2019/01/04 - 2019/01/04
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Tagucyanさん
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今年の正月休み、最初の2日間でハワイアンズに行きましたが、それ以降は初詣に出かけたぐらいでゴロゴロ。
そして1月4日。そろそろ世の中も動き始めまして、カミさんは出勤。長男は部活。次男も学童クラブに出かけました。
で、私だけ休み。
引き続き、家でゴロゴロしていてもよかったのですが、せっかくなので私も出かけることにしました。
夕方には帰宅することにして、それまで自宅から比較的近い山梨方面へ。
前日の晩の思いつきで、以前から行きたいなあ、と思っていたところに行ってみました。
まずは、知る人ぞ知る、山梨交通電車線が走っていた地域に行ってみます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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本日は、特に気合いが入るでもなく、家族みんなが出かける時間にあわせて自宅を出発。
ほぼ地元と言っていい八王子駅にやってきた。 -
ここから、特急あずさに乗ります。
今年の3月をもって中央線の定期運用から外れるE257系。 -
唯一の千葉始発、かつ唯一の大糸線直通南小谷行き。
全区間乗ると5時間ぐらいかかる。そのうちの、約1時間乗車します。 -
仕事から帰宅時、たまにホームライナーで利用するE257系だが、特急あずさとして乗るのは久しぶり、というかこれが最後かも知れない。
前の日の晩にえきねっとで予約した時点で、指定席に多少空きがあったが、ほぼ満席だった。
先頭11号車の乗客は半分くらい外国人さん。
でも珍しく欧米系ばかりで、アジアンさんはいなかった。
私の後ろにいた人は、たぶんロシアか、そこに近い東欧の人だと思う。 -
高尾駅を通過。
ホームライナーは過密ダイヤの区間なのでノロノロ走っていることが多いが、さすが、特急電車としては軽快に走る。 -
小仏トンネルの手前。
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相模湖駅。通過。
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上野原駅の少し先。
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鳥沢駅の先。撮り鉄で有名な鉄橋。
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岩殿山。これが見えてくると大月駅が近い。
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大月駅に停車。
私のいた11号車に乗っていた外国人さんの半分くらいがここで降りた。
富士急行線に乗りかえて富士山の方に出かけるんだろうな。 -
笹子トンネルを越えて、甲府盆地が一望できる区間。
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塩山駅。
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一面のぶどう畑。
甲府盆地まで来たなあ、と思う景色。 -
山梨市駅。
山梨県といえば桃の産地でもありますね。 -
石和温泉駅。
職場の旅行でも家族旅行でも来たことがある。 -
その次の停車駅が甲府駅。
この駅で降りる。 -
甲府駅の改札口。
南北を結ぶ自由通路にある。 -
甲府駅南口のターミナルと駅ビル。
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駅前では武田信玄さんがどっしりと、にらみをきかせています。
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甲府駅南口の1番バス乗り場の時刻表。
上半分がこれから向かう方向に行くバス。
ちょうどバスが出て行ってしまったが、運良く10分後にまたバスが来る。 -
甲府駅前は基本的に山梨交通バスがメインとなるが、その他にもいろんなバスがやってくる。
河口湖方面に向かう富士急行バスと、羽田空港行きの京急バスが顔合わせ。 -
新宿駅からやってきた京王バス。
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これは山梨交通バスの旧塗装。
車体の反対側にはぶどうの絵が描かれていて、個人的には山梨交通といえばこの塗装が思い浮かぶ。 -
私の乗るバスがやってきた。
最近の山梨交通バスは国際興業バスと同じ外見になった。 -
甲府のメインストリートを走る。
県庁も市役所もこの道沿いにある。 -
山梨交通バスの料金表。
大きな特徴として、運賃が「10円単位」で表示されている。
慣れないとびっくりする。 -
約1kmくらい先で右折。
この道はこの先に県立美術館があるので、美術館通りと呼ばれている。
かつて、この道を路面電車が走っていた。 -
とっても前置きが長くなりました。
実はいま乗っているバスは、かつて山梨交通が走らせていた「電車線」をトレースしている路線。
これに乗って、電車線の終点の辺りまで行ってみようという算段。
山梨交通電車線は、甲府駅から現在の南アルプス市や富士川町のあたりまで通じていた路線。全長は約20kmくらいで、昭和37年に廃止になった。 -
市内を流れる荒川という川を渡る「荒川橋」。
電車線は、甲府駅前からこの橋の先まで路面区間だった。 -
荒川橋を渡る。
よく見ると、向こうの山並みから富士山が顔を出していた。
(あとで写真を見て気づいた) -
橋を渡ると、住宅地の中の細い道になる。
といっても、これは微妙に廃線跡ではなく、それに並行した県道。
廃線跡もこんな感じの道になっていて、地図で見ると2つの道が並行している。 -
道の途中で甲府市から甲斐市へ。
甲府盆地にある各市町村は、平成の大合併で全く様子が変わってしまい、原型がよく分からなくなってしまった。
この辺りは旧竜王町。そう聞けば、中央線に竜王駅があるのでイメージがつかめる。 -
雪をかぶった南アルプスが見えます。
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時々、並行している廃線跡の道路が見える。
あちらにはコミュニティーバスが走っているらしい。 -
長野県境の方から流れてくる釜無川(富士川の支流)に架かる橋。
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釜無川に架かる開国橋。
