2018/05/02 - 2018/05/08
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2018年ゴールデンウイークに,ルフトハンザ航空を利用して,イタリアのフィレンツェに6日間の個人旅行。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのホテルに滞在し,フィレンツェ・カードを利用して市内観光したり,チンクエ・テッレへの現地ツアーに参加した。
パート③では,ピッティ宮殿やミケランジェロ広場,サンタクローチェ教会,ウッフィッツィ美術館などのフィレンツェの観光ポイントや,映画・小説『インフェルノ』,映画『冷静と情熱のあいだ』,映画『ハンニバル』の舞台を巡った2日目(5月4日(金))午後の散策を掲載。なかなかの過密スケジュールだった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ピッティ宮殿
1457年豪商ルカ・ピッティがブルネルスキに依頼して建てさせたが,その後メディチ家が買い取り,歴代のトスカーナ大公の住まいとなった,横幅が200mを超えるルネサンス様式の大宮殿。パラティーナ美術館をはじめ7つの美術館・博物館が入っている。
12:00 直接宮殿中央の入口を入って,手荷物検査を受け,左手奥のブックショップでフィレンツェカードのレシートを発行してもらい,右手の入口へピッティ宮殿 城・宮殿
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見事な装飾の控えの間
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パラティーナ美術館
歴代トスカーナ大公のコレクション。特にラファエロとティツィアーノの作品に優れたものが多い。あまり時間がない中,ラファエロの2つの聖母像は見ておきたくて,駆け足で回ったパラティーナ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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リッピの「聖母子」
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ラファエロの「小椅子の聖母」
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ラファエロの「大公の聖母」
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ラファエロの「トンマーゾ・インギラーミの肖像」
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ラファエロの「ヴェールの女」
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カニャッチの「昇天する聖マグダラのマリア」
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ティツィアーノの「マグダラのマリア」
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ティツィアーノの「若者の肖像」
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天井画も素晴らしい!
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12:25 中庭の右手奥の入口からボーボリ庭園へ
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ボーボリ庭園
ダン・ブラウンの「インフェルノ」の舞台の一つ。ピッティ宮殿の裏側に広がる4万5千㎡もの庭園。コジモ1世が妻エレオノーラのためにトリボロらに依頼して造らせたもの。「トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群」の構成財産として,2013年に世界遺産に登録
まずは坂を下って,ブオンタレンティの洞窟へ。途中ピンクのきれいな花が咲いていて,鳥がさえずりが心地よかった。 -
バッカスの像
小説「インフェルノ」では,「肥えた裸の小男が大きな亀にまたがって像で,小男の睾丸が亀の甲羅にあたって押しつぶされ,気分でも悪いのか,亀の口から水がしたたり落ちている」と紹介されている(文庫版上巻の222頁)。 -
ブオンタレンティの洞窟
1583~93年に,フランチェスコ1世の依頼でベルナルド・ブォンタレンティが製作。小説「インフェルノ」の舞台の一つ(29節)で,ラングドンとシエナが追手をやり過ごすために隠れたところ。実際は,鉄柵があり,中には入れない。 -
三つの岩屋で構成され,手前の第1室には,壁と天井に虎や猿,鹿などのフレスコ画が描かれ,液状の岩の中にミケランジェロの「4体の奴隷像」のレプリカが,第2室には,ギリシャ神話のテセウスとヘレネーが抱き合う彫刻がある。
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小説「インフェルノ」(30節)で,ラングドンらはこの灰色の扉を通ってヴァザーリ回廊に入る。小説(文庫版上巻223頁)には,外側に取っ手がなく,真鍮の鍵穴があるだけとされていたが,現物は小さな取っ手が付いていた。
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フランチェスコ1世の妃ジョヴァンナ・ダウストリアの命によって造られた「奥方の洞窟」
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円形劇場の中央。小説「インフェルノ」によると(文庫版上巻215-6頁),ラムセス2世のオベリスクと”ローマのカラカラ浴場から運ばれた石の大水盤”で,ラングドンが表現するようにまさしく「世界最大のバスタブ」
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円形劇場に重機が入っていて,景色が台なし
