バンコク　癒しを求めて都会の森「パーナイクルン」へ　へびだらけの「サイアムサーペンタリウム」も少々　オッサンネコの一人旅

2018/03/18 - 2018/03/18

オッサンネコです。

唐突ですが、最近森林セラピーなんて言葉が巷で囁かれている様で。
調べてみると、科学的な根拠に裏付けされた森林浴のことだそうです。
ふむふむ、森林の発する力には、心と身体を癒やす効果があるということですな。
バンコクで森林浴と言えば、まず思い当たるのがバンコクの肺バーンガジャオ。
バーンガジャオは既に旅行記にも書いたので改める必要もないですが、
最近新たな森林浴スポットがバンコク近郊に現れたんだとか。

その名も都会の森こと「パーナイクルン」。
訊けば、現代のストレス社会に疲れたタイ人達が、
心の静養を求めて集まる場所なんだとか _〆(・∀・*) へぇ～
そんな癒される場所なら…　行かねばならんでしょう。

ってことで今回はバンコク近郊の珍スポを巡ってみます。
まずは都会の森「パーナイクルン」と、
へびだらけの博物館「サイアムサーペンタリウム」からどうぞ。

その時の記録です。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
都会の森「パーナイクルン」までの行き方ですが、これがまた難しい。
BTSのオンヌット駅からタクシーで行く方法もあるのですが、
今回はエアポートリンクで最寄り駅のバンタップチャンまで行って
そこからタクシーで移動する方法を選びました。
エアポートリンクはバンコク在住だと使う機会はほぼないので、
少し新鮮な気持ちで乗り込みマス (ﾉ≧∀≦)ﾉ

エアポートリンクのバンタップチャンからはタクシーで10分程。
「パーナイクルン」のゲートに無事着きました。
詳しい場所はGoogle先生で「Metro Forest」と検索すれば出てきます。
「パーナイクルン」とは、タイ語で都会の中の森って意味。
元々はタイ石油公社（略称PTT）がシリントーン女王の還暦を記念して
作った人工の森なのです。
まぁ石油会社がやってる環境保護活動のアピールみたいなもんですな。

入口で名前と入場時間を記載すればそれだけでOK。
もちろん入場料は無料～ヽ(◎´∀｀)ﾉゎ──ィ!!

敷地内に入るとまず現れるがこの土壁の通路。
ちょうど風の通り道になっているのか、涼しくて快適。

所々で蔦が垂れ下がっていて、格好のインスタスポットになってます。

土壁の通路の向こうには、森林や自然を大切にしよう的な
環境保護に関わる展示室やミニシアターがありました。
残念ながらちょうど中学生の社会学習集団と被っちゃって、
ゆっくり見ることができませんでした…　 (ﾟДﾟ　)ﾑﾊｧ

説明によると、人間には一人当たり9㎡の森が必要だとされてますが、
都会のバンコクでは5㎡しかないことを指摘していました。
バンコクに限らずどこの都会もそんなもんだと思うけどね。

植物のタネの展示がまたおしゃれ。
全部タイ語の説明なので詳細は分からず orz。

パーナイクルンの施設案内もあります。
ちなみに…敷地面積自体は2万平米。
千葉市民が誇る千葉マリンスタジアムより少し広いくらいか ( >д<)
なので、パッと散策すれば1時間も要らないくらいの規模感です。

森の中をてくてく。
とてもとても人工とは思えないほどの鬱蒼とした森を進みます。
マイナスイオン取り込み中、ナウ ( *ﾟ∀ﾟ)=3　ﾑｯﾊｰ!

ハイライトはこのスカイウォーク。
緑の森を目で楽しみながら、木々の上を歩くことができまっす。
この森には250種類の植物が植えられているそうなんですが、
うん、その辺にある森と区別はつかんわな (ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)

確かに排気ガスで溢れた都市部よりは空気がきれいな気がするぞ。

森には薄紫色の花がたくさん咲いていました♪
タイで桜もどきと言われているインタニン（大花百日紅）ですな。
この花は同じ枝からでも違った色調の花が咲くのが特徴。

展望台もあります。
なんか強度が心許ないですが、行ってみませう。

展望台から見たスカイウォーク。
木の上を立体的に通されているのが分かりますなぁ。

全体図はこんな感じ。
奥にある建物が先ほど通って来た土壁の展示室なのです。

スワンナプーム空港が近くにあるので飛行機の離発着が良く見えます。
正にタイの郊外って感じ～。

ちなみに土壁は表から見るとこんな感じ。
この前の芝生でのんびりするだけでも癒やされそう。

ぶらぶら施設と森を彷徨って、大体2時間弱程度の滞在でした。
森に癒された後は別のスポットに移動しませう Ψ(｀▽´)Ψ

次にやって来たのは「サイアム･サーペンタリウム」
先程の都会の森からタクシーで15分程です。
詳しい場所はGoogle先生で「Siam Serpentarium」と検索してね。

