしょうかね。
7時台の早朝が絶対にオススメです！

さて、正午をちょっと回ったところですが、さすがに今日は早起きすぎて、お昼寝なしでは夕方まで過ごせそうにありません。
お昼ご飯を食べたら、一度アパートメントに戻ってお昼寝zzz
結構たっぷり寝てしまい、起きたら16時。
18時過ぎまで入場できるコロッセオに行ってみました。17時にコロッセオ到着。
今日は1日中ほんとにすごい快晴でした。
17時過ぎでこの青空。5月のイタリアの日没は20時くらいです(^-^)

コロッセオのチケットは、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘との 3か所共通二日間有効チケットになっていて€12。公式ウェブサイトから事前予約もできるのですが、これまた思いついたのが直前で、当然sold out。コロッセオのチケットもVoyaginで2200円で取ることもできたのですが、 1カ所くらいあの行列に並んでみようと思い、コロッセオに向かったものの。。
あと1時間ほどで入場が終わるというのに、コロッセオのチケット売り場の行列は100mくらい続いていました(°_°)！

ただ、チケットは、コロッセオではなくフォロ・ロマーノかパラティーノの丘で買いましょう、コロッセオ以外ならそれほど待たずに買えますといろいろなところに書いてあったので、パラティーノの丘のチケット売り場に行ってみたところ。。
なんと、「今日はsold out、もう遅いからここではチケットは買えない。コロッセオでは買えますよ。明日なら、朝8時半からここでも買えます。」と。。(°_°) 時間が遅いからなのか、今日の分が売り切れてしまったのかは、よくわかりませんでした。

が～～んですが、真っ青な空をバックに、とてもよい写真が撮れました！
コロッセオの隣にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門
予定外に時間ができてしまったので、チルコ・マッシモ(昔の野外競技場跡地) からテヴェレ川の西岸のほうに行ってみることにしました。

ローマって、川のイメージ一切なかったですが、テヴェレ川、緑豊かで本当にきれいです(^-^)
ティベリーナ島にも上陸。テヴェレ川の小さな中洲です。
こちら、サン・バルトロメオ島教会でしょうか。
ちょっとした滝もあります。
この辺は、ほんとに緑豊か～
テヴェレ川東岸に戻ってパンテオンに向かいました。近すぎて、あの特徴的なドームが写りません～
パンテオン前もすごい人。ここも入場待ちの列でしょうかね。今回はパンテオンは行く予定がなかったので調べてきていません～。

というわけで素通りして、アパートメントの女性オーナーが勧めてくれたナボナ広場へ～
ナボナ広場前のサンタニェーゼインアーゴネ教会。珍しい、横長の教会です。
いかにもローマらしいドームもあり、ベルニーニのバロック調(多分)の優雅な噴水の背後に、バロック調の優美な教会。

アパートの女性オーナーもナボナ広場を勧めてくれましたが、もう1人ローマっ子の男性(ヴァチカン美術館の職員の方)もナボナ広場がオススメみたいで、どうやらローマっ子はナボナ広場が大好きなのですね(^-^)

話せば長いのですが「ダヴィンチのヒエロニムスはどこですか？」と尋ねたヴァチカン美術館の男性職員の方に夕食に誘われて、どうしようか悩んだのですが、身元もはっきりしているし、日本が大好きだと言うし、土曜日の夕食にお付き合いすることになりました。一人旅ならでは～笑。。
土曜日の夜、ナボナ広場の周りの路地のお店は深夜過ぎまでローマっ子で溢れかえっていました。みんな夜更かし。
ナボナ広場の少し先のサンルイジデイフランチェージ教会。
アパートメントの女性オーナーのEmmaがぜひ行ってと勧めてくれた教会です(^-^)
こちらもバロック調の内装も優美な、とても素敵な教会でした(^-^)
さて、アパートメントに帰る途中、またテヴェレ川に行き着いて、川沿いをお散歩しながら帰りました。本当に美しい川です(^-^)
サンタンジェロ城の近く。
ひときわ目を引く建物が立っています。最高裁判所。豪華な裁判所です(^-^)
さて、19時に仕事が終わるというヴァチカン美術館のアンドレアと20時に待ち合わせ。
夕食前に、サン・ピエトロ大聖堂裏手のジャニコロの丘に連れて行ってくれました。どうやら、ローマの夜景スポットのようです。観光客も含めて、意外とたくさん人が来ていました。こんな場所があったのですね～、知りませんでした。

ジャニコロの丘の上にあるライトアップされた噴水。アンドレアがいろいろ説明してくれました。アンドレア、ローマのことなら何でも知っています。さすがヴァチカン美術館職員。
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラも思いのほか至近距離に見えました。写真では小さいですが、、かなり近くで見えます。

それよりも何よりも、
ジャニコロの丘にクーポラを正面に見渡せる一本道があって、その道をクーポラから遠ざかるように車で進むと、なんとクーポラが、、3倍くらいに大きく膨れ上がるという不思議現象が見れます！

空の真上にある太陽よりも、夕日が地面に沈むとき、太陽がなぜか大きく見えますよね。あれは、周りに比べるものがあるときの方が物が大きく見えるという目の錯覚らしいのですが、その錯覚が、すごい倍率で起こるという、そういうことらしいです。
ジャニコロの丘、ぜひお車で行ってみてください！
円形の魔術師(と勝手に命名。笑)、ブラマンテの作品。

ブラマンテはサン・ピエトロ大聖堂の設計にも関わった大物で、このドームが後々のドームのお手本になったらしいです。

ジャニコロの丘のサン・ピエトロ・イン・モントリオ教会のテンピェット(小聖堂)
ブラマンテの設計によるサンタ・マリア・デッラ・パーチェ聖堂 @ナボナ広場のエリア
小さなかわいい聖堂ですが、ラファエロの祭壇画があるらしいです。

アンドレアのお気に入りの聖堂のようです。
アパートメントのオーナーのEmmaにもお気に入りの教会がいくつかありました。
ローマっ子、それぞれにお気に入りの教会があるのですね、おもしろい(^-^)
ライトアップされたトレビの泉、行ったことがなかったので、ついでに連れて行ってもらいました。
大人気の噴水は、夜も賑わっていました(^-^)

夕食は、なんと22:00過ぎから、アンドレアのお友達が経営するトラットリアで。ローマっ子の夕食、遅いのですね。
夕食後、コーヒーを注文しようとしたら「コーヒーはレストランで飲んじゃダメ」と、コーヒー店に連れて行かれました。ローマっ子のこだわり。

さて、明日はローマ4日目で日曜日。
朝早起きして、コロッセオに行ってみようと思います(^-^) チケット買えるかな。。
今日はなんと15km歩いたのですが、明日(日曜日)も、結果15km歩くことになります。ローマ4日間の滞在で、歩いた距離は40km以上。東京から横浜に着いちゃう距離です！