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結構な坂道を登って,ストルド・ロレンツィ作とされるネプチューンの像が据えられた池へ。小説「インフェルノ」では「フォークの噴水」と表現されている(文庫版上巻214頁)。後ろの階段の上には「豊穣」の像
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庭園を東西に貫く「ヴィットローネ(糸杉の大通り)」
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小説・映画「インフェルノ」で,偵察用のドローンから身を隠しながらピッティ宮殿に向かうラングドンらが通る「ラ・チェルキアータ」。ロマーナ門方向に向かって傾斜のきつい下り坂
ボーボリ庭園 広場・公園
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「島の噴水」。門の上には,大公のシンボルであるカモシカ
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島の中央にあるのは「大洋の噴水」で,ナイル,ガンジス,ユーフラテス川の神が支えている。
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こんなユニークな彫像も
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振り返ると,高低差がよくわかる
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13:20 この像の前を通って,出口からロマーナ門へ
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ロマーナ門
小説・映画「インフェルノ」の舞台の一つ(20節)。1326年,町を囲む城壁を最後に拡張したとき,その一部として建築された門で,ロマーナという名前は,そこからローマへ至る道が始まっていたことに由来する。 -
鉄の鋲が打たれた大きな木造の扉や閂が残っており,扉の上にはフレスコ画(フランチャビージョ作の聖母子と四聖人)が見られる
ロマーナ門 史跡・遺跡
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門を出た広場の芝生には,ピストレット作の「Dietrofronto(まわれ右)」という彫像が鎮座している。小説「インフェルノ」では(文庫版上巻161頁),ひどくかさばる荷物を頭に載せて,門から去ろうとする女の彫像と記されているが,頭に載せているのも女性の像で,下の女性はローマの方を向いているが,上の女性は反対側のフィレンツェを見ており,思いがフィレンツェに残っているとか,世界に出会うためにフィレンツェから出ても,またフィレンツェへ戻って来るというメッセージを表しているらしい。
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13:42 ロマーナ門のバス停から市バス12番に乗車。昨晩ドゥオモ広場のタバッキで購入した乗車券に黄色のタイム・レコーダーで時刻を刻印
両脇にライオンと狼の石像が置かれたところから,ニッコロ・マキアヴェッリ通りに入る。この通りは,小説「インフェルノ」で,ラングドンとシエナが三輪バイクで逃げる場面(18節)に登場
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13:49 サン・ミニアート・アル・モンテのバス停で下車
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サン・ミニアート・アル・モンテ教会
250年に殉教した聖ミニアートを祀った礼拝堂が起源。断首された後,自分の頭を抱えてここまで辿りついたとの伝説がある。現在の教会は,1013年に建設が始まったもので,完成は13世紀。白と緑の大理石の美しい幾何学模様のファザードを持つ,フィレンツェ・ロマネスク様式の建物サン ミニアート アル モンテ教会 寺院・教会
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ファザード上部には,玉座のキリストとその両隣に聖母マリアと聖ミニアートをかたどったモザイクが見られ,頂点にある鷲は,1228年から教会を管理していた羊毛商人組合(カリマーラ組合)の紋章。このファザード,口を開け驚いた鶏の顔のようにも見える。口の下にピンクの草花も咲いていた。
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お昼の時間帯(13~15時)は入場できないが,教会前のテラスから旧市街の眺望を堪能
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イチオシ
「聖なる扉の墓地」というポルテ・サンテ墓地で,聖女の像を入れてドゥオーモの写真を撮る。
ポルテ サンテ墓地 史跡・遺跡
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14:00 鐘楼の鐘が鳴ったころ,小雨が降ってきた。しばらく雨宿りして待っても止まないので,傘をさしてポルテ・サンテ通りを下って,サン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会へ
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サン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会
ミケランジェロ広場の南。糸杉の林に囲まれ,ミケランジェロが「美しい田舎娘」と称賛した。クロナカ・シモーネ・デル・ポッライウォーロの設計により,1499年に創建されたルネサンス様式の教会サン サルヴァトーレ アル モンテ教会 寺院・教会
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入場は無料。内部の身廊も外観同様質素な感じ
