2018/03/18 - 2018/03/18
87位(同エリア24317件中)
morisukeさん
- morisukeさんTOP
- 旅行記170冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 871,066アクセス
- フォロワー445人
オッサンネコです。
唐突ですが、タイ人はギャンブルが大好きです。
何か勝敗が絡むことがあると、それはたちまち賭けの対象になり、
競技に賭けがないと面白くない、というのが彼らの立派な格言なのです。
タイ人が好む合法な賭け事と言うと… 競馬、ムエタイ、そして闘鶏。
特に闘鶏は専門の機関紙が複数発行されているなど、
タイの地方出身者を中心に、今なお絶対的な人気があるのです。
闘鶏というと、一介の観光客は少し近付きづらい雰囲気があるのですが、
バンコク近郊には比較的健全な闘鶏場があるとの情報を入手。
その名を「バンコク・コックピット」。
そんな面白そうな場所を聞いたからには… 行かねばならんでしょう。
少しアナーキーな臭いも感じつつ、いざ賭博の世界へ潜入したのでした。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
サイアム・サーペンタリウムでたっぷり蛇を見て来た後のお話。
お次はタイの伝統娯楽でもある「闘鶏」を見に、
バンコク・コックピット(闘鶏場)までやって来ました。
タイ語では「サナーム・ギラー・ガイ・チョン」。
場所はスワンナプーム空港から東に10km程の位置にあります。 -
バンコク・コックピットは幹線道路から奥まった場所にあり、
見る限り看板も何もないので、迷わず行くのは結構難しいのです。
開催日は第1・3・5日曜日。
毎日開催はしていないので、訪問時には注意が必要です。
臆せずにこの道を奥までグングン進んじゃいましょう (*´з`) -
駐車場の奥まで入って行くと、闘鶏場の入口が見えてきました。
ここで入場料50バーツをお支払い。ちゃりーん。 -
お金を払って顔写真をスマホで撮られると、
このような番号が打たれた入場カードを手渡されます。
建屋の中には別途、賭けを受け付ける窓口があり、
そこで賭けをしないと主会場には入れない仕組みになっています。
なので、取り敢えず100バーツを賭けてみたのですが、
仕組みとか聞いてもタイ語の説明だけでは全く分からず…orz
まぁ今日の目的は賭けではなく見学なので、これでヨシとしよう…。 -
タイにおける闘鶏を少し解説。
軍鶏(しゃも)とは、闘鶏用に改良され続けて来た品種で、
他の雄を見るとすぐに喧嘩をおっぱじめる血気盛んな鶏サンです。
タイの閉ざされた地方において、闘鶏は農夫たちの唯一の娯楽であり、
タイ人=ギャンブル好き、の大元は闘鶏だという説もあるほど。
古くはアユタヤ朝時代、軍神と言われたナレースワン大王も、
戦争前に闘鶏で勝利のゲン担ぎをしてみたり、
現代でも心願成就の象徴として軍鶏の像を神様にお供えするのが、
土着のタイの風習として残っていたりします。 -
イチオシ
そんなわけで、施設の中心にある一番大きな闘技場に潜入してみました。
まるで古代ローマのコロシアムみたいじゃなーい w(゚∀゚)w
いや…ローマなんか行った事ないけどね…。
闘技場の真ん中で軍鶏たちが死闘を繰り広げ、
周りのオヤジどもが大声を上げて叫ぶ姿は圧巻 !!(゚ロ゚屮)屮
ちなみに…タイで賭博はご法度だと、まことしやかに囁かれていますが、
その実は、賭博法たるもので違法か合法かをちゃんと区分しています。
簡単に言えば、絶対に禁止されているものもあれば、
警察やお役所の許可を取り、手数料を収めればOKなものもあるのです。
例えば競馬は合法、サッカー賭博は違法、みたいな感じ。
まぁタイの警察は権力者とズブズブの関係なので、
グレーな賭け事がいくらでも存在しているのはまた別のお話。
ここバンコク・コックピットはギャンブルでありながら合法…
ただ、ガラの悪いお兄さん達が集まってくるのも事実なので、
タイの友人曰く、身の安全には十分気を付けてね~とのことでした。
( ..)φメモメモ -
では本日のビッグマッチを最初から見て行きましょう。
まずは選手と審判の入場。
赤コーナー陣営と青コーナー陣営の間に審判が立ち、
試合前に簡単なセレモニーが流れます。
ボーっと聞いてたら、勝者への賞金額が唱和されてびっくり!
