2017/12/11 - 2017/12/12
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tadashiさん
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今回の旅の最大の目的地はサンセバスティアンです。2017年12月11日の夜に到着。翌12日は同行の皆さん(彼らはフランス側のサン・ジャン・ゴ・リュズ、バイヨンヌそしてサンセバスティアンの東隣のオンダリビアの3か所と忙しく駆け回った)とは別行動で、仲間のMさん、Iさんとおじさん三人組で丸一日、サンセバスティアンを歩き回った。
というのも、Mさんと私は前の年にピレネー縦断の旅でこれらの地は訪問済みであったことと、サンセバスティアンを満喫したかったからです。
11日の夜はキッチンが見える形式のホテル内のレストランでおいしいディナーをいただき、翌朝は皆のバス出発を見送りながら、小雨が振ったりやんだりの天候の下、まずコンチャ湾の海辺の中間点にあるミラマール宮殿を通り抜けながら、浜辺に沿った遊歩道を旧市街のほうに向かった。途中、湾には大きくてきれいな虹がかかったりした。旧市街に入ると、まずは市場に行こうとした。通りかかった現地のご婦人に道順を質問したりして到着。市場はもう早朝の喧騒は終わってしまっていて、静まり帰っていた。市場の外の露店のほうは活気があった。市場内では、バルがあり一人の青年がメリエンダ用にタパスやピンチョスの準備をしていた。するとこの青年が「ハポネセス(日本人)か?」と聞いてきた。NHKの「テレビでスペイン語」という番組のテキストを引き出しから取り出してきて見せてくれた。この市場やこのバルが番組に登場したのだった。オリーブ類のお店で何点かお土産を購入した。この地方の名物のしし唐「ピミエントス・パドロネス」に興味があったので、セミージャスのお店があれば、場所を教えてほしいと店主に尋ねた。「マップにマークしてくれるだけでいいんだ。」といったのだが、自分の店を女性店員一人に任せて、案内するというのだ。それじゃ行為に甘えすぎるといったが、手を取って案内してくれた。市場から100メーターくらいのとある横丁のお店まで連れて行ってくれた。バスクの人たちはとても親切だと実感した。
旧市街をぶらついて、わたしは帽子を買ったり、Mさんは持参してきた傘が壊れたので買ったりした。不思議なもので、傘を買って店を出ると雨は完全に止んでしまった。
旧市街に隣接した小さな港の付け根にある水族館に入った。とあるコーナーの入り口に「GYOTAKU」というアルファベットの看板があった。最初はこれはバスク語かな?どういう意味なんだろ?などと三人で話していたが、Iさんが「魚拓」だ!とひらめいた。sushi、manga、judoだけじゃなくgyotakuもスペイン語に取り入れられたんだと変に感激。
水族館を出るとおなかもすいたし喉も乾いてきたので、近くの港の見えるレストランで早めのランチ。最初は我々だけだったが、後からフランス語を話す女性組も入ってきた。
昼食後は、コンチャ湾やサンセバスティアンの街を一望しようと、MONTE URGULL(ウルグル山)に上り、カンチャ湾、サンセバスティアン、カンタブリア海、オンダビリ湾や遠くのピレネーなどの絶景を楽しんだ。
下山してそろそろバルでトイレタイムを兼ねて一杯しようとサンタマリア教会の近くのバルに行ったが、あまりの混みように恐れをなし、トイレだけちゃっかり拝借して出てしまった。
サンタマリア教会でも見学してみようかと行ってみると、「フィエスタ・タイム」で一時閉門だった。やむなくすこしぶらついているとサンヴィンセント教会の隣あたりで美術館・博物館に遭遇。前の日にゲルニカでの石板壁画を見たが、おりしも「ピカソのゲルニカにオマージュをささげる展示会」が開かれていたので、入場。ピカソのゲルニカ・オマージュだけでなく中の館員に「ぜひバスク文化の歴史表示があるので見ていってほしい!」といわれ、そちらも興味深く見て回った。
フィエスタ・タイムも終了時刻となったので、サンタ・マリア教会へと取って返し、じっくりと見学させていただいた。入場料は無料でいくばくかの寄進をした。写真もノーフラッシュで可であり、教会内の厳かな空間にはなにかのミサ曲が静かに流れていた。
昨年も行った憲法広場(ぷらさ・で・ら・こんすてぃしおん)の中のバルに行ってみたがまだ開いていなかった。
しばらく旧市街をぶらつき、結局は昨年もMさんと行ったレストランで夕食をとることとした。まだ現地の人々やヨーロッパからの観光客からすると宵のうちにも入っていないと見えて、入ったときは我々が口開けの客だった。しばらくしてコリアン観光客が数人入ってきただけだった。店はイタリアからの移住だという母娘で切り盛りしているのだという。
少し暗くなってきて、ほろ酔いのいい気持ちで、市役所前でタクシーを拾ってホテルに帰った。運ちゃんがバスク人でバスク語の挨拶を二つほど覚えさせられたが、もうすっかり忘れてしまった。ごめんね運ちゃん。
明日は帰国、荷物を整理し、早めに眠りにつく。
表紙の写真はコンチャ湾に浮かぶサンタクララ島の上空にかかったきれいな虹です。
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2017年12月11日
すっかり闇に包まれたころ、このホテルに到着。 -
エントランスの雰囲気
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ホテルのバーカウンタ
ここでは結局、飲まなかった。ちょっと残念。 -
ロビーの風景
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バランス・ボールのような椅子がありました。
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「終わりよければすべてよし」という格言がありますが、ツアー会社のプランナーも考えていますね。
最後のホテルをレベルアップして印象を良くしようという戦術がわかります。 -
夕食のホテル内のレストラン
シェフたちのきびきびした働きがオープンになっています。
サーヴするカマレーロも細マッチョでイケメンです。ひげもよく似合っています。
チェフはバスク帽を想起させる帽子をかぶっています。 -
アペタオザーはたっぷりの品数の多いエンサラーダ
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主催は分厚いポーク。
我々をずっと安全に運んできてくれたバス・ドライバーもこの味に感激。
あとで、シェフにお礼の言葉を述べに行きました。
飲み物はリオハのロゼ。 -
ポストレはとてもおいしかった。
チョコレート菓子でした。 -
2017年12月12日の早朝
ホテルの部屋のベランダから眺める空 -
月が残っています。
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望遠で目いっぱいズームしてみます。
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左手のほうにはモンテ・イゲルド「イゲルド山」が見えます。
ここも頂上付近をズームしてみます。
ここはやはり前年に観光していますので今回はスキップしました。
故園地のような設備があります。
ここには麓近くからケーブルカーがあります。 -