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14:15 教会前の階段を下ってミケランジェロ広場へ。1258年にアルノ川南側(オルトラルノ)に拡張された市壁が,今もベルヴェデーレ要塞まで通りに沿って残っている(現存する最古の市壁)。
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ミケランジェロ広場
街の東南部,アルノ川畔の丘の上,フィレンツェの街並みを一望できる広場。この広場は,フィレンツェ遷都後の都市再開発の一環として,建築家ジュゼッペ・ポッジの設計により,1869~75年に建設。ポッジは,かつて丘の上の要塞建設プロジェクトの担当者であったミケランジェロに捧げるものとして,広場をミケランジェロ広場と命名した。ミケランジェロ広場 広場・公園
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広場の中央には,ミケランジェロのダヴィデ像の複製が立てられている。台座の彫像は,メディチ家礼拝堂の新聖具室にあるヌムール公ジュリアーノとウルビーノ公ロレンツォの墓碑に配置されている「昼と夜」,「曙と黄昏」の4体の擬人像の複製である
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旧市街を一望して,名所を撮影
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イチオシ
ヴェッキオ橋
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ヴェッキオ宮殿
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イチオシ
ドゥオモとジョットの鐘楼
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サンタ・クローチェ教会
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かつて造幣所が設けられたゼッカの塔
ゼッカの塔 モニュメント・記念碑
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ユダヤ教会
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イチオシ
14:35 つづら折りの並木道を下りて,ポッジ広場へ
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サン・ニッコロ門
ジュゼッペ・ポッジ広場にそびえ立つ。1324年城壁の一部として建設。16世紀にスペイン軍に包囲された際,砲撃の的にされるのを恐れて,他の市門は上層部が削られてしまったが,この門は唯一建設当時の高さと多層構造を残しているサン ニッコロ門 建造物
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アーチの内側には,聖母子とフィレンツェの守護聖人洗礼者ヨハネと聖ニッコロが描かれたフレスコ画が見られる。
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14:50 ポッジ広場から通りを渡ってアルノ川沿いの公園へ。この公園は,映画『冷静と情熱のあいだ』で,再会した順正とあおいが流れてきた曲を聞いて熱烈なキスをするシーンで,弦楽四重奏のコンサートが開かれた場所
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15:00 アルノ川沿いに西進し,グラツィエ橋を渡り,アルベルティ宮の角を入って,サンタ・クローチェ広場へ
アルノ川 滝・河川・湖
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ニコライ・デミドフ記念碑
トスカーナのために自己資産を拠出した,ロシア貴族で在トスカーナ大公国大使であったニコライ・デミドフ伯爵を称えるため設置された,ロレンツォ・バルトリーニによる記念碑 -
イチオシ
グラツィエ橋からヴェッキオ橋全景を撮影
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アルベルティ宮
ベンチ通りとサンタ・クローチェ通りが交差する角にある塔で,1階がロッジアになっている,アルベルティ家の塔。かつては今の倍近い高さがあったが,13世紀に敵対するギベリン派に襲われて壊されたとのこと。 -
イチオシ
サンタ・クローチェ教会
「聖なる十字架の教会」という意味で,フランチェスコ会の拠点として,アッシジのフランチェスコ自身が建てたといわれ,現在の建物は,カンビオの設計で1294年に着工し,1385年に完成。ファザードは,1857年から1863年にかけてニッコロ・マタスが制作した。サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会
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教会の左前には,ダンテ生誕600年を記念して設置されたエンリコ・バッジによるダンテの像
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フィレンツェカードで入場。身廊は広大な空間。この教会は,ミケランジェロ,ガリレオ・ガリレイ,マキャベリ,ロッシーニなどの著名人の埋葬場所としても有名で,「イタリアの栄光のパンテオン」とも呼ばれている。
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中央礼拝堂。祭壇画はアンドレア・デッラ・ロッビア作
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ガリレオ・ガリレイの墓
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ミケランジェロの墓。ヴァザーリの作