まぁその話はおいおい。 -
ラウンドガール…ならぬキャンギャルもおりまする。
よーく見たらスポンサーはCPですね。
CP(チャロン・ポカパン)はタイ屈指の一大財閥で、
有名所として、タイのセブンイレブンなどを展開しておりまっす。
養鶏や飼料などのビジネスも幅広く手掛けているので、
軍鶏のオーナーは必然的にCP社製の餌を買う事になるのDE・SU・YO。
うーん、なんか世の中上手く回っとりますなぁって感じ (*゚ロ゚)b -
青コーナー。
闘いに備えてマイ・軍鶏の手入れを念入りに行うオーナー。
軍鶏は相手を見るとそれだけで興奮して体温を上げちゃうので、
開始ギリギリまで相手を見せない様にします。
入念に体を冷やしているのが遠目でも良く分かりますね (゚∀゚*) -
赤コーナー。
来たるべき時間に備えて集中力を高めていきます。
勝てば一獲千金の大チャンス。
オーナーの鶏への眼差しは真剣そのものです ((((;゚Д゚))))))) -
Ready Fight !!
ここから軍鶏たちの仁義なき闘いの始まり始まり。
両者まずは中央で見合って見合って w(゚ー゚;)w -
両者見合った後、瞬時にソリッドなくちばし攻撃を繰り広げていきます。
軍鶏の攻撃は主に二通り。
・くちばしによる突き攻め
・足での飛び蹴り攻撃(爪で引っ掻く)
昔は足の爪に刃物を取り付けて、蹴りの威力を増していたそうですが、
今はお節介な動物愛護団体からの抗議も多いらしく、
残酷さが強調される事は形式上できなくなったと聞きます。
でも、タイの地方の農村では今でも普通にやってることで、
闘いに負けた軍鶏はそのまま晩御飯のおかずになるそうです ((゚m゚;)
ある意味エコで無駄のない仕組みの様な気はするのですが…。 -
再び両者見合って…
雑に言っちゃうと、不良同士のメンチの切り合いですな。 -
そして飛び上がりからの蹴り攻撃。
この蹴り攻撃が軍鶏の勝敗を分ける大きな要因になります。
闘鶏は基本的に片方が逃げ出したり戦闘不能になったら終了。
日本の闘鶏では対戦時間内に決着がつかないケースも多いらしく、
判定勝ちの制度を導入しているところが大半なんだそうです。 -
ああっと、強烈な飛び蹴りが炸裂。
ボクシングと違って防御なんてものは軍鶏やん達にはないので、
より多くの蹴りを繰り出していける方が、強い軍鶏のような気がします。 -
いい蹴りが炸裂すると、場内のオヤジどもは大興奮…
今の入ったんじゃねーか!みたいな感じでアピールを始める始末。
場内は既に興奮のるつぼ状態 ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ -
飛び上がっての蹴り&爪攻撃。
あまりの速さにおいらの一眼レフでは追い付けないッス。 -
そうして試合時間の22分がタイムアップ。
闘いの後は興奮した軍鶏を冷やしたり、止血をしたりします。
結局、時間内に決着はつかずにドロー。
判定に持ち込まれる様子もなかったので、引き分けが妥当なのでしょう。
ドロー決着後、固唾を飲んで見守っていた観客からため息が洩れました。 -
2試合もぶっ続けで見ると飽きて来るので、外に出て来ました。
メインの闘技場の周りには、大小様々な会場があったり、
出場を待つ軍鶏の準備が見れたりします。 -
出番を待つ軍鶏。
試合に備えて精神を集中させています。
なんと凛々しいお顔 ( ̄▽ ̄;)ポッ -
これが本日の対戦表。
軍鶏の情報(足の形)やオーナーの名前などが記載されていて、
一般の客はこれを見てウシシとお金を賭けちゃうのです。
さてウィナーに送られる賞金の額はと言うと、
1,100,000バーツ…。
おおおお…約400万円じゃねぇか Σ(゚Д゚;≡;゚д゚);
過去には闘鶏絡みで人が刺されたりする事件もあったそうな…。
闘鶏に人生を賭ける人がいるのも何となくわかる気がするぞ。 -
メインの闘技場の周りにも大小様々な闘技場があります。
こちら規模は劣るものの、軍鶏のファイトが近くで見られるが利点。 -
昔は観客のオヤジどもが手に金を握って賭けに興じていたそうですが、
今は軍政権からの風紀取り締まりも厳しいらしく、
