2019/03/16 - 2019/03/24
628位(同エリア6890件中)
かごすけさん
この旅行記スケジュールを元に
男40代、初めての海外一人旅。
7泊9日の日程で、バルセロナ3泊→トレド1泊→マドリード3泊してきました。
1年前に航空券の予約を完了し準備万端で臨んだ筈が、実際行ってみると、自転車の盗難事件を筆頭にうまくいかないことがあれやこれやてんこ盛り。
沢山の気づきと学びが得られた充実の(?)旅行になりました!!
バルセロナ2日目はガウディ三昧。グエル公園、べリェスグアルド邸、グエル邸、カサバトリョ、カサミラ、夜のサグラダファミリアと巡りました。
そして連れ添った愛車とは、この日限りでお別れになりました。。。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2日目は日の出を見るために早朝から出動する予定です。
ところが出る前にアクシデントが発生しました。自転車のチェーンロックが無いのです(汗)
いろいろ迷いましたが、まさに見切り発車で出発し、7:00の日の出に合わせてバルセロネータへ急ぎます。
着いた時点でちょうど7:00。何とか間に合いました。 -
地元の人らしき皆さんもちらほら来てます。
雲ひとつない晴天で、綺麗なお天道様を拝めました。
「なんだか良いことがありそう」って思った朝。 -
大通りに出てタクシーを拾いグエル公園に向かいます。その途中で昨日駐輪したカサビセンスに寄ってもらい鍵を探しましたが、どこにも有りません。。
タクシー代19ユーロ。
グエル公園は、この時期8:30までに入れば無料です。 -
自転車は受付かどこかで預かってもらうよう交渉するつもりでしたが、何せオープン前なので相談しようがありません。仕方なく持って歩くことに。
今後の運命を暗示すべく、トカゲ(カメレオン?)にも暗い影が、、、 -
開園前に入場した客はほとんどが東洋からの観光客でした。お得情報に敏感なのでしょうか?
-
-
こちらの有名な回廊、公園を作るために出た廃材を利用しているとのこと。
エコロジーという言葉がまだ無い時代にエコロジーを実践していたんですね。 -
写真を撮ってませんが、園内の一部ベンチのゾーンとかで改修工事をしていました。
自転車を持ち歩くのがあまりにもツラくて園内をくまなく歩くことは断念。「翌日は筋肉痛必至だなぁ」と小さな心配していたことが思い出されます。 -
グエル公園では案内アプリを利用しました。
自転車が重すぎて内容はよく覚えていませんが、無駄のない見学ルートを設定するために役立つと思います。
自転車でベリェスグアルト邸に向かいます。 -
朝食を食べていなかったので、途中でカフェを見つけて入りました。
たぶんチェーン店だと思います。 -
オレンジジュース注文したら、手前のオレンジ4個くらい使って生絞りジュースを作ってくれました。予想外で嬉しい!!
そろそろ出発しようかと自転車を持って店を出たら、隣のテーブルにいた小さな男の子とお母さんが後ろからついて来ました。「何か落し物でもしたかな?」と思ったら、どうやら折りたたんだ自転車を展開するところが見たかったようです。
颯爽と展開して男の子に手を振って別れました!!! -
最後の坂道は自転車を押しながらべリェスグアルド邸に到着。
「べリェスグアルト」とはカタルーニャ語で「美しい景色」を意味するということで、屋上からの景色が売りの様です。グエル公園よりももっと標高が高いと思われます。
受付の方が「自転車をそこに置いてよいよ」と言ってくれたのでほっと一安心。ツアーの開始時間を告げられ、それまでは渡された音声ガイド(日本語あり)を片手に建物周辺を見て回ります。
9ユーロ。 -
この家の持ち主の変遷の中で一時盗賊のボスの所有だったことがあるらしいです。
その頃の建物にガウディが修復と独創を加えた作品になります。 -
今も中に人が住んでいるようで、数人単位のまとまりでのツアーでしか見学はできません。所要時間は30分くらいだったかな。
ツアーを案内してくれる人は語学に長けた人で英語はもとよりイタリア語にも対応していましたが、もちろん日本語はしゃべれません。
スポットまで移動して英語で音声ガイドの数字を言ってくれます。その数字を入力して日本語の解説を聴くスタイルなので、特に問題はないです。 -
内部のいちばんの見どころがこちら。作りかけとも言われているようですが、逆にそれが美しい。
この時はそれなりに感動しましたが、カサミラやカサバトリョを見た後だったら違った感想をもったかも。 -
屋上からの景色です。
「自分の家からこんな景色が見られれば良いだろうな。」とは思いましたが、まあ予想の範疇を出ません。
結論。よっぽどのガウディ好き以外は来る必要はないでしょう。 -
べリェスグアルド邸を出て山を下ります。
自転車があると単なる移動も楽しみに変わります。日曜日ということもあり車が少なく、ゆずの歌を口ずさみながら、ゆっくりゆっくり下ってく~♫
帰り道の途中で凱旋門が近いことに気づき、遠回りして寄ってみました。
本家に行ったことが無いので比べられませんが、こちらもそれなりに立派なものです。
後でこの門の歴史を調べてみたところ、「バルセロナ万博の際に入場門として作られた」とのこと。
おっと。 -
宿にいったん戻りました。
自転車の鍵を買いたいのですが、あいにく今日は日曜日の為、スポーツ用品店はお休みです。ヨーロッパでは、日曜日は安息日。
フロントの親切なお姉さんに聞いて、「もしかしたらここにあるかも」という金物屋さんに来てみました。
すると、ありました!!
