
2018/10/03 - 2018/10/08
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ラルフナーバさん
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ダイヤモンドプリンセス号でのプリンセスクルーズ豪華客船の旅。
横浜港出発~神戸~四日市~横浜港着
台風のため、予定の関門海峡を通って韓国に行くことが出来なかった旅行です。 車椅子の義母を連れての旅行だったことと上陸したい地域がなかったため、寄港地に降りて観光するということは全くない旅行でした。
高齢で足が不自由な親や、車椅子の人を連れて窓のない内側の部屋でプリンセスクルーズをしようと思っている人にはいろいろと参考になる旅行記だと思います。
5泊六日の旅行です。神戸港で散歩がてらにちょっと船外に出た以外はすべて船の中で過ごしていました。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- JTB
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-
横浜大桟橋に停泊中のダイヤモンドプリンセス号です。
車で来て大さん橋の駐車場に停めました。
駐車場がいっぱいになると困るので10時前に来ましたが、同日に帰港したダイヤモンドプリンセス号から下船する人のうち駐車場利用者も多いようので、後40分ほど遅く駐車場に入れば一日分の駐車料金が安くなったと、後からわかりました。 -
ダイヤモンドプリンセス号です。
救助船が並んでいます。 -
客室のバルコニー。
今回は安さにつられて内側の部屋だったのでバルコニーは使用できませんでした。
残念!
バルコニーがある方がブッフェレストランから食材を勝手に持ってきて食べられます。 -
大さん橋から見た横浜のみなとみらい地区
絵になります。
この後帰港する神戸港や四日市港と比べても圧倒的に観光に優れていると感じました。 -
船尾です。そろそろ乗船時間です。
車椅子の人とその同伴者は優先的に乗船できるので、申告しておきました。
車椅子の乗船下船には、専用のスタッフがついて車椅子を移動させてくれます。
急な坂になっている箇所があるため必ず専門スタッフに車椅子を移動させるのを交代しないと怒られます。
乗船時にはカード紛失時等のセキュリティのため簡単な個人ごとの顔写真が撮られます。それが終わってから家族一緒に写真を撮られましたが、これは後から高額で販売される写真でしたのでいらない人は断っても良い撮影でした。 -
部屋に入って想定外の問題発生。
ベッドの高さが高すぎてベッドに腰かけた時に足が床から大分上になってしまい、車いすの義母が怖がりだし、これでは夜一人で起きてトイレに行けないしベッドから降りる時に転倒して骨折しかねないと言い出したので、(部屋の中の移動ぐらいは壁などにつかまりながら自分で歩けるのです。)マットレスを載せている金属製の部分を取ってもらいました。
それではとマットレスに座ってみると今度は柔らかすぎて立ち上がれず、マットレスを上下逆にすれば少しは硬くなるというのでしてもらい、立ち上がれるように写真のように椅子と階段を持てるように近くに置いたらやっと解決しました。 -
窓がない内側部屋の天井に入れてあるベッドを夕方に下げて2段ベッドにした状態です。
窓がないと息が詰まりそうでした。
ベッド騒動で一時間以上かかり、デッキに出て出航を見てるなんてとてもできませんでした。また、スーツケースが二つだけ着いていなかったので説明書通りに受付に取りに行ったら、待たされた挙句、受付の横にスタッフが別にいてそのスタッフに言って自分で探して持っていくということでした。
それなら受付に並んでいる必要はなかったのです。
説明書の説明不足を強く感じました。
この先が思いやられるなと強く感じさせられるスタッフの対応に、クルーズへの期待を膨らませてきた高揚感が初日でしぼんでいくのがわかりました。
このテーブルでは狭すぎて3人ではルームサービスも何もできません。
電波が届かない内側のためかテレビは受信できませんし、Wi-Fiを使用すれば使えるかもしれませんが、そうでない私たちはスマホも使えませんでした。部屋が狭くて立ったらその場にじっとしているような感じになります。
ほんとに寝るだけに使う部屋でした。 -
何とか一段落して、真夜中の数時間と食事の入れ替えの時以外はずっと開いているブッフェレストランのホライゾンコートに行ってちょっと遅いランチを摂りました。
ホライゾンコートに入る時には必ず手を液体洗剤で洗わせられます。洗うかどうかをスタッフが一人立ってみていて手を洗うように促したりしています。
食中毒をとても警戒していることがわかりました。お皿も熱湯消毒をしているようで、どれも熱かったです。
味はまあまあでおいしいのもあれば食べなければよかったというのもあります。
珈琲はとっても薄いです。これがアメリカンなのかと思わされました。
ティーパックの紅茶数種カモミールなどのハーブティーにオレンジジュースがドリンク台にありました。空いてる席に着くとアジア系のスタッフが何か持ってこようかと聞きに来ます。
何時も開いていて利用できるブッフェレストランがあるのはとてもいいなあと思いました。
それにしてもあの内側の部屋にいるよりは海も見えて開放感があり、ホッとしました。 -
船内散歩。
4階から6階まで層吹き抜けになっている4階部分のグランドプラザと呼ばれるフロアのステージでヴァイオリンの演奏をしていました。
この階には中央のエレベーターか階段で降りられます。
豪華客船の旅という雰囲気が出てきました。 -
ヴァイオリン演奏しているステージの横にはヤマハの白いグランドピアノ
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演奏中
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ヤマハのグランドピアノ
蓋を開けるとYAMAHAと書かれています。
豪華客船ならスタインウェイかベヒシュタイン、ベーゼンドルファーを置いてもらいたかった。 -
天井の装飾
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もう少しで振る舞い酒のイベント開始
車椅子を押して後ろにいたら、スタッフの人が真ん前に通してくれました。
スタッフの方には感謝をしますが、これが後から日本人ツアー客の数人から嫌な目にあわされることになるとは・・・・・ -
酒樽を割る前に法被を着た船長登場。
イタリアのソレント出身という船長。
カッコイイ!