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修復士の人が壁から絵画を外して修復していた。
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ダンテの記念碑
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B.ダ・マイアーノの説教壇
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ドナテッロの「受胎告知」
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ロッシーニの墓(左),L・ブルーニの墓(右)
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聖具室のチマブーエの「十字架像」
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聖具室のフレスコ画。中央と上部がジョットの弟子のタッデオ・ガッディ作,左がニッコロ・ジェリーニの「ゴルゴダへの道」,右がスピネッロ・アレティーノの「キリストの復活」
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メディチ家の礼拝堂にあるフランチェスコ・サルヴィアーティの十字架降架
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パッツィ家の礼拝堂
サンタ・クローチェ教会の正面右手の中庭の奥。ルネサンス建築の傑作とされる,プルネレスキが設計した礼拝堂(1429年起工)。正面は6本のコリント式列柱が並ぶ柱廊となっている。
映画「ハンニバル」のパッツィ主任刑事は,パッツィ家の末裔という設定で,この中庭も,映画に1時間過ぎに映る野外オペラの会場として登場する。オペラは映画のために作られたもので,流れてくる音楽はアイルランド出身の作曲家パトリック・キャシディによる「Vide cor Meum」という曲(https://www.youtube.com/watch?v=OpQHAbIwNB0) -
内部は白の漆喰とピエトラ・セレーナと呼ばれるグレーの石の組み合わせたシックな造り。小さな礼拝堂のクーポラには,サン・ロレンツォ聖堂の旧聖具室と同じ主題の「1442年7月4日のフィレンツェの空」が描かれている。彩色テラコッタによる十二使徒のメダリオンも,ルカ・デッラ・ロッビア作。聖アンドレアのステンドグラスは,アレッシオ・バルドヴィネッティ作
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サンタ・クローチェ広場
フィレンツェ最古の広場で,毎年サン・ジョヴァンニの日(6月24日)に,4つ地区に分かれて戦う伝統的な球技大会「カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ」の決勝戦が開かれる。1530年神聖ローマ帝国軍に包囲されたフィレンツェで,市民の士気を高めるために始められたのが起源だとか。 -
広場南側には,ファザード全体に描かれたフレスコ画「徳と神性」が特徴的なPalazzo dell’Antella(アンテッラ宮)。下段の左から4番目のパネルには,カラバッジョの「眠れる天使」のコピーも。また,建物の窓と窓の間隔はサンタ・クローチェ教会に向かってだんだんと狭く造られている。サンタ・クローチェ教会を美しく見せるために,奥行き深く見せるための視覚効果をねらったものらしい
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広場の西側には,19世紀に造られた,ピンク色が混じった大理石製の噴水もある。
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15:45 トルタ通りとアングイッラーラ通りを抜けてサン・フィレンツェ広場へ -
イチオシ
サン・フィレンツェ広場
小説「インフェルノ」のプロローグに登場する場所。「わたしは影だ」と名乗る男(ベルトラン・ゾブリスト)が,この広場の売り子たちの間をすり抜け,バルジェッロ国立博物館の前を過ぎ,バディア・フィオレンティーナ教会の尖塔をめざして西に突っ切る。 -
バディア・フィオレンティーナ教会
978年にベネディクト派の修道院して創建され,13世紀後半に建て直された。鐘楼は14世紀初めのもの。ダンテは,その著書「新生」で,思い人のベアトリーチェと初めて会ったのがこの教会のミサだとしている。バディア フィオレンティーナ教会 寺院・教会
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イチオシ
「インフェルノ」の冒頭,ゾブリストはこの鐘楼に登り,追いつめられた末,飛び降りる。
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地球の歩き方では,月曜日のみ開場とされていたが,土曜日のこの日も内部に入ることができた。月曜日(15~18時)のみなのは,オレンジの木の回廊だったみたい。
身廊奥のジョヴァンニ・ドメニコ・フェレッティのフレスコ画が美しい。 -
バルジェッロ国立博物館
建物自体は,1261年にポデスタ(行政長官)の館として建てられもので,1574年にメディチ家によってポデスタという役職が廃止されると,バルジェッロ(司法長官)の役所兼邸宅となり,バルジェッロ宮殿と呼ばれるようになり,その後1865年から博物館として使用されるようになった。現在は,ミケランジェロやドナテッロなど,ルネサンス彫刻を集めた博物館になっている。バルジェッロ国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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16:04 フィレンツェカードで入館。セキュリティチェックあり。