紛うことなき自転車の鍵!!!
意気揚々と宿に帰ります。 -
これがその鍵です。
嬉しくてちゃんと写真に残してます。
人間万事塞翁が馬。 -
途中からですが、べリェスグアルドからの帰りのログをとってみました。縦は下り坂、横は平坦。
楽しかった!!
途中で凱旋門に寄って、金物屋に行って11.5km -
部屋に自転車を置いて、オスタル併設レストランでランチを食べ、歩いてグエル邸に来ました。
12ユーロ(日本語ガイド付き)
ガウディのデザインの象徴とも言えるパラボラアーチ(カタナリーアーチ)の門が出迎えてくれます。 -
2つの門の間にカッコいい電灯?ガス灯?
魔除け的な意味でしょうか? -
半地下は美しい車庫です。
当時は馬車もまだまだ走っている時代ですから、お馬さんがここにつながれていたそうです。
写真手前の柱には馬をつなぐためのフックが設けられています。 -
ガウディのパトロン、エウゼビ・グエルが満を持してガウディにデザインさせた自宅です。
品があって重厚なデザイン。一つ一つの調度品に良い部材が使われているのが素人目にも分かります。
こんな家に住んでみたい。 -
内部はいちいち豪華で重厚感があります。
この雰囲気ではポテチとか食べられませんね。
滞在時間は60分 -
朝から稼働しているので疲れが出てますが、自転車に乗ってカサバトリョとカサミラを回ります。両方とも今日の指定でweb予約済みなのです。
鍵が手に入らなければ地下鉄で行くつもりでした。。
まずはカサバトリョ。チケットを買う列ができていましたが、その左にぽっかりと空いた入口で、印刷したチケットを示したらすんなり入れてくれました。
事前予約済み25ユーロ。
ん?バトリョってこんな外観でしたっけ?
そうです。改修中です(涙)
実は、今回の旅は改修中のオンパレード。グエル公園、カサバトリョ、セゴビアの水道橋にアルカサル、プラド美術館、そしてサグラダファミリアなんかあちこちで工事してました(冗談) -
分かりにくいですが、内部にもこのようにビニールが貼られ、ところどころ見学が制限されています。
魅力3割減というところでしょうか。 -
バトリョの見学の際はスマホの見学ガイドを渡されます。
これが結構凝っていて、部屋の内部にスマホをかざすと様々な仕掛けが現れます。
建物の模型にかざしたら、内部の様子が見えました。
ハイテクですね~ -
キノコの暖炉。
ここにも仕掛けがありました。
ぜひご自身でお試しください!! -
自然界には存在しない「直線」を徹底的に省いたデザインです。
なんとなくディズニーランドを彷彿とさせます。
ミッキーが住んでいそう。 -
カタツムリが葉を這っているように見えます。
-
デザインも分かりやすくかわいいし、スマホの仕掛けも楽しいので、子供と行くなら一番楽しめると思います。
私もサグラダファミリアを別格とすると、最も楽しみにしていたので、改修が本当に残念でなりません。 -
-
アーチが美しいですね。
-
バトリョはただ単にかわいいだけではなく、光に徹底的にこだわったデザインになっています。
ガウディの建築というと奇抜なイメージを持ちがちですが、実は実用面でも非常に優れた建築であることがこの旅でよく理解できました。
50分くらいで見学終了。 -
続いてカサ・ミラへ。バトリョから歩いてもすぐです。
事前予約済み22ユーロ。 -
カサミラの目の前の駐輪スポットに止め、正面から入場しようとしたら、「あっちだ」と建物の右手に回らされて無事に入場。特に列はできていません。
入場後最初に見るエントランスホールが美しい。
カサミラは改築された物件ではなく、ガウディが1からデザインした建物です。
制作年から考えても(集合)住宅としては彼の集大成と言えるでしょう。 -
パラボラアーチは当然のごとくここでも利用されています。
-
-
観光地としてカサミラが優れているところは、ガウディのデザインについて理解を深められるところだと思います。
数多くの展示品が、ガウディの着想を自らの形状で教えてくれます。
また、バルセロナの街の歴史がコンパクトにまとめられたフィルムも上映されていました。 -
-
屋上の煙突のデザインは、なんとなくジブリっぽいような。
-
出窓から見える暮れなずむバルセロナ。
-
満足してカサミラを出ます。
滞在時間は75分。
「まだ19時前だから、サグラダファミリアのライトアップには早いかな」とか思いながら自転車に向かうと、、、
そうです。自転車がありません(泣) -
現場はここです。
まだ明るいし人通りが多いので大丈夫だと思ったのですが、、、
身体中の力がヘナヘナと抜けて、ベンチでしばらく呆然。
今から思えばプロの自転車泥棒にとってはあの程度のワイヤーを切るのはたやすいよな、、、数秒で持っていかれたんだろうな、、、あ~あ、、、
30分ほど放心状態。
意気消沈したままとりあえずホテルに帰ろうとしました。
がしかし!!ここで気持ちを切り替えることにしました!!