配られた航海日誌を調べると。
イタリアのソレント半島出身 ジェナロ・アルマ氏
海へのあこがれは幼少期から芽生え、プリンセス・クルーズ社に見習士官として入社。2007年にクイーンメリー2の副船長となる。休暇中は友人や家族など愛する人々と過ごし、美しい海岸を愛犬と一緒に散歩するなど、野外でのアクティビティに浸り、妻そして息子と過ごして活力を充電しているということです。
モデルリリースをもらっていないので写真の顔にはモザイクをかけています。 -
イチオシ
振る舞い酒。この後の取り合いのような状況になる。
こちらは一つもらってすぐ後ろに下がろうとしたけれど、日本人ツアー客と思われるやや年配のおじさんおばさんが後ろから幾重にも押し寄せてきて車椅子の後ろから座っている義母の頭の上からや、人の顔の前に平気で手をだして我先にお酒の入っているぐい飲みを取り合い、私たちが全く後ろに下がれないでいると、「邪魔ね」「車椅子でずるい」「前にいられると取れないだろう」などと数名が後ろから悪口や文句を言いながら体を付けて前に押してくる始末。
あなたたちが車椅子の人が後ろに下がることを阻んでいるのですよと言いたくなりました。
車いすに座っている義母の頭の上にお酒をこぼされれないように気を付けながら「すいません。通してください。」と言いながら、他のお客とぶつかりながら私も妻も何も取れないままこの場を逃れるのに必死になりました。
同じ日本人として恥ずかしいと心底思ったのと、この船にはツアーで来る客筋の悪さ、自分勝手であさましく、マナー知らずの中高年ツアー客が大勢乗り込んでいるということをとても強く感じました。
混んでいてなかなか乗れないエレベーターにやっと乗って部屋に戻りました。
階段を使えば難なく戻れますが、階段を登れない人に付き添っているのでエレベーターの稼働率や容量が上下階の移動に直接影響を受けます。
シャワーを浴びている時間がなくて、ジャケットなどに着替えて夕食のダイニングレストランに行きます。
一日目にして、よく行く新宿の老舗ホテル滞在の方がよっぽどいいなと強く思い知らされました。 -
数か所あるダイニングレストランのサンタフェというところで夕食。
ここでの追加料金はアルコール、ソフトドリンクだけだったと思います。
この旅行ではアルコールは一切頼まなかったし、1グループ、ワイン2本まで無料で持ち込めましたが、それも持ち込まなかったので6日間アルコール抜きの生活でした。
夕食は5時半からにしました。
6人用テーブルで少し遅れたので3名が既に食事していました。
一寸エレガントな奥さんたちのグループだったので、ほっとしました。
コース料理で本日のメニューから 前菜、メイン料理、デザートと選びます。
同じ料理でも別の料理でも好きなだけ何度も注文できますが、前菜なら前菜の中から注文しないと、前菜を食べている時にデザートを注文しても前菜が食べ終わるまでは次のコースの料理は持ってきてくれませんので、デザートを食べてまたメインに戻って注文して食べるというようなことはできません。
写真はスイカが入った果物中心の前菜です。
19時30分からの部もあるので、スタッフから何気なく急がされてる気がしました。
以下全部私が食べたものです。 -
スープ。こってりしていました。
この他白米のご飯、味噌汁や冷ややっこ、酢だこ、など和食も用意されていました。 -
前菜のロメインレタスとアボカドのサラダ。
アボカドがとっても少なかったです。 -
スズキのフライ。
味がないので塩をかけて食べました。 -
別角度から。
-
赤身の牛肉。
ジャガイモとトマト、トウモロコシがついています。
柔らかくて結構おいしかったです。 -
別角度から。
出ていたテーブル上のパンとバターはこの時全部食べてなくなっていましたが、おかわりはしませんでした。
それにしてもスタッフはせわしなく、食べるのを急がされている気がしました。
7時半からのお客があるため、7時には席を開けてもらいたいようでした。
お代わり自由と言ってもゆっくりと2時間かけて食べることはできないので、いっぱい食べたい人や飲みながらゆっくり食べたい人にとっては時間が足りないと思います。 -
デザートのケーキ。飲み物は紅茶にしました。
-
デザート二つ目注文のマンゴーチーズケーキ。
好きなものを何度でも注文できたので、少し気分が良くなりました。 -
3回目注文のアイスクリーム3種類盛り合わせ。
チョコチップが硬くてなかなか溶けずなかったです。
いろいろとストレスもあったためか、食欲はありました。
7時15分頃夕食終わり。
部屋に帰って3名順繰りにシャワーを浴びましたが、ちょろちょろと出てくるだけで水圧は驚くほどありません。
狭いシャワールームはカーテンで仕切られていましたが、洗面室の床との境目の盛り上がりが低すぎることもあって、こんなに弱いシャワーでも床が水浸しになりました。 一人のシャワーと着替えの介護などで3名がシャワーを終わった時は10時過ぎになり、夜食と夜景を見にホライゾンコートに行って果物などを食べながらちょっと話をして部屋に戻り、11時頃には就寝しました。