大っぴらに金を賭けるのは制限されているようです。 -
身を乗り出して夢中になっている輩も。
もうね…眼付きが真剣で怖い怖い ((((゚Д゚ ;))))ブルブル
ところで… タイ人の賭博感を簡単に聞いてみたところ、
当然仏教では賭博なんて以ての外。それは悪行に分類されるそうです。
でも自分の積んできた徳を確認する事は問題なしと見なされるんだとか。
要はギャンブルで勝てば自分の徳は足りてるんだと。
逆にギャンブルで負ければ、自分の徳はまだまだ足りていないんだと。
おおう…なんと都合の良い解釈をするんだ、コイツら (!! ゚言゚)
釈迦の教えの抜け道をうまくすり抜けていくタイ人。
まさに渋滞で脇をすり抜けていくバイクと同じ感覚ですな。 -
審判の仲介で試合は始まります。
軍鶏を我が子の様に大事そうに抱えるオーナー。
果たしてその熱意は軍鶏に通じているのでしょうか (ΦωΦ)フフフ… -
また試合が始まりました。
例の如く、メンチの切り合いから軍鶏たちの攻撃は始まります。
ちなみの首回りの毛がぶわっと逆立ってるのは威嚇のせいであり、
毛が抜け落ちているわけではございませんので。 -
イチオシ
やんのかこの野郎 (+゚言゚)
-
イチオシ
すかさずジャンプキック。
軍鶏のしなやかな動き、そして絶える事ない闘争本能。
あんたら生粋のほんまもんの戦士やわ~ ( *゚∀゚)=3 ムッハー! -
外にはアマチュアの競技場もありました。
この会場も沢山の人だかり。
闘鶏ってホント愛好家がたくさんいるんだなぁとただ感心なり。 -
見学に所用した時間は約2時間。
タイ伝統の闘鶏をこの目で見ることが出来て大満足でございます。
正直なところローカル色が強すぎて、中々おススメは出来ないのですが、
リアルなアメージング・タイにどっぷり漬かりたいのであれば、
片田舎まで足を伸ばしてみるのもまた一興かと思います。
それではまた~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- Salaamさん 2019/05/18 02:57:21
- 鳥版ムエタイ
- morisukeさん、サッディーカー!
いやぁ、タイで闘鶏が盛んとは聞いていましたがまさか400万もの賞金が出るレベルとは想像を越えすぎてびっくりです。
動物愛護団体様の横やr...ご意見に沿って動物を闘わせる文化はどこも先細りですが、タイも例外ではなさそうですね。スペインの闘牛や日本の闘犬も同じ運命を辿る一途のようで。
確かに動物愛護の観点と、血走った目で血圧上がりっぱなしのおっちゃん達を見ると廃止もやむなしとは思わなくもないですが、文化財がまたひとつ消えると考えると寂しさも。
我がワイフは基本的には各国の「動物+可哀想=許すまじ」精神の持ち主につき、闘鶏を見たいとは口が避けても言えません。闘いが見たければルンピニーで観戦か、我が家のリビングで夫婦喧嘩かの二択ですね…。
ではまた!
Salaam
- morisukeさん からの返信 2019/06/08 02:37:23
- RE: 鳥版ムエタイ
- Salaam さん
こんばんは〜。毎度返事が遅くてごめんなさい。
まだタイにいた頃、闘鶏の事を会社のスタッフに尋ねたところ、
闘鶏は賭ケグルイの人達が多くて、危ないから嫌だと散々な云われ様でした。
なんと闘鶏絡みで殺人事件まで発展することもあるらしいので、
いくら合法とは言え、アナーキーな世界は程々にしとくのがよさそうですね(笑)
クジラやイルカもそうですが、動物愛護団体の皆様はなぜあんなに
他国の文化へ首を突っ込んでくるのか、些か疑問に思う事があります。
鶏同志を競わせるくらいほっといてやれよと思うのですが、
私の様な考えは時代遅れなのでしょうか ( ゚д゚)ハッ!
まぁ地球平和のためにも嫁は怒らせない方がよろしいので、
嫁の言う事はハイハイ聞いておきませう。
そしたらまたうわべで聞くなと怒られるのですが (ノД`)・゚・。
それではまた〜。
Mori Neko
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
30