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代表委員会の間には,ドナテッロの大理石とブロンズの二つのダヴィデ像や「聖ゲオルギウス」など。奥の壁に掲げられた,ギベルティとブルネレスキが洗礼堂扉の彫刻コンクールで競った「イサクの犠牲」は見落としてしまった。
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シニョリーア広場に置かれているドナテッロのマルゾッコのオリジナル
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ドナテッロのダヴィデ像
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ジャンボローニャの「ピサを征服したフィレンツェ」の寓意像
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16:20 サン・フィレンツェ広場からゴンディ通りから,シニョリーア広場を経由して(写真はヴェッキオ宮殿前に立つダヴィデ像の後ろ姿),ウッフィッツィ美術館へ
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ウッフィッツィ美術館
「ウッフィッツィ」とは,イタリア語で事務局のこと。トスカーナ大公国の行政事務局をひとつにまとめるため,コジモ1世がヴァザーリに命じて,1560年から建設。フランチェスコ1世が建物の最上階の回廊に美術品を陳列し始めたのが美術館の母体となった。
16:35 1番入口付近のフィレンツェカード専用のラインから。セキュリティチェックのため,10分位待って入館ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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第2室 ドゥッチョ・ディ・ボンインセーニャによる『マエスタ(荘厳の聖母)』
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第2室 ジョット・ディ・ボンドーネによる『マエスタ(荘厳の聖母)』
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第8室 フィリッポ・リッピ の『聖母子と二天使』
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第9室 ピエロ・デッラ・フランチェスカ の『ウルビーノ公夫妻の肖像』
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第10~14室 ボッティチェッリ の『ヴィーナスの誕生』
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第10~14室 ボッティチェッリ の『プリマヴェーラ(春)』
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第15室 フーゴー・ヴァン・デル・フース の『ポルティナーリの祭壇画』
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左の絵に描かれている聖マルゲリータの足下のドラゴン !!
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第18室・トリブーナ
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映画「インフェルノ」で,ラングドンたちがヴェッキオ宮殿まで向かう際に通った廊下
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アルノ川に面した第2廊下(南回廊)の窓から,ヴェッキオ橋を撮影
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ヴァザーリの回廊
ピッティ宮殿から,ヴェッキオ橋の上を通ってアルノ川を渡り,当時の行政事務局であったウッフィッツィと執政所であったヴェッキオ宮殿までをつないだ全長約1kmの回廊で,スキャンダルの絶えなかったメディチ家の人々が誰にも気付かれずに,また,暗殺の危険を避けて安全に行き来することができるように,コジモ1世がジョルジョ・ヴァザーリに命じて1565年に建設した。息子フランチェスコとオーストリア皇女の婚礼に間に合うよう5か月で完成させたという。
第25室と第34室の間のヴァザーリ回廊の入口。映画「インフェルノ」でも,ラングドンらがここから出てくる場面がある。残念ながら,市消防局からの指導に基づき,2016年7月12日から閉鎖中。特にその旨の貼り紙等はなかった。再開は2020年になるようだ。 -
第35室 ミケランジェロ の『聖家族』
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第3廊下の突き当たり バチカン美術館のラオコーンを16世紀にコピーしたもの
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テラスに出て,ヴェッキオ宮殿を撮影
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第60室 ロッソ・フィオレンティーノ の『音楽天使』
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第61室 ポントルモの『祖国の父コジモ』
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第66室 ラファエロの自画像
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第66室 ラファエロの『ヒワの聖母』
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第74室 バルミジャニーノの『長い首の聖母』