バスでフランスバスクの三つの街に出かける皆を見送って、宿泊したホテルの全景をとってみました。
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ホテルのすぐ前の道を右に折れて降りていきます。
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一緒に歩くMさんとIさん。
いい感じの歩道です。 -
なにやら立派な建物が見えてきました。
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ミラマール宮殿に出てきました。
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この門から宮殿の前庭に入っていきます。
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宮殿の内部見学も時間帯によってオッケーの様だが、我々が行った時は「no」と断られた。
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ちょっと前庭の奥から宮殿の全体をとってみます。
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宮殿前のベンチで絶景を楽しむMさん
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もう一度宮殿全景を記録に残す。
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ミラマール宮殿の展望スペースからの風景点描
右手奥のモンテ・ウルグル。この山のふもとに旧市街があります。 -
宮殿のすぐ下のコンチャ湾の浜辺と白波。
そしてサンタクララ島が浮かんでいます。 -
左手にはモンテ・イゲルドがみえます。
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モンテ・イゲルドのコンチャ湾に落ち込むところに何やらモニュメントも見えます。
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モンテ・イゲルドのコンチャ湾の麓に外海からの波が打ち付けています、
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宮殿から浜辺のほうへ降りて、旧市街に向けて歩き開始します。
浜辺では愛犬と戯れる地元の人が浜辺を独り占め中。 -
遊歩道の途中にはこんなカラフルなトンネルを抜けます。
海の中を歩いているような気がします。 -
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雨も少し小止み状態
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IさんとMさんの前に回ってきた道を見てみます。
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虹が出てきました。
サンタクララ島の右側から立ち上がって -
ミラマール宮殿の左側に落ち込んでいます。
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虹の写真追加しました。
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虹の写真追加しました。
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虹の写真追加しました。
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虹の写真追加しました。
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晴れ間も少し見えてきました。
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素敵な遊歩道でした。
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旧市街が近くなってきました。
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移動メリーゴーラウンドが小雨の中ぽつねんと多々づンでいます。
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市役所も趣があります。
帰りのタクシーはこの前で拾います。 -
市場の場外にはいくつか花や野菜や果物の露店が出ていました。
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市場に入ってみました。
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肉ルイの店舗
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昔は使用されていた市場のお店の場所を表すインジケータ。
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バカラウの切り身を扱うお店
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市場内のバルのお兄さんがNHKの「テレビでスペイン語」のテキスト・ブックを見せる。
佐久間良子と平幹二朗の息子の平岳が出演者だった。 -
オリーブのお店の店主に野菜の種屋さんに連れてきてもらった。
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種屋さん
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場外の果物店
とても素敵なレイアウトです。 -
この小道を超えて港のほうへ行ってみます。
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この小路のとあるお店のショーウィンドー
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水族館入り口
撮影禁止のようなので中の写真はありません。
でも、みんなとっていましたね。わたし達は順守しました。 -
展示物は撮影禁止なので水族館の窓から数枚海をとりました。
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水族館のあとはちょっと早めのランチをとったレストランの様子
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飲み物は地元のチャコリ
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お昼ご飯食べて元気いっぱいでモンテ・ウルグル山に登りましょう。
登り口近くの港の様子 -
この教会のような建物の近くから山道に抜けていきます。
