長江クルーズの旅（上海から重慶へ）その6・三峡ダム

2017/03/10 - 2017/03/20

上海から重慶まで、長江2,300kmのクルーズです。センチュリー・パラゴン号でゆったりと長江沿岸の名所を探訪しながら、広大な中国を東から西へと横断する贅沢な旅行でした。８日目は、クルーズの目玉の一つ、三峡ダムです。まず、三峡人家風景区での観光では、少数民族・土家（トゥチャ）族の文化に触れ、続いて三峡ダム展望台から船が水路に入るところを参観しました。夜になってから、センチュリー・パラゴン号が三峡ダムを通過するスリリングな場面を思う存分味わいました。

エリア その他の観光地(中国)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

荊州を深夜に出港して、８日目の朝の長江です。川の土手堤には菜の花畑も見えます。

宣昌の港に近づいていきます。

宣昌港の第５埠頭です。埠頭はここでも浮き橋になっています。向こう側には「三峡遊客中心」（三峡観光センター）があります。

上陸して、もう少し小さな船に乗り換えます。

三峡人家に向かう船のチケット売り場。売店も並んでいます。

三峡人家風景区の案内図。三峡人家は、長江の支流の奥にある少数民族・土家族の文化を保存する目的（もちろん観光も）で作られたところ。

長江三峡の一つ、西陵峡です。あれだけ広大だった長江が、ここではこんな川幅になっています。しかし、三峡ダムができる前は、もっと狭くて、流れも急だったそうです。

この狭い西陵峡でも、多くの船が行き交っています。

材木を満載しています。

三峡人家の入り口に上陸します。ガイドさんは土家族の伝統衣装をまとってお出迎えです。

川沿いに少し歩いていきます。断崖に無理やり道路を通した感じの道です。

上に伸びている細い渓谷が龍津渓で、その両岸に三峡人家があります。真ん中右の赤点が上陸地点です。三峡人家には、「水上人家」「渓辺人家」「山上人家」という３つのエリアがあります。

翡翠色の川と表現した案内がありましたが、本当にそんな色をしています。ところどころに船は配置されていて、土家族の生活の一端を見ることができるようになっています。

次のエリアへの入場口。

スタッフが水上生活を演じてくれています。

私たちのツアー以外は、ほとんどが中国の観光客でした。中国以外にはまだ、あまり知られていない観光地なのかもしれません。

土家族のスタッフによるショーが始まります。彼らの伝統的な結婚式を再現したものです。

新婚の夫婦の住居を模しています。

初夜の様子でしょうか。

ショーのフィナーレです。

本当に綺麗な渓谷でした。この渓谷は、三峡ダムの下流にあって、それほど水位が上がっておらず、かつての三峡の雰囲気を伝えているという話でした。

続いて、三峡ダムに向かいました。三峡ダムの本体は見えませんでしたが、その横にある水路です。この水路をとって、長江を行き交う船をダムの貯水湖の水面まで持ち上げます。

下に見えるのが水路です。

真ん中を横切っている溝みたいなところに船を入れて、水を注入したり、抜いたりして、三峡ダムを通過させます。運送の大動脈である長江を機能させるための重要な水路になっています。

船が水路に入っていきます。これは下りの船ですね。

狭い水路に船が入っているのが見えます。

水路の全景です。

この後、私たちは船に戻って、夕食を食べ、三峡ダム通過の瞬間を待ちました。

右側に見えるのが水路です。結構狭いです。

ツアー参加者もちょっぴり緊張して、水路に入って行くのを見守っています。

水路に入りました。両側は本当に隙間がほとんどありません。

徐々に水が注入されて、船が上に浮かんでいきます。

貯水湖の水面と同じまで上がってきたら、前の扉が開いて、三峡ダム通過完了です。