「身体が無事なんだし、自転車で済んで良かった!!」
「今日がいちばん自転車に乗る日だったし、昨日盗まれなくてラッキー!!」
「お金は旅行保険でなんとかなるでしょ!!」
7日以上ある旅行のまだ2日目です。凹んでばかりいられません。無理やりにでも気持ちを切り替えプラスにしてしまいます!!
人間万事塞翁が馬。 -
ということで、地下鉄に乗ってサグラダファミリアへ。
階段を登って振り返るとすぐにこの景色。
そびえ立つ巨大な岩山のような存在感です。 -
お約束の逆さファミリアも。
ぐるーっと1周して地下鉄で宿に戻ります。
部屋に戻ってから保険会社に連絡しました。
そこで知ったのは、必ずしも被害届を出さないといけないわけではない事と、携行品損害の補償は複数の保険による補償を合算できない事。
つまり最大で1個あたり10万円までしか保険金が出ないのです。ショック、、、 -
元気を出すために美味しいものを食べに行きます。
宿からも近い「VIANA」に来ました。
無国籍BARの雰囲気ですが、ネットの情報によるとステーキとモヒートが美味しいとのこと。 -
ブラックモヒート
8ユーロ -
ステーキ 30ユーロ
モヒート美味しい!!
アルゼンチン牛最高!!
肉の上に乗っているマッシュルームもめちゃくちゃ美味!!
店員さんも感じが良く、気分よく宿に帰りました。
波乱の2日目が終了。
後日談ですが、無事に保険金がおりました。
「自転車+後付けのライト」で10万数千円です。
ありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- てつやんさん 2019/04/04 23:15:28
- 激しく共感します
- かごすけ様
初めまして、こんばんは。
大切な自転車の盗難、ホントにガッカリでしたね…。
海外だと日本の感覚と違って、大丈夫だろ?が大丈夫じゃないんですよね(;^_^A
でももうどうしようもありませんから、かごすけさんの様に切り替えて楽しむしかありません!!
せっかく行ったんだから楽しんで大正解です♪
自転車はまた買えば良いんです(思い入れがあったらごめんなさい)
私もカンクンでお金をスラれ、プラハで財布ごと盗られ、北京で変圧器を盗られ(←そもそもこんなの盗る?)、何度も痛い目にあって来ました。
かごすけさんと悔しい思い共有させて頂きました。
また、続きにお邪魔しますね♪
40代に突入したおじさんで、一人旅率高いてつやんでした
- かごすけさん からの返信 2019/06/11 22:31:29
- RE: 激しく共感します
- てつやん様
はじめまして。
掲示板の存在に今頃気がついた為、遅いレスになってしまい
すみません、、、
本当におっしゃるとおりで、日本と海外では常識が違いますね!!
自転車は無事に保険金がおりまして(半額程度ですが)、グレーの2号を買いました!!
差し引き10万円ほどの損失ですが、土産話のアクセントとして随分と周りの皆さんに
笑ってもらえたので良しとしてます(笑)
てつやんさんもいろいろとご経験豊かなようですね、、、
あとで旅行記を拝見させていただきます!!
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> 初めまして、こんばんは。
> 大切な自転車の盗難、ホントにガッカリでしたね…。
> 海外だと日本の感覚と違って、大丈夫だろ?が大丈夫じゃないんですよね(;^_^A
>
> でももうどうしようもありませんから、かごすけさんの様に切り替えて楽しむしかありません!!
> せっかく行ったんだから楽しんで大正解です♪
> 自転車はまた買えば良いんです(思い入れがあったらごめんなさい)
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>
> 私もカンクンでお金をスラれ、プラハで財布ごと盗られ、北京で変圧器を盗られ(←そもそもこんなの盗る?)、何度も痛い目にあって来ました。
> かごすけさんと悔しい思い共有させて頂きました。
> また、続きにお邪魔しますね♪
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> 40代に突入したおじさんで、一人旅率高いてつやんでした
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