窓がなくてテレビもスマホも使えない内側の部屋は、ほんとに着替えと寝るだけに使う部屋です。
窓が全くない部屋が、こんなにも閉塞感があるとは想像できませんでした。 -
二日目の朝、ホライゾンコートの窓からの船が作る波しぶきを見ています。
5時半頃目が覚めてしまったので、ここへ来る前に、二人の準備が終わるまで、一人で掃除の人しかいないバーにグランドピアノが置いてあるのを見つけて40分ほど弾いてきました。 営業時間以外はほぼ全施設が開放されていると説明書に書いてあったので探しました。鍵のかかっていないピアノは他のお客に迷惑にならなければどうぞ弾いてくださいという合図だと受け止めて早朝弾いてきました。 ピアノの練習をさせてくださいとスタッフの人に頼んでも、多分責任上から断られる可能性が高いので、ピアノをクルーズ中に練習したい人は早朝など、他のお客の迷惑にならない時間帯を選んで鍵のかかっていないバーのピアノを、ピアノを傷つけないように注意して弾くといいですよ。
ここだけの話です。拡散させないでください。
この情報が拡散されて練習したくないような子供に弾かせる人が一人でも出てきたりしたら、多分ここのピアノも鍵をかけられてしまうと思います。 -
朝食時のデニッシュパンなど。左端に添えてあるクリームも美味しかったです。
総じてこの船はチョコレートを使ったパンやケーキがとても美味しかったです。 -
クリームチーズにスモークサーモン。スモークサーモンは毎日出ません。
美味しいのに残念でした。
このスモークサーモンをブッフェ台から自分のお皿に取っては戻すことを執拗に繰り返していたおばさんがいて迷惑でした。 他のやや年配のおじさんに怒られていました。 この朝食も早めに来て済ませた方が無難です。
混んできたときはよそ見をしながら急に駆け出してパンを取っている私にぶつかってくる若い中国人女性もいました。
ぶつかった後、こちらを向いて大きな声の中国語で何か言っていました。
謝っているようでしたが、声が大きい。つばが飛んでくるだろうと嫌な気持ちに再度させられました。
混んでくると迷惑を迷惑だと思わない人が増えてくるのを感じました。
うるさいブッフェ台から一区画以上離れた窓側の席をせめてお勧めします。 -
サラダ。
トマトは硬かったです。甘みもほとんどありませんでした。
キュウリとコールスロー、レタスは普通でした。
納豆、味噌汁、焼き海苔もありました。 -
食後、早朝ピアノを弾いてきたバーに3人で立ち寄りました。
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これから何かの説明会かイベントをするようです。
このスクリーンの左後ろに早朝弾かせてもらったヤマハの黒いグランドピアノがあります。 -
バーの風景
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窓の外は海
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バーの風景です。
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結構広いバーです。
この辺で別の部屋に移動します。 -
ビバルディというダイニングルームの飾りつけ。
10月なのでハロウィンの飾りつけでした。 -
ビバルディというダイニングルームの名板
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イチオシ
デッキに出て、船尾に回って航跡を見ました。
見渡す限りの海。雑音がありません。
これがクルーズの魅力の一つだなと感じました。 -
見渡す限りの海。水平線。騒音なし。波の音とかすかなエンジン音のみ。
そして開放感。 -
イチオシ
船のレーダー。
航行しているなという感じでした。
蒼空と白いレーダー。 -
イチオシ
船の先頭に来ました。
白いアンテナと海。 -
進む先に見えるのは水平線のみ。
紫外線の強さを感じます。 -
イチオシ
船の先頭から船尾を見るとこんな感じ。
波を切って進んでいます。
大海原を進んでいると実感します。
クルーズの魅力です。 -
バルコニー付きの部屋に憧れます。
内側の狭い部屋とは大違いの開放感と太陽の光の恵みがあります。
あの狭い内側の部屋にいると、太陽光に全く当たれないので、ビタミンD不足と閉塞感から来るストレスが予想以上にのしかかってくるのを感じました。
この部屋の中ではテレビも映らないし、スマホにも電波が来ないので使えません。
こういう部屋を作るべきではないと心底思いました。 -
船側の波。
(旅行記2に続く)
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