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左側にコンチャ湾を見ながらスパイラルな道を登っていきます。
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前歩にカップルが先行して歩いてます。Mさんはショートカットのより急坂の路をチョイス。Iさんと私は大回りでも緩やかな路を歩きます。
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海を覗き込むとカヤックに乗っている人が見えました。
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とちゅに海をにらむ大砲の一群がありました。
守りのかなめですね。 -
サンタクララ島も下になって見える高さまで登ってきました。
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急坂で緑濃い道を登ります。
もうすぐ頂上部につきます。 -
石造りの城壁が鎮座しています。
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サンタクララ島とモンテ・イゲルド方向の風景右の海はビスカヤ湾というかカンタブリア海ですね。
いい天気になってきました。 -
ビスケー湾、カンタブリア海方向の大海原
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コンチャ湾の浜辺の中心部方向。
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城塞には白亜のキリスト像が街を見守っています。
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赤い屋根の街は旧市街一帯ですね。
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頂上で一息入れています。
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頂上の城塞部にも大砲が数基おかれています。
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銃眼からの空間は小さな額縁
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城塞には小さなバジリカのようなものがありました。
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もう一度城塞とキリスト像を眺めて。
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さあ、下山しましょう。
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途中コンチャ湾の隣のスリオラ浜辺が見える場所があります
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こちらの浜辺もシーズン中はきっと混雑するのでしょうね。
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旧市街に戻ってきてまずちょっと一杯、と考えてサンタマリア協会のすぐ近くのバルにいった。ものすごい混雑でトイレを借りるだけで退散。
時間をつぶそうと思い、サンタマリア協会に行ってみるとファサードは閉じられた板。シエスタタイムのようだった。 -
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博物館、美術館に遭遇。
こちらの建物ではバスクの歴史などの展示物でいっぱいだった。
さらにこの左横の建物は勝手の教会の一部だったところで大きな古い時代の壁画があった。 -
こちらがエントランス。
こちらの近代的建物部では特別展「ゲルニカ」が行われていた。
ゲルニカの部分を切り取った図案のものや、色彩を付けたもの、大きくデフォルメしたものなどたくさんのゲルニカに出会った。 -
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美術館の近くにはサンヴィンセンス教会。
こちらは入場しなかった。 -
サンタマリア協会のファサードが開いたので、入場。
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荘厳なミサの曲が静かに流れていた。
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香炉も立派なものです。
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憲法広場にやってきました。
真四角な広場で各辺に建物が建っている。 -
一回にはバルやカフェ、レストランがならんでいる。
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まだ時間が早すぎるのか、ほとんど店は開いていない。
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昨年mさんと来て飲んだ店も二軒とも未だ営業開始していなかった。
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旧市街の去年きたレストランというかトラットリアにすることにした。
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まず地元のセルベッサで乾杯。
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クロケタ
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メヒジョネス
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プルポデガジェゴ
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リオハの白ワインでまた乾杯。
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占めはパエリャ
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お店のこの飾り鏡の後ろを地下に降りるとトイレがあります。
鏡に途中から入ってきた韓国の観光客が移っています。 -
これからが本番の時間帯ですが、明日は帰国朝も早いので切り上げます。
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昼間見たメリーゴラウンドにも明かりがついて回っていました。
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タクシを市役所前で捕まえ、ホテルに帰ります。
話好きの気のいいバスク人でした。 -
ホテル・ロビーもクリスマス・ムード。
おやすみなさい。
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