サーペンタリウムとは、
Serpent（蛇）とMuseum（博物館）を合体させた造語で、
直訳すると蛇博物館、実態はへびの生態学習センターですな。
料金はまさかの550THB。高えぇぇ━━━(ﾟﾛﾟ;)━━━━！！
おいらはタイ在住なので350THBに格下げですが、
それでも1,300円くらいするのはボリ過ぎな気がするぞ…。

サイアムサーペンタリウムは3つのテーマで構成されています。
ひとつ目は「蛇のショーで楽しんでね」の巻。
題して、Naka Theater（ナガシアター）。
時間割を確認すると、タイの伝統舞踊は間に合わないけど、
蛇を使ったスリリングなスネークショーは間もなく開演とのこと。
大声で騒ぐ中○人御一行様と、ショーが始まるのを待ち構えます。

手持ち無沙汰なので、英語パンフレットに目を通すと、なになに…。
・素晴らしい視覚パフォーマンスに眩惑し、喜びを爆発させる準備をしておいてください。
・人類や蛇に関する異国情緒溢れるタイ物語の時間と空間へ、あなたは運ばれるでしょう。
・広々とした快適なスタジアムでこの壮大なショーを目の当たりにした時、あなたは思わず席の端をつかんでいることでしょう。

おおっ。めちゃくちゃハードルを上げてるぞ。
いざ開演～ (*ﾟ∀ﾟ)ﾉ ﾜｸﾜｸ

って、レッドスネーク・カモーンщ(ﾟДﾟщ) やないかい！

パフォーマーがコブラを持ってドヤ顔でポーズを決めちょる。
それに大興奮する中○人御一行様たち。
時空を超えて運ばれたのが、ここかい ヾ(`Д´*)ノ

壮大なショーの後は、お決まりの写真ターイム。
コブラの口を無理やり開けて写真を撮らせてるパフォーマー。
その見返りに中○人はおひねりをたんまりあげている始末。

はい、金にまみれた素晴らしいショーなのでした。
いつか動物愛護集団に訴えられるよ、キミたち…。
ちなみにちゃんとして演技舞踊もあるそうなのですが、
既にお腹いっぱいになったため、やめときました。

壮大のショーの素晴らしさに圧倒した後は、
サイアムサーペンタリウムの次のテーマに移動します。
ふたつ目は「蛇目線になって蛇を学習しよう」の巻。
題して、Immersive snake musium（没入型蛇博物館）
今流行りのヴァーチャルリアリティを取り入れた展示ですかな。

ここからはグループ（多国籍軍）にガイドが一人付きます。
蛇の目線になるとウサギもほれ、このサイズ。
ここでは蛇の生涯や自然界での役割などが説明されます。

ガイドがもにょもにょ蛇の説明をしてくれているのですが、
まったく誰も聞いてませーん (*￣m￣)ﾌﾟｯ

大きな蛇に飲み込まれた中には、蛇の展示が多数あります。
蛇の目線になったからと言って、気分は蛇ってわけでもないぞ。
完全に名前負けしているVRの蛇展示場でした… ヾ(-ω-；)

みっつ目は「世界の蛇を見学しようぜ」の巻。
題して、Snake Planet（スネークプラネット）
ここは世界中から集められた70種類もの蛇が展示されていまーす。

例えばこんなやつ。
Green Tree Paython（ミドリニシキヘビ）
体表は鮮やかな緑色で、日本でもペットとして人気があるようです。

Raticulated Python（アミメニシキヘビ）のアルビノ型。

アミメニシキヘビはオオアナコンダと並び世界最大の蛇で、
大きいものは9mを超えるそうで。
「人喰い蛇」の異名を持つ危ないヤツでございます。

で、こちらが、Green Anaconda（オオアナコンダ）
先程のアミメニシキヘビと並んで世界最大の蛇と知られております。
最大で9m位になるんだから、そりゃでかいわな。
お腹が膨らんでいるのが分かるでしょうか…？
先程チキンを丸ごとお食事したらしく、
今はご満悦の表情でスヤスヤ眠っておられます。

ちなみにアナコンダとニシキヘビの違いですが、
見た目には全く一緒、見分けを付けるのがめっちゃ難しいです。
分かりやすいのが生育場所でしょうか。
ニシキヘビは東南アジアやユーラシア大陸に生息するのに対して、
アナコンダ君は一部を除いて南米の熱帯雨林出身となります。

こちら、目がクリクリしているヘビさんは…
キングコブラ。コブラの王様ですな。

微笑みの国タイでは様々な種類の蛇さんたちがおりまして、
所謂「毒蛇」の代表格がこのコブラ君なのです。
コブラ君はタイの田舎の畑ならどこにでもいるので、
咬まれて病院送りにされる人が毎年必ず出るそうです。

