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下田代十字路から裏燧林道を経由して御池まで4時間半の苦闘を終え、滑り込みで11時5分発のバスで檜枝岐に。車をピックアップして温泉三昧のドライブへ。湯ノ花温泉の旅館チェックインには時間があるので、それならばと40分ほど車を走らせて手前にある木賊温泉の共同浴場に向かった。<br /><br />駐車場完備がありがたかったが、共同浴場までは下りの道で膝が痛い痛い。西根川沿いに湧くシンプルな小屋掛けの半露天風呂で、しばし山旅の疲れを癒す。ざっと浴びたところで道沿いにある食料品店で買い求めて簡単な昼食。木賊からはトンネルを抜ければ10分ほどで湯ノ花温泉にたどり着いたのは13時半前。チェックインは14時と思って待っていたら、ほどなく宿の人が用事から戻ってきて部屋に入れてくれた……一人には十分すぎる広さである。<br /><br />というところでまずは内風呂で石鹸を使って頭から爪先までを洗うことに。尾瀬の山小屋は風呂はあるけれど、石鹸&シャンプーは使えないのだ。<br /><br />“斎戒沐浴”を済ませたところで、浴衣に着替えて表に出た。村内に4つある共同浴場巡りをしようという目論見である。旅館近くの商店で200円也の入浴券を購入。<br /><br />最初に商店からすぐ近くの天神の湯へ湯ノ岐川に架かる橋の下にある小ぢんまりとした混浴の浴場である。もちろん他に人はいない。そして烏の行水で2か所目の弘法の湯へ、こちらは男女に別れていて、設えも銭湯のようだった。<br /><br />そして3つ目の石湯に行ったが、これが実に奇妙な建物で、巨大な岩と建物を合体させ、湯屋の片方は岩が食い込んでいるのだ。ここも混浴だが、湯温は一番に熱く、地元の老人曰く「膝や腰の痛みに効く!」だったので、膝下を湯に浸しつ長湯をした。<br /><br />さすがに3湯で切り上げたがここまでで17時半、夕食時刻も近づいて、残念ながら湯端の湯は次の機会にということに。<br /><br />さて、久々にありつく旅館の食事は写真を参照してただくことにするが、やはり相変わらず量が多くて残した料理もあったのは残念。もちろんサッポロ黒ラベルの大瓶を注文してぐびぐび! その後は南会津の地酒“秘湯すぺしゃる”と勝手に命名した1本でご機嫌。就寝前、川沿いの露天風呂にさっと入れば、朝まで熟睡である。<br /><br />翌朝も、朝食前に露天風呂に浸かったが、あーら不思議……あれほど痛かった膝が何ともなくなっていたのだ。<br /><br />7時半に朝食の後、身繕いをしてチェックアウト。8時過ぎには車を一路東京に向かって走らせたが、我が家についたのは正午ちょっと前のことで、4泊5日という一人長旅は無事に終わったのである。<br /><br />[了]

2015年9月、定年直後に秋の尾瀬を訪れる&そして最終日[7]9月29日、湯ノ花温泉末廣で温泉三昧!

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2015/09/26 - 2015/09/30

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旅行記グループ 尾瀬の旅2015年9月

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Reinheitsgebot

Reinheitsgebotさん

下田代十字路から裏燧林道を経由して御池まで4時間半の苦闘を終え、滑り込みで11時5分発のバスで檜枝岐に。車をピックアップして温泉三昧のドライブへ。湯ノ花温泉の旅館チェックインには時間があるので、それならばと40分ほど車を走らせて手前にある木賊温泉の共同浴場に向かった。

駐車場完備がありがたかったが、共同浴場までは下りの道で膝が痛い痛い。西根川沿いに湧くシンプルな小屋掛けの半露天風呂で、しばし山旅の疲れを癒す。ざっと浴びたところで道沿いにある食料品店で買い求めて簡単な昼食。木賊からはトンネルを抜ければ10分ほどで湯ノ花温泉にたどり着いたのは13時半前。チェックインは14時と思って待っていたら、ほどなく宿の人が用事から戻ってきて部屋に入れてくれた……一人には十分すぎる広さである。

というところでまずは内風呂で石鹸を使って頭から爪先までを洗うことに。尾瀬の山小屋は風呂はあるけれど、石鹸&シャンプーは使えないのだ。

“斎戒沐浴”を済ませたところで、浴衣に着替えて表に出た。村内に4つある共同浴場巡りをしようという目論見である。旅館近くの商店で200円也の入浴券を購入。

最初に商店からすぐ近くの天神の湯へ湯ノ岐川に架かる橋の下にある小ぢんまりとした混浴の浴場である。もちろん他に人はいない。そして烏の行水で2か所目の弘法の湯へ、こちらは男女に別れていて、設えも銭湯のようだった。

