どこかにマイルde長崎が出た♪ ～五島列島の北端に浮かぶ小さな島～ その2【小値賀島編】

2019/02/26 - 2019/03/01

小値賀は長崎県、五島列島の北端に浮かぶ小さな島です
どこかにマイルで長崎が選ばれなかったら
きっとその存在を知る事はなかったでしょうね

小値賀「おじか」ではなく「おぢか」と書きます

長崎県 佐世保港から海上を西に約60km。
佐世保からフェリーでおよそ３時間
高速船で1.5時間

えぇぇぇーーーーー！！
うっそー！
小値賀島への直行便あったんだぁ

長崎空港から佐世保へ、、、 思いもつかなかったな(~_~;)
長崎港の方が断然近いし
五島列島へのアクセスは長崎港って決めつけていた事に反省だね

だけど結果オーライ
佐世保港じゃなく長崎港を利用したおかげで
有川に泊まり、上五島を楽しめたんだもん♪( ´▽｀)

この旅行記は2日目 & 3日目
小値賀島を自転車でぐるりと1周
そして翌日は島の路地裏散策♪

なーんもないけど、なんか豊か
小値賀島では何もしないスローな過ごし方が逆にゆったり贅沢に思いました

エリア 五島列島(長崎)

☆五島列島 上五島の旅 2日目☆
鯨で栄えた街 「有川」 を後にします

有川港フェリーターミナル売店 グルメ・レストラン

有川港 10:15 → 小値賀港 10:50 1便のみ
「高速船びっぐあーす (2030円)」

《九州商船 095-822-9153》

「五島列島のアイス屋さん」のアイス
新上五島町で親しまれている「マルマス」の“手作りアイス”

有川港ターミナルの観光協会売店で購入
五島ならではの かんころ味 (270円)

椿油が練りこまれたバニラ味もあったので
ものすごーーーーく悩んだ事も伝えておかねば(^◇^;)

乗船時間は35分
アイスを食べ終わる頃には着いちゃったよ～

なだらかな地形の小値賀島をめぐるには自転車が1番と聞き
ターミナル内の観光協会でレンタルサイクルを借りることに

小値賀(おぢか) 港 ターミナル前で 民宿の方と待ち合わせ
荷物だけ連れて帰ってもらいました

そこいらじゅうに のんびりとした空気が流れているの(*´∀｀*)
島の魅力を自転車で探しに～チリンチリン♪

港ターミナルから約20分 【赤浜海岸】へ

ここね、来る時 船内からちらっと見えて
ん？砂浜が赤い？？ なんで？と思ってたんだけど謎が解明したヽ(´▽｀)/

赤浜海岸公園 公園・植物園

その昔、火山の噴火によってできた小値賀島
海岸に残る赤い砂は、そのなりたちを証明してくれるもの

砂も石も赤く、 本当に火山島だったんだね

自転車の後部に指してる傘は
民宿のお母さんが「持っていかんね～」と

晴のち雨の予報だったもんで…
(雨には合わずでしたが、そのお気持ちに感謝)

この島にも空港があったんだ！

あとで調べたら
1985年に開港したけど、20年続かなかったみたいですね

おめぇさん もしかして五島牛かい？

地ノ神島(ちのこうじま)神社

遣唐使の航海安全を祈願し
飛鳥時代に造られたといわれている神社です

石段を下った岩場にも鳥居が！
1300年以上も ひっそりと船を見守っていたんだね

正面の島が明日渡る予定の無人島「野崎島」
野崎島にある「沖の神島神社」と向かい合っていて
この二つの神社が海を隔てて 一対の神社に！ なんて素敵なの～

Google先生にお任せなので、途中のここがどこなのか？

自転車で周れるくらい小さな島なんだけどね
細い道が入り組んでいて、道を一本間違うと
どこにいるか分からなくなっちゃうの(･･;)