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イチオシ
レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋(第79室)には,大勢の見学客が絵の前を占領していた。残念ながら,5年をかけて洗浄修復がなされたという「東方三博士の礼拝」は,今回は見ることができなかった。
この『受胎告知』は,CREA Traveller №50に紹介されていたように,右斜め下から見てみたもの -
第83室 ティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』
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第90室 カラヴァッジョの『メデューサ』
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第90室 カラヴァッジョの『バッカス』。2016年に国立西洋美術館で開催されたカラヴァッジョ展で見た1点
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第92室 ゲラルド・デッレ・ノッティの『幼きキリストへの崇拝』。こちらも2016年のカラヴァッジョ展で見た1点だ。
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17:40 ショップで絵葉書を買ってから退館。東側のカステッラーニ通りに出た。レオーニ通りからプロコンソロ通りを北上してドゥオモ広場へ -
ブルネレスキのクーポラ
クーポラ(大円蓋)は,その規模の大きさゆえ誰も手を付けなかったが,公募の結果,二重構造を提案したフィリッポ・ブルネルスキにより,1436年に完成 -
最頂部の高さは107m。クーポラ頭頂部のランタン(明り取りの先端部)は,公募によりミケロッツォの建築方法が採用され,1461年に完成。天頂にあるブロンズ製の玉は彫刻家ヴェロッキオの製作。弟子のダ・ヴィンチもデザインに係わったらしい。
17:50 予約していた18時からのクーポラ登頂(オンラインではそれだけを予約することはできず,共通チケットをオンライン予約し,同時にクーポラの入場時間の予約をするしかない)。もう行列ができていて,入場したのは13分過ぎだった。 -
受付係の人にバウチャーを示してドゥオモ内に入り,写真左の入口手前で共有チケットのバーコードを読み取らせて入場。クーポラの展望台までは,ここから464段(463段とする文献もある)の階段を昇り,91mの高さまで
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途中,彫刻などの美術品が展示されているエリアを通り,クーポラの基底部の歩廊へ
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回廊からヴァザーリの「最後の審判」をまじかに仰ぎ見る。半周すると,再び昇り階段が待ち構えていた。
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二重構造になったクーポラの間を抜ける階段を昇る。
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イチオシ
展望台に到着し,ジョットの鐘楼などを撮影
映画「冷静と情熱のあいだ」で,あおいの30歳の誕生日に一緒に登ることを約束した場所。別離後,10年の想いを越えて登った順正は,ここであおいに出会うドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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18:40 下りは,上りとは別ルート。建設時の用具などの展示を見て,地上に
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18:55 ドゥオーモ南側の出口からストゥーディオ通りへ。創業1860年の老舗のお土産物店ペーニャで,おみやげのチョコレートと紅茶を購入
ペーニャ スーパー・コンビニ
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19:25 ドゥオモ広場に戻る。クーポラの下に,建築家バッチョ・ダーニョロがクーポラの赤とのコントラストを考えて白大理石の張り出し回廊を設計したが,ミケランジェロから「コオロギの籠」と酷評され,工事を中止したという回廊がある。
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クーポラ最頂部の黄金の玉は,1492年と1600年に嵐のため落っこちたことがあるらしい。最初に落下した場所には円形の白大理石が埋め込まれ,今も残っている
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ドゥオモ広場にある食材店アンティーカ・カンティーナ・キアンティで,おみやげに色々な形のパスタと,るるぶに紹介されていたリゾットの素を購入
ランティーカ カンティーナ デル キャンティ 専門店
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19:40 プロコンソロ通りにあるフィッシング・ラブ・アッレ・ムラーテで夕食
リストランテ アッレ ムラーテ イタリアン
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20:40 シニョリーア広場に行ってみた。
シニョリーア広場 広場・公園
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カルツァイウオリ通りにある老舗チョコレート&ジェラート店ヴェンキで,キャラメルとストロベリーのジェラートを。店内のチョコレートシャワーが凄かった。
ヴェンキ チョコレート ジェラート (Calzaiuoli店) スイーツ
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