そして3つ目の石湯に行ったが、これが実に奇妙な建物で、巨大な岩と建物を合体させ、湯屋の片方は岩が食い込んでいるのだ。ここも混浴だが、湯温は一番に熱く、地元の老人曰く「膝や腰の痛みに効く!」だったので、膝下を湯に浸しつ長湯をした。

さすがに3湯で切り上げたがここまでで17時半、夕食時刻も近づいて、残念ながら湯端の湯は次の機会にということに。

さて、久々にありつく旅館の食事は写真を参照してただくことにするが、やはり相変わらず量が多くて残した料理もあったのは残念。もちろんサッポロ黒ラベルの大瓶を注文してぐびぐび! その後は南会津の地酒“秘湯すぺしゃる”と勝手に命名した1本でご機嫌。就寝前、川沿いの露天風呂にさっと入れば、朝まで熟睡である。

翌朝も、朝食前に露天風呂に浸かったが、あーら不思議……あれほど痛かった膝が何ともなくなっていたのだ。

7時半に朝食の後、身繕いをしてチェックアウト。8時過ぎには車を一路東京に向かって走らせたが、我が家についたのは正午ちょっと前のことで、4泊5日という一人長旅は無事に終わったのである。

[了]

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 檜枝岐から車を走らせること40分、木賊温泉共同浴場の駐車場に着いた。

    檜枝岐から車を走らせること40分、木賊温泉共同浴場の駐車場に着いた。

  • 木賊川沿いの共同浴場までの道のりは膝痛持ちには辛いものが。

    木賊川沿いの共同浴場までの道のりは膝痛持ちには辛いものが。

  • 西根川沿い、小屋掛けのシンプルな半露天風呂は要お志。

    イチオシ

    西根川沿い、小屋掛けのシンプルな半露天風呂は要お志。

  • まあ、10分も浸かれば十分である。

    まあ、10分も浸かれば十分である。

  • そして車で10分、湯ノ花温泉旅館末廣に到着。

    そして車で10分、湯ノ花温泉旅館末廣に到着。

    湯ノ花温泉 旅館 末廣 宿・ホテル

  • 宿の玄関。

    イチオシ

    宿の玄関。

  • そして明るい客室。

    そして明るい客室。

  • 通りにある商店で200円の入浴券を購入。29日一杯入り放題だ。

    通りにある商店で200円の入浴券を購入。29日一杯入り放題だ。

  • まずはすぐ近くの天神湯へ。

    まずはすぐ近くの天神湯へ。

  • 窓を開けると湯ノ岐川の川風が気持ちいい。

    窓を開けると湯ノ岐川の川風が気持ちいい。

  • 2つ目は弘法湯。

    2つ目は弘法湯。

  • 建物は新しめで一番に立派な設えである。

    建物は新しめで一番に立派な設えである。

  • 銭湯のようだといえばその通り。

    銭湯のようだといえばその通り。

  • 湯ノ花温泉のマンホール。

    湯ノ花温泉のマンホール。

  • 3つ目の石湯に向かう。

    3つ目の石湯に向かう。

  • 石湯到着。

    石湯到着。

  • 何だ、この建物は!<br /><br />先客がいたので中の様子の写真はなし。湯は一番に熱い。<br /><br />4つある共同浴場のうち湯端の湯以外の3湯を制覇。

    イチオシ

    何だ、この建物は!

    先客がいたので中の様子の写真はなし。湯は一番に熱い。

    4つある共同浴場のうち湯端の湯以外の3湯を制覇。

  • 18時から夕食。これだけかと思ったら……

    18時から夕食。これだけかと思ったら……

  • まだ出てきて超豪華。そしてサッポロ黒ラベル大瓶ぐびぐび!

    まだ出てきて超豪華。そしてサッポロ黒ラベル大瓶ぐびぐび!

  • 黒ラベルが空いたので“秘湯すぺしゃる”をいただきました。

    黒ラベルが空いたので“秘湯すぺしゃる”をいただきました。

  • こんな裏書です。

    こんな裏書です。

  • 会津の蕎麦もあります。

    会津の蕎麦もあります。

  • 朝一で露天風呂に。空気がひんやりとして実に気持ちがいい。

    朝一で露天風呂に。空気がひんやりとして実に気持ちがいい。

  • 朝食もなかなかの品揃え。焼き立てパンまでは食べられず持ち帰りました。

    朝食もなかなかの品揃え。焼き立てパンまでは食べられず持ち帰りました。

  • 4泊5日の旅を満喫し、安全運転で帰路につきました。<br /><br />おしまい!

    4泊5日の旅を満喫し、安全運転で帰路につきました。

    おしまい!

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尾瀬の旅2015年9月

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