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この橋を拡張したときに、並行していた廃線跡が飲み込まれたらしい。
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左側の看板が切れてしまったが、ここから「南アルプス市」。
6つの町村がくっついてこの名前になった時は、思い切った名前だなあと思った。 -
道幅が拡張されて全く雰囲気がないが、実はこの道が廃線跡。
ただ、このバスはこの交差点を左折。しばらく廃線跡から離れる。 -
さっきの橋から南アルプス市、旧櫛形町の中心部へまっすぐつづく県道。
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この地域から甲府駅までは、概ね1時間に2~3本のバスが走っている。
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南アルプス市のコミュニティーバス。
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これまた看板が切れてしまったが、南アルプス市役所の入口。
旧櫛形町役場。
このあたりからまた、廃線跡とほぼ並行する道になる。 -
南アルプス市から、となりの富士川町へ。
ここで、バスを降りる。
甲府駅から82円、ではなくて820円です。suica使えます。 -
この辺りは、旧増穂町の長沢という地域。
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富士川町も、旧増穂町と旧鰍沢(かじかざわ)町がくっついてできた町。
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ここに、旧利根川という富士川の支流が流れている。
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この川沿いにしばらく歩いて行くと、
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いきなり、電車が静態保存されている。
これが、ここを走っていた山梨交通電車線の車両。 -
この車両は、電車線が廃線後、上田交通丸子線に渡り、丸子線廃線後さらに江ノ電に渡って走っていた。
江ノ電で廃車後、ここに戻ってきた。 -
電車線廃止当時の「甲府駅前-甲斐青柳」という表示をつけています。
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山梨交通電車線の歴史と年表が書いてある。
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中には入れないが、外から内部を覗けるようになっている。
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ゆっくりゴトゴトいいながら走っていた様子が目に浮かぶ。
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運転台。結構狭い。昔の電車ってこんな感じ。
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そして、この道がまさに廃線跡の道。
ちょうど先に「長沢新町」という駅があったようだ。 -
新利根川。かつてこの川は天井川で、ここに電車線で唯一のトンネルがあったとのこと。
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交差点ではお巡りさんが警備してました。
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さて「長沢新町」駅から、終点の「甲斐青柳」駅までは2駅。
この2駅区間を歩いてみようと思う。 -
微妙にカーブしている、いかにも元電車線であったような線形の道。
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ぶどう畑が広がります。
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その2駅区間の中間にあった「長沢」駅の跡。
道路が拡幅されているところが、まさにそこ。 -
道沿いに、地元の神社の入口があった。
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まだ正月4日目、せっかくだから参拝しましょう。
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諏訪神社という名前。
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元旦に行ったうちの近所の神社、2日に行った高尾山につづいて、3つめの参拝。
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裏にも小さな鳥居があった。
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さて、廃線跡の道に戻る。
この辺りは、今ではすっかり市街地になっている。 -
さらに歩いて行くと、
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T字路にぶつかって、道が終わっている。
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T字路にあるこの中華料理屋の駐車場と、その奥の建物(町立図書館)の辺りが、終点の「甲斐青柳」駅だったようだ。
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駐車場から今来た道を振り返る。
たぶんこの辺りに線路が広がっていたんだろうなあ。 -
廃線後しばらくは、山梨交通バスのロータリーだったようだ。
中華料理屋の駐車場の中にバス停があるのが、その名残なのかな。 -
すぐ近くにある富士川町役場。旧増穂町役場。
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旧駅名のとおり、このあたりは「青柳」という地区。
ここから、再びバスに乗ります。 -
このバス停を通るバスは、今は合併して富士川町となった、隣の旧鰍沢(かじかざわ)町内にある、鰍沢営業所まで行く。
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バスがやってきた。甲府駅発鰍沢営業所行きのバス。
これに乗ります。
【その2】につづく
