熊本・阿蘇の恵み　「自然豊かな温泉と名水を訪ねる旅」

2017/06/11 - 2017/06/13

　これは九州3日間の旅の「熊本編」である。
　１日目の宿は小国の阿蘇鶴温泉ロッジ村。ここは自然いっぱいの静かな山間にあり、部屋に露天風呂が付いており、阿蘇の赤牛がバーベキュー（冬はすき焼きもok）でたらふく食べられ低料金とあって私たちのお気に入りの所。斜面に建つので、年取ってきた私達にはわずかな坂道が少しきつくなってきてはいるが、まだ当分は来るつもり。
　２日目は阿蘇の外輪山の一角、瀬本高原からすぐの所にある産山村の池山水源に水汲みに行く。池山水源の水は日本１００名水に選ばれておりここも私たちのお気に入りの場所で、九州に行くたびに汲みに行っている。
　私は雄大な自然といい温泉があって、水も美味しい熊本が大好きだ。
　

エリア 黒川温泉・杖立温泉(熊本)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　九州の旅の１日目、湯布院で由布岳の展望台・倉木山に登った私たちは、その後、豊後森駅に遊び、その日の宿「阿蘇鶴温泉ロッジ村」に向かった。
　「阿蘇鶴温泉ロッジ村」はL387号線で大分県から熊本県にと入ってすぐの小国にある。

阿蘇鶴温泉ロッジ村 宿・ホテル

　L３８７号線沿いに立つ案内板を見つけて、それにしたがって山間に入り込めば山の斜面に建つ「阿蘇鶴温泉ロッジ村」の建物があった。
　１番前の建物がフロントとお食事処。その裏の坂道を登れば、坂道の両側に棟続きの建物が並ぶ。それぞれの部屋には露天風呂が付いている。
　私は６月、いつもここでホトトギスの声を聴くのを楽しみにしている。

阿蘇鶴温泉ロッジ村 宿・ホテル

　「阿蘇鶴温泉ロッジ村」での私たちの楽しみは、温泉、鳥の声、山の花、展望と色々あるが、その一つが阿蘇赤牛のバーベキューだ。

阿蘇鶴温泉ロッジ村 宿・ホテル

「阿蘇鶴温泉ロッジ村」のお食事処で食べるバーベキューは、玉ねぎ、カボチャ、ピーマン、キャベツなどの野菜、阿蘇の赤牛、鳥肉、ウインナー等々。私たちの御目当ては勿論阿蘇の赤牛だ。

阿蘇鶴温泉ロッジ村 宿・ホテル

　翌日、「阿蘇鶴温泉ロッジ村」を後に、通りなれた細い農道を抜け、池山水源のある産山村へと向かう。
　ここはその途中にある「岳の湯温泉」だ。田や道の脇、石垣の隙間から湯けむりが立ち上っており、驚かされる。

岳ノ湯温泉 温泉

　岳の湯温泉、はげの湯温泉を経由、ファームロードを通り、黒川温泉経由でL４２４号線に出て、瀬の本高原を抜け、産山村の池山水源へと向かう。岳の湯温泉までは地元の人しか通らないような細い農道だが、広域農道のファームロードに出れば、そこは快適な走りよい道だ。
　

　ファームロードの途中、ここからは湧蓋山が見える。湧蓋山のその手前、正面に見えている山は筑後川の源流の山だそうで、人の手によって広葉樹が植林され、水源の山として守られているのだとか。
　

　九重連山も阿蘇の山々も見渡せる瀬の本高原で、L４２４号線から山なみハイウェイへと入り込み、産山村の池山水源に向かう。
　池山水源は環境庁の名水百選に選ばれている名水で、私たちのお気に入りの水だ。

池山水源 自然・景勝地

　標高７８０mの所にある池山水源は１級河川大野川水系玉来川の源流で、毎分３０ｔの豊かな水が湧いており、１年を通じて１３～１４°の水温だそうだ。
　見えているのは「玉来川源流の碑」だ。

　池山水源の敷地内には、地元の野菜などを売っている無人市場と、軽い食事や名水コーヒーを飲める所がある。

池山水源 自然・景勝地

　池山水源の場合、水源の水の湧く池と水を汲む場所は別になっている。私たちは池山水源に水を汲みに来る都度、奥の水源池まで歩くことにしている。

池山水源 自然・景勝地

　ここには「名水　池山水源　全国名水百選　熊本県名水百選」の碑が立っている。その奥の見えている小さな橋を渡って行く。

池山水源 自然・景勝地

　水量豊かな大野川水系玉来川の源頭はご覧の通りで美しい！

池山水源 自然・景勝地

　辺りは杉などの巨木が多い緑豊かな空間だ。

池山水源 自然・景勝地

　これも池山水源の一角。

池山水源 自然・景勝地

　池山水源には水神様が祭られている。

池山水源 自然・景勝地

　ここが池山水源のコンコンと水の湧き出ている池だ。木漏れ日の差し込むこの池は、季節ごとに、時間によって、その時その時の美しさを見せてくれる。ここに佇んでいると心が洗われるようで、私の最も好きな場所の一つだ。

池山水源 自然・景勝地

　散策の後は水汲みだ。ここが池山水源の湧水を汲める所だ。協力金を賽銭箱に入れ、汲ませていただく。

池山水源 自然・景勝地

　池山水源の水汲み場はご覧の通りよく整備されており、汲み口も多く、とても汲みやすい。この日はあまり人に会わなかったが、何時もは地元の熊本県の人ばかりでなく、大分県や福岡県からもよく汲みに来ている。

池山水源 自然・景勝地

　池山水源で水を汲んだ後は近くにあった店に入り昼食をとる。

　これは私が食べたから揚げ定食だ。

　最後は池山水源の水で入れた名水コーヒーをいただいて締めくくりとする。