途中なんども止まっては Google先生を再確認
ほんとにココで合ってるのかな…と

県道も町道も道幅があまり変わらないし、県道の標示もほとんど無いので
初めての人にはちょっと分かりにくいかも…

すごーい！ 真新しいピカピカの案内板に出会ったよ
これはマジ助かるヽ(*´∀｀)

案内標識なかったら、やっぱ不安になるよね…こんな道だもん

人には会わないの、会うのは牛さんばかり

長崎鼻、そして5両だきを目指してるんだけど…
この先へは進めなかった

うーん(ｰ ｰ;) どこで間違えたんだろう
近い所までは来てるはずなんだけど (だってGoogle先生も示しているし)

自転車返却時に聞いてみたら、やっぱりここで合ってたの
柵があって締まってたので、この先は侵入禁止だと思った訳で…

この柵はイノシシが入らない為のもの
そして放牧している牛が外に出ない為のものだそうで
自由に開けて入って良いって
あーぁ、それなら最初に助言欲しかったな

柵を越えて海まで出れるようになってて
車や自転車で行ける所まで行って後は牧草地の中を歩いて行くんだって

したらば、幾万年の海蝕でできた五両だきと言う円形の奇景に出会えたの

観光地化された島じゃないので
特に整備がされてるわけでも、施設があるわけでもないので
たどり着くのは少し大変だと言われました

地元の方に聞かないと(地図を書いてもらわないと)
100%迷うそうです

小値賀港ターミナル内の観光案内所で一応地図は貰ってはいたんだけどね
ざっくりした地図で、、、道標要記載だな！

五両だき 自然・景勝地

ひょっこり現れたぁ～♪( ´▽｀) めんこい仔牛

日が暮れる前に返却したいし、戻んなきゃだから (街灯が全くない)
諦めて次目指します

畑の土も赤茶色、島全体の土がこんな感じでした

島の西部にある斑島（まだらじま）へ渡りま～す
斑島は小値賀本島と橋で繋がっていているアワビの島です

まだら島の観光スポットはポットホール（甌穴)

ポットホールとは河岸や海岸の岩石面上にできる円形の穴のことで
斑島のポットホールは硬くて黒い熔岩（玄武岩）の裂け目にできた穴に
直径５０cmの玉石が入っているそうです

ここの玉石は国内でも最大級の大きさで国指定の天然記念物

天然記念物の玉石さま、拝見しにいきましょ～

島の外周は約30キロで、島内に信号は1つ
自転車で3時間あれば島を一周出来るぐらいの小さな島です
ちなみにレンタル自転車で 5時間ぐらいかけて散策しましたが(^^;;

◇感想◇
中心集落を外れるとかなりアップダウンがきつく、アシスト自転車がお勧めです
そして細い道が多いので運転に自信のない方はレンタカーはあまりお勧めしません

時間と体力があるならば、のんびりゆったり自転車がベストかも(^^)

長崎は五島列島 においても ちっちゃい ちっちゃい島 「小値賀」

昨日滞在した上五島の有島では ビジネスホテルぽいのはあったけど…
小値賀島には縦に長い建物のホテルはありません(←ビジホの事ね^^;)

島宿は数件の民宿 ＆ 2件の旅館

そして古民家ステイ
リノベーションされた古民家を一棟まるまる貸切
なのでグループ、ファミリーには良いよね
暮らすように滞在できるんだもん

私が気になったのは「島民泊」《おぢかの島人のお宅へホームステイ》
この島で2泊するので、候補にあがった

で、お世話になったのは 「民宿千代」さん

夕食に出されたぶりのお刺身が めちゃんこ美味しかったの

美味しいぃぃぃ！って
一気にお刺身を完食しちゃった

したら、お母さんが 今朝 捕れたぶり(お父さんは漁師)
急いで締め まだ10時間ぐらいしか経ってないけど
(本当は明日の方がもっと美味しくなるらしい)

「まだ食べれると？ 切ってあげるけん」
と言って追加で出された量の方が多いって(写真下)
どゆこと～(笑)