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旅行記グループ
2019.1 空いた時間で、ちょっと山梨方面へ
この旅行記へのコメント (4)
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- Akrさん 2019/03/03 11:02:32
- 空いた時間の模範的な使い方ですね。
- Tagucyanさま
おはようございます。Akrでございます。
空いた時間の模範的な使い方ですね。Tagucyanさまは「空いた時間」や「用事ついで」の隙間時間の使い方が素晴らしい。私も見習わなくては・・・
中央特急からついにE257も引退ですか。慣れ親しんだ顔ですので無くなるのは寂しいです。つい最近まで中央特急といえば、E257とE351でしたから、その両方が無くなるのは残念ですね。ライナーも特急になるんですよね。実質的な値上げのような気がします。
山梨交通って国際興業カラーなんですね。東北でも岩手県交通が同じカラーです。
しかし、運賃表示が下一桁10円単位とは!私なら10円払って降りそう(笑)こういうのは知らないで乗ったら二度見しますよね。
そして、山梨交通に電車線があったんですね。初めて知りました。私も廃線好きなんですが情報が乏しくて、廃線跡なんかも辿るの難しくなって来てますし。非常に興味深いです。車両が保存されている事にもびっくり。
次回はバスに乗って、展開の読めないTagucyanさま流旅行記の「平常運転」ですね。
楽しみにお待ちしています。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2019/03/03 16:15:24
- 逆に言えばついでばかり(汗)
Akrさま
こんにちは。
考えてみれば、私の旅行記って「ついで」とか「ちょっと時間ができたから」ばっかりですね… 逆に皆さんのように、何日もかけてガッツリと出かける乗り鉄って、なかなかできてません。
少し前までスーパーあずさで走っていたE351系は、見た目も中身も相当ガタが来ていて、置き換わるのは時間の問題のような気もしましたが、E257系は思ったより早かったです。
常磐線のようなLED表示による着席サービスを早く始めたかったんでしょうね。
個人的には「スーパーあずさ」という慣れ親しんだ名称がなくなるのも複雑な気持ちです。
国際興業グループのバスは、みんなあの塗装に統一化しつつありますね。岩手県交通もですけど、私の親父の地元の秋北バスも最近はこの塗装です。たしか十和田観光も。
運賃表の表示が10円単位というのは、慣れないとどうにも違和感があるものです。しかも運賃表の機械そのものはよく見るタイプのものですからね。全国的にも、なかなか見たことがないですねえ。
展示されていたあの電車、あの存在があったので一度出かけようと思っておりました。あれがなければ、ただ廃線跡が道路として存在しているだけですからね。
さてここからは… 正月早々、マニアックなことをさせてもらっております(笑)
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Tagucyan
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- BTSさん 2019/03/03 08:34:39
- 山梨交通
- Tagucyanさまへ
おはようございます。
今回は山梨交通の電車線廃線跡を追いかける旅ですね。
いつもに比べ出発時間が遅いので特急を利用されたのでしょうか、それともE257系の乗り納めでしょうか?(謎)
私も甲府駅前から山梨交通の電車線が走っていたのは知っていましたが、どのような車両が走っていたのかはTagucyanさまの旅行記を拝見し知りました。カラーは伊予鉄道のオレンジ色と同じですね。結構目立つ色です。
山梨交通電車線が廃止して50年以上の年月が経っているので、鉄道施設の跡が全く残っていないのは残念ですね。唯一、緩やかなカーブの道路くらいでしょうか。
山梨県内のバス会社は、山梨交通と富士急の2社だけんですよね。特に県庁所在地の甲府駅周辺は山交の独占状態です。山交と言えば国際興業のグールプでしたね。最近では山交のカラーではなく国際興業のカラーをそのまま使っている車両もあるんですね。
運賃表示機には驚きました。1円単位を省略しているのは初めて見ました。地元以外の人は少し戸惑いますね。多分、今流行りの液晶式にすると費用が嵩むので3ケタ対応の古いい運賃表示機を使っていると思われます。こんなレトロさも山交の魅力かもしれません。
次は鰍沢へ移動ですね。続きを楽しみにしています。
BTS
- Tagucyanさん からの返信 2019/03/03 16:07:08
- 一度巡ってみたかったんです
BTSさま
こんにちは。
今回は、前半戦と後半戦で趣旨が異なっております。後半戦のことが最初にあって、それに前半戦の山梨交通電車線をくっつけたような感じでした。
10年くらい前、今回とは逆に鰍沢営業所から甲府駅までバスに乗ったことがあり、そのあとになってそれと並行した鉄道路線があったということを知り、今回いい機会なので再訪してみました。
甲府まではE257系に乗りましたが、この日は朝早く出かけるほど気合いが入らず、でも早く現地に着きたいということと、もうじきなくなるE257系に特急電車として乗っておきたかったというのがあります。あのあと、ホームライナーとしては何回か利用していますけどね(毎週金曜日の帰宅時に「1週間頑張ったご褒美」として乗ることが多いです)。
山梨交通の電車は、資料としては白黒写真ばかりなのでよくわからないのですが、こういうオレンジ色の車体はいかにも昭和な感じがしますね。こういう電車が、まだ田園風景が多く残っていたところをゆっくりと走っていたのでしょうね。
山梨県内の交通は、富士川水系周辺は山梨交通、相模川水系周辺は富士急行と、だいたい棲み分けができてます。ということで甲府周辺は山梨交通の城下町なのですが、富士急バスもやってきますし、各地からの高速バスもやってきて、駅前にいるといろんなバスが見られて飽きが来ません。
山梨交通の旧塗装はいかにも「ぶどうの郷」という感じですけど、最近は国際興業カラーに侵食されてきてます。
あの10円単位の運賃表、全国的にも珍しいと思います。BTSさんがおっしゃる説かなあと私も思いますけど、でもあの表示はなかなか慣れませんね。
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Tagucyan
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旅行記グループ 2019.1 空いた時間で、ちょっと山梨方面へ
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