そんな怖ーいコブラ達の王様が、こちらキングコブラ。
キングコブラは学名で「へびを捕食するモノ」という意味で、
自然界で上位にいる他の蛇すらも喰い尽す特徴を持っています。
咬まれたら、間違いなく三途の河を渡ることになりますが、
キングコブラはスネークイーターであるが故に森の奥に生息しており、
あまり民家や畑で見られない蛇なんだとか。

タイ人が畏れるのは、どちらかと言えばこっち。
クサリヘビ（Wagler's Pit Viper)。

コイツはマムシの仲間で、強力な神経毒を持っています。
タイ人に蛇を見たと伝えると、まず縞々があったかを聞かれます。
タイでは縞々模様を持つ蛇はほとんどが毒蛇だと認識されており、
見かけたら村人総出で蛇狩りを行うそうです (￣▽￣*)ﾎﾟｯ

へびの見学はこれにてお終い。
勉強にはなりましたが、可もなく不可もなくといったところかな。
蛇ラブな方がいるのであれば、間違いなく大満足のスポットですな。

さて、次のスポットに行く前に軽く腹ごしらえ。
なんか手頃なものないかなーって屋台を見まわしてたら、
見つけてしまったコレ。
蛇ではありませぬ、イカです (ﾟДﾟ　)ﾑﾊｧ
イカ好きな身としては、これはチャレンジせねばならぬでしょう。
お姉ちゃん、一つちょうだい。

丸かじりかなと思ってたら、ぶつ切りにしてくれました。
辛い緑色のたれとチリソース。
どちらも大変美味しゅうございました ( *ﾟ∀ﾟ)=3　ﾑｯﾊｰ!

都会の森とサイアムサーペンタリウムのお話はここまで。
次は仁義なき鶏たちの闘い、バンコク･コックピット編へと続きます。
それではまた～。

この旅行記へのコメント （6）

• クラウディアさん 2019/04/10 06:40:50

  都会の森

  こんにちは。
  パーナイクルン素敵ですね。
  石油会社の環境活動の一環?とのことですがとてもきれい。
  バンコクに行く予定はないのですが、お伺いしたくなりました。

  morisukeさん からの返信 2019/04/11 01:47:51

  RE: 都会の森

  クラウディアさん
  
  こんばんは。書き込みありがとうございます。
  自然公園は日本にもあちこちにありますが、
  こういう手の加え方をした森はあまり見かけないですね。
  適度に整備された人工の森という印象で、ちょっとした気分転換には持ってこいでした(笑)
  ビジターは100％タイ人…　相当マニアックな場所でした (◎_◎;)
  
  Mori Neko

• trat baldさん 2019/04/02 07:26:39

  Mapで確認！

  蛇博物館の近くにネコパークが有ったね、単なるショッピングモールらしいけど、、、

  morisukeさん からの返信 2019/04/04 01:36:01

  RE: Mapで確認！

  trat bald さん
  
  ネコパークで調べたら…　蛇博物館のの対岸に確かにありますね (ﾟДﾟ　)ﾑﾊｧ
  しかもメッチャ怪しい(笑)　確実にBスポの匂いがプンプンします。
  よくこんなとこご存知ですね〜と感心しました。
  
  話は変わりますが、バンコクからトラートまで車で何時間くらいですかね？
  今度仕事の都合でお出かけするハメに…。
  
  
  Mori Neko
  

  trat baldさん からの返信 2019/04/04 07:45:22

  一休さんがパタヤから4時間で来ました。

  ロットゥがエカマイから5時間程度でトラート・ボー・コー・ソーに着きます。
  バンコク市内からなら高速7号に出て344号線を使ってラヨーン県で3号に合流がベターかな、レムチャバン以南なら3号線で南下がベターと感じます、バンナーに近い位置からなら有料で終点まで行って361号からチョンブリの344立体交差で落下が早いと思う、、、、
  
  Ps.各所で常時舗装工事が行われていますが、仁義無き突っ込み会いです、、、、

  morisukeさん からの返信 2019/04/10 20:21:51

  RE: 一休さんがパタヤから4時間で来ました。

  trat bald さん
  
  こんばんは〜。
  現地のコーディネーターはバンコクから4時間程度だと。
  そんなはずはない…と確認させたら、移動当日はチャンタブリに泊まるんですと。
  理由を聞いたら、いや、チャンタブリの方が街だから、ですと。
  おいおい、そりゃtrat baldさんに失礼だぞ…　と心の中で思いつつ、
  実情は現地確認ということで（笑）
  交通渋滞に巻き込まれないように祈っときまーす。
  
  Mori Neko