ちなみに 追加だけど、サービスよ～♪

お母さんの口ぐせ、島の人達の口ぐせ
「もっと食べんね～」

民宿千代 1泊2食 6300円 (素泊まり4000円)

小値賀2日目☆
今回の旅のメイン=(^.^)= 無人島上陸 【野崎島・旧野首教会】

(野崎島編、ただ今準備ちぅ)

15:30 野崎島から戻ってきて 小値賀港ターミナルから てくてく♪まち歩き

小値賀港から1番近いお宿 小西旅館

ちなみに、いちばん最初に問い合わせたお宿だったんだけど…満室だった
上五島の有島と同じ理由で(工事、作業関係者の長期滞在)
港に近いお宿は全て満室状態でした

港からほど近い漁師町の路地が、昨日の到着時から気になっていたのよね

で、てくてく♪お散歩してみまーす

路地の奥へ奥へと…

そこには時間を巻き戻したかのような風景があった

これも現実。。。

小値賀島のメインストリート
海側を下手になだらかな斜面に沿って両側にお店が軒を連ねています

「笛吹き本通り」と呼ばれるメインストリートです
なんでもある訳じゃないけど 島民の方々を支える商店の風景です

ちなみにこちらは お好み焼き「おたふく」

港に面したストーリーには消防署、農協、ガソリンスタンドが！

ちなみに写真の建物は レストラン＆バー 「あいどる」
ものすごーく気になってたんだけど…機会を逃し詳細わからず(￣▽￣;)

路地に入ると地元の方に教えてもらった食堂「ふるさと」があった
地元の漁師さん、夜明け前に漁に出てひと仕事終え、昼間からここで飲む

まぁ～素敵♪
絶対良いに決まってるしょ！

小値賀で人気の食堂「ふるさと」

初日のランチ♪ 五島の牡蠣 カキフライ定食 (1000円)

民宿千代2日目は素泊まりで予約していました

島唯一のお寿司屋さんで ちょっと贅沢に夕食を！
のはずが、あれ？灯りがついてない…
本日定休日( ；∀；)の文字が。。。とほほ

なので昨日訪れた 食堂「ふるさと」へ
やっぱり今が美味しいぶりのお刺身をオーダー

したら定食にした方がお得だと勧められ、しばし悩む^^;
同じ刺身に200円プラスするだけでバージョンアップ

だけどねぇ、昨日お隣に座られてたお兄さんから
ここのちゃんぽん 美味しい！っ教えて貰ってたので…
うーん(-.-;) やっぱり 刺身単品でお願いします
あとで “ちゃんぽん” いただきたいので…

島の路地裏が ホントおもしろい！
階段を登ったり下りたりしながら探検

車が通る道から一歩足を踏み入れるだけで
そこには肩が触れあうような路地裏が広がっていて
タイムスリップした感じ～

いろんな場所にお地蔵さんがいらっしゃいます

捕鯨に出る人のために安全を祈るものだったり
火の用心を祈るものだったり

たくさんの猫ちゃんにも出会った
ちょっとお愛想してよってくる子もいれば
おっかない顔でジーッとこちらの様子を伺う子

どこからともなく煮物のいい匂いが～
それすらも、どこか懐かしく感じちゃうのです

小値賀(おぢか)島への旅は限られた船便のアクセスのため
滞在する日と時間が必然的に決まっちゃいます

五島列島においては珍しく、もともと信徒のいない島だそうです

だけど遣唐使船も寄港した島で
日本の原風景が残る島として 「日本で最も美しい村」に選ばれています

明日行く野崎島への拠点となる小値賀(おぢか)島

世界遺産に決まり
五島列島のキリシタン関連の
教会巡り日帰りパックツアーが大人気ですが

そんなに遠くない将来
この小値賀にもツアーが上陸する事になるのでしょうね

パック旅行では絶対に味わえないスローな時間がこの島には流れています

変わって欲しくないな、いつまでも…



*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･上五島の旅 無人島・野崎島へ 続く･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*